日曜日の朝は空が高く、秋らしい青空が広がりました。
朝ジョギングにでると、風がひんやりとして本当に気持ちが良い。
どこかへ遠出したくなるのです。
近所の校庭をのぞくとテントが張られていました。
運動会の準備でしょう。
今年は父兄も入れないところが多いのだと思います。
早朝の公園で、逆上がりの練習をする親子を見掛けました。
我が家の子供達は運動は得意なほうで、あまり教えを請われたことはありませんが、何だか懐かしく、温かい気持ちになるのです。
家に帰ってシャワーを浴び「さあ、今日も働くぞ」と気合をいれ、清々しい気分でアトリエへ向かいました。
一日目一杯仕事をし、お楽しみの夕食は娘のリクエストでモダン焼きを作りました。
「お腹パンパン」とのことで、沢山焼き過ぎましたが、日曜日くらいは良しとしましょう。
9時までには全てを終え、チャンネルは4chに。
テレビドラマは生涯5本目くらいですが、流石に「半沢直樹」は面白かった。
視聴率の30%越えも、前シリーズから7年振りとのことで、話題をさらっていました。これは前作もレンタルしなければなりません。
池井戸潤さんの小説は外れなしで、何を読んでも最高のエンターテイメントです。
タイミングが良すぎますが、新刊『半沢直樹5』が発刊されたそうで、これも買わずには居れ無さそう。
今日のwebニュースに、作者本人のインタビューが掲載されていました。
小説は、登場人物のたった一言で話がガラッと変わってくるもの。書き進めるうちに物語に生命が宿り、化学変化がどんどん起きていく。その勢いを大事にして書くことが、すごく重要だと思っています。
一番驚いたのは、ベストセラーを連発する氏が「600枚ぐらい先のことが予測できるかというとそれは無理」とあったことでした。
「仮にその通り進んだとしたらそれは駄目な作品」ともあったのです。
先日、初めてテレビで「Official髭男dism」を観ました。
髭男(ひげだん)という言葉くらいは聞いたことがありましたが、観終えたあと『Pretender』『 I LOVE…』『宿命』の3曲を購入しました。
すっかり好きになってしまったのです。
音楽は極めて好みに影響されるものですが、インタビューのシーンで、ヴォーカルの藤原聡さんはこんなことを言っていたと思います。
僕たちはどちらかと言えば、楽曲目線なんです
私も創り手なので、池井戸潤さんと藤原聡さんの言葉はビシビシと伝わってきます。
「やりたいことをやる」を否定はしませんが、自分の気持ちや気分より「作品がどうあるべきか」を大切にしていることが良く分かります。
髭男の3曲も、映画やドラマの主題歌だそうで、お題があったということです。
その中で、ヒット曲を連発でき人は「やるべきことをやる」人なのだと良く分かるのです。
最後に。
『Pretender』は映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の主題歌と知りました。
出演者が2人も自ら命を絶ち、世の中は落ち着きを無くしています。
心からご冥福をお祈りしたいと思います。
丁度、藤原さんと同じような歳の頃、私も何度も「死んでしまえば楽になれるのだろうか」と考えました。
その心病んだ3年間を何とかやり過ごし、楽な時は少しもありませんでしたが、今、生きることこそが素晴らしいと実感します。
命は自分の意思で掴んだものではありません。自分でコントロールするものではないし、してはなりません。
人は生きるために生きるのです。
■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
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