鬼門は中国から伝わってきたものと言われています。
表鬼門に対して、南西の裏鬼門も、玄関や水回りを避けたほうが良いとされます。
最も日差しが強い、モンスーンや台風の強風が吹き込み屋根を吹きとばされる、その風によったカマドの火の粉が入ってくる等がその理由です。
週末の台風12号は、真東から日本列島を横断しました。裏鬼門も再考の余地がありそうです。
その雨の中、北浜の「五感」本店へ寄ってきました。
この界隈は「生きた建築ミュージアム」に選ばれている建物がいくつかあります。
「五感」の入る新井ビルもそのひとつ。
1922年(大正11年)に銀行として建てられました。
少し南に下ると高麗橋野村ビルがあります。
大阪瓦斯ビルで知られる、 安井武雄の設計で、1927年(昭和2年)の完成です。
柔らかい曲線は、大阪瓦斯ビルでも見られます。
更に南に下ると「生駒ビルヂング」。
時計店らしく、大きな時計が目印。1930年(昭和5年)の完成です。
大大阪時代の建物がずらりと並んでいるのです。
新井ビルは何度か訪れていますが、店舗に入るのは初めて。
看板も建物を尊重したもので、好感がもてます。
店内は1年前に改装したそうで、真新しい感じでした。
目的は、米と和三盆で作られたこのバームクーヘン。
今年の6月にスタッフが結婚したのですが、その引き出物の中にありました。
当日の式が終わり、家に帰って晩酌をしていると家族は10時頃には、2階へ上がって行きました。
もう少し1人で飲んでいたのですが、キッチンへ行くとこのバームクーヘンが4つに切られて置いてありました。
1つ食べて寝るか、と思ったところまでは覚えているのですが、その後の記憶がなく……
翌朝、下に降りると、娘が「お父さん、また私のデザート全部食べたやろ~」と。
「また」と言うのは、5年くらい前に娘のお気に入りだったハイチュウ(いちご味)を、私が夜に全て食べてしまったという一件を指しています。
元々、甘党でもない私が、ハイチュウをそんなに食べるはずもないのです。
ウィスキーを熟成させる過程で、幾分量が減ってしまうことを「天使の分け前」と言うそうですが、甘い物好きの天使が分け前を求めたのかもしれません。
そんな言い訳をしていると必ずバチがあたります。
晩酌は、一日おきと決めているので、それなりに節制しているつもりですが、眠い時に甘いものを食べ出すと、たまにストッパーが壊れてしまう時があるのです。
午前0時を過ぎたあたりからの甘いものは絶対的に要注意。
週末に誕生日を迎えました。天命を知る50歳まであと2年。夜中にハイチュウを食べている場合ではありません。
天使が応援してくれるよう、また、悪魔にとりいられないよう、規則正しい生活をおくれる48歳でいたいと思います。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「羽曳野の家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園
【News】
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載
■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「松虫の長家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載