カテゴリー別アーカイブ: 07 食

大腸、すい臓異常なし。そのまま絶品焼肉へ‐2356‐

阪急園田にやってきたのは、ほぼ2年振り。

駅の北口を出て徒歩3分。

工事中には何度も通った「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」にやってきました。

2024年の9月17日の一粒万倍日に開業したので間もなく2周年です。

蔵書は院長の江口さんとご縁のある方からの寄贈です。

現在、大阪中之島美術館で展示されているフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の作品集が増えていました。

今回は私自身が検査を受けるための来院です。

胃カメラ、大腸カメラの経験はありますが、超音波内視鏡は初めて。

前日の夜から当日の昼までに、規定の下剤も全て服用し、準備万端です。

喉の麻酔がちょっと苦かったですが、「前処置スペース」にあるリクライニングチェアの座り心地は非常によく、リラックスして待っていました。

内視鏡室に移動し、超音波内視鏡によるすい臓、胆道の検査、その後大腸カメラによる検査を行います。

検査自体は、それぞれ15分ずつの30分程。

鎮静剤が徐々に効いてくるので、気が付いた時には全て検査は終了していました。

検査自体の苦痛は全くありませんでした。

検査後、鎮静剤が醒めるまで1時間ほどリカバリーエリアで横になって過ごします。

妻も同じ検査を受けたので、その結果を説明してもらいました。

大腸の検査は10年前くらいに一度しました。

最近大腸がんのことをよく聞くので「大腸はとっても綺麗ですよ」と聞くと、まずは一安心。

すい臓がん、胆道がんは初期症状が殆どなく、発見が難しい病気です。

発見が難しい理由は、すい臓と胆道は胃の後ろにあり、検査する方法がかなり限られているのです。

超音波内視鏡は、内視鏡にエコー(超音波)がついており、胃のすぐ後ろにあるすい臓や胆道を胃から画像で診察することができるのです。

院長の江口さんは、これらの医療に長く携わってきた専門家。
夫婦とも問題無しとのことで、さらに安心しました。

ただ「保証期間は2~3年という感じでしょうか」と。

超音波内視鏡と大腸カメラを合わせて1万4千円くらいなので、やはり定期的に受けるべきだと感じました。

至って健康と分かり、そのまま会食へ。

今回は、クリニックのすぐ近くの「焼肉まる喜」さんを予約してくれていました。

まず、ナムル、キムチとセンマイを頼みます。

「花乃牛」とブランドの札がついています。

「大和牝牛」。

こちらは「鳥取いなば万葉牛」。

母の祖父の血統までついていました。

どれもが最高級の黒毛和牛の雌牛で、美味しい以外想像ができません。

ただ、一番驚いたのは焼き方の概念にまで踏み込んでいることです。

この遠赤外線無煙ロースターは、細いパイプに高温の熱湯が流れており、適温で肉を焼き上げていきます。

煙も出ず、焼いた際には起こり得る過剰な焦げは全くできません。

香ばしさを楽しむのではなく、本当の牛肉の旨味を極限まで引き出すことを今もずっと考えていると、店長は言っていました。

極上の焼き肉を頂いた締めは冷麺。

美味しいお肉のフルコースとワインまで飲んで4人で5万2千円程。

もう楽しすぎる夜でした。

ただ、前日の21時から絶食していたからか、かなり酔ってしまい……

店長も一緒に入って貰いましたが、私は完全に酔っぱらいの顔。
お恥ずかしい限りです。

計画時から、絶対に大繁盛クリニックになると信じていましたが、2年が経ちそれが現実となっています。

美味しい料理を食べながら、そんな話しが聞けるのは至福の時間。

その上、健康の後押しをして貰ったので気分的には最高です。

超音波内視鏡は非常に高価なもので、民間のクリニックで備えているところはそう多くないと思います。

オーバーホールではありませんが、一日食事を抜いて、体内の全てを出し切って、検査をして貰うのはとても気分が良いことだと分かりました。

今回の体験をもとに、また江口さんに話を聞き『 建築家・守谷昌紀TV』で配信したいと思います。
ここでお知らせするので、良ければご覧ください。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

■10月1日『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」が掲載されました■

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建築家・守谷昌紀TV
アトリエmのゲンバ日記

大阪粉もんの王道「きじ」‐2354‐

土曜日は健康診断のために淀屋橋へ。

前日の20時頃にかけうどんを食べて、12時間の絶食です。

12時間のうち、半分以上が睡眠にもかかわらず、なぜこれほど辛いのか……

健診が終わった後、梅田まで歩きました。

梅田新道の交差点に「曽根崎と御堂筋」という看板にこうありました。

JRのガード下にある、新梅田食堂街までやってきました。

176号線に面する大阪屋は昔から庶民の味方。

朝食350円は、その面目躍如です。

新梅田食堂街は中学生の頃から利用していますが、実は「きじ」は一度も訪れたことがありませんでした。

評判は良く聞きますが、行列しか見たことが無く、「空いていたら」と思ううちに40数年が経ってしまいました。

しかし、この日は10時頃に梅田に居たので、少し並んででもと思い立ったのです。

11時45分開店とあったので、11時頃に行けば大丈夫だろうと思ってました。

買物をして、少し遅れて11時15分くらいに到着すると、前から25人目。

ぎりぎり2巡目で、入店できたのは12時35分頃。
1時間20分待ちでした。

待っている間に、豚玉980円と焼きそば(大)1200円をオーダー。

着席すると、すぐに出てきました。

豚玉は直径20cmくらい。

甘みプラス辛みの効いたソースは間違いのないお味です。

焼きそばは太麺のコシが強く、讃岐焼きそば(そんな物はない?)といった感じ。

こちらも抜群でした。

お好み焼きには大葉が入っているのが意外でした。

流石に老舗の名店です。

帰るころでも50人近くは並んでいたでしょうか。

「きじ」はお好み焼き店として今年で57年目。
その人気は筋金入りでした。

店舗内は昭和の雰囲気が充満しています。

フワっとした生地は柔らかすぎず、硬すぎず。
豚肉は香ばしく、ピリ辛ソースも絶品。

焼そばに至っては、讃岐焼きそばレベルの腰があり、ナンバーワンレベル。

間違いなく、大阪粉もんの王道を行く店でした。

従業員の方は、この人手不足とインバンド対応もあってか、ほぼ外国人の方。
応対も丁寧で、接客も含めて非常に満足したのです。

ただ、昭和50年代から新梅田食堂街に通っていた身としては、店長さんが焼いている時に来てみたかったというのはあります。

時代の移り変わりが、どれだけ早いかも痛感しました。

年1回の健康診断の日は、最も絶食が辛い日であり、最も昼食が美味しい日。

来年は何を食べようか、1年掛けて考えます。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

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女性は、なぜスイーツとデパ地下が好きなのか‐2351‐

患者さんにもスタッフにも優しい増築「ささき整形外科クリニック リハビリ棟」の動画を【Works Video 】<Public>にUPしました。

「ささき整形外科デイケアセンター」の隣での計画での、なかなかハードルの高かった増築計画です。よければご覧ください。

前回まで、4回シリーズで台湾の旅を書きました。

久し振りに大阪の話です。

お盆を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。

とは言え、暦通りに日の出は徐々に遅くなってきました。

いつもは無い、「地蔵尊」の提灯が飾り付けられたテントが出ています。

小さな祠ですが、いつも清潔に保たれています。

地域の人が、大切にしていることが視覚で伝わってくるのです。

近所にケーキ屋さんがオープンしました。

近頃は、パティスリーと呼ぶそうで、店名は「パティスリー マジョルネ」。妻が見つけてきました。

前回、夕方にのぞいた時はすでに売り切れ。大人気のようです。

11時オープンで、10分くらい遅れて着くと、家族連れが1組待っています。店舗が狭いので3組制限をしているようです。

焼き菓子もありますが、やはりケーキです。

妻が誕生日だったので、美味しそうなショートケーキを2個買ってくるのがミッションでした。

ゼリー系が良いとのことで、桃のタルトか?

ゼリー⇒ジュレが正確のようです。

妻には、左端の「バニラのシブースト、白ワインのジュレ、クランボワーズのジュレ、桃のコンポート」。

私は右端の「サクサクのメレンゲにピスタチオクリームソースとフランボワーズのジャムサンド」にしました。

夕方には、普段は行かないデパ地下へ。

もう誕生日なので大盤振る舞いです。

「柔らかイカと野菜のマリネ マスタード風味」と「島豆腐の塩麹漬けとひじきのサラダ」を購入。

どちらも確実に美味しかったです。

スイーツはいうに及ばず。

妻は、普段の買い物では、1円でも安いスーパーを探して買い物をするのに、百貨店に行ったら「デバ地下寄っていく?」と大体言います。

食事量は極めて少ないのに、高級感のあるスイーツは大好き。

全員では無いとしても、そんな女性が多いのは間違いないようです。

何か理由があるのかなと思い、少し調べてみました。

甘いものが好きなのは「ホルモンバランス、味覚が敏感、筋肉量の違い……」。

デパ地下が好きなのは「高級感、非日常感、活気……」。

なるほど。何となく理解できます。

狩りをして、獲物を持ち帰ることが最大のミッションだった男性と比べて、身近な場所で木の実を採ったり、村の中の調和保つことが大切だった女性の方が、身近なところに幸福を求める傾向は強いかもしれません。

大風呂敷を広げましたが、生物学者でもない私が、答えを出すことは不可能です。

ただ、スモールサンプルではありますが「長いネーミング」が好きなことは分かりました。

日々の家事の労苦を、長いネーミングが癒してくれるなら、どれだけ長くても大歓迎。
その中に、幸せの物語りを見出すのかもしれません。

そういえば宮崎駿が「ヒットする映画のタイトルには『の』が入っている」と言っていました。

「『もののけ姫』は2つも『の』が入っているから、大ヒットする」とも。

デパ地下お惣菜には、それぞれ1つの『の』が。

妻のために買ったスイーツには、なんと4つの『の』が。

さすが宮崎駿です。エンターテイメントの本質だけでなく、女性の本質まで見抜いていたとは。

タイトルの答えは『の』が一杯だから、でした。

お後はよろしかったでしょうか……

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

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台湾の旅④ <感激、台北の朝粥・ねじれマンション、さよなら台湾編>‐2350‐

最終日となる4日目の朝も、早めに起きて台北中心部のホテルをでました。

まずはホテルからも近い雙連朝市へ。

基本は屋台ですが、魚も売っています。

スズキやボラのような魚も並んでいました。

路地の奥をのぞくと、「粥」の文字が見えています。

行ってみると、メニューに日本語もあります。
6席しかありませんが「ここで食べてもいい?」と聞くと大丈夫だと。

鶏肉+しらす+ピータンのお粥、85元を頼みました。

これが抜群に美味しい!

店員がボールの中でコトコトと潰しているのはピータンのよう。ピリッと味付けされたしらすとともにそのピータンがいい味を出しています。

食べていると、このお粥を取材した日本の番組の映像が流れていました。
有名店だったようです。

提灯にあった鴉片粥は「アヘン粥」の意味で、そのくらい癖になるのです。
第五家麵線の鴉片粥、看板に偽りなしのお味でした。

台北の東部まで移動し、ねじれマンションを再訪しました。

陶朱隠園(タオヂュインユェン)はベルギー人建築家、ヴィンセント・カレボーの設計で2018年の完成です。

工事は熊谷組が担当したようで、Webサイトに詳しい情報が載っていました。

このマンションのことは情報としては知っていましたが、実物を見たインパクトはその5倍くらいの衝撃でした。

その奇抜な外観とは裏腹に、車もエレベーターで上がれるという中央のガラスシャフト部に、住戸部分がずれながら貼りついているという、意外にもシンプルな形態です。

色々な角度から見てみましたが、その張り出しの大きさはかなりのもの。

それにもかかわらず、不安感を与えないのは、ずれていく距離感が絶妙なのと、連続していることによるものだと思います。

23,000本による緑化に加え、太陽光発電や雨水リサイクルといった環境への配慮も極めて高いレベルで達成しているという、驚くべき建築です。

下層階にわずかに人の痕跡を感じましたが、1戸80〜140億円という価格帯と、購入者への厳しい審査によって、殆ど売れていないという記事も見ました。

微妙な気持もありますが、新たなランドマークとして、この建物の価値を守っていく戦略でもあり、活気ある台湾の象徴でもある訳です。

その名前は、約2500年前、王に命を狙われる程の力を持った中国商人の隠れ家を意味するそう。
言い得て妙ですが、使われてこそ建築とも言えそうです。

すぐ近くには、台湾で一番高い台北101が見えます。

それがかすむくらいの存在感でした。

興奮冷めやらぬまま、MRTで台北の南部に位置する台湾大学へ。

台湾大学社会科学部は伊東豊雄の設計で、2013年の完成です。

キノコが連続するような有機的な柱と屋根の形態は、伊東ならではという感じ。

受付でパスポートを預け、PCで登録をすると入館カードのようなものを借りれます。

暑かった台北で、冷房の効いた快適な図書室で、ちょっと台湾を勉強。

台北で最後の食事は、中心部に戻り四平街番茄牛肉麺へ。

刀削麺をどうしても食べたかったのです。

看板には「日本のガイドブックにも……」という文字まで上がっています。

それでも、刀削麺は衝撃でした。

入り口前で、包丁で切った麺を大鍋に飛ばして入れる様は、見ていて全く飽きません。

レジ横で40元の小皿をセレクト。

入口脇の席を確保。

すぐに出てきました。

トマト牛肉刀削麺180元です。

パスタなら想像できますが、トマトの味つけってどんな感じなのだろうと思っていました。

台湾料理全般がそうでしたが、きつい味ではないのに、飽きずにしっかり食べれます。

トマトの酸味がゴロゴロとした牛肉の塊に非常にあっていて、太目の刀削麺は食べ応え十分。
小皿のナスの煮ものも、日本人が大好きな味つけで、大満足でした。

再びMRTで東へ移動して昆陽へ。

すぐ北には古い街並みが残っており、新旧入り混じった風景が美しい街でした。

少し東にある「台北ミュージックセンター」は、「高雄港クルーズターミナル」と同じくReiser+Umemotoと、台湾の宗邁建築師事務所による共同設計で、2020年の完成です。

貝のようなフォルムと、有機的な開口が唯一無二の外観を形成しています。

最後に訪れたのは、北部に位置する「台北パフォーミングアーツセンター」

レム・コールハース率いるOMAの設計で2022年の完成です。

波打ったガラスが内部からの景色を一変させていました。

もう台湾の現代建築には、圧倒されっぱなしで、台北郊外の台湾桃園国際空港へ向かったのでした。

桃園空港線の台北駅は槇文彦の設計で、2017年に開業しました。

槇文彦は2024年に逝去されましたが、王道を行く日本人建築家の仕事にほっとするのは、私が日本人だからでしょうか。

少し早めに空港へ行き、残った台湾ドルを日本円に両替しました。

高雄の空港は手数料が30元だったのがこちらでは100元。約500円です。

意外に現金が必要な台湾では、結論で言えば大阪で両替するのが最も効率が良かったです。

平日の台湾国内の銀行で両替すればそれが一番ですが、どうしても初めに現地通過が必要になるので、このあたりは参考にして貰えればと思います。

夕焼けとともに台湾とお別れ。

ただ、18時20分の出発予定が18時50分になり、関空に到着したのが22時30分でした。

出国のための移動は全て小走り。

入国審査、税関申告とも先着5名内で切り抜け、預けていた荷物も無いので、全てを23分でクリア。
特に税関申告は、デジタル庁の Visit Japan Web でQRコードを作成しておけば一瞬で通過できました。

ギリギリ23時の終電に間に合いました。

終電の急行かなと思っていたら、22時55分のラピートが出る寸前で、ホームで特急券を買って飛び乗ったのです。

天下茶屋、長堀橋で乗り換え、家に着いたのは23時55分。

何とかその日のうちに戻れました。

コロナ前の2019年の香港行き以来、7年振りに海外へ出ました。

私の写真など必要ないと思いますが、夜市をうろつく56歳を載せておきます。

50歳であれ、60歳であれ、知らない街に降り立った時のワクワクが、何より好きなのです。

しっかり働いて、次はどこへ行こうかと思いを馳せるのです。


■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

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台湾の旅③ <台中から台北、フォトジェニック九份編>‐2349‐

8月8日(土)から8月11日(祝・火)の台湾の旅。

今回は3日目、8月10日(月)の台中から台北編です。

早めに目が覚めたので、予定より1本早いバスを待ちます。

前日は、台湾高速鉄道(THSR)の台中駅から路線バスで中心街に入りました。

1時間くらい掛かりましたが、調べて見ると、急行のようなバスがあることが分かりました。

前日の夕方、念のため下調べに行くと、専用のバス停があるようです。
この格好いい停留所から、「151延」が出発しているのを確認しておきました。

一番前に並んでいたので、乗車する際に「High Speed Raiの駅まで行けるか?」と運転手に聞くと「No!」と。

「んっ?」となりましたが、やむなくその便をやり過ごします。

どう考えても間違ってないよなと思い、次の「151延」という表示の次のバスに乗ると、20分くらいで台湾高速鉄道の台中駅に到着。

英語が通じなかったのか、答えないという意味なのか未だに「No!」の意味は分かりませんが。

無事、予約していた便に間に合ったので良しとします。

台湾は九州くらいの大きさで、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが潜り込む所に位置します。

その運動によって盛り上がった山地が概ね東側にあり、西側が平地という構図になっています。

川の流れは緩やかな所が多く、ゆっくりと山肌を削られたような地形も多かったです。

台湾高速鉄道の台北駅に到着すると、観光地である九份へ向かうバス停を探します。

台北近くまで来ると台湾高速鉄道は地下にはいります。
Googleマップには100mと出ているのですが、地下にいる時はGPSが効きません。

それで「バスステーション」の案内板をたどっていくと、台北のバスターミナルに行きつきました。

受付で聞くと、「そのバス停はTHSRの台北駅のすぐ上にある」と言っているよう。
地上ルートで、殆ど同じ場所まで戻ってきました。

Googleマップを有効に使うには、すぐ地上に出るに限ります。

台北から東へ40km程行ったところにある九份まで、急行バスで1時間弱でした。

都心部から高速道路に乗ってアプローチするのですが、郊外の街並みも望むことができます。
首都である台北とは全く違った風景に変わっていきました。

九份はかつて金鉱山として栄えましたが、1971年に閉山すると街は廃れていきます。

しかし1980年代後半に映画の舞台となったことから、人気観光地となります。

斜面に貼りつくような街並み、美しい山と海を望む景色、石段のある風景は、極彩色の尾道といったところでしょうか。

レトロな建物が人気ですが、最も人が集まっていたのがここでした。

細い坂道や階段が山肌を縫うように広がっており、歩きごたえは十分です。

夜も更に美しいようですが、1時間程歩いて、フォトジェニック九份を堪能しました。

再びバスで台北に戻ります。

台北の中心街を通り過ぎ、西側に位置する西門までやってきました。

台湾エキスパートから、同性ラバーの聖地と聞いてきたのですが、それを感じることはできませんでした(笑)

「阿宗麺線」で昼食を取ります。

小が70元で大が85元。

出汁が効いた素麺のような感じです。

日本人が食べやすいお味でしたが、プラスチックレンゲは麺が跳ねまくり。
やはり麺は箸が一番です。

その後、台北101エリアを回ったのですが、天気がもうひとつだったので翌日再訪しました。
翌日は晴れたので、次回の写真をUPします。

ねじれマンションが本当に凄かったのです……

ホテルにチェックインし、夕食を取るために再度街へ出ます。

夕方からスコールのような激しい雨が降ってきたので、「人気店でも空いているかも」と、遠東そごうの台北復興館へ向かいました。

阪急うめだ本店にも支店のある鼎泰豐(ディンタイフォン)。

言わずと知れた小籠包の名店です。

元々あった本店は、テイクアウト専門になったようで、最後の夜くらいはとのぞいてみました。

閉店30分前でこの列でした。
聞くとすでに予約番号を持っている人だけでこの人数。

見立てが甘すぎたと思い、さっさと退散しました。

私には屋台で十分と寧夏夜市まで移動。

到着する頃には、雨も小降りになってきました。

お腹が減りすぎていたので、まずは豚肉丼?80元。

甘辛く炊き込まれた豚肉はとろけるようで、一瞬で完食。

もう1軒と思い今度は店に入りました。

妊婦の店員さんが「カキのオムレツがとても美味しいよ」と言っている感じだったので頼んでみました。

見た目はこんな感じで、全く愛想なし。

味は、悪くはないかなというレベル。

台湾ビールは、昔タイで飲んだシンハーやベトナムで飲んだ333と同じ系統の飲み口。軽くて飲みやすい。

何本でもいけます。店で飲めば100元くらい。スーパーなら30元くらいでしょうか。

ビール2本を含めて300元くらいでした。

そのまま屋台で買い食いして、ホテルに戻りました。

最後の夜なので、ちょっと良いものを食べようかと思ったのですが、それは叶いませんでした。

前日の夜に次の街のリサーチレベルなのでそれも仕方ありません。

知らない街の空気を吸い、地元の屋台で安い食事をするのが一番楽しいので、来られただけで満足です。

2004年にこの日記を書きはじめて、20年以上になりました。

「写真」にはこだわってきたつもりですが、SNS時代に入り、文章の重要度は下がり「写真」「動画」の一発勝負になった感は否めません。

これだけ長い文章を書いているということは、時代にはついていけていないと思っています。

でもいいのです。伝えたいことがあるうちは、何でも書いてみようと思うのです。

長かった4回シリーズですが、次回が最終回。よければもう1回お付き合いください。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

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台湾の旅② <高雄から台中、一番美味的「肉圓」15元編>‐2348‐

8月8日(土)から8月11日(祝・火)の4日間で台湾を旅してきました。

今回は2日目の高雄、台中編です。

高雄の中心街をはずれた建物は、こんな感じですが1階の道路に面したところには、回廊のような空間があります。

「騎樓(チーロウ)」と呼ばれるものですが、車やバイクが置いてあったりして、通り抜けられない場合もあります。

そのあたりの曖昧さが、何とも台湾らしいと感じます。

高雄は特に多かったですが、信号の上に待ち時間が表示されているものがほとんどでした。

やはり大阪的、セッカチ気質なのでしょうか。

2日目も早起きしてMRTの美麗島駅へ。

真っ赤にライトアップされた夜景は前回紹介しましたが、地上部は高松伸の設計です。

一駅北の高雄駅から、赤い提灯で知られる三鳳宮のすぐ近くの三民第一公有市場まで歩きます。

うっかりしていると見逃しそうな入口が、雑居ビルの1階にありました。

市民が利用している市場は、一番気になります。

奥に抜けると、通り両脇にもずらっと店舗が並んでいます。

「肉圓」の文字がある屋台を見つけました。

実は台湾エキスパートに、いくつかアドバイスを貰ってきたのですが、その店のようです。

初めに頼んだのは、魚の団子スープ30元だったようで、追加で「肉圓」を1個だけ頼みました。

この「肉圓」はとろっとした触感の皮が独特で、中には餃子の具のような物が入っています。
醤油ベースの餡も合わせて素晴らしく美味しかったです。

合わせて45元ということは「肉圓」は15元。
全部で450円くらいです。

台湾は安くて美味しい国のようです。

高雄の中心部と違って、少し裏路地に入ると、質素な暮らしも垣間見えます。

最後に訪れる台北郊外の高級マンションと比べると、かなりの所得差があるのは間違いないようです。

どの国も、大なり小なり同じ問題を抱えているのですが。

今回からスマホを使えるようにしたのですが、その中で一番価値があったのはやはりGoogleマップ。

海外でバスに乗っている時、今どこに居るのかが分からないのが普通。

それで、運転手のすぐ後ろに居て「このバス停は〇〇か?」としつこく聞くことになります。

それがどこを移動しているのかが分かるので、もう劇的に違います。

しかし台湾のバス事情はややローテクで、乗りたい時は大きく手を挙げないと止まってくれないし、呼び鈴を押していたのに、1駅過ぎて止まったこともありました。

そのお陰で降車することになった中央公園駅付近。

一駅戻るために歩いていると、公園内でリス?に遭遇。

良いこともあるものです。

中央公園駅から、高雄市の東に位置する「衛武営国家芸術文化センター」までやってきました。

2018年の開業でMRTの高雄駅も設計したオランダのメカノーが設計しています。

しかし規模が大きすぎて、裏まで回る気力がなく……

着陸寸前の飛行機から撮った写真です。

初見でしたが、おそらく「衛武営国家芸術文化センター」だろうと分かるくらいの大きさだったのです。

お楽しみの昼食は中心街に戻る途中の「阿霞焼肉飯」で。

11時過ぎに着いたので、まだ混んでいない感じ。

焼肉飯と蛤のスープで100元。

スープ物はどこでもそうでしたが、かなりあっさり目で、生姜が効いているとても優しい味です。

焼肉飯は豚肉を甘辛く味つけて炭火で焼いたもの。

びっくりする味ではありませんが、日本の〇〇屋よりはこちらが好みです。火で炙っているひと手間でこちらに軍配なのです。

昨日、MRTからは見えたのですが、実際には写真を撮れていなかった、「高雄港クルーズターミナル」を再訪しました。

Reiser+Umemotoと、台湾の宗邁建築師事務所による共同設計で2024年に開業しました。

遠目に見ただけですが、そのフォルムに魅了されてしまいました。

MRTは、主に地下を走る路線と地上を走る路線がありますが、地上を走る路線は、電気を供給する架線が基本ありません。

駅の所にだけあり、そこでパンタグラフが上昇し充電しているよう。
最新のシステムなのでしょうか、ちょっと驚きました。

高雄市は西側が海なのですが、巨大建築が目白押しな上に、海岸地域によくある猥雑さを全く感じません。

早めの昼食は取りましたが、近くに小籠包が美味しいという「龍袍湯包」があったので高雄飯の仕上げです。

看板にカタカナが振ってあるくらいなので、日本人を十分意識しています。

台湾はクレジットカードを使えないところが、思いのほか多かったです。

屋台ばかり行っているというのもありますが、ここはカードOK。それどころか、QRコードで注文しました。

150元の価値は間違いなくありましたが、私的には15元の「肉圓」のほうに旅情を誘われるのです。

駅の方に歩いていると、ロータリーにそった形が面白い巨大建築が。

日本に戻って調べてみると、オランダのUNスタジオが設計した「大立デパート」で1997年完成のようです。

で、「MRT中央公園駅」は、プリツカー賞を受賞しているリチャード・ロジャースの設計。

2008年の開業です。

地下に向って、エスカレーターと滝が下っていく景色は、なかなか見れないものです。

台湾版新幹線の台湾高速鉄道は Taiwan High Speed Rai でTHSRと表記されていました。

台湾高速鉄道の左営駅から台中へ向かいます。

1時間弱の快適な移動でした。

台中は特にですが、台湾高速鉄道の駅は中心街から離れていることが多いのです。

バスは鉄道と違って、聞ける人運転手しかいないので、英語が通じる人と、通じない人とでは、得られる情報が全く変わってきます。

台湾は漢字圏なので何とか通じるのかなと思っていたのですが、発音が日本と全く違うので、会話で伝えるのは、ほぼ無理でした。

Googleマップは漢字表記とアルファベット表記が混じっているので、見せても分からないことも多かったです。

ただ、何番のバスに乗るかがでるので、その数字頼みという感じです。

南国のスコールのような激しい雨のなかを1時間くらい掛けて市内までバス移動。

どうやら路線バスだったようで1時間ほど掛かりました。

それでも、無事「台中国家歌劇院」までたどり着きました。

伊東豊雄の設計で2016年の開業です。

音の洞窟をコンセプトに外部と同じく、内部空間も曲面によって構成されています。

壁と柱の境のない構造ですが、緩やかに立ち上がる壁の際に水路を通し、動線を処理している点は秀逸でした。

その足でホテルにチェックインし、「逢甲國際観光夜市」にくりだします。

座って食べれそうな、台湾おでん?らしき屋台があったので、ここで遅めの夕食にしました。

具もひとつ30~40元くらいで、自分で選びます。

筋肉、てんぷら、キャベツの肉巻きのようなものまであります。

良く見る半透明の細い麺を店員が「入れるか?」と聞いてきたので、「入れて」と。
全く伸びる様子もなく、何でできているのでしょうか。

旅にでると不足がちになる野菜もたっぷり補充できました。

暑い中、知らない街の屋台で、雑踏の中で取る夕食が、私にとって一番のご馳走なのです。
お代は占めて250元。

本当に安上がりな人間なのですが、台中の夜は更けていきます。

この日で一番おいしかったのは「肉圓」1個15元でした。
屋台のおばさんは英語での金額も理解してもらえなかったですが、人柄が滲みでていました。

次回は、いよいよ台北へ。


■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

■10月1日『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」が掲載されました■

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アトリエmのゲンバ日記

台湾の旅① <高雄はリアル建築博覧会編>‐2347‐

8月8日(土)の午前中に関空を発ちました。

2時間45分程で台湾の高雄国際空港に到着。

久し振りの海外は、4日間の台湾です。

入国してすぐ始めたのが、スマホのeSIMの設定です。

前回の海外旅行は、2019年の香港行きでしたが、その旅も含めて、海外ではスマホを頼らずに旅してきました。
苦労は多いですが、沢木耕太郎の「深夜特急」世代の私としては、旅はそういうものだと思っています。

しかし、4日で2500円くらいで使えると知り、一度試してみることに。

到着してすぐ、説明書通りに何度操作しても繋がらず……

空港のフリーWiFiに接続して、eSIM発行会社とラインでやり取りすること1時間、何とかつながりました。

全く便利になったのか、不便になったのか分かりませんが、3泊4日、台湾の旅のスタートです。

空港を出てすぐ、台湾メトロ(MRT)の駅があります。

そこに向う途中、交差点に止まるバイクの数に驚きます。

近代化された香港といった感じ。

MRTの駅はどこも美しく、かなりの本数が走っています。

EasyCardというICカードを100元で購入し、現金でチャージしていくのですが、これが旅行者にとっては、とても便利でした。

車窓からの景色にいきなり圧倒されます。

まるで万博のパビリオンのようにデザインされた、スケールで言えば何十倍もある建築が、いたるところに建っています。

高雄展覽館はフィリップ・コックスと劉培森共同設計で、2013年の完成。

造形、スケール感とも群を抜いています。

斜め向かいには、高雄85ビル。

1996年の完成で、台北101も設計した台湾人建築家、李祖原の作品です。

現在でも、台湾で2番目に高いビルなのです。

本当に、万博会場にいるような感覚です。

空港で予定より時間を使ってしまったので、遅い昼食は「港園牛肉麵」へ。

かなり混んでいましたが、少し待って「牛肉湯麺」150元にありつけました。

日本円に換算する時は約5倍なので750円くらい。

大きめの牛肉が載った、もっちりした麺は、薄味だけどとても美味しい!

ファーストコンタクトがこれなら、台湾への期待値は上がる一方です。

南部の街、高雄は海運で発展してきた街で、台湾の大阪のようなところです。

物価も安く、関西人にはより親しみ深い感じがします。

海沿いに建つ、高雄ポップミュージックセンターはスペインのマヌエル・A・モンテセリン・ラホスと台湾の翁祖模の共同設計です。

写真では伝わりにくいですが、もの凄い規模の建築でした。

到着して早々、建築的にはお腹一杯の感じですが、一旦チェックインして、瑞豐夜市に繰り出します。

宮古島より更に緯度が低いので、蒸せるような熱気ですが、ミニ遊園地があったりして、ローカル色の強い夜市でした。

MRTの高雄駅はオランダのメカノーの設計で、2024年の完成です。

地上に旧駅舎が残っていたようですが、それは見ずじまいでした。

高雄駅からすぐの三鳳宮。

赤い提灯で知られるお寺です。

この写真を撮りたいがためにここまで足を運びました。

ホテル近くの美麗島駅までMRTで戻ってきました。

この駅のステンドグラスがド派手。

イタリアのステンドグラスアーティスト、ナルシサス・クアグリアータの作品です。

地上部分は高松伸の設計で、2008年の開業です。

昼と夜の表情が全く違いますが、日本人建築家の仕事も多く見ることができました。

最後は、ホテル近くの六合国際観光夜市。

夜市のはしごです。

屋台を回って夕食を済ませました。

夕方に空港を出て、ここまで何カ所回ったのか。

Googleマップの威力を思い知ると共に、疲れすぎて、ベッドに横たわると一瞬で夢の中でした。

3回シリーズになるか、4回シリーズになるか分かりませんが、もう少し私の台湾旅に付きあって貰えると嬉しいのです。

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耐えて耐えて、食べて食べて‐2344‐

日曜日の早朝、暑くなる前に現場まで移動していると、親子連れが集まっていました。

夏休み恒例のラジオ体操でしょうか。
気が付けば8月でした。

本当に暑い日が続きますが、先週火曜日で56歳になりました。

前回は熊本地震について書いたので、誕生日のことは触れませんでした。

そこに興味はないと思いますが、発生日が誕生日なので、ずっと記憶に残ると思います。

当日の夕食は、年に1回しか作ってもらえない(下ごしらえが大変だから)大好物のエビフライ。

子ども達が巣立ち、夫婦2人になったので、小さなケーキで祝ってもらいました。

この小さなケーキの金額を聞いてびっくりしましたが、確かに美味しかったです。

土曜日は初期相談が2件ありましたが、休日はスタッフが居ないので、妻にサポートしてもらいました。

それらが終わったあと、慰労のつもりで日の高いうちにアトリエを出ました。

歩いて3分程のSSK本社の近くにある「鶏屋 國型製作所」。

いつも賑わっていたので、のぞいてみたいと思っていました。

18時台に行ったので何とか席を確保できましたが、予約無しのほうが珍しいという感じでした。

古民家を改修した店内は、和の雰囲気です。

かなり混むのと、焼き物は時間が掛かるので、何かスピードメニューを頼んで欲しいと。

うずら卵の醤油漬けを頼みました。ニンニクが効いて、酒の肴にはばっちりです。

胸肉のシーザーサラダもすぐに出てきました。

焼き物は「こころ」から。

備長炭の香りと、粗塩が食欲をそそります。

さっと飲んで、さっと食べて、1時間半くらいで引き上げてきました。
夫婦で8千円くらい。

焼鳥としてはやや高めですが、丁度金額くらいのお味だと思います。

オーダー催促型の接客は、ちょっと勿体ない気がしました。
美味しければ急かされなくてもオーダーするものですから。

つい最近、土用の丑の日も終わったばかり。
正直食べ物の話ばかりです。

大阪城の南に広がる広大な平地には、秀吉が集めたお寺が沢山あります。

門の脇には、掲示板がある所が多く、元気が出たり、耳が痛かったり。

貪るのはNGです。
ただ、この暑さに打ち勝つには、しっかり食べるのは絶対条件かもしれません。

50代も真ん中を越え、還暦が近づいてきました。
30代の頃に比べると、随分怒らなく、少しは嘆かなくなったと思います。

それは当たりまえかもしれません、その倍をもうすぐ生きたことになるのですから。

ただ、娑婆で生きる私たちが、仏になれることはありません。

娑婆の語源は、サンスクリット語のサハーから来ており、漢字に意味はないよう。
意味としては「忍土」、耐え忍ぶ世界の方が合っているそうです。

娑婆=耐え忍ぶ世界

言い得て妙とはこのこと。

56歳も力強く娑婆を生き抜くために、耐えて耐えて、食べて食べて、でいきたいと思います。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

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蛇行剣も世界遺産もやっぱり人と食‐2342‐

ホテルライクなコートハウス 「ドッグランのあるタイル床の家」の動画を【Works Video 】UPしました。

チワワ兄妹のための小さなドッグランのある家、よければご覧ください。

「日曜はどこかへ出掛けようかな」とGoogleマップを見ていると、富雄丸山古墳をみつけました。

歴史ニュース等では何度も見ましたが、位置的にもうひとつ把握できていなかったのです。

すぐ東には、道の駅「クロスウェイなかまち」もあり、駐車にも困らなそう。

第二阪奈道の中町インターを降りればすぐ。大阪から30分掛かりませんでした。

駐車場も広く、昼前に着くと十分余裕がありました。

歴史遺産+産直市場は、願ったり叶ったりの組み合わせです。

時の首相も奈良出身。

就任時の「奈良の女でございます」の言葉に恥じないよう、奈良のためにも、よろしくお願いします。

すぐ東に流れる富雄川の対岸にはイオンタウン富雄南もあります。

ダイエー、無印、飲食店等が、テナントとして入居している、郊外型のショッピングモールです。

イオンタウンで食事をしてから、富雄丸山古墳へ向かいました。

交通整理をしていた男性に聞くと、「ここを抜けると、道路に道順が描かれているので間違うことはないと思います」と教えてくれました。

道の駅を抜けて西にある小高い丘を目指します。

富雄丸山古墳は2022(令和4)年に、長さ2.85mの蛇行剣が発見されたことで、一躍注目を浴びるようになりました。

聞いた通り、国内最大の円墳にしっかり案内してくれます。

が、入口は見逃してしまいそうな小さな看板だけ。

墳丘を上ると、閑静な住宅街の端に位置することが分かります。

ネットフェンスで区切られた通路の、山側が発掘エリアのようです。

4世紀後半の古墳で、直径約109mの「造出し付円墳」とあります。

出土した、刃部が蛇のようにくねくねとしている鉄製の剣、蛇行剣は東アジア最大。

反対のなだらかに下っている斜面には、6世紀後半の丸山第2・3号墳の案内もありました。

しかし、ここが古墳と分かるものはその案内板2枚だけ。
雑草も生え放題で、正直拍子抜けしたのです。

今日の新聞で、「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産への登録が決まったという記事がでていました。

この辺りはよく通りますが、穏かな景色が好きな場所。
嬉しい一報でした。

2017年のお盆に、世界遺産の石見銀山を訪ねました。
その時に感じたのは、「あまり人が来ていないな」ということでした。

世界遺産登録が地元の悲願なのは、その知名度から来る、訪問者の増加でしょう。

しかし、受け入れる側が施設や人の準備ができていなければ、これだけ娯楽の多い時代なので、すぐに飽きられてしまいます。

道順を尋ねた、交通整理をしていた男性は真っ黒に日焼けして、とても暑そうだったので「どのくらいで交代するんですか?」と聞くと「30分毎なんです」と。

それを聞いてちょっと安心しました。本当に命の危険を感じる暑さだったので、やっぱりそうなんだと納得したのです。

「本当に暑いので気を付けて下さいね」というと、「気を付けていってらっしゃませ」と返してくれました。

道の駅で地元の野菜を買いましたが、昼食はイオンタウンのバーガーキングで食べました。

初めて食べたのですが、意外に美味しくてびっくりします。

世界遺産を目的に訪ねたとしても、心象に大きく影響するのは人と食です。
古都奈良での食の記憶が、バーガーキングなら笑えません。

私が勝手に食べただけですが、2人で1600円くらいで食べれる選択肢を準備しているバーガーキングの努力に、他の選択肢が勝てなかったとも言えます。

明日香村の穏やかな景色を世界の人が見た時にどんな感想を持つのでしょうか。

適度に賑わって欲しいですが、こればかりは需要と供給のバランスです。

楽しみにしながら見守っていきたいと思います。

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国宝・犬山城と街グルメ‐2341‐

前回、ちらと書いたのですが、海の日は愛知県犬山市を訪ねました。

名鉄名古屋駅から特急で犬山庭園駅まで30分程。

15分くらい歩くと犬山城が見えてきます。

小高い丘を登って、天守閣の下までやってきました。

石垣は自然石を積んだ野面積みです。

この日は結構混んでいて、天守閣に入るまで1時間程並びました。

急な階段を3層登ります。

この角度なので、降りる時は後ろ向きの人もいました。

3階には国宝5城の写真が展示されていました。

松江城、姫路城、彦根城、松本城と犬山城ですが、 最も古いのが犬山城です。

室町時代の天文6(1537)年に織田信長の叔父である織田信康によって築かれました。

最上階の4階まで上がってきました。

国宝5城の中でも、最上階の外に出て一周できるのは犬山城だけです。

その手摺の低さも強烈。

髙い所が苦手な私には罰ゲームレベルです。

眼下に木曽川を見下ろす眺めは絶景でした。

建築の専門家として言わせて貰えば、あの手摺のまま、誰もが回廊に出られることが、ずっとは続かない気がします。

行くなら早め、犬山城です。

すぐ東にある、有楽苑にも寄ってきました。

建築家、堀口捨己氏が監修した日本庭園ですが、園内には、こちらも国宝の如庵があります。

織田信長の弟、織田有楽斎(うらくさい)が京都で建てた茶室で、待庵、密庵と共に、茶室として国宝に指定されています。

年に数回ある特別見学会では内部を見ることができます。

そのためだけでも来る価値がありそうです。

その後、城下町を歩いて名鉄犬山駅に向かいました。

城下町に漂う、食欲を刺激する匂いの全てを我慢して、駅前の「角屋」までやってきました。

自家製麺のきしめんは650円。

ボリューム満点の味噌かつ定食は1400円。

きしめんは、関西風の出汁より魚の味がしっかりしています。
何杯でもいけそうな優しいお味でした。

味噌かつは、甘めのタレでご飯が進み過ぎます。

特にきしめんの出汁が素晴らしかったので、店員さんに「この出汁、味がしっかりして、凄く美味しかったです。何で取ってるんですか?」と聞いてみました。

「ありがとうございます。ただ、出汁は企業秘密なので言ってはいけないことになってるんです、すみません」と。

それはそうだなと納得しました。

帰り際に、女将さんがでてきてくれたので、出汁が美味しかったことを伝えると「〇〇と〇〇でしっかりめに取ってるんですよ。創業昭和26年で、微調整はしますが基本的に全く変えてないんです」と。

あれっ、教えてくれるんやと(笑)

やっぱり旅は、食と人です。

大満足の犬山城と犬山街グルメでした。

犬山城を訪れたなら、車の人も駅前の「角屋」を絶賛、お勧めしておきます。

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