土曜日はOhanaへ行っていました。
私が設計させてもらった写真スタジオです。
2009年の秋に竣工したので、現在8年目に入りました。
京阪萱島駅から徒歩3分ですが、住宅街の中にあり環境はとても静かです。
何度も通った京阪萱島駅。
「近畿の駅百選」に選ばれています。
この大クスノキは萱島神社の御神木で、神社と御神木ありきの駅なのです。
元の店舗は、この駅の高架下にありました。
丁度その向かいに、細い路地があります。
そこを抜けるとOhanaが見えてきます。
エントランスの黄色い扉も、床材のピンコロも、全てに思い入れがあります。
竣工時は2m程度だったオリーブ。
現在は4m程に成長しました。
予算が厳しかったので、古川庭樹園までクライアントと一緒に買いに行き、一緒に植えたものです。
「センスの良い知人宅のリビング」と設定したレセプション。
緑も増え、まさにOhana色に染まっています。
2階スタジオからもオリーブが見えるようになり、「ようやく背景として使えるようになってきたんですよ」と。
クライアントは、保育園のアルバム撮影もしています。
目指すのは、130名全員が笑顔のアルバム。
撮影前の遠足では、笑わせるのが難しそうな園児と積極的に遊ぶそうです。
そして撮影当日。
その時の「仲良し」を武器に、懇親のギャグを連発するのです。
同業の人が「どうやったら、全員笑顔の顔写真がとれるんだ」と聞いたそうです。
これが私のクライアントだと胸を張りたくなりました。
今回はある相談で伺いましたが、そのお題は、決して簡単なものではありませんでした。
しかし「この人のためなら何とかしよう」と思います。
そんな人とばかり仕事をしてきたので、私も成長できたし、幸せな仕事人生だと心から思うのです。
その後、予約してくれていた京橋の焼き鳥屋さんへ移動しました。
トイレへの通路は極めて狭いですが、最高に美味しい店だったのです。
その席で、長男の合格祝いを頂きました。そして、この日がクライアントの誕生日だったことを思い出したのです。
まったく、こういったことに気がつかない私ですがこれだけは言えます。
あなたは絶対幸せになる。ならなければおかしい。
偉そうですが本当にそう思うのです。