梅田ダンジョン③最終回<阪急三番街と阪急サン広場編>‐2091‐

これまで、2回に分けて梅田ダンジョンを紹介してみました。

1回目は<大阪駅前ビル編>

南の端に広がる、大阪駅前第1・2・3・4ビルの地下街をとりあげました。

2回目は<1.2KM東西横断脱出編>

日本最大級と言われる梅田ダンジョンですが、東西1.2kmを横断してみました。

3回目は北端の阪急三番街から南下してみます。

阪急の大阪梅田駅は、このエリアにある駅では最北に位置します。

その中でも、一番北にあるのは茶屋町口。

駅をでると、北に抜ける道には以前水族館がありました。

現在は、ブロックのアートに変わっています。

地下に降りて行くと、「川が流れる街」阪急三番街です。

北館と南館に分かれています。

オープンは1969年ですから、私より1つ年上。

長く続く店舗も結構あります。

何と言っても見所は「川」です。

沢山の店舗面積を失うにも関わらず、新しい試みにチャレンジしたのです。

以前は、噴水アートが素晴らしかったのですが、現在は若干大人し目。

それでも、創業者・小林一三からの引き継がれる阪急魂を感じるのです。

三番街は東西にも南北にもかなりの広さがあります。

南東の端で、ホワイティうめだと繋がるのです。

そのホワイティうめだを南下する途中に、阪急サン広場地下通りがあります。

入口が分かりにくく、若干アップダウンがあるのですが、ちょうど梅田ダンジョンの中央を東西につないでいます。

梅田ダンジョン攻略にはここが意外に重要です。

この写真は上が南です。

三番街は西にも行けるのですが、南に抜ける通路がないのです。

久しぶりに通るとリニューアルされていました。

丁度阪急百貨店の北端を東西に走っているのです。

地上で言えば、阪急百貨店とJR大阪駅を結ぶ横断歩道の真下。

ここを西に進むと、御堂筋線の梅田駅の中北西改札の脇にエスカレーターがあります。

梅田周辺は、地盤沈下の影響で本当に段差が多いことを昨年の8月に書きました。

ここは、ekimoを介して東梅田駅からもアクセスでき、唯一段差無しでJR大阪駅にアクセスできるエスカレーターなのです。

キャリーを引いている時などは本当に重宝します。

ただ、ここまでの通路幅が狭いからか、表示板などでは積極的に案内はされていません。

それで、この東西ラインが梅田ダンジョン攻略のポイントなのです。

阪急サン広場とはここのことでした。

地上に出れば「ああここか」となるのですが、地下は情報が少ないので、経験だけが頼りになるのです。

梅田ダンジョンのことを3回に分けて書いてみました。

阪急サン広場地下通りも上手く活かして攻略してみて下さい。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

祝!ドローン国家資格取得記念、南港空撮‐2090‐

三連休は合宿(缶詰で仕事という意味です)で仕事をしていました。

しかし、24日(土)だけ晴れそうとわかり、居ても立っても居られず……

南港野鳥園へやってきました。

初めて来たのですが、広大な敷地に観測所が2カ所あります。

西側の展望塔をのぞいてみると、なかなかの活気です。

プロっぽい人が、かなりの望遠レンズで野鳥を狙っています。

初心者の私にはあまり野鳥が見えなかったので、当初の目的のため野外の公園へ出ました。

昨年の秋からスタートした、ドローン国家資格取得プロジェクト

資格としては「一等無人航空機操縦士」と「 二等無人航空機操縦士」に分かれます。

一等のみ可能な「有人地帯の目視外飛行」は不要かなと思い、「 二等無人航空機操縦士」を受験しました。

実技は9月に、筆記試験は1月に一発合格していたのですが、免許証の発行手続きが手間取り……

国交省管轄のWebサイトで申請するのですが、これが一番の難関でした。

その経緯もまた書きたいと思いますが、無事手元に届いたので、まずは南港で空撮してきたのです。

ドローンもDJIのMini 4 Proに買い替えました。

コントローラーにiPhoneをセットしなくて良い点がとても便利。

まずはその愛艇自体を撮影です。

そして空撮。

遠くに、淡路島、明石海峡が見えています。

南港野鳥園からの景色を動画で撮影しました。

国交省のWebサイトに飛行計画予定も提出していますが、150mまでしか上昇することは許されていません。

100m弱から見おろした野鳥園の干潟です。

少し北に旋回すると六甲山が見えてきました。

更に東へ旋回すると、遠くには梅田のビル群が。

手前には「WTC」と元「なにわの海の時空館」が見えています。

入場者の低迷で10年前に閉館されましたが、昨年末に、活用事業者が決定したというニュースもありました。

なかなかの建物なので、上手くいって欲しいものです。

南港のすぐ北にあるのは「夢洲」。

間もなく開会する、大阪万博の会場です。

前評判的には微妙な感じもありますが、公費も投入されているので、何とか盛り上がって欲しいものです。

ドローンでとてもお世話になっている師匠的な人が「 一等無人航空機操縦士」を一発取得したとSNSに上がっていました。

私は「二級」なのでインパクトはそうありませんが、それなりの時間とお金を掛けて取得した資格です。

建築をからめて、どんどん活かしていきたいと思っています。

何より、ドローンは操縦しているだけで楽しいのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

ワンちゃん大好き、ワンダフルハウス‐2089‐

建築設計は、快適、デザイン、安全に加えて、法規、条令のクリアも必須です。

普段の暮らしの中で、法律を意識することはあまり無いと思います。

よほど悪いことを企んでいない限り……

この日は、八尾市役所へ関係部署への書類を提出してきました。

スタッフがいる時は、私が出向くことはまずないので、かなり久し振りに役所を回っています。

八尾までくると、山が近いことにいつも感激するのです。

JR八尾駅の窓の衝突防止シールは、なんと枝豆。

一般的には丸い銀のシールですが、これはステンレスを切り出した上級品でした。

クライアントが近くに住んでいるので、ご自宅にお邪魔しました。

2匹のチワワと一緒に暮らしますが、そのハンガーを採寸してきました。

かなりの枚数があるので、2列にハンガーパイプを取り付けられるか、確認しておきたかったのです。

このサイズなら可能な感じ。

真珠のような装飾のある可愛いハンガーです。

ただ、一般的なハンガーの直径は32Φで、それでは掛からないことが分かりました。

建築は、小さなものを大きくすることは、比較的簡単なのですが、反対は苦手です。

折角の造り付けの家具の内側に、要らぬビス穴ができてしまうところでした。

そういえば、ダイソンも壁付けではなく、スタンドで充電していると聞いていたので確認です。

通常より背が高く、あやうくこちらも入らなくなるところでした。

色々な経験が、リスクを嗅ぎ分ける嗅覚を研ぎ澄ましていきます。

恰好をつけて書きましたが、それだけ痛い目に会っているか、冷や汗を流したことがあるのですが……

ワンちゃん大好きのご夫妻が、楽しく暮らせるワンダフルな家になりますように。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

青春ヒッチハイク‐2088‐

この時期は大学受験真っ只中です。

昨年の春から東京の大学に行っている長男ですが、受験で大学は休み。

帰省するとは聞いていましたが、ヒッチハイクで大阪まで帰ってくるとは聞いていませんでした。

心配するだろからと、妻と妹のストーリーズは見れないようにしていたそうです。

私は見れたのですが、流石に子供のインスタを見に行くことはなく……

金曜日の夜、「ヒッチハイクでもうすぐ吹田に着く」と連絡があってから、のぞきにいったのですが、思わず笑ってしまいました。

一緒に寮でくらす親友と、2人で計画したそうですが、東京にはヒッチハイクの聖地があるそう。

それがマクドナルド 用賀インター店。

なるほど、東名高速に乗る前に腹ごしらえするには絶好のロケーションです。

ドライブスルーもあり、合流前に一旦停止したタイミングで声を掛けると、ほとんどの人が話は聞いてくれるそう。

最終的に、4台を乗り継いで1日と少し掛けて帰ってきたのですが、3組のヒッチハイカーのブログをリサーチし、9時間くらいで帰ってくるつもりだったようです。


一番驚いたのは、最も長く声掛けをしたのが2時間だということ。

ただそこは、かなり車が止まりにくい条件でした。

多くは10分~30分くらいの声掛けで乗せてくれたらしく、ヒッチハイクが良いか悪いかは別にして、日本もまだまだ捨てたものではないなと思ったのです。

1台目は私と同年代の女性でした。

木曜の夕方5時頃に声掛けを初めて20分くらいで乗せてもらい、第1目的地の海老名に到着。

もとは海老名サービスエリアの1つ手前までという話だったのが、満車状態で入れず、第1希望の海老名までやってこれました。

お金は全く払っていないのですが、別れ際に用意してきたお土産だけ渡したそう。

なのですが、急に雨が降ってきたので、傘まで貰ったと言っていました。

ヒッチハイクと聞くと、長距離トラックをイメージしますが、今は企業的に完全NGだそうです。

それで、同じ大学生が一番良いのですが、海老名でもすぐに大学4回、2回の若者が同乗をOKしてくれました。

2人は名古屋の大学近くで下宿しており、東京から帰る途中。


車内では、4人でかなり盛り上がったそうです。

うち2人が、かなりのサウナーらしく、サウナの聖地「しきじ」にわざわざ寄ってくれたのです。

裕福な大学生らしく、サウナ代を奢ってもらったと言っていました。

何とも厚かましいと思いますが、本当に良い人に出会った訳です。

木曜日の夕方出発なので、この時点で深夜になっています。

ですが、更に浜名湖サービスエリアも案内して貰い、最終的に4回生の先輩宅に4人で泊まることに。

お金は無くても、楽しむことはできるということです。

ここは一番見習わなくてはなりません。

深夜まで皆でドラマを見て、昼過ぎには名古屋名物「岐阜タンメン」へ。

その後、東名の名古屋インター付近まで送って貰い、インター入口の少し手前の信号で声掛けを始めます。

しかし、なかなか車は止まってくれないそう。

それはそうだと思います。

色々考え、2匹目のドジョウではありませんが、2kmほど離れたドライブスルーのあるマクドナルドまで歩くことに決めました。

その途中、ガソリンスタンドがあったので、だめもとで3人程声を掛けてみると、刈谷まで送ってくれる人が現れました。

南米系のかなりのイケメンですが、日本語はペラペラとのこと。

ここが最難関で2時間掛かったそうです。

長男はまだ車の免許を持っていないので、高速に乗る車が、どんなところに止まりやすいかがまだイメージできていませんでした。

近くにめぼしいポイントが少なければ、まずはガソリンスタンドだと思いますが、これも良い経験になったと思います。

当初のリサーチから、最終乗り継ぎ地点と考えていた、刈谷ハイウェイオアシスに少し東に戻る感じで到着。

ここは一般道からも入れるようで、完璧なセレクトだと思います。

1人は食事が終わった人、1人は出発の為にライトを点灯した瞬間の車と、2人で手分けして探したそうです。

元々人当たりは柔らかいのと、はっきり言って厚かましいので、9時間は無理でしたが4台目の車が見つかりました。

元々この地域の人のようですが、大津くらいまでならいいよとのこと。何の用事がある訳でもないのに、です。

40歳前後の優しい人で、更にお願いして最終的には吹田駅まで送って貰ったのです。

このあたりで、家族のラインに連絡がありました。

しかし、この日も結局家には帰ってきませんでした。

親友と、この体験を語り合いたいので、カラオケに行くという連絡が入りました。

妻はヤキモキしていましたが、気持ちは良く分かります。

このヒッチハイク旅行で使ったお金は1500円。

それを考えると、カラオケも結構高いので、梅田のマクドナルドで朝まで話していたそうです。

猿岩石のユーラシア大陸ヒッチハイクの旅はリアルタイムですから、私たちはヒッチハイク世代と言ってもよいと思います。

しかし車を持っていたので、ヒッチハイクはしたことがありません。一度、沖の磯で困っている人を、ボートに乗せてあげたことはありますが。

寝れないかもしれず、いつ帰ってこれるかも分からない旅は、学生時代しか無理です。とても良い経験だと思いますし、私が聞いていても楽しかったです。

一番いいなと思ったのは、丸2日ろくに寝ていないのに、朝まで話したかったということ。

今はほとんど友達はいませんが、学生時代は、よく夜通し語り明かしたものです。

青春とは、悩み語り合う時間があることを言います。

3年などあっという間です。思う存分、悩み、語り、楽しみ、苦労して欲しいと思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

「ブラタモリ」終了で、ブラモリタニ天満編‐2087‐

昨日、NHKの人気番組「ブラタモリ」のレギュラー放送が3月末で終わることが発表されました。

特番などには含みを持たせた感じですが、それでも残念です。

タモリさんも78歳。

仕方ないと思いますが、何を楽しみにこれから生きていけばよいのか……

基本、街歩きが大好きなので、真似をしてあちこちブラブラしています。

事務所の移転先を探していたこの1年は、特に大阪市内によく出かけました。

残念なので、ブラモリタニ天満編です。

JR天満駅は扇町とも近く、関テレの本社ビルがホームから見えます。

大阪駅からひと駅ですが下町感は満載です。

ホームの北側に、K-1で一気に知名度が上がった正道会館の道場が見えています。

今は亡き、アンディ・フグは本当に格好良かった。

改札を出ると、何と言えば良いのか密度がかなり高い。

駅を中心に広がる商店街が、ディープ大阪の雰囲気を醸し出しています。

まずはブラブラしてみます。

午前中ですが、結構出来上がっている人が沢山いる感じ。

なるほど、居酒屋の店内にも結構人が入っています。

何と言っても安い。

「おやじが喜ぶ」のコピーを見て入ってみたくなりました。

今回の物件調査も、現地まで足を運びました。

しかし残念ながら、「無し」の感じでした。

この距離感ではありませんが、妻ともかなり沢山の街を見て歩きました。

それで、ついに物件が決まりそうです。

決まった予算の中で、ようやく納得できる物件に巡り合いました。

終盤になって、一旦とん挫したのですが、また話が復活してきたのです。

ようやく、大きな一歩を踏み出せそうですが、そんな日にブラタモリ終焉の発表でした。

物件と言いましたが、色々見て回って、最終的に私にとって一番大切な要素は「街」でした。それは「ブラタモリ」が好きなはずです。

移転の詳細が決まれば、またここでお知らせしたいと思います。

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

バレンタインも公園の木も、色々あるからいい‐2086‐

今日は建国記念の日の振替休日。

三連休の最終日は、穏やかな晴れ空になりました。

落葉樹は葉を落としていますが、青空ならそこまで寒さも感じません。

一方、常緑樹は2月にも関わらず青々と葉をつけていました。

この三連休は「合宿」と呼んでいる、図面の追い込みです。

スポーツ等では、泊まり込んでの特別練習と言った意味合いで使います。作家なら「缶詰」といったところでしょう。

要は朝から晩まで、フルで働くという意味ですが、各プロジェクトとも大きく前に進めることができました。

今朝、若干寝不足気味で目を覚ますと、甘い匂いが漂ってきます。

そう言えば、妻が娘とバレンタインのチョコレートを作ると言っていました。

明後日はバレンタインデーです。

キッチンをのぞくと、チョコレートなので何かしらグルグルしています。

オーブン満タンで、3回焼くそうです。

出来上がったら写真でも送ってと伝え、そのままアトリエに出てきました。

昼過ぎに写真が届いていました。

チョコレート生地に、クッキーやアーモンドを載せて焼いたようです。

なかなか良く考えられています。

袋に詰めて、沢山の友達にくばるそう。

私が学生の頃は、バレンタインといえば「女子から男子への愛の告白」といったニュアンスが強かったものです。

そういったシチュエーションもあると思いますが、もっと大らかなイベントに変わったよう。

特に、娘は誕生日が2月14日なので、現在の風潮は大歓迎です。

公園の落葉樹は、白い実がついているのでナンキンハゼだと思います。

そういえば、秋は紅葉が美しかった気がします。

常緑樹は、葉の形をみるとシイでしょうか。

いずれにしてもブナ系の木だと思います。

いつも時代の気分というものはありますが、現在において多様性はキーワードでしょう。

ただ、そんな言葉は全く不要なくらい、自然界は本当に多種多様です。

やや緊張感のあった、昭和のバレンタインも悪くはありませんが、現代の大らかなバレンタインの方が好きかな。そんなことを考えました。


■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

梅田ダンジョン②<1.2km東西横断脱出編>‐2085‐

日本最大級の迷宮と言われる梅田ダンジョン。

東の端にあたるのは「ホワイティうめだ」の「泉の広場」です。

このマップは、薄い黄色が地下街を示しています。

上が南なのが若干分かりにくいのですが、地図が見切れる左端の、L字の部分が現在地です。

マップの右、西に向って歩いてみることにしました。

「泉の広場」の名前だけは残りましたが、水はどこにもありません。

以前は、特有の雰囲気を醸し出していたこのエリア。懐かしいものです。

北向きにのびるモールは「NOMOKA」。

西に延びる「イーストモール扇町」も合わせて、「ホワイティうめだ」大半が飲食店です。

200m程行くと「阪急三番街」に繋がる「ノースモール」が北に分岐します。

少し西に進むと阪急百貨店のコンコースに繋がる大階段もあります。

南には梅田ダンジョン①で紹介した、大阪駅前ビルに繋がる地下鉄東梅田駅や、「センターサウスモール」へも分岐しており、このあたりも複雑です。

公共の通路でスロープを設ける場合は1/12勾配以下が良いとされています。

このスロープが1/12勾配で、スロープを設計するときの参考例によく使っています。

一度スケールを持って測りに行ったことがあるのです。

ここから梅田ダンジョン内で、歩行難易度最難関エリアに入って行きます。

現在、大規模なリニューアル工事中。

それもあって死角も多く、ここを涼しい顔で横切れれば「梅田ダンジョン通」と言って大丈夫。

北には地下鉄梅田駅と駅に入らずとも北に抜けれる「ekimo」、南には阪神百貨店と阪神電車の大阪梅田駅があります。

東には地下鉄東梅田駅、西にはJR大阪駅と地下鉄西梅田駅。

地上で「阪神前」の交差点で信号で交通整理がされていますが、その地下では、もの凄い数の行先が違う歩行者が交錯するのです。

「阪神前」地下を過ぎれば道幅も広がり、随分歩きやすくなります。

以前は各都道府県の名産品をおばちゃんが販売していたのがここ。あの景色も懐かしい。

100m程行くと、北はJR大阪駅、南はディアモール大阪に繋がる交差点に。

さらに西に行くと、地下鉄西梅田駅。

すぐ先には「ヒルトンプラザWEST」そして「ハービスENT」。

ビルボードライブ大阪も越えると、オオサカガーデンシティまでやってきました。

ここまでくると、同じ梅田ダンジョンでも人通りは激減。

若干気温が下がったのは、外部と繋がっているからのようです。

ついに西端までやってきました。

2枚目の写真はここで撮ったものでした。

1マスが200mなので左端から右端まで約1.2km。梅田ダンジョンを東西横断し脱出成功です。

何故か思い立った梅田ダンジョン探索。

梅田を通るたびに少しずつ写真を撮りためました。

次回、最終回は北端の水の流れる街までを紹介したいと思います。

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

本が木なら、読書は心の森林浴‐2084‐

昨年の春から、アトリエの移転先を探し始めました。

日曜日は谷町六丁目へ。このエリアは2回目です。

長堀通沿いにある地下鉄の出口をでると、東へ上っているのが分かります。

少し東へ歩くと上町筋にでます。

このあたりが、上町台地の尾根にあたります。

北を見ると、左手に大阪歴史博物館が。

反対に南を見ると、緩やかに下った先には、近鉄の上本町駅周辺のマンションが見えています。

尾根を越えると今度は東に下りだし、玉造に至るのです。

大阪市内の物件をそれなりに見に行きましたが、今回はかなり条件がフィットしています。

ご縁があれば良いのですが……

谷町六丁目駅に戻る途中も、あちこちに段差のある道があります。

そこを下ってみると長屋が残っているエリアがありました。

古いお寺も残っています。

段差と、真っすぐでない道が旧道の雰囲気を醸し出しているのです。

煙突を見つけました。

銭湯です。

しかし、1年と少し前に閉店してしまったようです。

看板も雰囲気十分。

Webサイトで探してみると、かなりいい感じだったので本当に残念です。

駅のすぐそばには、隆祥館書店という本屋さんがありました。

「読書は心の森林浴」という張り紙がありました。

読書とは、人間が築いてきた 「本」という素晴らしい木々の生い茂った世界に入っていくこと、とあります。

本屋さんのポップをSNSとするなら、この張り紙はブログです。

私も画像や短文のSNSよりは、しっかり書けるブログの方が好きです。

隆祥館書店の店主の方は、シンクロナイズドスイミングの日本代表選手でおられたよう。折角なら寄ってくれば良かった……

もしこの近くに越すことになれば、いつでも行けるので、楽しみにとっておきます。

さて、アトリエの移転計画はどうなることか。

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

梅田ダンジョン①<大阪駅前ビル編>‐2083‐

1月29日発売の『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載されました。

実務書といった雰囲気ですが、『SUVACO』の編集部からオファーがありました。

普段お世話になっていることもあり、協力させて貰ったのです。良ければ手に取ってみて下さい。

インバウンドの増加も伴い、時々話題に上がる梅田ダンジョン。

「梅田の地下街が迷路のようだ」ということですが、確かに複雑です。

阪急百貨店前のコンコース南端にある階段を降りると、「ホワイティうめだ」に出ます。

ホワイティうめだは、南北にも東西にも長い地下街ですが、南で大阪駅前第4ビル、西で阪神百貨店、阪急百貨店とつながります。

梅田ダンジョンの中で最南端にあたるのが、この大阪駅前第1・2・3・4ビルの地下街です。

コンコース南端の階段を降り、まっすぐ進むのではなく、一本東の東梅田駅のある通路を通るのがお勧めです。

突き当りにある階段が、大阪駅前第4ビルの地下1階と繋がっています。

すぐ脇にある階段を降りると、石垣がある通路が見えてきます。

大阪城に使われた、小豆島の残石で作られたものと説明書きがあります。

この地下街は2層で繋がっており、更にビルの間ではディアモール大阪が交錯しています。

梅田ダンジョンの中でも最難関と言って良いと思います。

石垣は地下2階と覚えておきましょう。

4ビルの地下2階を南に進みます。

地下2階は、飲食店が多いフロアです。

各ビルの間は、地下の渡廊下のような形状で繋がれています。

ちょうどこのあたりだったと思いますが、「梅田壱番湯」という小さな銭湯がありました。

調べてみると、懐かしんでいる人も多く、1990年代の前半に廃業したようです。

私が予備校の時に行ったことは覚えているので1989年には確実にありました。

もう一度くらい行っておけば良かったと、やや悔いが残ります。

3ビルの地下2階は、特に飲食街が多い感じがします。

人気店も多く、ハンバーグの「ぶどう亭」、うどんの「うどん棒」は常に行列。

3ビルから2ビル間には、ディアモール大阪と交錯している景色が見れます。

地下2階で行き来できるのですが、地下1階からは見下ろせるようになっています。

西に繋がる2ビルは、地下にも関わらず、吹き抜けを備えています。

かなり贅沢な空間になっているのです。

3ビルの地下1階に戻ってきました。

シャッターに張り紙がしてあるのが「めん次郎」です。

元は4ビルの地下1階にあったのですが、ここに移転したのを知ったのは2019年でした。

一緒に働いていたお母様が(お母様とは知らなかったのですが)体調をくずされ、現在休業中とありました。

お客さんからの寄せ書きも貼られていたので、私も少しコメントしてきました。

こちらのうどんは本当に美味しいので、お母様の回復と、営業再会を心からお祈りします。

地上に上がると、正面に見えるのが、最北の4ビル、南に3ビルです。

ちょうどこの下に「梅田壱番湯」があったことになります。

振り返って西を見ると、1ビルの向かいにある大阪マルビルの解体が始まっていました。

1976年の完成なので、1970年頃の大阪を象徴する高層ビルだけに、正直寂しいものです。

同窓会でも、会場としてずっと使ってきましたが、これだけユニークな高層ビルはどこにもないと思うからです。返す返すも残念。

1970年から1981年にせかせかと建った大阪駅前ビルと、地下街の美味しい飲食店。これぞ大阪だとおもいます。

梅田ダンジョン最難関エリアにどうぞ遊びに来て下さい。

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報