Works

夢は必ず実現する、してみせる

「こんな暮らしをしたい」「あんな建物で仕事ができたら」すべては、夢を描くことから始まります。夢という種がなければ、花が咲くことはありません。何としても実現するという気持ちがあれば、夢は必ず実現します。してみせるのです。条件が厳しければ、それを上回る情熱で挑みます。後は信念をもって行動するだけ。本気のクライアントと、本気で仕事が出来ることほど幸せなことはありません。そんな時「幸せな建築」が生まれると思うのです。

作品一覧 流 れ 設 計 料

                      

Architect

建築家 守谷昌紀

草木は太陽に向かってすくすくと伸びていきます。クライアントの「幸せ」という太陽を共有することができれば、建築も「幸せ」に向かって自然に成長していくと考えています。草木と違うのは、幸せの形は人それぞれだということ。「幸せ」の核心にあるものを共有するには、対話を重ねるしかありません。それらを整理し、具現化していくことが建築家の仕事だと考えています。クライアントと太陽を共有し、幸せの実現にむけて全力を尽くします。

プロフィールメディア掲載

                      

Getsumoku Diary

守谷昌紀のゲツモク日記

絵も心も大きな、ミナミの住人‐1598‐

 観測史上最も遅くなるという関西の梅雨入り。

 今朝も非常に良い天気でした。

 昨日は打合せ終わりで、ミナミへ出ていました。

 高島屋大阪店の7階、台湾点心の鼎泰豐(ディンタイフォン)に行っていました。

 先日、長男がクラブで頑張ったので「何か食べに行こうか?」と聞くと即答。

 言わずと知れた小籠包の有名店で人気店。

 子供達が先に並んでくれていたので、6時半から食事にありつけました。

 勿論のことですが、間違いのないお味。

 その他の料理も総合点は高く、子供達もどんどん平らげていきます。

 腸詰は少しクセがあるので、まだ無理かなと思っていましたが、長男は喜んで食べていました。

 体も舌も、どんどん大人に近づいていくのです。

 子供達に並んで貰っている間、久し振りにアメリカ村あたりを歩いてきました。

 三角公園はやはり若者の街。

 ごった返しています。

 ビッグステップの前を東に通り過ぎると、黒田征太郎の『peace on earth』が見えてきます。

 FM802のロゴもデザインしたイラストレーターですが、道頓堀の出身だと知りました。

 この作品の下部には落書きがあります。

 それが問題になった時、ビルオーナーだったかが「黒田先生の作品に失礼だ」というコメントを出しました。

 それを受けて「私の絵は、落書きしたくらいでは何も変わりませんよ」と答えたのです。
 
 この話がとても好きなのです。

 現在80歳だそうですが、ビッグステップの地下2階に、ギャラリー兼アトリエを構えたと知りました。

 ビッグステップの名の通り、大きな階段を2層下ります。

 「描場」は階段下の空間にありました。

 土日のみのオープンですが、スタッフの方が親切に案内してくれます。

 写真撮影もOKとのことで、キラキラとした素敵な空間でした。

 アクリルに閉じ込められた作品です。

 元作業台に直接描かれたアトムの絵。

 手塚プロと協力して、様々なアトムを描いているとのことでした。彼も手塚治虫になりたかったひとりだったそうです。

 スタッフの方が、色々と話してくれたのです。

 大阪に居る時は実際にここで制作をするそうです。床にはその際の絵の具でしょうか。

 直接壁に描いた作品もあります。

 現代美術に解説は不要です。

 なんだか分からないけど楽しい。美しい。

 それで十分だと思います。

 「描場」は写真撮影OKです。

 日本のギャラリーではなかなか無いので驚きましたが、スタッフの方も「大きな人です」と言っておられたのです。

 誰でも、人間を大きく見せたいものです。

 だからと言って何でも許容すれば良い訳でもありません。

 謙遜しているだけでは成長もありませんし、そういう意味では値決めがプロとしてのプライド、主張でしょうか。

 アクリルの作品のお値段も聞いたのですが、絶対無理でも、その場で買える値段でもありませんでした。

 あくまで私の財布に照らし合わせてですが。
 
 作家・沢木耕太郎とは旧知の仲で、そのエッセイの中に登場します。

 2人で出演していたラジオの公開番組でのこと。

 観覧者からの質問コーナーで、ある若者が「あなた位のイラストなら、僕でも少し練習すればすぐ描けますよ」というような発言をします。

 黒田征太郎は「じゃあ、今、ここで描いてみろ」と言い放ったという話です。
 
 壁一面のイラストも、確かに素人っぽく見えますが、私はこの話がとても好きです。

 この話も本人から聞いたとのこと。

 本を通してのまた聞きから、ひとりを介してのまた聞きに進歩しました。ご本人に聞くより、沢山のことが聞けたかもしれません。

 「いつか」と言っている人に、「今」はやってきません。
 
 いつだってトップランナーは、私に活力を与えてくれます。

 そして、自分もそんな存在になれるよう、日々を精一杯生きるしかないと、夜のミナミに誓うのです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019.06.24

絵も心も大きな、ミナミの住人‐1598‐

私の年輪‐1597‐

 前回は、長男の試合を観に行ったあと、近鉄奈良駅に向かったところまで書きました。

 近鉄奈良ビルは、坂倉準三の設計で1970年竣工なので私と同い年です。

 駅近の商店街は、いつもながら賑わっていました。

 近鉄特急に乗るようになり、web会員になりました。

 それで、ちょこちょことポイントが貯まります。

 これが微妙な貯まり具合で、現在使えるのは難波までの特急券とのこと。

 30分、510円の贅沢です。

 ガラガラで、乗っているのは外国人旅行者ばかりでした。

 淀屋橋から京阪に乗り換えて、大きなクスノキのある萱島駅で下車。

 年に1回、OhanaでのBBQに呼んで貰いました。

 2009年の竣工で、今年は11年目を迎えます。

 元は駅の高架下で営業していましたが、写真スタジオの更なる可能性を模索するため、少しだけ離れたこの地に新築することになったのです。

 初めて相談に見えたのは2008年の2月。お父様とご一緒でした。

 共に37歳だったはずで、もう10年以上前から知っていることになります。

 昨年の台風では、シンボルツリーのオリーブが倒れてしまいました。

 再生は無理と言われたそうですが、それでも少しずつ芽がでてきています。

 生き物とは本当に逞しいものです。

 手書きの看板の横に有るエントランスを入ると、レセプションです。

 この床は、5年程前の豪雨の際に浸水し、一度やり替えています。

 建物も店主も、自然に負けないくらい逞しいのです。

 今お客さんは居ないとのことで、2階のスタジオにも上がってきました。

 床の直上に切った小さなFIX窓は、子供さんに人気。

 撮影の機材の多くは、前店舗から持ってきたもので、ミリ単位で設計したことを思い出します。

 Ohana石井さんと愉快な仲間たちは、私がパシャパシャやっている間にすでに着席。

 乾杯となりました。

 石井さんは、「守谷さんはビールが好きだから」と、いつも色々なビールを準備してくれています。

 自分が設計したお店の裏庭でこれらを頂く幸せは、何にも替えることができません。

 こんな重要なことを私が書いてよいのが分かりませんが(と言って書いているのですが)、実は府道の拡張によって、Ohanaは移転する必要がでてきました。

 私にとっての建築設計とは、唯一無二のものを創ることです。

 オーナー、店主の方々に「出来れば、○○2ndのような店づくりは避けませんか」と言ってきました。

 Ohanaは最たる建物で、2011年にはキッズデザイン賞を受賞することができました。

 あの20mm~30mmの精度で建てたH鋼35本を、もう一度建てて欲しいと言っても、建築会社は断るかもしれません。

 そのくらい、30代の私にとっては持てるものを出し切った仕事だと思っています。

 ここで写し取られた幸せの景色が、このスタジオの存在価値を何よりも雄弁に語ってくれるのです。

 こちらは奥さん作の石井さん。とっても良く似ています。

 作品は私にとっての年輪です。

 年輪は、冬の成長が遅い部分が濃く映るので、1年ずつの輪が見えます。それ故、労苦を伴う仕事こそが、年輪となるのです。

 石井さんは「出来れば次の店も守谷さんに」と言ってくれました。

 プレッシャーは正直ありますが、本当にそうなれば40代で培ったもの全てぶつけてみたいと思うのです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019.06.20

私の年輪‐1597‐

ゲツモク日記一覧

                      

Under Construction

アトリエmの現場日記

「住吉区歯科医師会館」‐9‐トラブルはネタにする

 6月は、撮影においては最も気を使う季節です。

 ギリギリまで悩んで決めた6月13日(木)は、快晴となってくれました。

 これからは気象庁の予報を最重要視すると決めました。

 道中、長居公園の外周は多くのランナーがアップをしているようでした。

 何かの大会が催されているようです。

 長居公園が快晴なら、住吉区歯科医師会館も勿論晴れ。

 写真家の平井美行さんにお願いしていました。

 竣工時より、ジューンベリーの葉が青々としています。

 まさに撮影日和です。

 この建物のプランの中心は、2階の北東にある光庭です。

 この部分の工事は難易度が高く、ようやく最終形を載せることができました。

 奥と右の壁下部にあるのが、視線は遮り、風は通すルーバーです。

 そして中央には3つのトップライトが並びます。

 光庭の周りに、会長室、事務室、小会議室が並びますが、会長室の執務机横から、光が差し込んでくるようプランしました。

 仕事の合い間をぬって公務をこなす姿をいつも見ていたので、少しでも良い空間を提供したいと考えたものです。

 1階の大会議室には机と椅子が入っています。

 トップライトの真下に入るとこのような景色。

 先月末、すでに一度公演があったのですが、プロジェクターを使う際、ブラインドを閉じても少し明るいとのこと。

 明るいことは喜んで貰っているのですが、この点は課題です。

 絵の正面に入るとこんな景色です。

 marianeさんの絵も、前回より活き活きと見えるのは、私の気分からでしょうか。

 エントランス右に、館のロゴも取りつきました。

 この竣工写真の撮影まで終えて、私の仕事はワンクールなのです。

 しかし若干のトラブルが発生し、夕景の撮影だけが持ち越しになりました。

 間違いなく防げた問題で、かなり腑に落ちていなかったのですが、平井さんには梅雨が明けた頃を狙って、再度来て貰うことになりました。

 撮影においては天の気分に影響されます。

 その意味で、昼景の撮影は120点だったので、良しとなければなりません。

 トラブルをネタにする。

 これはいつも心掛けてきたつもりです。

 しかしこの日は、正直久し振りにカリカリきていたのです。まだまだ修行の日々は続きます。

文責:守谷 昌紀

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019.06.15

「住吉区歯科医師会館」‐9‐トラブルはネタにする

朝テンションがあがる「北摂のリノベーション」‐6‐夏を制するものが一年を制す

 6月にも関わらず、暑い日が続きます。

 しかし天気予報を見ると、関西もそろそろ梅雨入りでしょうか。

 LDK南のサッシ枠が取りつきました。

 開口部が景色を切り取りますが、南に広がる田園風景は、想像を上回る爽快さです。

 田んぼには水が張られ、さながら平等院のようと言えば少し言い過ぎでしょうか。

 打合せは、作業台とアウトドアチェアの仮設リビングで。

 この景色を堪能してもらいたいので、クライアントの席は北側に準備します。

 ご主人は「これからの季節、カエルが煩いんですよ」と、やはり環境には無頓着でしたが、それでもこの大開口を体感して貰いたかったのです。

 階段を上がった2階のホールにあるハイサイド。

 緑を切り取る、まさにピクチャーウィンドウです。

 その下に、下屋がぶつかってくるの壁があります。

 壁をめくってみて、大工の技を感じることが出来るのです。

 寝室、子供部屋の南にあるバルコニーについては、前回触れました。

 環境には無頓着だったご主人も、広いバルコニーには納得でした。

 この日課題は、スイッチ・コンセントの位置決め。

 結構時間が掛かってしまい、1階は次回に持ち越しとなりました。

 朝来た時、前の水田に苗が置いてあるなと思っていました。

 昼頃から、トラクターで田植えがスタート。

 帰る頃にはすっかり景色が変わり、私にとっては、一日限りの平等院となりました。

 「バカの壁」の作者、養老猛司は「ヨーロッパと比べて、東南アジアの自然は強い」と書いていたと思います。

 強い日差し、長い雨、すぐに生えてくる雑草、そして蚊。

 自然が強い分、扱いにくいところもあります。それをどこまでコントロールし、室内に質の良い光と風を取り込めるか。それこそが建築にとっての命題だと思っています。

 温暖化が進む中、夏を制するものが一年を制すと言っても過言ではないのです。

 暑い時期に目の前に水盤があれば、風は冷やされます。

 藤原頼道は水面に映る鳳凰堂を愛でたのですが、その涼やかさも分かっていたのかもしれません。

文責:守谷 昌紀

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2019.06.05

朝テンションがあがる「北摂のリノベーション」‐6‐夏を制するものが一年を制す

現場日記一覧

    

News

Event

『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

amazon楽天ブックスで書籍・電子書籍共に購入していただけます。

R Grey入居募集

コンクリート打ち放しマンション「R Grey」
■満室となりました。■