最後のピース‐1839‐

この1年半、巣ごもり需要によって、「売り上げが上がったグッズ」などという記事をよく見ました。


レトルト食品、健康グッズ等がその代表格だと思いますが、ジグソーパズルもそのひとつでしょう。

わずかながらですが、我が家も貢献しています。

私は全くしませんが、妻と子供は何枚かにチャレンジしていました。

こちらはディズニーのライオンキングですが、ずっと1つのピースがなく停滞していました。

困っていると、紛失時補てん用の葉書きがついていたそうです。

葉書は1枚しかないので、右からいくつ目、上からいくつ目と、何度も数え直して郵送。

無事、最後のピースが届き完成したのです。

先月から今月にかけて、何度も竣工写真、動画の撮影に出かけていました。

ようやく写真家からそれらが届きはじめましました。

まずは「コンクリート打放し H型プランの平屋」です。

晴れを待って、何度も延期した甲斐がありました。

少し雲があった方がとも言いますが、快晴と打ち放しのコンクリートは非常に相性がよいのです。

こういった限定された空間は、非常にアングルが難しい箇所です。

各個室も同じ。

寝室、子供部屋とも、縦位置の構成になっていました。

和室から光庭を望むカットも縦位置でした。


出来上がりを見れば簡単そうですが、横位置、縦位置を決めるだけでも結構難しいものです。

また、夜景も腕の差がでるところです。

LDKの夕景は、コンクリートの質感が非常によくでています。

庭から見返したカットも内部がよく分かります。

夕食の時間帯につき、奥さんが少し準備を待ってくれていました。

撮影は、多くの協力のもとに成り立っているのです。

写真家は「少しくらい曇っていても、良い建築は、良い写真になりますよ」と言いますが、この青い夕景は、晴れた日にか撮れないカットです。

竣工写真が揃えば、資料をまとめwebサイトに作品が発表できます。

ようやく最後のピースが揃ったと、ほっと胸をなでおろすのです。

明日、明後日、4日後の月曜日も撮影で、最近、天気予報ばかり見ています。

関西においては、幸いにも台風はそれてくれました。

今日も見事な夕焼けでした。

ちなみに、4日後は弥の明後日(やのあさって)と言うそう。

明日、明後日、 弥の明後日も天気にな~れ、なのです。

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【News】

■■■ 『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

密から生まれる、熱‐1838‐

久し振りの道を通ったら、広い空き地に変わっていました。

建物が無くなると、元は何があったか思い出せなくなるものです。

これだけの敷地ですから、かなり大きな建物だったと思うのですが……

人の記憶ほど曖昧なものはありません。

ネコジャラシが秋の日を受けて、金色に輝いています。

金色に輝くと言えば麦の代名詞ですが、確かこのネコジャラシも稗などの仲間だったはず。

負けず劣らず美しいのです。

乗り継ぎができる駅は沢山ありますが、街が面白いのはやはり鶴橋。

私は好んで使います。

JR、近鉄、地下鉄と3つの路線が交わるので人通りも多く、活気があるのが好きな理由。

また、戦後から残る周辺の商店街は、唯一無二の雰囲気です。

阿倍野、天王寺の再開発が進む中、最後の砦といってよいでしょう。

12月に除いた時は閑散としてましたが、今月末、緊急事態宣言が解除されるという報道もありました。

鶴橋商店街だけでなく、「もうそろそろ人出が戻ってくれなければ……」というのが、偽らざる本音なのです。

梅田の地下街を「ラビリンス」と紹介していた記事を見掛けましたが、ラビリンス度では 鶴橋商店街が1枚上手だと思います。

商店街をのぞいたのは久しぶりですが、私の心配は不要でした。



十分に人出は戻っているようです。

まだ解除前なので戻りすぎなのかもしれません。

私も人のことは言えないのですが。

今から138億年前。

超高温、超高密度に圧縮された素粒子が突如爆発しました。

その爆発によって、「無」だった宇宙が「有」に変わり、現在も膨張を続けています。

これが私の理解する「ビッグバンセオリー」です。

「無」とは何?

まさに禅問答で、考え出すと夜も眠れなくなります。

それは置いておくとしても、大きな変化には「熱」が必須で、それは「密」と深く関係しているようです。

中高の同窓会 の世話役をしているので、先日有志でリモート会議を開きました。

2020年末に予定していた中高の同窓会は、昨年夏に2021年末に延期しました。

今月、更に2022年末へと延期を決定しました。

その案内をすると、何人かの同窓生からレスポンスがあったのですが、「さすがにそろそろ納まってくれないと……」いうメールがありました。

約2年、「密」は徹底的に排除されてきました。

それは必要なことだったはずですが、永遠にという訳には行きません。

今年度の後半戦は、そろそろ「熱」で行きたいと思うのです。



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幸せの「月と寅と金だらい」‐1837‐

先週日曜日は「おいでよhouse」のオープンハウスでした。

今週月曜日の敬老の日は「コンクリート打放し H型プランの平屋」のオープンハウスでした。

今回は、6組15名の参加がありました。

密にはならない程度に、活気があってとても楽しかったです。

ご主人も案内してくれたのですが「皆さん褒めてくれるのでとても楽しかった」と。

知りたいことと、伝えたいことは一致していないことが良くあります。

むしろその確率の方が高いかもしれません。

私が話すより、住んでいる方の話しの方が価値があるのは間違いないのです。

ホール横にあるクロークなども、質問が多かった場所だと思います。

同じく、水廻りも皆さん興味がある場所。

つい主要な空間の案内に力が入るのですが、こういった空間をしっかり見て貰えるのもオープンハウスのよいところだと思います。

奥さんが、この日も花を活けてくれました。

この花器、ちょっと特徴的です。

仕事先で、上司が「誰かこれいらない?」と皆に声を掛けたそうです。

誰の手も上がらなかったので、それならと頂いた金だらいなのです。

床とはもてなす心を伝える場所で、名器を飾る場所ではないという、利休の心がまさに体現されています。

ステンレスの床板と黒皮鉄板の背景にとても映えていました。

更に、追加の内部の動画撮影までお願いしていました。

概ね天気が良かったのですが、アトリエに帰って観てみると、空は比較的雲が多く外観はもうひとつ。

無理を言って、今日の昼から外部だけ再撮影させて貰いました。

今日は秋分の日。

1年で最も平均的に光が当たる日という言い方もできます。

雲一つない快晴。

庭木のヤマボウシが鮮やかな実をつけていました。

もう思い残すことはありません。

実は午前中に 「おいでよhouse」 の外観も再撮影させて貰っていました。

日曜日であれ、祝日であれ、快晴の空を見ると、いてもたってもいられなくなります。

それで、ご家族にはご迷惑ばかりお掛けしているのですが。

撮影の相談メールを送った際、この写真が届きました。

東向きのハイサイドから月が見えることを発見しましたと。

「夫婦で寅年なので、新築したら信貴山の福寅をお迎えする!」と決めておられたそうです。

「月と寅。カッコいいです(笑)」で結ばれていました。

ただ働くしか能の無い人間ですが、 月と寅と金だらいが私を幸せにしてくれるのです。

「おいでよhouse」 のほうも、また欲がでてきて内部動画のみ再撮影を……

本当にしつこい人間で済みません。

被害にあっているクライアントの皆さん、どうかお許し下さいませ。

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この人となら、友達になれそう‐1836‐

今日、敬老の日は11時から「コンクリート打放し H型プランの平屋」のオープンハウスです。

その前に、【ゲンバ日記チャンネル】『あの森のOhana』Episode2-新敷地-を配信します。


開設時は、 【ゲンバ日記チャンネル】や【ゲツモク日記チャンネル】などを分けて配信しようと考えていました。

しかし子供に言わせると、それは売れっ子YouTuberがすることだそうです。

早速、 『建築家・守谷昌紀TV』に統一し、その中で 色々な番組を配信することにしました。

『3つの庭を持つコートハウス』でスタートした 動画ですが、可能ならクライアントとの対談形式が良いなと思っていました。

それで無理を言って、「Ohana」の石井さんにお願いしたのです。

申し訳ないなと思っていたら、facebookにこんな写真をUPされてしまいました。


対談収録の前日、工事を撮影していました。

ビデオもカメラもと欲張っているので、自分が撮られていることなど全く分かっていません。

しかしこれまでに沢山写真を使わせて貰ったので、あきらめます。

反対に、先の1枚と合せて、貰った写真も使ってしまいます。

その石井さんが、13年前の私との出会いをご自身のブログで書いてくれました。


訪れてくれた動機は以下の通りでした。

作品もそこそに、プロフィールを見て「この人となら、友達になれそう」と。

嬉しいのか、そうでもないのか微妙なところですが。

それでもまた一緒に物創りをするチャンスを貰ったのですから嬉しいのです。

建築の出来上がりは関係性によって変わってくるものです。

2人で醸し出す空間が出来上がって行く過程を是非ご覧ください。

■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
9月20日(祝・月) 11:00~15:00 オープンハウス開催

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アトリエmの現場日記

ゴルフにまつわるエトセトラ‐1835‐

今日もリモート打合せでしたが、コロナ下の社会で最も変わったことのひとつでしょう。

各アプリケーションによって画面共有の設定が違ったり、初めは音声が出なかったりと、出だしはバタバタしますが、便利と言えば便利なものです。

今年の8月から本格的に進めている、アトリエmのwebサイトリニューアル計画。

お願いしているドアズの社長、戸田さんはフリーマガジン『fd』の編集長までしている多才な人と書きました。

できれば打合せはリアルでお願いしますと、毎回神戸まで押しかけているのです。

そのドアズの1階には、シルバーアクセサリーのオリジナルブランド、DAgDARTの店舗があります。

今回がリアルの打合せは最後だったのですが、偶然1階が定休日。

最後になるかもしれないので、無理を言って中を見せて貰いました。

店舗の隣には工房があります。

元は自分でも製作していたそうで、少し実演してくれました。

さすがはアクセサリーブランドのオーナー社長。

私より10歳程先輩だったと思いますがとてもお洒落。

指輪はご自身のデザインとのこと。

格好よくディスプレイされています。

しかし、近年は若者があまりアクセサリーをしなくなり、厳しい時代ではあるようです。

その中で、人気の商品がこのゴルフのマーカー。

グリーン上でパットの順番待ちをするとき、ボールの位置を示すために置くあれです。

ゴルフ場へ行けば、樹脂のマーカーが山盛りで置かれていますが、やはり格好いい大人はディティールに拘りたい。

そんな心理をついているのでしょうか。

移動の途中、抜け道かなと丘陵地にある小路へ入っていくと、刈り込んだ芝生が見えてきました。

ゴルフ場の中を横切る道だったようです。

道のすぐ横に打ち下ろしのティーグランドが見えます。

この時期の熱された芝生が発する匂いを思い出していました。

ゴルフをやめたのは30歳すぎの頃ですが、中学生ぐらいからコースも回っていたので大好きなスポーツでした。

ただ、私は無類の負けず嫌いで、コースを回る時はかなり前から予定を立てて練習します。

それなりに自信もあったのですが、独立してからは思うようには練習できなくなります。

後からゴルフを始めた友人に負けたりすると、次の時は血豆ができるまで練習して行くようになりました。

楽しむとは程遠い状態で、「いったい何のためにやってるんだろう」とクラブも全て処分してしまったのです。

28歳から3年程、ひどい鬱に苦しんでいたのですが、その時に滅多に合わない近所の友人が、「会わせたい人がいるからゴルフに行こう」と連絡がありました。

そんな時は誰にも会いたくないものですが、半ば強引に誘われ、一緒にコースを回ったのが現在の妻です。

鬱の時は、とにかく自分に自信がないので、「何と優しい人」と思っていたはずです。今では真逆の人間性だと思いますが。

もう少し歳をとったら、ゴルフをすることがあるのかなと思ったこともありますが、多分ないと思います。三つ子の魂百までで、私の性格が変わることもないでしょうし。

ただ、ゴルフをしていなければ現在の人生ではなかった訳です。

私のゴルフにまつわるエトセトラでした。


■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
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演出・守谷の想像以上‐1834‐

「軒が深いからおいでよhouse」は竣工してから4ヵ月が経ちました。

1年の1/3を暮らして頂いたなか、昨日オープンハウスを開催させて貰いました。

3組の訪問がありましたが、ほとんどご主人が案内してくれました。

最近の状況もあったので、8月21日に「3つの庭を持つコートハウス」で久し振りに開催したのですが、申込みは無し。

個人情報保護の観点からですが「京都府南部」では判断しにくかったかもしれません。

ただ、ご友人やご親族へのお披露目会も兼ねており、40名くらいの方が見えたので、非常に活気はあったのですが。

中2のお兄ちゃんも、しっかり片付けをしてくれており準備万端。

小2の弟君もしかりです。

自分の家をこれだけ楽しんでくれたなら、私が説明する必要は何もないのです。

更なる遊び場まで増えていました。

写真撮影の日に、一度インタビューを撮らせて頂いたのですが音声が上手く撮れておらずで……

オープンハウス終わりで、再度撮影をお願いしていたのです。

音声が上手く撮れるよう、ご家族の配置も変更してもらい撮影開始です。


途中、お兄ちゃんにはロフトで遊んでいる弟君を、呼びに行ってもらう役割を務めてもらいました。

演出・守谷の想像以上の展開で、とても良い雰囲気です。


この計画のエンジンといってよい奥さんから、竣工後にこの写真を送って貰いました。

これを見て、何かしらの動画を撮ってみたいと思っていました。

お兄ちゃんは朝起きると、パジャマのままここに上がり朝日を浴びるのが大好きなのです。

インタビュー中にその話しを振ると、こう答えてくれました。

朝日を浴びて、すごくうれしいです。

このコロナの時代で、自然に触れられないなかで、家の中で自然に触れられるのは嬉しいと思います。

勿論、台本はなしです。

ここまで言ってくれたなら、私が話すことなど何もありません。

いえ、私が話せば話すほど、陳腐になるのかもしれません。

 【ゲンバ日記チャンネル】 で配信しようと思っていたのですが、【ateliermTV】のような全体を統括するチャンネルを作って、その中でジャンル分けした方がいいのかなと、分からないながら模索中です。

夏季休暇が明けてから、土日は撮影、オープンハウス、動画の編集と、休みは全くありませんが、仕事があることより幸せなことはありません。

若い頃からずっと思っていたことですが、このコロナ下の社会が再度教えてくれました。私には仕事しかないのです。

いずれにしても、こちらのご家族の生の声も、できるだけ早く配信したいと思います。

敬老の日の オープンハウス も良ければ参加下さい。


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現場オールスターズ‐1833‐

空が高くなってきました。

長雨と酷暑の夏も、もうしばらくでお別れでしょうか。

そう思うと、強い日差しも若干愛おしく思えます。

赤。

黄。

緑。

光こそが色の源ですから。

緑のお京阪に乗って「あの森のOhana」の現場へ行ってきました。

「今日の現場は面白いですよ」と聞いていたのです。

クレーン、ユンボ、ダンプに人手は5人。

まず、オレンジの漏斗のような容器にユンボで土を満たします。

それをクレーンで吊上げ、敷地の奥へ。

それを均していくという5人の連携プレイ。

工務店が誇る、現場オールスターズです。

今日の工事が面白いというのは、外構工事の職長さんに聞いていました。

クレーンのオペレーターを務めるこの方は78歳。

軽い身のこなしです。

「親父の代からの付き合いなんです」と、先の職長さんに教えて貰いました。

働くこと程面白く、元気でいられる方法はないことが分かります。

漫才師、浅草キッドの水道橋博士は、芸能界潜入レポートが自分のミッションと語っていました。

それに近い気持ちもあります。

『あの森のOhana』Episode1も再生回数が100回を超えました。

たった100回なのかもしれませんが、それでも十分嬉しいことです。

近いうちに、 現場オールスターズ も参加した、Episode2を配信したいと思います。

建築現場潜入レポートが私のミッション。私の現場なので、潜入ではないかもしれませんが。

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近鉄で行く、奈良公園‐1832‐

昨日の朝、天気予報をみると朝と夕方が晴れマーク。

それならと現場を回って、動画を撮ってきました。

写真はずっと撮って来ましたが、やはり動画も晴れていると画が美しいのです。

動画を撮影する機材を持って出たので、そのまま奈良公園まで行くことに。

近鉄奈良線の景色は、動画なら画になるだろうなと前から思っていたのです。

石切で乗り換え。

平城宮跡あたりで、一気に視界が広がるあたりも見どころです。

奈良公園は外国人が多かったでしょうか。

奈良といえば鹿ですが、角が危ないので切っているのでしょう。

それでもオスはオス。


鹿せんべえ屋さんの前で、本気で縄張り争いを始めました。

ガツガツとツノの根元が当たる音が聞こえてきます。

怖いくらいの迫力。

1匹が道路まで押しやって、バスは急ブレーキでした。

トボトボと去っていく哀愁が……

彼らは普通に道路を渡っていくので、奈良公園周辺ではご注意を。

建築現場や旅先で、一眼レフとビデオカメラと三脚を持っている人がいたらそれが私です。

分かったことと言えば、ビデオとカメラは同時に撮れないということ。当たり前ですが。

未だ手探り運転が続きます。

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【ゲンバ日記チャンネル】『3つの庭を持つコートハウス』Episode2配信しました‐1831‐

手探りで始めた 【ゲンバ日記チャンネル】ですが、3本目を配信しました。

今回も「ゲツモク日記」としては番外編です。

『3つの庭を持つコートハウス』のEpisode2、竣工直前編です。

撮影はできるだけ晴れを狙っていくのですが、道中は快晴。

現場に着くと急に曇りだす、なんていうこともよくありました。

それでも現場に通わなければ、素材は撮れません。

本編の中にでてくる「びしゃん叩き」は壁の仕上げに使うことのほうが多いでしょうか。

雨続きで、少し無理をして打設した土間コンクリートが、雨に叩かれて荒れてしまったのです。

かなり手間がかかる仕上げですから、その苦肉の策でした。

何度も現場に通っていると、色々な場面に遭遇しますが、写っても構わないか皆に確認を取っています。

外構工事の若い職人君も声を掛けました。

「僕、YouTubeでるの初めてです。何ていうチャンネル何ですか?」と。

その動画を今回使ったので、約束は果たせました。

blogはweb+logからできた言葉です。web上に記録するというような意味でしょうか。

Vlogはvideo+blogで映像で記録するといった意味合いで使うようです。

YouTubeと Vlog のよいところをとったものに出来れば理想かなと思っています。

特にのリアクションはないのですが、駄目出しも含めて、何かあれば遠慮なくお聞かせ下さい。

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必ず駿馬をつれてくる‐1830‐

8月初めから本格的にスタートした、アトリエmのwebサイトリニューアル計画。

web製作会社ドアズのある三宮詣でが続きます。

中学・高校と高槻市駅まで通っていた私は阪急っ子です。

駅名こそ「梅田」から「大阪梅田」に変わりましたが、JRでなく、阪神でなく、できれば阪急でいきたいのです。

電車自体の乗り心地も良いですが、緑のシートは他を圧倒する座り心地です。

しかし何と言っても景色でしょう。

南を見れば、遠くには六甲アイランドとポートアイランド。

岸壁沿いに建つ、巨大な赤白のキリンが見えています。

北を見れば、王子公園や六甲山の緑豊かな風景。

子供が小さい頃はよくパンダを見に来たものです。

新しくなった阪急の三宮駅。

こちらの駅名も「神戸三宮」に変わりましたが、びっくりするくらいの高層ビルにも生まれ変わりました。

それでも北側の商店街は、学生時代の印象のまま。

この雑多な景色が、私にとっての三宮です。

ドアズのある東へ向かって歩き始めると、妻が「あっ、忘れた!」と。

妻がwebを担当しているので2人で訪れるのですが、車内に日傘を忘れたのです。

急いで駅に戻り、その旨を駅員さんに伝えました。

すると大きな運行表を持ってきて「その電車なら、今はここですね」と。


ダイヤグラムと言われる、あれです。

鉄道おたくという訳ではありませんが、何ともプロ感がでていてワクワクします。

テキパキと処理をしてくれ、出てくるかなと思いながら「帰りにまた寄ります」と言って、打合せに向かいました。

3時間後、駅に戻ると「出てきてないですね」と。

何ともったいないことを……と思っていたら、翌日は娘がiPhoneのイアホンを電車に忘れてきたと。

備品のイヤホンでなくAirPodsです。


全くウチの女性陣は、と思っていたら翌日問い合わせると「出てきました」とのこと。

無くさなければ良いのですが、無くして出てきた時の有り難さといったら……

日本に生まれたことを感謝するのです。

前漢の時代、北方の砦(塞)に住む翁が飼っていた馬が逃げてしまいました。すると塞翁は「これは幸となるだろう」と言います。

数カ月後、この馬は立派な駿馬をつれて戻ってきました。塞翁は「これは禍になるだろう」と言います。

息子がこの駿馬に乗っていた時、落馬して足を骨折してしまいます。塞翁は「幸となるだろう」と言います。

1年後に戦争が始まりますが、この怪我のため徴兵を免れたのです。

人間万事塞翁が馬。幸せも禍も間違いなく起こります。

禍があった時は未来を信じで希望を持つ。幸せな時は、調子に乗り過ぎず、禍を最小とするよう努力する。

人生の原理原則です。

これまで、この日記では拘って「コロナ下」と書いてきました。

今日はあえて「コロナ禍」と書きます。必ず駿馬をつれて来てくれるはずですから。


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