♪ 暮れは元気にご挨拶~
メロディー付きのイメージです。この日記も今年最後になり、2014年を振り返ってみます。
1月5日、祖母が90年の人生を終えました。
「財を残して下、事業を残して中、人を残して上」は、元東京市長、後藤新平の言葉です。
私が「人」だったかの判断は、未来の孫に委ねるとして、祖母は、子に孫に尽くした人生でした。
2月は冬季オリンピックがソチで開催されました。
「遠里小野の家」が完成し、クライアントのお母様から有り難い言葉を貰いました。
seven dreamersの芝公園ラボ、銀座ギャラリーがオープン。
コンパスを見誤らなければ、必ず夢の島にたどり着けると信じます。
4月26日(土)、27日(日)とグランフロントのサンワカンパニーでセミナーの講師をしました。人前で話すことを少し楽しめるようになったかもしれません。
ゴールデンウィークは高知、愛媛を回りました。
最後の清流、四万十川。豊かな自然と、私達も、次の世代も、さらに次の世代も、共に生きて欲しいと願います。
6月 2人旅‐1069‐
なかなかのハードスケジュールを送っている長男と、2人で釣りへ。
7月 成功への情熱‐1078‐
あれから半年。異国の地で本当によく頑張ってくれたと思います。
『ハウジング 9月号』に「あちこちでお茶できる家」が掲載されました。
盆休みはフェリーで福岡へ。博多という街はとてもエネルギッシュで魅力的でした。
フェリーで行く九州の旅は3回目だったか。常に私の旅情を掻き立ててくれるのです。
本編、ビフォーアフター大賞、そして9月20日の再放送と「住之江の元長屋」は3回放送されました。
そのおかげでスタートした計画もいくつかあります。また、何人かの方から「良かった」と声を掛けてもらいました。
とても有り難いことですが、テレビはお祭りです。
今、手元にあるプロジェクトに全力投球することが一番大切なのは間違いありません。
10月 幸せ配達人‐1105‐
恒例の家族写真。娘が七五三で、Ohanaへ撮影に行ってきました。カメラマンの石井さんを、勝手に「幸せ配達人」と呼ぶことにしました。
『ハウジング12月号』に「柏の家」が掲載されたのも10月でした。
11月 雪国長野‐1119‐
今年は9月27日御嶽山噴火、11月22日の長野北部地震と天災がありました。
「白馬の山小屋」はリノベーションして16年。食器などの被害はあったようですが、建物は大丈夫だったとのこと。
バランスの良い建物なので、大丈夫だと思っていましたが、安心しました。日本という国での、建築の役割、期待を改めて感じます。
12月 鬼の筆‐1120‐
新神戸にある「竹中大工道具博物館」で、鬼・西岡常一が、弟子入り前の小川三夫へ宛てた手紙がありました。
堂塔建築の基盤は此の心の問題です。自らが仏者となり、衆生済度の大願をもって事に当たらねばなりません。
技術の優秀さは此の心の上に花開くものです。
どんな世界かに関わらず、常に心なのだと鬼は教えてくれます。
「THE MANZAI」という番組で、今最も面白い漫才師に選ばれた、博多 華丸・大吉。
並み居る若手をを跳ね除けての優勝でした。彼らはこんな事を言っていました。
誰も傷つけない、漫才界の寅さんを目指している
随分前のことですが、ドキュメンタリー番組でこんな場面を見ました。
若者達があるテーマで議論をしています。熱くなってきたその場に、先生が割って入ります。
「それは議論じゃない。相手を傷つけようとしているだけだ」
競争原理の働く、自由経済社会の中で、色々な場面にでくわします。心にギスギスとした違和感を感じるときもあります。
しかし、誰も傷つけず、誰も損をしない。そんな生き方を垣間見た気がします。年末に、いいものを見せて貰いました。
今年もこの日記にお付き合い頂き有難うございました。来年も素晴らしい一年となることをお祈りしています。
2014年 12月29日 守谷 昌紀