2週間程前だったか、ラジオで男性アイドルが「東京って、まだ梅雨入りしてないよね」と話していました。
大阪は5月16日に入梅したので、「新聞なんかをしっかり読んでいないのかな」と思っていたら、読んでいないのは私の方でした。
今日、「関東甲信地方は梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。
大阪からは500km。緯度においては1度しか違いません。しかし梅雨入りの誤差1ヵ月。小さくても違いの大きい国、それが日本です。
週末は水無月の池原ダムへ。
曇りのち雨の予報も、そこまで降られませんでした。
時折晴れ間も見え、新緑が美しい季節です。
この時期、ブラックバスという魚は産卵を意識し、浅いところまで上がってきます。大きな魚を狙って釣れる可能性が上があるのです。
記録級の可能もあるのが聖地・池原ダム。多摩ナンバーも見え、全国からモンスターハンターが集まってきます。
トボトスロープもゴールデンウィークに次ぐ賑わいでしょうか。
幸先よく50cm、2kgの魚が釣れました。
ここからと行きたいところですが、今回はボートトレーラーの車検があります。
早めに昼休憩に上がり、村の自動車工場までけん引します。
これがなかなか気を遣うのですが、無事届ければミッションの半分は終了。
きなりの郷の駐車場に車を止めて昼食&昼寝です。
薫風を味わいながら、たっぷり1時間半の午睡。
野外での昼寝ほど、私が好きなものはありません。
その後もう一匹、50cm足らずですがコンディションの良い魚が釣れました。
こちらは産卵がらみの魚です。
比較的浅い所に産卵するのは、ふ化に太陽光が必要だからと言われています。
底が砂や泥では濁りやすく、底が岩や石などの場所を好んで産卵床をつくるのです。
汚い布団を好む人などいませんから、基本は生き物として変わりありません。
もっと言えば、オスとメスがペアになったら、この産卵床まわりでイチャイチャしているしか言いようのない行動をとるのです。
ブラックバスはとても人っぽい魚で、そのあたりも愛おしい理由なのだと思います。
こちらは産卵に関係のない魚。
40cm弱なら多少余裕があるので、撮ってみました。
早めに上がり、大和路をのんびりドライブで大阪に帰りました。
「水無月」の「無」は、「の」にあたる助詞で、「水の月」を表わします。
「水張月」と呼ばれることもあるようで、水田の景色にもマッチするのです。
命の源は水です。
そういう意味では、最も生命感あふれる季節と言えるのです。
流石にイチャイチャする年齢ではありませんが、心に潤いを与えて上げることは大切です。
私にとって潤いとは?
これは間違いなく仕事。
水張月に新しいことが始まる予感がするのです。
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
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