北摂(大阪府の北の地域)に行く機会があり、久しぶりに、ホタルを見ました。
都会から程近いところなのですが、一目10匹くらいが、木に止まっていたり、ユラユラと飛んでいたり。かなり都会に近いところですが、地域の努力によって、多くのホタルが戻ってきたそうです。その涼やかな光の数の多さにすこし驚いてしまいした。
求愛のために光るのだと思いますが、どんな進化があれば、生物は発光するようになるのでしょうか。考えても分るはずもありませんが、少しの間ゆるゆると頭の中で想いをめぐらせていました。
ふと思うと、6月も中旬。花が咲き、実が育ち始める植物も多く見られる季節です。庭先の家庭菜園で、キュウリのあかちゃんを見つけました。
そのけなげな姿は、生命力に満ちています。
先週末の、6/6も奈良県の池原ダムに行っていました。
休日、湖に浮かんでいると、いろいろなことを考えます。
ダム湖は、全くの手付かずの自然と言うわけではありません。路ができ、人が住み、治水の必要性、、電気の需要が出来て、水源、発電の資源として、人の手によってダム湖ができます。現在は水力発電の持つ意味も大きく変わりつつありますが、そこから、我々は恩恵を受けていることは間違いないと思います。
僕が小学生のころ、夢中で読んだ漫画に、矢口高雄さんの「釣りキチ三平」がありました。
釣り好きの少年「三平」が、いろいろな釣りを通して、人と知り合ったり、自然を通して成長してゆく話でした。
作者、矢口高雄さんの生まれ故郷の秋田がモチーフだったのだと思いますが、滝のある渓流や、朝もやのかかる神秘的な湖に、わくわくしながらページをめくったものでした。
今でも、朝もやの中にボートを出す時は、「釣りキチ三平」を読んでいた頃と、全く同じ気持ちになります。
私の感じていることは、自分も自然の一部なんだな、ということ。大きな意味では、建築もそうだと考えています。そういう気持ちで建築を設計して行きたいと思っています。
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