土曜日はマイベストプロのセミナーでした。
申し込みは15人あったのですが、参加者は8名。「暑さのせいもあるので、がっかりしないでください」とは事務局の声。
私は一人でも全く問題ありません。ゼロはちょっと辛いですが。
まずの課題はもう少し、資料を絞っておく事。しかし、コウストダウンのノウハウを余すところなく記載した資料なので必ず役に立つと思います。
手伝いに来てもらった妻に言われたのが、もう少しに抑揚をつけること。元来が早口なのでこれらも勉強です。機会があれば是非チャレンジしたいと思います。
日曜は朝一番の新幹線で東京へ。
その足で「四丁目の家」の現場を見てきました。その後クライアントと打合せ。この件はまた「現場日記」へUPしたいと思います。
今日は朝から、施工会社と打合せでした。その後、3時からある企業を訪問する為に広尾へ。
メトロの駅を降りて歩いていると、初めてのつもりが、この外国人の多さとともに、来たことがあるような……
「ホームワークス」という店舗を見つけ、やっと思いだしました。
「広尾散歩通り」と呼ぶそうですが、その曲がり角にある、ハンバーガーとサンドウィッチの店です。
訪れたのは1998年の春だったと思います。私にとって初めての商業施設「Spoon Cafe」の設計依頼をもらった頃でした。
丁度マクドナルドのハンバーガーが80円の時代でした。クライアントである大学時代の後輩から「東京には大人の男性が昼食として満足できるハンバーガーを1000円で売っている店がある」と教えて貰い、一緒に見に来たのがこの店だったのです。
近くに大使館が多く、外国人客が多いという特徴はありましたが、それでも1000円のハンバーガーは衝撃でした。
その時食べた、アボガドバーガーは刺激的でした。「ハンバーガーってこんなに美味しいものか。これなら1000円は貰える」と思ったのです。
分厚いハンバーグを中まで火を通し、こんがり焼きあげるには炭火しかない、ということも分かってきました。
これらの良いところを勉強し、カフェの役割とは何かを考えながら、出来上がっていったのが「Spoon Cafe」なのです。
この時の新幹線代は、クライアントが支給してくれました。初めて仕事上の交通費を貰い、27歳に私にとって、只々楽しい勉強会だったのです。
偶然通りかかり、そのお店が11年変わらぬ姿でありました。
そのお店も、Spoon Cafeも支持され続けているのは、偶然ではないと思いたいのです。