阪急電鉄も、座席指定サービス開始。友人関係は大丈夫か‐2117‐

一昨日、梅田にでる用事があったのですがかなり激しく雨が降っていました。

相変わらず外国人旅行者を多く見かけます。

海外に行くと感じますが、傘の考え方は各国で随分違います。

ヨ―ロッパの人たちは傘をさす人が少なめ。それで日本に来ると薄手のカッパを使うのでしょうか。カッパこそ日本独特の言い回しですが。

2週間程前に梅田を訪れた時は快晴でした。

丁度、阪急の京都線に特急が到着したところ。

中学高校の6年間を梅田-高槻市で通っていたのでやはり愛着があります。

勿論のこと、ビッグマン前は待ち合わせの定番です。

その阪急京都線でも、7月から座席指定サービスが始まるという広告がでていました。

『プライベース』は一律500円だそうです。

私鉄では、日本一の路線長さを誇る近鉄電車は、 座席指定サービス の先駆者です。

下町感満載の近鉄八尾駅前。

しかし「ひのとり」の高級感はかなりのものです。

昨年末に初めて乗りましたが、大阪上本町-名古屋の『プレミアムシート』で900円。

挽きたてコーヒーも買えて、非常に快適でした。

一昨年の秋には、お京阪の『プレミアムカー』で京都へ。

その時は、アテンダントが同乗していたのですが今もそうなのでしょうか。

そこまでは要らない気もしますが。

大阪-神戸、大阪-京都は、JRも含めて競争がし烈な路線です。各社が切磋琢磨してサービスが向上するのは、利用者にとってはメリットしかありません。

ただ一点、気になることがあります。

中学高校の6年間、阪急京都線の梅田-高槻市を使っていたと書きました。1980年代は通勤・通学ラッシュもえげつなく、通勤特急はいつも超満員でした。

通っていた高槻中学・高校は私学です。大阪の下町で育った私には、想像もつかないくらい裕福な家の子供が沢山いました。

当時はかなりの混雑でしたから、そんな家庭なら「座って勉強できるんだから『プライベース』で通いなさい!」となるはずです。

まさか、座席指定サービスを中高生禁止とはならないはず。もし私の時代に、このサービスが始まっていたら、猛烈に格差を感じたと思います。

それで、良い友達関係は築けるのだろうか……いらぬ心配でしょうか。

幸いにも、娘は近鉄電車で高校に通っていますが、『プレミアムシート』で通わせてくれと言われたことはありません。現在は、そこまで混まないのかもしれませんが。

『プレミアムシート』『プレミアムカー』に続いて『プライベース』。

サービスが始まったら、まずはお手並み拝見といきたいと思います。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

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「No」と言える大人‐2116‐

土曜日は早起きして、定例打合せに向かいました。

いつものようにトンネルの中で奈良県に突入。

そして南西端までやってきました。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」の現場はどんどん進んでいます。


ゲンバ日記の2回目を早くUPしたいのですが、整理、編集とも追い付いておらず……

なかなかに迫力ある現場ですので、もう少しお待ちください。

天気は快晴。

梅雨前の貴重な晴れ間で、出来れば釣りをしたかったのですが、定例打合せが終わり次第、とんぼ返りで大阪に向かいました。

日曜日も、みっちり今週、来週の打合せの準備です。

明けて今日の夕方。

高校3年生の女の子が、「建築士になったきっかけ、仕事内容、仕事のやりがいなど」を聞きたいと取材に訪れました。

授業の一環だと思いますが、2年に1回くらいの割合で、こういったオファーがあります。

仕事に興味があるならと、基本的に全て引き受けていますが、彼女はインタビュー中にメモ程度しか取りませんでした。

取材終わりでそのことを尋ねてみると「後でもう一度整理します」と。

「話の流れを止めず、それができるなら素晴らしいね。僕も普段の仕事でもそうしているよ」と伝えると、喜んでいました。

褒めるというのは、案外難しいことです。

何でもかんでも褒めると、嘘っぽいものになるので、良く見ておかないといけないのです。

今日まで出社していたオープンデスク生も、模型をつくる手間は全く惜しまない学生でした。

特に、「(仮称)あまがさき ずっと元気クリニック」の模型では、見せ場となる本棚をバルサ材で製作しました。

バルサ材の方がスチレンボードで作るより難易度が上がるので、一旦はスチレンボードを勧めました。

しかし、「バルサでやってみる」というので、任せてみたのです。

ソファなどは、厚めのスタイロフォームで作ると柔らかい質感が表現できます。

熱線スタイロカッターを引出し中から自分で見つけてきて、頑張って製作してくれたのです。

出来上がった写真がこれです。

UPで撮ると、本棚のゆがみが見えるかもしれませんが、バルサで作るなら上出来だと思います。

縦材と横材の両方に切れ目を入れ、ゆがみを最小限にする工夫までしていたからです。

10日以上頑張って出社していたのですが、朝が苦手なのか、時々約束の出社時刻に間に合わないこともありました。今日も間に合わずだったので、研修を打ち切ることにしました。

オープンデスクの前に面接をするのですが「真面目に一所懸命に取り組んでくれれば仕事の質は問わない」と約束します。一方「真剣味と謙虚さの足りない人は、研修を打ち切ることもあります」とも伝えます。

彼女なりに頑張っていることは伝わってきたので、良い点は積極的に褒めました。

ただ、8時間働くという事と、朝9時20分に出社することは辛そうでした。

それを「真剣味と謙虚さの足りない」とするのかは随分悩みました。

若い時なので、心の傷にならないよう気は使っていますが、約束を曲げてまで研修を続けることは、彼女の今後のためにも良くないだろうと、苦渋の決断でもあったのです。

時代は変わります。労働時間も変わります。ただ、一番変わったのは、経営者、先生などの年長者なのではないかという気がします。

「No」と言える大人が、学生の回りにいないのだと感じるのです。そんな学生が、いきなり真剣勝負の場に放り込まれたら……

尊重することと、なんでも認めることは違います。辛くはあったと思いますが、少しでも仕事人生の足しにして貰えたらと思うのです。

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やってないだけやん!‐2115‐

ツツジが満開になるこの季節。

毎年1回は、宮崎県の都城市で参加した、車の合宿免許を思い出します。

大学の生協で予約したので、色々な大学から参加者が集まり、とても楽しかったのです。

と思っていたら、あっという間に、子供が免許を取る歳になりました。

同じように合宿免許で取得し、無事免許が交付されたと写真を送ってくれました。

本人の尊厳のため、しっかり目にぼかしておきます。

小さい頃からずっと伝えてきましたが、①命 ②安全 ③健康 の優先順位だけはいつも忘れずにと、メッセージを送っておきました。

東京からの合宿免許は東北が多いそうで、このあたりは土地柄を感じます。

米沢だったと言うので、写真を送ってと頼んでおきました。

その写真が、なんともいい!

春の仙台行きも、私だけキャンセルになったので、こんな風景を見に旅へ出てみたいものです。

ちなみに、免許取得費用は半分だけ出してあげたはず。あやふやですが。

米沢城址には、伊達政宗生誕の碑があるよう。

すぐ近くには、江戸時代の名君として知られる上杉鷹山の像も。

この小さな街になぜ偉人が多いのでしょうか。

九州の小大名の家に生まれた鷹山は、上杉家に養子としてやってきました。

明治時代に内村鑑三が西欧に向けて英文で書いた「代表的日本人」では西郷隆盛など5人を取り上げています。

その中で、上杉鷹山は2番目に登場します。

米沢藩は、秀吉の時代には大藩でしたが、関ヶ原の戦いでは反徳川となり、当然冷遇を受けます。

17歳で9代目藩主となった鷹山は、困窮していた藩の財政を、産業の振興、人を得ること、賞罰をはっきりすることなどで立て直して行きます。

「民の幸福は、治者の幸福である」と語っている、まさに理想の日本人です。

中でも最も知られた言葉でしょう。

成せば成る なされば成らぬ 何事も

成らぬは人の なさぬなりけり

何度も読み返してしまう、禅問答のような含蓄のある言葉です。

しかし、現代語訳すると「やってないだけやん!」となるでしょうか。

動いていない車のハンドルをいくら操作しても景色は変わりません。まずは動いているか、自分の足元を確認する必要がありそうです。

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変わるホテル、変わる同窓会‐2114‐

2024年はオリンピックイヤーで、パリ大会が開催されます。

中学高校の同窓会をオリンピックイヤーの12月30日に開催すると決めたのが2004年。以来、世話役の代表を務めてきました。

前回、東京大会の年は新型コロナで中止としましたが、前々回と合わせて、会場は大阪マルビルの第一ホテルでした。

ご存知の通り大阪マルビルは昨年から解体が始まっており、新しい会場を探しています。

4年毎の開催なので、1回飛ぶと8年振りになります。その間で、大きく変わったのが物価とサービスです。

3時間7500円前後の会費で開催してきたのですが、ホテルなら1万2千円以下では難しそう。それで、レストランも含めて会場を探していました。

阪急梅田駅の東にあるNU茶屋町。

中央を抜けるとNU茶町+もあります。

2つの施設が一体となり、緑が多くとても良い感じです。

飲食店は概ね上層階にあり、テラス席がある店舗もありました。

金額的にはホテルより抑えられそうです。

阪急古書のまちを南に下って移動します。

こちらも大きく雰囲気が変わりました。

おしゃれではありますが、統一感がありすぎて私は昔の方が好きかなと思います。

次は阪急百貨店のレストラン街を見に行ってきました。

こちらも上層階に多くの店舗が集まっています。

最上階は屋上広場が隣接しており、非常に開放的な雰囲気。

昼時だったので、弁当を食べるビジネスマンや、ベビーカーを押した子供連れの若いお母さんたちが話に花を咲かせていました。

まさに都会のオアシスです。

テラス席があるなら、愛煙家の人にもよいかなと思っていたら、NU茶屋町も阪急百貨店も全館禁煙だそうです。ただ、喫煙室はあります。

なんと表現の難しいことかとも思いましたが。

何と言ってもロケーションが良いので、こちらが第一候補かなと思っています。

ホテルは金額も上がりましたが、年末年始に宴会を受け付けていないところが多く、その変化にも驚きました。

「ホテルってそれが商売なのでは」と思わず口に出てしまいました。メールでのやりとりなので、直接は言っていませんが。

2004年、第1回目の会場はモントレ大阪。会費は8000円でした。

20年前ですから、1.5倍の1万2千円は妥当な金額だと思います。しかし、少しでも多くの参加者を望むなら、抑えれる限りは抑えておきたいと思います。

物価が上がっても、何かしらの選択肢があるのが、日本の良いところでもあり、駄目なところかもしれません。

相当に迷惑を掛けた、母校への恩返しのつもりで始めた世話役の代表。足掛け20年、1回の中止は含みますが司会も合わせて、6回務めさせてもらいました。

自分なりにかなり力を入れてやってきたつもりですが、一番迷惑を掛けた恩師も鬼籍に入られました。そろそろ今年で退任させて貰おうと思っています。

世話役ともほぼ4年に1回しか会わないので、会の最後に皆と相談したいと思っています。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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八尾南から八尾市縦断バスの旅‐2113‐

間もなく工事が始まる、八尾市でのプロジェクトがあります。

建築確認申請を提出するために、八尾市役所へ色々と手続きに向かいました。

平野のアトリエから八尾市役所へは車が早いのですが、その後、市内へ移動するのはやや億劫。

地下鉄谷町線の終点、八尾南駅まで行って、近鉄バスで行ってみることにしました。

駅前ロータリーはかなり立派です。

駅の正面に建つステーションプラザ八尾南は、全面カーテンウォールのなかなか恰好のよい建物。

その右奥に見えるのは、福原愛さんも所属していたミキハウスの本社です。

2019年に一度見に来ましたが、設計は黒川紀章です。

反対に、駅の北側は何も無いかなり広い空間があります。

駅の改札横に、ここが元は八尾空港の一部だった写真が展示されていました。

出入口に沿って、飛行機が並んでいるのが見てとれるでしょうか。

他にも、ひとつ手前の駅周辺の長原遺跡と、八尾南遺跡から出土したもののレリーフが展示されていました。

地下鉄の延長工事のため、1974年から1980年まで断続的に発掘が行われ、約1万年前の旧石器時代の石器から、室町時代の井戸の跡まで、多くの遺跡が発見されたとあります。

湿地帯だったことを活かし、弥生時代から稲作が行われていた痕跡も見つかったそうです。

古墳銀座と言ってもよい、藤井寺市のすぐ北にある八尾市は、早くから多くの人が暮らしていたのです。

また、なんとも八尾らしい告知も。

八尾えだまめの収穫体験は、参加費1000円で、1kgも収穫させて貰えるようです。子供が小さい時ならすぐに申し込んでいたと思います。

行けなくても、参加費はお出しするので、半分けしてくれないかなと思うのです。

現在は八尾空港とは少し距離ができましたが、小型飛行機、ヘリコプターが断続的に離陸している音が聞こえてきます。

バスに乗ると、すぐに八尾空港の横を通過しました。

ここは、子供連れの家族にお勧めです。人も少なく、子供は飛行機大好きですから。

途中、バスはJR八尾駅を通過します。

八尾市役所前で下車し、各担当部署をまわり手続きをすませました。

市役所から近鉄八尾駅まで歩き、近鉄大阪線で市内の審査機関へと向かったのです。

3つの駅の中でも、近鉄八尾駅前は、イトーヨカドーやアリオもあり一番賑やかな感じでした。

仕事で出掛ける時も何か楽しみは見つけたいといつも思います。

八尾南駅、JR八尾駅、近鉄八尾駅と、近鉄バスで八尾市を縦断するバスの旅でした。

ただ、八尾南駅に笑えない告知もありました。

それはそうでしょう。

駅員さんもこれは大変です。

室町時代ならこんな注意は受けなかったでしょうが、残念ながら現代はそうもいきません。

太古から多くの人が暮らす街です。美しくあれるよう、そこは皆さんよろしくお願いします。

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トンビに撃墜されない範囲で、‐2112‐

土曜日は、日本でオーロラが観測されたというニュースがありました。

自然の話と言えば、温暖化、記録的豪雨など、聞き難いものが多い中、何とも夢のあるニュースでした。

強力な太陽フレアが連続して発生したのが要因で、北海道から能登半島までの日本海側で観れたとありました。

被災された北陸の皆さんにとって、一服の清涼剤になったと思いますし、改めて自然の奥深さを感じたのです。

同じ土曜日に、「下北山村の古民家〈リノベーション〉」のゲンバ日記をスタートしました。

初回は計画の説明の前に、私の下北山村愛がほとばしる内容になってしまいましたが、よければのぞいてみて下さい。

下北山村はニホンカモシカから熊まででるところですから、猿、鹿は普通に会います。

前回七色ダムへ行った際も、水面近くまで降りてきて、新芽なのか花弁的なものなのか、ムシャムシャ食べていました。

ドローンで撮影する時は、国交省に飛行許可を申請すると共に、ダムの管理者、電源開発の方にも許可申請を提出しています。

5月5日も、ゲンバ日記用に池原ダムで撮影していました。

この日は天気がよく、ドローンが飛んで良い空域、150m近くまで高度を上げました。

あたりにはトンビも多く生息しています。

風を受け、空中でくるりとターンする様子は気持ちよさそうですが、上空から人間の食事を狙っていることもあります。

以前、長男が食べていたバナナを上空から狙われ、音もなくかっさらわれました。

あの鋭い爪でバナナを捕まえた瞬間、バサリと羽が私の顔に当たりました。

子供に怪我がなかったのが何よりでしたが、皆さん是非ご注意下さい。

実は、これ程近くに飛んできたのには訳があります。

トンビはドローンを自分の制空権を犯す侵入者とみなします。いつもなら、この辺りで暮らす住人がすぐに威嚇してくるのです。

しかし、この日は近くに居なかったようで、順調に撮影していたのですが、ある瞬間音もなく現れ、こちらに滑空してきました。

それで急いで高度を落としたのです。

すでに何機かのドローンが撃墜されているそうで、あやうく新機を破壊されるところでした。

下北山村の自然に対する愛情は、ひとかたならぬものがあるのですが、常に片思い。何とも切ないものです。

「バカの壁」の著者、養老孟司は、戦後日本は「都市化」したと考えると理解しやすくなると言いました。

車が走り難いからアスファルトを敷き、雨が降ると買い物がし辛いと屋根を架けました。

ジャングルで石に躓いても誰も怒りませんが、ニューヨークで歩道に穴がありそこで怪我をしたら、市を訴えるのです。

コントロールできないものをどんどん排除し、文明は発展してきました。しかしその弊害として「何事も人のせいにする人が増えた」そうです。

この話、稀代の論客が鋭く現代人を考察しており、身につまされる思いがします。

魚が釣れないのは、誰のせいでもなく自分の知識と技術の至らなさ。

熊やトンビに駆逐されない範囲で、「言い訳」という錆を削り落としたいと思うのです。

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第3ラウンドは上町で勝負‐2111‐

昨日、ゲンバ日記で「(仮称)あまがさき ずっと元気クリニック」をスタートしました。

アニメーションもUPしているので、よければ【ゲンバ日記チャンネル】も合わせてご覧ください。

前回はゴールデンウィーク後半のことを書きましたが、前半は谷町六丁目へ現地調査へ行っていました。

今年の2月上旬に見に行った中古物件を、縁あって購入したのです。

地下鉄の駅から地上に出ると、谷町筋と長堀通が交差しています。

長堀通を東へ少し歩くと、今度は上町筋と交差。

南を見ると、上本町駅の「近鉄」の看板が小さく見えています。

丁度このあたりが上町台地の尾根筋にあたり、長堀通はここまでが上りでここからが下りです。

さらに上町台地を東に下って行くと、古いビルも結構残っています。

上手くリノベーションしているカフェなども色々あるのです。

購入した建物は、こじんまりした鉄骨4階建て。

1階は店舗でした。

2階、3階が居住スペース。

1階は、来客用と自分の車の駐車場にする予定で、2階がアトリエ。

3階が居住スペースなので、私達の寝室は4階になると思います。

街中なら、屋上は欲しいなと思っていました。

この1年で見た中古物件の中で、最も希望に近かったので、思い切って購入しリノベーションすることにしました。

どんな縁があったか、どんな計画になるのかは、またゲンバ日記にUPしていくので、少しお待ちください。

半日ほどかけて測量は終了。

夜や朝の周辺環境も知りたかったので、寝袋持参で泊まることにしていました。

測量終わりで、夕食を取る店を探すために周辺を歩いてみます。

クライアントから教えて貰ったのですが、このあたりにはミシュランの星付きのレストランがいくつかあるそうです。

この日は、感じのよさそうな店を見つけたので入ってみました。

長屋を改修した、ビストロ リベルテは夫妻で営むフレンチレストラン。

ただ、ビストロとある通り、気軽に入って貰えるよう意識しているとのことでした。

穏やかなご夫妻の雰囲気通り、とても優しいお味でした。

大変おいしゅうございました。

現在は、外食をすることがあまりないのですが、移転すれば少しは機会ができるでしょうか。

帰りは、隣駅の玉造まで歩いてみました。

こちらは下町の雰囲気が色濃く、ザ・大阪といった感じ。

どちらも楽しみです。

天王寺で創業して5年、地元の平野で22年、第3ラウンドは上町で勝負することにしました。

どんなご縁があったか、なぜこの地が良かったか、この建物の課題は何か、そしてなぜ移転するのか。

ゲンバ日記に、全て包み隠さず公開していくつもりなので、またのぞきに来てください。

秋までの移転完了を目指します。

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池原→七色→池原‐2110‐

ゴールデンウィーク後半。

前回は、仕事だけでお預けだった池原ダムへ。

う回路を回って3時間15分かけてやってきました。

ボートを駐艇しているトボトスロープへ。

ボートの昇降ができない水位まで下がっており、降ろすことができませんでした。

1年に1回あるかないかの為に、牽引の許可は取っています。

しかし、ボートを繋ぐと全長が12m程になり、運転はかなり神経を使います。

特に、バックでボートを湖に入れるときは、慣れていないので難易度マックスなのです。

しかし、ここまでやってきてそうも言っておられず、南にある七色ダムへ。

スロープ60は、若いときはかなりお世話になりました。

何とか湖に浮かべるところまで済ませひと段落です。

「下北山村の古民家リノベーション計画」もかなり進んでおり、現場に寄って撮影をしてきました。

この日は、早めにバンガローに戻ってワーケーションです。

翌日は早朝から湖上にでました。

池原ダムと同じ熊野川水系にありますが、七色ダムは景色が随分違います。

水位変化が少なく、景色が優しいのです。

名物、発電所跡.

穏やかな水面の上を疾走します。

今回は、ボートのシステムを色々やり替えたので、テストの意味合いもありました。

しかし上手く機能せず、釣りはせずに再びトボトスロープにボートを戻しました。

折角戻ったので、全国のトボトスロープファンにお届けします。

上空115mからの空撮です。

今朝、大阪に戻ったのですが、ゴールデンウィーク最終日は生憎のお天気になりました。

それでも、紀の川を通ると、多くの鯉のぼりが風に泳いでいました。

子供が小さい時、長期休暇は本当に全国を走り回っていたことを思い出しました。休暇の過ごし方も、歳と共に変化していくものです。

明日からはフルスロットルで疾走します。

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あったとしても、無かったとしても、答えは風の中 ‐2109‐

ゴールデンウィークの中日ですが、仕事の人が多いのでしょうか?休みの人が多いのでしょうか?

いずれにしても天気は最高でした。

弟の家であり、私のアトリエでもある「平野西の家」。今日もクライアントが足を運んでくれました。

2004年の完成なので20年が経ちました。

完成時に私が植えたアイビーも、この時期一気に葉を増やします。

何軒もの作品に株分けした、親株?でもあります。

西隣に建つ「R Grey」もそうですが、減額で植栽を削った場合の裏オプションです。

ここに書いたら「裏」にはなりませんが。

最近の、中学、高校の学園祭は春にあることが多いと聞きますが、娘の学校もゴールデンウィーク直前に開催されました。

基本、体育会で頑張っているのですが、友達とバンドを組んで演奏するとのこと。

娘はベースの担当で、最低限の機材は購入。何回かスタジオで練習した音源も聞かせてもらいました。

初めての時はかなり大変そうでしたが、徐々に上達するものです。

妻が観に行ってきたので、動画で演奏を聞かせてもらいました。

演奏も大分しっかりしてきて、友人たちの友情もあるでしょうが、かなり盛り上がっています。

本人としてはかなり満足だったようで、数日間は余韻に浸っていました。私も高校時代はバンドをしていたので気持ちは分かります。青春の1ページとして心に刻まれたでしょう。

長男はかなり歌がうまかったので、妻に「なぜ、あいつはバンドをしなかったんかな?」と聞くと、「コロナで無かったやん」と。

そう言えば、2020年が高校1年だったので、学園祭で言えば一番不遇だった時期です。

可哀そうと言えば可哀そうですが、それもまた運命。それをエネルギーに変え、志望大学に入学できたのかもしれません。

2016年にノーベル文学賞を受賞した、ボブ・デュランの代表曲「風に吹かれて」は1962年の発表です。

リアルタイムでは知らないのですが、当時のインタビューで、曲の意味をこう語っていたそうです。

答えは、本や映画、テレビ、討論会の中にはない。風の中にある。

前回、「本を読み続けるのは、立派な人になれる、と思っているから」と書いたばかりですが、フォークの巨人からすると、全く違うようです。

学園祭があったとしても、無かったとしても、答えは風の中。

分かるようで、分かりませんが、やっぱり分かるような気もするのです。

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