カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

4時間の山道はワクワク時間だった‐2106‐

金曜日の仕事が終わり、急いで大阪を発ったのが20時半頃。

南阪奈道を五條ICで降りて、十津川から新宮へ抜ける168号線を南下します。

そのまま熊野市まで行って311号線に乗り換え、169号線で瀞峡の横を抜けるように北上すると下北山村です。

下北山村の池原ダムに到着したのは24時頃。3時間半ほど掛かりました。

仮眠して、翌朝トボトスロープから湖上にでるのが私の休日ですが、今回釣りはお預け。仕事にやってきたのです。

最後に来たのが昨年11月だったので約半年振り。

知り合いと何人かに会い、いそいそと準備をする姿を横目に、所要を済ませて現場へ向かいます。

この計画の相談を受けたのは、コロナが明けた3年前の春でした。

本当に様々な課題を乗り越えて、ようやくここまでやってきたのです。

先日クライアントから、着工時の写真を送って貰いましたが、この日は建築会社の社長も交えた3者での定例会議1回目でした。

重機が搬入されていました。

会議は13時からなので、現場の様子をカメラ、ビデオで撮影します。

半日撮影の時間を取れることは稀で、ある意味贅沢ともいえます。

重機がもち込まれ、電気屋さんは配線を外しているところでした。

天気は最高で、早速ドローンで周辺を、そして内部も撮影します。

リノベーションは出来上がっていく過程がダイナミックで一番面白いのです。

『 建築家・守谷昌紀TV』にUPするつもりなので、よければご覧下さい。

15時過ぎまで打ち合せして、そのまま大阪に戻ります。

帰りは距離的にショートカットできる425号線で十津川まで抜けることにしました。

一度通ったことがあるので、快走ルートではないがどうしようもない酷道(ひどい道路という意味)ではないことは把握していました。

それでも、アップダウンはかなりあります。

頂上付近、1車線の白谷トンネルを抜けると一気に視界が開けました。

快晴なら気持ちよさそうなところです。

気温も低く、まだ桜が咲いているところもあります。

ガードレールが老朽化していたり、それなりの大きさの石が転がっていたりもします。

この付近はやや広いですが、狭いところも結構ありました。

時間は少し早くなりますが、私的には大回りの311号線、瀞峡経由かなと思っていました。

30年前に池原ダムに通い始めたころは、169号線も工事中のところばかりで、川の西側から対岸の仮道路へ誘導されたり、1車線のところもあったりで、4時間近く掛かっていたと思います。

2003年に伯母谷ループ橋が完成してから、一番厳しい峠越えがなくなり、2時間時代にはいりました。

時間が掛かることが嬉しいとまではいえませんが、ゆっくり考え事をする時間を、3時間半貰ったと考えれば、それはそれで価値があります。

何より、若い頃は4時間の山道運転を大変と思わず、むしろワクワクしながら通っていたことを思い出していました。

色々な経験をし、喜びが目減りすることを「知恵の悲しみ」といいます。

そういった部分も勿論ありますが、心はできるだけフレッシュでいたいものです。

どのくらいの頻度で通えるかは分かりませんが、折角なので、仕事と釣りを織り交ぜて書いていければと思っています。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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残り桜とクマバチ‐2104‐

週末は夏のような日差しでした。

冬の間は葉を落としていた公園の藤棚。

新芽が少しずつ顔を出していました。

すでに4月の中旬ですが、残り桜まで見ることができました。

近年は開花が早くなる一方だったので、こんな年があると気持ち的にはほっとします。

温暖化が収束した訳ではないにしても、です。

クマバチがホバリングしてから飛んでいきました。

どの花にするか、品定めをしていたのでしょう。

「クマバチ」とかいても読み方は「クマンバチ」。どことなくユーモラスで憎めないヤツです。

イチョウの若葉は色鮮やか。

こちらの木は青々としています。

同じ樹種でも、これほど違いがあるのが自然です。

普段はなかなか買い物に行けないので、休日の会社へ行く前に、日用品や食料を補給します。

焼き鳥を安く売っている店では、朝早くから店員さんが準備をしていました。

働き方は人それぞれですが「勤勉」を見て、嫌な気持になることはありません。

新社会人も少しはペースが掴めてきた頃でしょうか。

弁護士でタレントの橋下徹さんが、大阪府知事に当選したのは2007年の12月でした。就任後、以下のような話が、ニュースでよく取り上げられました。

就任当初、大阪を大きく変えるために、始業前の朝礼を提案すると、府幹部から「始業前の朝礼は超過勤務になる」と指摘されます。「ならば勤務時間中のたばこ休憩や私語は全部減額させてもらう」と反論したそうです。

2008年の3月。 若手職員との初めての朝礼で、この話を披露しました。

すると、ある職員が立ち上がり「どれだけサービス残業をやっていると思っているのですか。あなたはきれいなことを言っているが、職員の団結をバラバラにするようなことを言っている」 と発言。

「ありがたい意見。是非議論を」と返したのです。

府幹部の意見、職員の意見が100%正しいので、何か意見を書くことは止めておきます。多くのリーダーは同じ気持ちでしょうから。

1994年の4月。社会人1年生の私が、喜んで早出して掃除をしていたかと言えば、それはありません。

全く反対で「仕事って長いなあ」と思っていました。9時半始業で、終業は21時半くらい。少し遅くて23時くらいは普通で、確かに長かったのですが。

しかし今、そんなことを思うことはありません。

従業員から経営者になったのもありますが、私を必要としてくれる仕事があり、ただそれに応えたいとハチのように働いてきただけです。体の持久力も、精神の持久力も1年生の時と全く違うからです。

残り桜と若葉が瑞々しい公園で、30年前を少し思い出してから会社に向かいました。

今年の桜はこれで見納めでしょうか。

最後にもう一度、2024年の桜を上げておきます。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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桜せつなく‐2102‐

今日は生憎の天気でしたが、昨日は好天に恵まれました。

南から光を受けている時の阪急百貨店は、特に美しく映えます。

低層部は以前の阪急百貨店のデザインを活かし、2010年から順に高層部が開業しました。

向かいの阪神百貨店も、同じように旧百貨店部を活かし高層化した建築です。

2022年に全館が開業しました。

しかし北向きにつき、光の受け方は正反対になります。

長年のライバルだった阪急と阪神が、大阪梅田ツインタワーズ・ノースとサウスに名前を変え、同じ企業になるのですから、時代は変わるものです。

2つの高層ビルを縫うように走る御堂筋を南下すると、色づいた街路樹が見えてきます。

この時期に紅葉しているのはノムラモミジでしょうか。

更に南に下ります。

阪神百貨店の南にある大阪駅前第4ビルの横を過ぎると、 第3、第2、第1ビルが西へと並ぶ東西の通りに出ます。

梅田で最も桜が美しい場所と言えばここしか思いつきません。

今年の1月末に、第3ビルと第2ビルの間から西を見た写真です。

2カ月でこれだけ変化があるのですから、インバウンドが増加するのは当然と言えば当然かもしれません。

何度でも楽しめるのが日本の四季。

外国人もあちこちでシャッターを切っていました。

通りの両側に桜はありますが、日を受ける北側の景色が特に美しいのです。

第4ビルの西隣に建つのは梅田DTタワー。

この時期、1階にあるカフェは、この桜を眺めながら一服できる特等席になります。

このあたりの桜に、若干詳しいのには理由があります。

2015年の4月2日に「seven dreamers Umeda Osaka」がグランドオープンしたからです。

場所は、このカフェの真向かいでした。

完全オーダーメイドの高級ゴルフクラブシャフト、快眠サポートグッズ「ナステント」、後に全自動衣類折りたたみ機 「ランドロイド」と、世の中にないものを作り、快進撃を続けていた「seven dreamers」。

同ブランドの3店舗目としてオープンしました。

工期は非常に厳しく、深夜に現場で打合せがあったこともありました。

しかし「ランドロイド」の販売まで資金が続かず、2019年の春に破綻してしまいます。

計画に関わった者として残念ではありますが、ブランドをゼロから立ち上げるという、貴重な場面をつぶさに見せて貰うことができました。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる。

経営の神様、松下幸之助のよく知られた言葉です。

何があったとしても、春は必ずやってきます。

桜はせつなく美しい。色々なものを糧として、今年度もただ前に進むだけです。


■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
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白い奇岩、どんずるぼう‐2100‐

日本最古の官道と言われる竹内街道。

国道166号線と重なっている区間も多いのですが、道幅が狭いところが結構あります。

打合せに出たついでに、少し車で走ってみると急に視界が開けました。

橋の名前は「月読橋(つきよみばし)」。

何ともロマンティックな名前です。

166号線と並行して走るのが「南河内フルーツロード」。

グーグルマップにもある通り、以前の名称は「南河内グリーンロード」でした。

昨年変わったようですが、新しいネーミングの通り、このあたりはブドウの栽培がとても盛んなのです。

「南河内フルーツロード」を南下し、途中で県道香芝太子線に乗り換えます。

東の香芝方向に進むと県境あたりが穴虫峠です。

そこを越えるとすぐにあるのが「屯鶴峯(どんづるぼう)」。

専用の駐車場もありました。

標高70mなのでそこまで高い訳ではありませんが、少し自然歩道を上ります。

北東に広く白い凝灰岩が露出しており、奈良県の天然記念物にも指定。

2000万年前、二上山から噴出した火山灰、火山砂が堆積しました。

それらが隆起し、風化水蝕によって生まれた、奇勝、奇岩なのです。

鶴が屯(たむろ)しているように見えることから、屯鶴峯(どんづるぼう)と名付けられました。

仕事中なので革靴で訪れたのですが、せめてスニーカーを積んでくるべきでした。

入口に「ダイヤモンドトレイル」の起点を示す標識もありました。

そう言えば、クライアントからここでトレーニングをしていると聞いたことを思い出しました。

通称ダイトレと呼ばれ、全長45kmある関西一の自然歩道です。金剛・葛城山系の稜線を縦走するルートは、大阪・奈良・和歌山にまたがっています。

屯鶴峯はその北起点となっているのです。

その方は、家の土地を探す際、 ダイトレ の存在は大きかったとも仰っていました。その位、健康への意識が高い方なのです。

標識に「西地下壕」とあります。

帰って調べてみると、近くに戦時中陸軍が掘った地下壕があるようです。

こんどはせめてスニーカーであたりを探索してみたいと思います。

年末年始と、ただただ時間に追われているうちに、新年度が始まりました。

近年に珍しく、桜も入学式までもってくれそうな雰囲気です。

今年度は、時間に追われるのでなく、追い越す勢いでしっかり働きたいと思います。

それにはまずは健康が一番。ダイトレを走って(歩いて?)みようかなと思ったり、思わなかったり……

いずれにしても、気持ち上がる春がやってきました。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

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祝!ドローン国家資格取得記念、南港空撮‐2090‐

三連休は合宿(缶詰で仕事という意味です)で仕事をしていました。

しかし、24日(土)だけ晴れそうとわかり、居ても立っても居られず……

南港野鳥園へやってきました。

初めて来たのですが、広大な敷地に観測所が2カ所あります。

西側の展望塔をのぞいてみると、なかなかの活気です。

プロっぽい人が、かなりの望遠レンズで野鳥を狙っています。

初心者の私にはあまり野鳥が見えなかったので、当初の目的のため野外の公園へ出ました。

昨年の秋からスタートした、ドローン国家資格取得プロジェクト

資格としては「一等無人航空機操縦士」と「 二等無人航空機操縦士」に分かれます。

一等のみ可能な「有人地帯の目視外飛行」は不要かなと思い、「 二等無人航空機操縦士」を受験しました。

実技は9月に、筆記試験は1月に一発合格していたのですが、免許証の発行手続きが手間取り……

国交省管轄のWebサイトで申請するのですが、これが一番の難関でした。

その経緯もまた書きたいと思いますが、無事手元に届いたので、まずは南港で空撮してきたのです。

ドローンもDJIのMini 4 Proに買い替えました。

コントローラーにiPhoneをセットしなくて良い点がとても便利。

まずはその愛艇自体を撮影です。

そして空撮。

遠くに、淡路島、明石海峡が見えています。

南港野鳥園からの景色を動画で撮影しました。

国交省のWebサイトに飛行計画予定も提出していますが、150mまでしか上昇することは許されていません。

100m弱から見おろした野鳥園の干潟です。

少し北に旋回すると六甲山が見えてきました。

更に東へ旋回すると、遠くには梅田のビル群が。

手前には「WTC」と元「なにわの海の時空館」が見えています。

入場者の低迷で10年前に閉館されましたが、昨年末に、活用事業者が決定したというニュースもありました。

なかなかの建物なので、上手くいって欲しいものです。

南港のすぐ北にあるのは「夢洲」。

間もなく開会する、大阪万博の会場です。

前評判的には微妙な感じもありますが、公費も投入されているので、何とか盛り上がって欲しいものです。

ドローンでとてもお世話になっている師匠的な人が「 一等無人航空機操縦士」を一発取得したとSNSに上がっていました。

私は「二級」なのでインパクトはそうありませんが、それなりの時間とお金を掛けて取得した資格です。

建築をからめて、どんどん活かしていきたいと思っています。

何より、ドローンは操縦しているだけで楽しいのです。

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信ずべき貴ぶべき、初詣‐2075‐

1月2日(火)の早朝。初詣に出かけました。

長男が帰省中です。

年末に体調を崩してしまい、残念ながら友人との予定は全てキャンセル。

ようやく熱も下がり、家族4人で出掛けることになりました。

娘のリクエストが景色の良い所で、探していると信貴山にある朝護孫子寺に行きつきました。

開運橋を渡っていると、朝日が昇ってきました。

眺めが良いだけに、本堂はかなり上に見えています。

朝護孫子寺は信貴山寺とも呼ばれ、一昨年の寅年は物凄い人出だったようです。

こちらは「世界一福寅」。

そう言えば一昨年、「おいでよハウス」のクライアントが、「信貴山の福寅をお迎えする」と言っておられました。

その時はこちらの存在を全く知らなかったのです。

朝護孫子寺(信貴山寺)のWebサイトにはこうありました。

今から1400余年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王をご感得され、大変にご利益をいただかれましたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったといわれています。その故事から、信貴山の毘沙門さまに寅の縁日にお参りすると、聖徳太子にあやかって良いご利益を授かるとして昔から信仰を集めてきました。

それで、いたる所に寅が鎮座しているのです。

ポストまで虎柄。

本堂まで上がってきました。

娘の期待に十分応える景色で、ちょっと怖いくらいの高さ。

奈良盆地を雲海が覆い、神秘的な景色でした。

やはり古刹に絶景ありです。

三寅の福に与うることができるという「胎内くぐり」。

アトラクションと言っては失礼かもしれませんが、多くの人が参拝してくれるよう、努力していることも好感がもてます。

朝早かった分、屋台はまだ準備中で、そこは不満そうでしたが。

聖徳太子は、後に物部守屋に勝利したことから、自らが刻んだ毘沙門天を本尊とし、信貴山寺を創建しました。

「信ずべき貴ぶべき山(信貴山)」という意味が込められています。

長男が帰省したさいは、やはり将来の仕事の話になります。

就職活動は随分早くなっているようで、あと1年くらいで、大きな方針を決める必要があるようです。

信ずべき貴ぶべきものは……

人生の分岐点でもあるので、よくよく悩めば良いと思います。

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■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

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2023年 暮れは元気にご挨拶‐2073‐

本日から、1月4日までの冬季休暇に入りました。

昨日まで打合せがびっしり入っていたので、先程年賀状を書き終え、投函してきました。

「今年も目一杯働いた」という充実感に少し浸りながら、2023年を振り返ってみたいと思います。

1月 飛び石に見る、クライアントの本気 IN「あの森のOHANA」‐1977‐

2022年の1月に、オープンした「あの森のOhana」

クライアントの本気を、1年点検で確認してきました。

2月 姫路の黄そば‐1983‐

8月1日にオープンした「ささき整形外科デイケアセンター」

定例打合せに何度も現地へ足を運びました。

その際の、ささやかな楽しみだったのが、姫路のえきそばでした。

えきそばだけでなく、「姫路の黄そば」は現地のソウルフードでもあったのです。

3月 祝・合格 盆と正月が一緒にやってきた‐1987‐

18歳の誕生日を迎えた長男が、無事第一志望の大学に合格してくれました。

誕生日に合格が分かり、我が家は盆と正月がやってきた以上の歓びに沸き返っていました。

そう言えば、すでに帰省して、高校時代の友人と我が家で忘年会を開いているはず。

東京での4年間を、実りのあるものにして欲しいと思います。

4月 真実はそこにあった?‐1998‐

 『かんさい情報ネットten.』に出演しました。

浅越ゴエさんの「お役に立ちます」というコーナーでしたが、テレビの現場は本当にマンパワーで持っていることが良く分かります。

5月 『住まいの設計』と「建築家」の関係‐2010‐

これまでに7軒の住宅を掲載して貰った『住まいの設計』が、63年の歴史に幕を下ろしました。

元編集長・鈴木さんのfacebookで知りましたが、本当に残念です。

「地元建築家がガイドする名建築」で、ナビゲーターに選んで貰ったことは本当に光栄でした。

休刊となってしまいましたが、私は紙の力を信じています。

6月 イメージのど真ん中を射抜けるよう‐2021‐

半地下の音楽室のある「没頭できる家」

完成は3月だったので、3ヵ月点検がありました。

音楽室に加えて、キャンプ場もあるこのお家。

竣工写真も上がっているので、はやくWebサイトを完成させなければ……

7月 テレビの中は歳をとらない‐2023‐

『大改造!!劇的ビフォーアフター』に出演したのは11年前ですが、時々BS等で放送されているようです。

それを観た人が連絡をくれ、知ることが多いのです。

工事関係者の人たちにも、作品集と共にテレビ番組のDVDを渡すことが多いですが、その映像を観て「若いですね~」と言われました。

もちろんテレビの中の私は歳をとりません。

8月 8月24日(木)朝5時、あの事件を目撃す‐2038‐

メジャーリーグにおいて、ウィンターシーズンの話題を全てさらったと言ってよい、大谷翔平選手のドジャース入団でした。

結果的に2度目の満票でのMVPも獲得するのですが、投手としての最終試合となった試合は衝撃的でした。

しかし、その後の試合でホームランを打つのです。

野球少年だった私も含め、全ての野球ファンに元気を与えてくれます。

来年、打者に専念した大谷劇場もまた楽しみです。

9月 ドローンの国家資格を取得して、3ヵ月内のバージョンアップを目指す‐2043‐

「3ヵ月内のバージョンアップがなければ、経営者として失格」とは、始道塾塾長の恩田さんの言葉です。

ドローンの国家資格を取得すべく動き出したのが9月でした。

釣り仲間の知人に紹介してもらったNCN DRONEの皆さんには本当にお世話になりました。

10月 還暦から3年勝負!のち、葛城の古民家で、十割そばと絶品天ぷら‐2056‐

1年前、偶然橿原市の信号で止まった所にあった「蕎麦屋 玉竹流」

入ってみると、とても美味しかったのです。

南阪奈道路の葛城IC近くに移転オープンした「十割そば 玉竹」は、料理、空間ともグレードアップしていました。

絶賛してお勧めいたします。

11月 変わる天王寺、西成。ただ、オールのっぺり反対派‐2057‐

仕事柄もあって、街歩きは大好きです。

創業の地ということもあり、愛着もひとしおな天王寺エリア。

西成も合わせて歩いてきましたが、良くなったところ、悪くなったところと、愛憎半ばといったところです。

ランドマークだった建物には是非敬意を払って改修してもらいたいものです。

12月 これは本物のロックだ!‐2071‐

ネットニュースをきっかけに初めて聴いてみた「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)」。

ダルビッシュ有選手の言葉を借りるなら、控えめに言って最高でした。

「没頭できる家」の音楽室で、高校の時以来でドラムを叩かせてもらいましたが、この歳になって、ロックに心震えることは想像していませんでした。

12月23日の夜に、私のホームレイクである池原ダムすぐ横の国道で、土砂崩れが起こりました。

1人の方の身元がまだ確認されていない状況で、ご家族の気持ちを考えると、本当に心苦しい年末になりました。

これが私だった可能性も十分にあり、尚更です。

2023年は、コロナ後1年目と言って良いと思います。

沢山のオファーを頂き、多くの新規プロジェクトが進行中で、大きく時代が動き出したことを実感します。

いつ、どこで、何が起こるのか分からないのが人生です。

元気に働けていることに心から感謝して、身を粉なにして働く覚悟ですし、私にできることはそれだけです。

今年も残すところ3日となりました。

本年も、「ゲツモク日記」「ゲンバ日記」、また『建築家・守谷昌紀TV』にお付き合い頂きありがとうございました。

2024年も、皆さんにとってより素晴らしい1年となることを確信しております。

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戦後日本の甘酸っぱい味わい、りんご‐2064‐

街のあちこちで木々が色付き、秋が深まっていくのを実感します。

今年の夏は暑かったからか、ツタ類もしっかりと色付いていました。

庭先に成っているのはボンタン類でしょうか。

我が家のバルコニーには干し柿が。

果物が美味しい季節です。

昨日、会社で仕事をしていると宅急便が届きました。

「山形のりんご」とあります。

開けてみると、立派なりんごが……

手紙が添えられていました。

2月に届いた和紙の手紙。

その宮城の社会保険労務士の方からでした。

宮城から大阪まで足を運んで頂いたのに、ちょうどクライアントと打合せ中で、お会いできなかったのです。

手紙には「果樹園を営む義母の実家に毎週末足を運んで……」とあります。

今日の3時に、1つ頂いてみました。

中心部に見えるのは蜜と言われる部分でしょうか。

酸味も程よく、爽やかな甘さがすっきりとした味わいです。

最近の果物は甘すぎると感じることも多く、何とも日本らしい果物だと感じました。大変美味しかったです。

「赤いりんごに くちびるよせて」で始まる、「りんごの唄」は1945年(昭和20年)の発表。

並木路子が歌い、戦後のヒット曲第1号と言われます。

また、「りんごの花びらが 風に散ったよな」で始まる、「りんご追分」。

1952年(昭和27年)に15歳だった美空ひばりが、主演映画の主題歌として歌った大ヒット曲です。

戦後の貧しさから復興していく時代の雰囲気と、りんごの持つどことなく切ない甘酸っぱさがマッチしたのでしょうか。

日本復興のシンボルだったのだと思います。

戦後最大のスターとなった美空ひばりのデビューのきっかけとなったのが、NHKの「素人のど自慢」。そこで歌ったのも、「りんごの唄」だったそうです。

ラーメン > そば

メロン > りんご

食べた後の罪悪感の比較です。あくまで個人の感想ですが。

世界最古の果物とも言われるりんご。寒い地域で作られているのがまた良い感じがするのです。

ご自身が住む宮城から、山形まで足を運び、実際に手間暇掛けて生産して下さったりんご。とても滋味深い味わいでした。

妻に「売ってるりんごって、なんかピカピカしてない?」と聞くと、「贈答品なんかは磨いてると思う」と。

そう聞いて磨いてみました。

確かに少し光沢がでました。

私にできることはこのくらいですが、山形のりんごを応援したいと思います。

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池原ダムで三原プロに遭遇。スキルアップはプラグの日、ワームの日‐2058‐

先週金曜日の文化の日から日曜まで、池原ダムへ行っていました。

前半2日はほぼ快晴。

飛行機雲がすぐに消えていきます。

土曜日は、現地で打合せだったので、釣り3、仕事1くらいのワーケーションでした。

世は三連休で、湖上は結構な数のボートで賑わっています。

いつもお世話になっているトボトスロープにも、東京ナンバー2台に香川ナンバーの車もありました。

常連組としては、バスフィッシングの聖地、池原ダムまでようこそという気持ちです。

ただ、池原ダムは秋が一番厳しい。何とか良い魚が捕れると良いのですが。

そう言う私も、かなり苦労してこのサイズが最大。

大物を見つけていたのでチャンスはあったのですが……

紅葉の初期で、景色は最高です。

魚は釣れませんが、動物たちは活発。

猿は10匹くらいの群れで騒がしく通過していきました。

ニホンカモシカも見かけました。

地元の人に聞くと、親子連れは珍しいそうです。

ニホンカモシカは、動きがのっそりしていますがこの日はきびきびと移動していました。

更に楽しかったことがもうひとつ。

バスブロの三原直之さんが、自身のオンラインサロンの会員さんと池原ダムで釣りをするという企画で来られていたのです。

三原さんはトップトーナメンターで、2019年の4月に池原ダムのすぐ南にある七色ダムでの試合で優勝しています。

その際も、キモとなる釣り方をすぐに全て公開されたのです。

その試合の1週間後だったかに、私は全く同じポイントで、全く同じ釣り方で、50cm以上ある魚を釣ることができました。

感激して、「トップってやっぱり凄い」という記事にしたのです。

その三原プロですが、先日トーナメンター引退を発表されました。

理由としては、バスプロとして生きていくために、次なるステージへ進むということでした。

「トーナメンターとしてお疲れさまでした会」が、トボトスロープで開催されるとのことで、私もトボトの常連組として誘って貰ったのです。

熊野の名店、「なんき」で買ってきたというお肉を炭火で焼くのでもう最高。

皆ビールも進みます。

三原さんには色々な事を質問したのですが、どんなことでも気持ちよく答えてくれました。

飄々とした風貌からは想像がつかないくらい、サービス精神も旺盛。

少しお目々が小さめなのを(失礼!)逆手にとって、このポーズ。

元々ファンでしたが、更に応援したくなりました。

どんな仕事でもトップの人には、以下のような質問をしています。

「釣りが上手い人は沢山居るとおもいますが、その中でなぜそので自分がそこまで上り詰めれたと思いますか?」

「ん~、ぶっとんじゃってるからじゃないですかねえ」と笑っておられましたが。

ただ学生時代のエピソードは面白かったです。

三原さんは鳥取の境港出身で、ブラックバスが釣れる野池と小さなダムがひとつずつありました。

そこへ釣りに行くときは、「プラグの日」と「ワームの日」を交互にすると決めていたそうです。

プラグというのは、例えば魚の形をした硬いルアーで、ワームというのは柔らかい素材でできたルアーを指します。

一般的にワームの方が釣れやすいので、ついついそちらに頼ってしまうものです。

ある「プラグの日」、曇りか雨でいかにも釣れそうな雰囲気だったので、「今から釣りにいくから帰るわ」と言うと、卒業に必要な出席日数が足りなくなるので、先生や友達に強く止められたそうです。

そのくらい釣りが好きだということと、スキルアップのために、自分で決めたルールをしっかり守っていたことが分かりました。

2019年の記事でも、どんな世界でもトップまで上り詰めるのは何でも公開する人と書きました。

この日は、64cmのデカバスをゲストの人に釣らせたのですが、その展開も包み隠さず全て教えてくれました。自分で釣るのではなく、人に釣らせるのは何十倍も難しいのです。

三原さんは現在32歳。次のステージへ行くのにはとても良い年齢だと思います。

40歳になっても、50歳になってもバスプロでおられることを心から応援していますので。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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ススキ、夕焼け、秋の奈良‐2054‐

週末、奈良へ行く用事があったので、平城京跡へ立ち寄りました。

近鉄電車の西大寺駅を越え、すぐ北のエリアにあります。

京都の平安京と違って、平城京は広大な敷地が歴史公園として保存されています。

北端あたりに再現されているのが第一次大極殿です。

奈良では曾爾高原がススキの名所ですが、かなり遠くまだ行ったことがありません。

秋になったので行ってみたいと思っていたら、平城宮跡がススキの名所だと知り、行ってみたのです。

日没は17時15分頃で、16時頃からは晴れる予報でした。

黄金に輝くススキを期待してきたのですが、厚い雲の間から時々日が差す感じ。

16時から待つこと1時間。

一瞬パッと周囲が明るくなりました。

厚い雲と生駒山の僅かな隙間から、日が差し込んできたのです。

何とかススキ越しの第一次大極殿の撮影に成功。

太陽光の角度が低く、完璧とはいきませんでしたが。

それでもススキだけの写真は、穂が黄金に輝く、美しい写真が撮れました。

駐車場の閉門が17時でした。

ギリギリの時間に夕日が差してくれたことに感謝しながら、平城京跡歴史公園を後にしたのです。

公園の南側へ回ると、朱雀門と若草山にも夕日が差していました。

奈良は京都よりも景色が穏やかなところが好きです。

更に日が沈むと、空はより濃い橙色に。

ススキ、夕焼け、平城京跡と、駆け足で秋の奈良を満喫してきました。

奈良で黄金に輝くのススキを撮るために、数年内にまたトライしてみたいと思います。

曾爾高原へ行くべきか、平城京跡を再訪するか、悩ましいところです。


■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

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