カレンダー

 アッと言うまに、1月も今日で終わりですが「今年はどのカレンダーを使おうかな?」というのは、どこにでもある悩みではないでしょうか。

私がオフィスのカレンダーを選ぶ時には、いくつかの基準があります。

①1日ごとの書き込むスペースがなるべく大きい
②仕事がら、六耀(大安、先勝など)が分る
③当月のページに小さくても前後の月が明記されている
④デザインがシンプルでかっこいい

 頂き物から選ぶのですが全ての基準を満たすものは少なく、大体同じところから頂いたものに落ち着きます。「やっぱりココのに限るナ」と悦に入るのです。

 今年は、何冊か「日めくり」を頂いたので、家に置いて毎朝めくる事にしました。

 日めくりには、「今日は何の日」という情報が結構載っていて、1月は「初○×」がめじろおしです。神社仏閣に関するものだけで

1月5日 初水天宮
  8日 初薬師
  9日 宵えびす
  10日 十日えびす、初金毘羅
  18日 初観音
  21日 初大師
  24日 初地蔵
  25日 初天神
  28日 初不動

とあります。
 
日本人の心のよりどころは本当に多岐にわたっているものです。古代より「八百万(やおよろず)の神」を祀り、信仰の対象も極めて多様な国ですから、それも当然?

肩こり

 12月頃には、「今年の冬はあったいなア」と思っていたら、いつの間にか、寒さが厳しくなって、どちらかというと大雪傾向のようです。

 寒い冬の私の大きな悩みが、肩こりです。26、7歳頃までは人様が嘆いていたりすると、「肩がこるってどんな感じ?」などとのんきな事を言っていました。

 それが30歳前くらいから、突如として「肩こり」持ちになってしまいました。ですから、まだ7年くらいの中級者ですが、これが結構きついんです。

 設計事務所の仕事は、座ってする仕事8割、出歩いたりする仕事2割くらいでやはりオフィスで同じ姿勢での仕事が多くなります。それもあるのでしょうが、冬になると肩甲骨の上に鉄板が2枚入ったようにパンパンに張り、揉んでも、さすっても、叩いても、びくともしなくなります。

 接骨院、針治療、ジョギング、体操からヨガまで、いろいろ試しましたが、

 一向に収まる様子がありません。医者の友人に相談したりもしましたが、

 何故か肩こりには現代医学も歯切れが悪く・・・・・・。

 小説家・開口健氏によると、水泳が一番!と書かれていましたが、寒い冬に、これはまだ実行できていません。手軽にすぐ出来て、すぐ効果のある、驚くべき治療法ってないものでしょうか?

大阪は天王寺 四天王寺さんへ

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 1月21日は、「初お大師さん」です。

 四天王寺は593年に聖徳太子によって建立されたお寺ですが、弘法大師空海はこのお寺で修行したと伝えられ、江戸時代から弘法大師信仰がさかんだったそうです。

 毎月21日は命日にちなんで、「お大師さん」として縁日がたちます。

 四天王寺への参道にある店舗の改修計画をしていることもあり、調査がてら、辺りをウロウロして来ました。

 この日の熱気も凄いものでした。但しお年寄り限定で。参道や境内の露店は軒並み行列が出来ていたのですが、中でも売れ筋ベスト3は、昆布、漬物、高野マキ(仏壇のお供え用)でした。

 他にも、肌着、骨董品、100円お好み焼き、白蛇占い(本物の白蛇がいます)、に中古パソコンまで露店で売っているのには驚きましたが、ダントツに景気が悪そうなのは「ベビーカステラ」を売る恐めのお兄さんでした。

 同じ縁日でも、人が変われば露店も変わるモンです。

安らかに

 昨年末、12月30日に中学、高校の第1回目の同窓会を開催しました。

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 2年前、ミニ同窓会を開いたところ、30数人が集まり、次は全体でという事になったのです。

 世話役の代表を安請け合いしてしまい「目標、100人!」と意気込んでいたのですが、6人の世話役で頑張った結果は、50人でした。

 それでも、何人もの仲間や先生から、「楽しかった、またいつか開催して!」という声を掛けてもらい喜んでいました。

 ところが一昨日母校から、参加頂いた先生が急逝されたという、連絡が入り愕然としました。少し痩せたかなとは感じていましたが、年末にはお元気で、乾杯の発声や、スピーチまでお願いしていたので、まさかという気持ちでした。
 お通夜に行くまで、いらぬ負担を掛けたのでは、という気持ちもありました。帰り際、先生の奥様にお悔やみを申し上げたところ「年末は楽しかった、楽しかった、と言っておりました。思い出に持って行ったと思います」と。

 こみ上げるものがありました。決して誉められた生徒では無かったので、迷惑を掛けた記憶ばかりです。卒業後16年間、母校へ行ったこともありません。もし昨年末に同窓会が無かったら、もうその先生とは会えなかったということになります。「時間ってそんなに余ってないんヤ・・・・・」。

 人の死は悲しいものですが、自分の生と向き合う数少ない機会でもあります。私の場合、その結果は大体いつも同じで、日々を丁寧に、という所に行き着きます。

 そして今日は、先生のゆっくりとした語り口の授業を思い出しながら、「反省することはあっても、悔いの無い人生を!」を今年の目標に追加です。

京都の小路と竜馬のお墓をめぐる

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 良き京都の風情を色濃く残す「石塀小路」に行ってきました。

高台寺の西側にある、300mくらいの短い小路で、その入り口は普通の道路を歩いていると突然現れます。

注意していないと見逃してしまうくらい小さなものです。

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 家をくり抜いてあるような真っ暗なトンネルを抜けると、ハッと明るくなり、石畳だったことに気付きます。

 辺りの喧騒とは、全くの別世界が広がっています。

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 この日は雨で、濡れた石畳が、なんとも美しく、両側には品のある、料亭や茶屋、旅館などが建ち並びます。

 ん~、京都の街並みはまさに芸術品!と今更ながら、驚嘆しました。

 石塀小路に来たその足で、もう少し東にある、幕末の志士、坂本竜馬と中岡慎太郎のお墓にも参って来ました。

 お墓は東山の高台にあり、京都の町を一望できます。

 私も司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み志を大きくもちたいと思った一人です。

 龍馬はここから、今の日本を見てどう思っているんだろう、とか、自分には何が出来るんだろうとか・・・・・。

 百数十年前には確かに実在した、英雄のお墓の前で、ゆらゆらと得意の夢想にふけっていました。

おみくじ

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 初詣は一月一日に行きましたが、松の内に住吉大社にも参って来ました。

大阪では「すみよっさん」と呼ばれ、反橋(通称:太鼓橋)が有名で、その角度は強烈です。211年に建てられ当時は海岸線に面しており、交通の要所でした。

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 年始には、何年も続けて参っていますが、楽しみにしている事が一つあります。それが「おみくじ」で、住吉大社で引くには訳が有ります。あくまで噂ですが、日本で一番「大凶」が多いそうなのです。それなら運試しに、と引き始めた数年前、なんと初詣で引き当ててしまったのです、その大凶を!

 周りりからは「大凶なんてめったに出ないから逆に縁起がいい!」なんて励まされましたが、内心は「ホンマに入ってるンか」と唸ってしまいました。
 数年前は、いろんな意味で悩んでいましたし、一年を通して考えると良くない年だったような気もします。ですが、そのあたりをきっかけにして、人生が大きく動き出したような気もするのです。モヤモヤしていたものを、あのおみくじが全部引き受けてくれたような・・・・・・。

 そして今年も、その季節がやってきました。大吉を望む気持ち9割、怖いもの見たさ1割。で、その結果は・・・・・・。当ったか、当らなかったかは、今年の年末に。

今日は生地から

 休日の夕食にピザが食べたいという事になりました。どうせならと、生地から作ってみることにしました。

 材料を調べ、スーパーに買い物に出かけると、生イーストが売って無い?いやドライイーストでも大丈夫?など分からない事もいくつか有りましたが、一通りのものが揃いました。

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①ボウルに砂糖14g、塩10g、牛乳70g、水370gを混ぜる。強力粉700gとドライイースト14gを入れさらに混ぜ、最後に溶かしバター47gを入れる。手につかなくなるまで捏ねる。

②たたきつけて折り重ねるの繰り返し(100回を10~20分で)。その後ボウルに濡れ布巾をかぶせ30度で1時間発酵(こたつの中など)。

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③1枚ごと(今回は6等分)に切り分け丸め、濡れ布巾を掛けてさらに10分寝かせる。少し縁を作るように手で伸ばして成型(直径25cm程度)。空気抜きにフォークで穴を明ける。

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④発酵を止める為、一度オーブンの最高温度で5分焼く。

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 後は食べる直前に、ピザソース等の好きなものを載せて、オーブンの最高温度で5~8分焼いて出来上がり。

 少し手間はかかりますが結構楽しいもので、市販のものとはまた違った、もっちりとしていてなおカリッとした生地には十分満足出来ました。

 ビールとの相性は保証いたします。

憧れのヒト

 小説家、開口健、そのヒトが大好きで良く読みました。

 『輝ける闇』などの名作と共に楽しいエッセイが数多くあります。この休みに『オーパ』などの旅行記を読み返していました。

 その旅行に同行したカメラマンとの会話をいくつか。

 「ええか、男はナ、自分の財布で飲むんヤ。

 それでなければ身につかへんのヤ。

 男になりたければ、そうするんやデ。

 上を見て生き、下を見て暮らさないかん。

 そういうこっちゃ。」

 「金を儲けようとすると逃げていきよる。

 結果として手にするんならええんヤ。

 そんなもんより名だ、名を惜しむんヤ。

 いいか、いい仕事をしなくてはいかんゾ。」

 「釣りでも、食うことでも、飲むんでも、オンナでも、

 なんでも徹底的に、これでわかった、もう結構というまでに

 トコトンやるんヤ。そうしているとある瞬間、なにかがピカッと閃く。

 それで本当にそれがわかったとうこことなんヤ。

 量は質に転化するもんなんやデ」

 
何か元気がでてきません?