カテゴリー別アーカイブ: 07 食

耐えて耐えて、食べて食べて‐2344‐

日曜日の早朝、暑くなる前に現場まで移動していると、親子連れが集まっていました。

夏休み恒例のラジオ体操でしょうか。
気が付けば8月でした。

本当に暑い日が続きますが、先週火曜日で56歳になりました。

前回は熊本地震について書いたので、誕生日のことは触れませんでした。

そこに興味はないと思いますが、発生日が誕生日なので、ずっと記憶に残ると思います。

当日の夕食は、年に1回しか作ってもらえない(下ごしらえが大変だから)大好物のエビフライ。

子ども達が巣立ち、夫婦2人になったので、小さなケーキで祝ってもらいました。

この小さなケーキの金額を聞いてびっくりしましたが、確かに美味しかったです。

土曜日は初期相談が2件ありましたが、休日はスタッフが居ないので、妻にサポートしてもらいました。

それらが終わったあと、慰労のつもりで日の高いうちにアトリエを出ました。

歩いて3分程のSSK本社の近くにある「鶏屋 國型製作所」。

いつも賑わっていたので、のぞいてみたいと思っていました。

18時台に行ったので何とか席を確保できましたが、予約無しのほうが珍しいという感じでした。

古民家を改修した店内は、和の雰囲気です。

かなり混むのと、焼き物は時間が掛かるので、何かスピードメニューを頼んで欲しいと。

うずら卵の醤油漬けを頼みました。ニンニクが効いて、酒の肴にはばっちりです。

胸肉のシーザーサラダもすぐに出てきました。

焼き物は「こころ」から。

備長炭の香りと、粗塩が食欲をそそります。

さっと飲んで、さっと食べて、1時間半くらいで引き上げてきました。
夫婦で8千円くらい。

焼鳥としてはやや高めですが、丁度金額くらいのお味だと思います。

オーダー催促型の接客は、ちょっと勿体ない気がしました。
美味しければ急かされなくてもオーダーするものですから。

つい最近、土用の丑の日も終わったばかり。
正直食べ物の話ばかりです。

大阪城の南に広がる広大な平地には、秀吉が集めたお寺が沢山あります。

門の脇には、掲示板がある所が多く、元気が出たり、耳が痛かったり。

貪るのはNGです。
ただ、この暑さに打ち勝つには、しっかり食べるのは絶対条件かもしれません。

50代も真ん中を越え、還暦が近づいてきました。
30代の頃に比べると、随分怒らなく、少しは嘆かなくなったと思います。

それは当たりまえかもしれません、その倍をもうすぐ生きたことになるのですから。

ただ、娑婆で生きる私たちが、仏になれることはありません。

娑婆の語源は、サンスクリット語のサハーから来ており、漢字に意味はないよう。
意味としては「忍土」、耐え忍ぶ世界の方が合っているそうです。

娑婆=耐え忍ぶ世界

言い得て妙とはこのこと。

56歳も力強く娑婆を生き抜くために、耐えて耐えて、食べて食べて、でいきたいと思います。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

■10月1日『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」が掲載されました■

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アトリエmのゲンバ日記

蛇行剣も世界遺産もやっぱり人と食‐2342‐

ホテルライクなコートハウス 「ドッグランのあるタイル床の家」の動画を【Works Video 】UPしました。

チワワ兄妹のための小さなドッグランのある家、よければご覧ください。

「日曜はどこかへ出掛けようかな」とGoogleマップを見ていると、富雄丸山古墳をみつけました。

歴史ニュース等では何度も見ましたが、位置的にもうひとつ把握できていなかったのです。

すぐ東には、道の駅「クロスウェイなかまち」もあり、駐車にも困らなそう。

第二阪奈道の中町インターを降りればすぐ。大阪から30分掛かりませんでした。

駐車場も広く、昼前に着くと十分余裕がありました。

歴史遺産+産直市場は、願ったり叶ったりの組み合わせです。

時の首相も奈良出身。

就任時の「奈良の女でございます」の言葉に恥じないよう、奈良のためにも、よろしくお願いします。

すぐ東に流れる富雄川の対岸にはイオンタウン富雄南もあります。

ダイエー、無印、飲食店等が、テナントとして入居している、郊外型のショッピングモールです。

イオンタウンで食事をしてから、富雄丸山古墳へ向かいました。

交通整理をしていた男性に聞くと、「ここを抜けると、道路に道順が描かれているので間違うことはないと思います」と教えてくれました。

道の駅を抜けて西にある小高い丘を目指します。

富雄丸山古墳は2022(令和4)年に、長さ2.85mの蛇行剣が発見されたことで、一躍注目を浴びるようになりました。

聞いた通り、国内最大の円墳にしっかり案内してくれます。

が、入口は見逃してしまいそうな小さな看板だけ。

墳丘を上ると、閑静な住宅街の端に位置することが分かります。

ネットフェンスで区切られた通路の、山側が発掘エリアのようです。

4世紀後半の古墳で、直径約109mの「造出し付円墳」とあります。

出土した、刃部が蛇のようにくねくねとしている鉄製の剣、蛇行剣は東アジア最大。

反対のなだらかに下っている斜面には、6世紀後半の丸山第2・3号墳の案内もありました。

しかし、ここが古墳と分かるものはその案内板2枚だけ。
雑草も生え放題で、正直拍子抜けしたのです。

今日の新聞で、「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産への登録が決まったという記事がでていました。

この辺りはよく通りますが、穏かな景色が好きな場所。
嬉しい一報でした。

2017年のお盆に、世界遺産の石見銀山を訪ねました。
その時に感じたのは、「あまり人が来ていないな」ということでした。

世界遺産登録が地元の悲願なのは、その知名度から来る、訪問者の増加でしょう。

しかし、受け入れる側が施設や人の準備ができていなければ、これだけ娯楽の多い時代なので、すぐに飽きられてしまいます。

道順を尋ねた、交通整理をしていた男性は真っ黒に日焼けして、とても暑そうだったので「どのくらいで交代するんですか?」と聞くと「30分毎なんです」と。

それを聞いてちょっと安心しました。本当に命の危険を感じる暑さだったので、やっぱりそうなんだと納得したのです。

「本当に暑いので気を付けて下さいね」というと、「気を付けていってらっしゃませ」と返してくれました。

道の駅で地元の野菜を買いましたが、昼食はイオンタウンのバーガーキングで食べました。

初めて食べたのですが、意外に美味しくてびっくりします。

世界遺産を目的に訪ねたとしても、心象に大きく影響するのは人と食です。
古都奈良での食の記憶が、バーガーキングなら笑えません。

私が勝手に食べただけですが、2人で1600円くらいで食べれる選択肢を準備しているバーガーキングの努力に、他の選択肢が勝てなかったとも言えます。

明日香村の穏やかな景色を世界の人が見た時にどんな感想を持つのでしょうか。

適度に賑わって欲しいですが、こればかりは需要と供給のバランスです。

楽しみにしながら見守っていきたいと思います。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

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国宝・犬山城と街グルメ‐2341‐

前回、ちらと書いたのですが、海の日は愛知県犬山市を訪ねました。

名鉄名古屋駅から特急で犬山庭園駅まで30分程。

15分くらい歩くと犬山城が見えてきます。

小高い丘を登って、天守閣の下までやってきました。

石垣は自然石を積んだ野面積みです。

この日は結構混んでいて、天守閣に入るまで1時間程並びました。

急な階段を3層登ります。

この角度なので、降りる時は後ろ向きの人もいました。

3階には国宝5城の写真が展示されていました。

松江城、姫路城、彦根城、松本城と犬山城ですが、 最も古いのが犬山城です。

室町時代の天文6(1537)年に織田信長の叔父である織田信康によって築かれました。

最上階の4階まで上がってきました。

国宝5城の中でも、最上階の外に出て一周できるのは犬山城だけです。

その手摺の低さも強烈。

髙い所が苦手な私には罰ゲームレベルです。

眼下に木曽川を見下ろす眺めは絶景でした。

建築の専門家として言わせて貰えば、あの手摺のまま、誰もが回廊に出られることが、ずっとは続かない気がします。

行くなら早め、犬山城です。

すぐ東にある、有楽苑にも寄ってきました。

建築家、堀口捨己氏が監修した日本庭園ですが、園内には、こちらも国宝の如庵があります。

織田信長の弟、織田有楽斎(うらくさい)が京都で建てた茶室で、待庵、密庵と共に、茶室として国宝に指定されています。

年に数回ある特別見学会では内部を見ることができます。

そのためだけでも来る価値がありそうです。

その後、城下町を歩いて名鉄犬山駅に向かいました。

城下町に漂う、食欲を刺激する匂いの全てを我慢して、駅前の「角屋」までやってきました。

自家製麺のきしめんは650円。

ボリューム満点の味噌かつ定食は1400円。

きしめんは、関西風の出汁より魚の味がしっかりしています。
何杯でもいけそうな優しいお味でした。

味噌かつは、甘めのタレでご飯が進み過ぎます。

特にきしめんの出汁が素晴らしかったので、店員さんに「この出汁、味がしっかりして、凄く美味しかったです。何で取ってるんですか?」と聞いてみました。

「ありがとうございます。ただ、出汁は企業秘密なので言ってはいけないことになってるんです、すみません」と。

それはそうだなと納得しました。

帰り際に、女将さんがでてきてくれたので、出汁が美味しかったことを伝えると「〇〇と〇〇でしっかりめに取ってるんですよ。創業昭和26年で、微調整はしますが基本的に全く変えてないんです」と。

あれっ、教えてくれるんやと(笑)

やっぱり旅は、食と人です。

大満足の犬山城と犬山街グルメでした。

犬山城を訪れたなら、車の人も駅前の「角屋」を絶賛、お勧めしておきます。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

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味は本場、値段は町中華 上町界隈の名店⑦「純華楼 上本町店」‐2331‐

屋上から西を望むと、長堀通と上町筋の交差点「上本町1丁目」の信号が見えます。

その南東角に建つ雑居ビルの2階にあるのが「純華楼 上本町店」です。

玉造に本店がありますが、すぐ近くなのでいつか行こうと思っていました。

2階へ続く階段には、餃子の写真が掛かっています。

空芯菜の写真も。

それぞれの金額が、実際には583円と1188円なのはご愛敬です。

17時開店で、17時30分頃着いたのですが、その時点ですでに4組くらいが着席していました。

「早めに来たつもりだったのにな」と思いながら、すぐに3品をオーダー。

一番初めにでてきたのは「ピータンと豆腐の冷菜」。

それをあてに飲み始めました。

ちょっと甘めで、これだけ美味しいピータンは食べたことがない、というくらい美味しかったです。

「空心菜の炒め」も看板が掛かっているだけに看板メニューのお味です。

そして「手作り餃子」がでてきました。

看板に偽りなしで、小籠包かと思うくらい肉汁があふれ出てきます。

それなのに皮はパリッと香ばしく。

2人で6個は少なかったかな……
いやいや、食べすぎは禁物……

心の中で葛藤が続くくらいの絶品でした。

「イカ下足の唐揚げ」と「砂ズリと白ネギの和え物」。

特にイカ下足が美味しい。

他にも色々食べましたが、締めに「五目チャーハン」。
からっと仕上がったうえに、玉子の味が際立っていました。

ビール2本を飲んで、2人で6500円程。

1時間半程で引き上げましたが、大満足の夜でした。

壁には、芸能人の色紙も飾ってありましたが、『ごぶごぶ』のステッカーも。

ハマちゃんがマッチをもてなす場にこの店が選ばれたとは、何とも粋なセレクトです。

店で働く人は、おそらく全員が中国人で、中国語がとびかいます。
本場の雰囲気も味わえるのです。

中国本土は未体験ですが、2019年に訪れた香港を思い出しました。

「町中華」なる言葉を時々耳にしますが、昭和の雰囲気が残る、日本人の好みに合わせた、安価な中華料理店という感じでしょうか。

味は本場、値段は町中華。

こんな申し分のない店が近くにあるのは幸せ以外の何物でもありません。

打ち合わせに見えていたクライアントが、帰り際、お子さんに「〇〇で食べて帰る?」というと、「もっと普通の店でいい」と。

〇〇は高級なタイプのお店で、私なら小躍りしてしまうかもしれません。

「純華楼 上本町店」とアジフライの美味しい「橋の湯食堂」をお勧めしてみました

「橋の湯食堂」を訪れた時は、まだ『上町界隈の名店』というコンセプトができていなかったので、そのタグを付けていません。

いずれ再訪して、またここでUPしたいと思います。

さてお2人は、どちらかの店を訪れたのか、そことは違う店になったのか。

次回打ち合わせ時に聞いてみたいと思います。

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あって欲しい姿より、あるべき姿で‐2329‐

1年前に頂いた、胡蝶蘭が花をつけました。

全ての花を落とした後、茎の根元で剪定していました。

葉だけ姿に見慣れていたので意外でしたが、嬉しいものです。

胡蝶蘭が咲いたタイミングで、山形のさくらんぼが届きました。

最も人気がある「佐藤錦」。

まだお会いできていない宮城の社労士さんから、今年も頂いてしまいました。

昨年は「正光錦」という品種を頂きましたが、爽やかな味わいでとても美味しかったです。

「佐藤錦」は、人気品種ということもあり、甘みと酸味のバランスが抜群でした。
赤い宝石を、スタッフと一緒に早速頂いたのです。

果樹園も営んでおられるのですが、ご自身が栽培されたものか、購入頂いたものなのか……
いずれにしても、感謝以外ありません。

大変おいしゅうございました。

先の胡蝶蘭ですが、やってきた当初は鈴なりの花を付けていました。

その姿形が華やかさを演出してくれます。

しかし、現在の姿のほうが自然な感じで私は好きです。

胡蝶蘭は、育てるのが難しいのだと思っていました。

原産地は東南アジアのジャングルで、日の当らない中で、木の幹や岩に根を絡ませて生きています。

それ故、日当たりが悪くても大丈夫で、空気中の水分を吸って生きるタフな植物のようです。
それでオフィスや店舗への贈答品として重宝されたのです。

高価な花=繊細

という勝手なイメージだったことがよく分かりました。

元は蔦のような植物なので、針金の支柱で、世間がイメージする胡蝶蘭らしい形にしているのです。
その姿形に、贈答品としての価値があるのですが、今の姿を見ると押し付けられ感は否めません。

あって欲しい姿より、あるべき姿で生きるのが一番だと思ったのです。

ただ、これを人に置き換えてみると、とても難しいお題です。

自分のありたい姿と、あるべき姿。
例えば、子供のあって欲しい姿と、あるべき姿。

簡単に答えなど出てこない問いで、ちょっとの間悩んでしまいそうです。

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競り⇒販売、これは本物の産直「深日漁港」‐2324‐

日曜日は少し遠出して大阪府南端の岬町へ。

国道26号線を南下し、岬中学校前で右折しました。
海に出ると一気に視界が開けます。

海の先に見えているのは関空です。

反対の和歌山側を見ると、多奈川第二発電所跡の先には、淡路島の洲本あたりが見えています。

中学生の頃、このあたりにはよく釣りに来ていました。

当時、関空は無く、多奈川第二発電所はもうもうと煙を上げていた時代です。

冬の間は、その温排水に集まるカレイを狙っていたのです。
中学生ながら、なかなかのサイズを釣り上げたことを覚えています。

万葉集にある一首の歌碑が立っています。

奈良時代から、風光明媚な所だったことがうかがい知れます。

そのまま海沿いの道を南下し、深日漁港にやってきました。

更に南にある深日港と違って、純然たる漁港という感じ。

こういった小振りな港は大好きです。

深日漁協の建物前に徐々に人が集まってきました。

漁に出た日は15時から魚市が開かれるのです。

15時丁度に、「競り」が始まりました。

競り人のいる台に、魚を見て買い付け人が値札を置いていきます。

競り落とされた魚が、漁協の正面にある店にどんどん運ばれてきます。

すぐに〆られ、その場で販売が始まるのです。

来る前に電話してみたのですが、「16時までには終わっていることが多いので、早めがいいと思いますよ」と。

この日は豊漁だったのか、15時半になってもせりが終わる気配は全くありませんでした。

しかも、タイやアコウ等、なかなかの大物も続々とやってきます。

大型のアコウは7500円でした。

2人でそれは贅沢なので、カレイを3枚で1500円。

マダコを1匹1500円で購入。

タコもその場で〆てくれました。


競り落とした魚をその場で販売。これこそが本物の産直です。
臨場感抜群で、かなり面白い空間でした。

若い頃は夏になると毎週海に行っていたので、タコもしょっちゅう捌いていました。

しかし、かなり久し振りで結構時間が掛かってしまいました。

右はさっと茹でたもの。左は生のタコ刺しです。

カレイは一番大きいものより、25cmくらいの2匹の方が火の通りがよかったです。

からっと美味しく揚がりました。

彩りのために、全く関係ありませんがオクラ。

大満足の深日漁港での3千円でした。

はじめに紹介した歌碑の横には、「吹飯浦」という案内板もありました。

先の歌も含めて、もう一首記されています。

順徳天皇

吹飯浦(ふけいうら)が転じて深日(ふけ)となったのでしょう。
鎌倉時代まで、鶴がいたことにも驚きます。

私の知る巨大な多奈川第二発電所は2020年に廃止され、もう跡形もありません。

そして大阪湾の中ほどには、大きな関空島が浮いています。

美しい景色を見ると誰もがセンチメンタルな気持ちになるのでしょうか。
万葉集の歌の現代語訳を見つけました。

時の風が吹く――吹飯の浜に出て神に命の無事を祈るのは、妻のためにこそ。

「妹」は「妻」を指すよう。古典とは何と難しいというか、奥深いというか……

ただ「深日漁港」の産直は本物でした。絶賛してお勧めします。

かなりコンパクトな空間だったので、繁盛しすぎないか心配しながら。

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未来に漕ぎ出す‐2316‐

本町橋のすぐ西にある大阪産業創造館は、合併で無くなった東区役所があった場所でした。

外壁にボートのモニュメントがある建物と言えばすぐに伝わると思います。

2000年完成の大阪産業創造館は東畑建築事務所の設計です。

「産創館」と呼ばれることが殆んどでしょうか。

本町通沿いのハナミズキも満開です。

こちらは紅。

正面には白。

ハナミズキ越しに見上げてみます。

東畑建築事務所のWebサイトを見ると「未来に漕ぎ出す大阪の企業家をイメージした」とあります。

こういった直喩は陳腐な表現になりがちですが、このアートモニュメントがしっくりきているのは、波の表現が繊細で美しいからだと思います。

外壁の板金仕事が、組織事務所のそれとは思えないほど大胆。

この日は、ドローンに関するセミナーに参加してきました。
2年前に2等の国家資格を取得しましたが、法律の変化が目まぐるしい分野です。

どんどん情報を更新していかないと、時代に置いていかれそうです。

セミナーの後、日本建築家協会近畿支部の総会がありました。

大先輩の話を聞かせて貰い、一生勉強だなと背筋がピンと伸びました。

4月頭に研修生としてやってきたD君は、3日でアルバイトに昇格してもらいました。

やる気と実力があれば、年齢は関係ありません。
早い時期に正社員になって貰おうと思っています。

親族が、タケノコ掘りに行ってきたそうで、水に漬けた状態でアトリエまで持ってきてくれました。

オリーブオイルで炒めただけで、最高のつまみになりました。
タケノコにおいては、新鮮を上回るものは何もありません。

こちらは、妻が地元の知人に頂いた「大阪焼酎」。

炭酸とレモンで割ろうとすると、「レモンは入れずに飲んでみて」と妻。

確かに、焼酎というよりは日本酒よりの味わいでした。
後味はまるでラムネのように甘かったのです。

子供の頃はしょっちゅう飲んでいた瓶入りのラムネですが、あのビー玉で栓をしてある瓶に誘われて買ってしまうのですが、内容量は極めて少なかった気がします。

むしろそれが健康の為には良かったのかもしれませんが。

旬を活かす。
常に勉強を続ける。

食と職の話ですが、「未来に漕ぎ出す」ための共通項だと思います。

そもそも、食と職は音だけでなく、本質はほぼ同じなのかもしれません。

■■■10月1日(水)『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」
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上町界隈の名店⑥「大阪の味 割烹とんぼ」‐2312‐

実施設計の最終段階にはいったプロジェクトが「どんな日でも遊べる家」です。

クライアントから、CG公開のOKを貰ったのでUPしてみます。

なぜどんな日でも遊べるかを、良ければご覧ください。

昨日の昼食は、近所にある「割烹 とんぼ」へ行っていました。

創業180年の老舗割烹に行ったのは、日曜日の昼食くらいは贅沢しようと決めたので……というのは冗談で、町内会の総会があったからです。

集会場が少し遠く、町内にある「割烹 とんぼ」で昼食を取りながらが恒例だそうです。

こちらに越してきてすぐに買った「あまから手帖」の2025年1月号。

表紙がこの店の料理だったので、とても楽しみにしていました。

豆ごはんセット2420円、かき天丼1760円、うなぎ丼2750円のメニュー札が掛かっていました。

嫌が上でも期待は高まります。

2階の堀ごたつ形式の和室で、18名での会食でした。

ほたるイカからスタート。

お造り。

煮物と続きます。

そして鯛の煮付け。

煮物はどれも甘めで、箸が進みます。

男性陣は飲んでいる人が大半でしたが、戻ってから仕事があるので、ここはグッと我慢です。

両隣りは面識がありましたが、ほぼ皆さん初対面です。

長くこの地に住んでいる方が大半で、上品な方ばかり。

私達でも「若い」部類に入るということで、とても暖かく迎えてもらいました。

店前のメニューにかき天丼がありましたが、かきの天ぷらは味が凝縮した感じで、大変美味しゅうございました。

「包丁一本晒にまいて」で始まる「月の法善寺横丁」のモデルはこの店の先代だという話や、作家・藤本義一がこの店を贔屓にしていたとか、江夏豊など阪神の選手もよく来ていたとか、面白い話を沢山聞かせてもらいました。

女将さんに「何が一番お勧めですか?」と聞くと、「タコの桜煮です」と。

あまから手帖の表紙になるくらいなので、それはそのはずです。

タコの煮ものがあったのは分かっていたのですが、おしゃべりに夢中で、写真を撮り忘れてしまいました。

痛恨の極みですが、来年も参加する理由ができました。

クライアントから新築しするための土地探しから相談を受けることもありますが、「ご近所さんは選べないので、できれば頑張ってコンタクトを取ってみてください」と伝えます。

しかし、自分が購入した時は、言ったことを全く実行していませんでした。

雰囲気を見ただけで、絶対に良い人ばかりに違いないと確信していました。

自分が住む街を好きな人が多ければ多いほど、街の雰囲気はよくなります。それを実感できた町内会の総会でした。

本の中では4ページに渡って、由緒が紹介されています。

現在の大将は5代目で、息子さんである6代目に引き継ぐのもそれ程先ではなさそうです。

大阪の味を繋ぐ「割烹 とんぼ」。

私の手絡では全くありませんが、そんな店が町内にあることを誇らしく思います。

帰り道も、街の説明をしてくださるご近所さん。

私の直感が正しかったことを確信できた日になりました。

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■9月28日(日)地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」内覧会開催

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上町界隈の名店⑤「鮨 東野」‐2309‐

アトリエのある上町は、地下鉄の谷町6丁目と玉造の中間くらいに位置します。

「隠れた」と書くと怒られそうですが、周辺には、パン屋、ケーキ屋、ラーメン店などが結構あります。

それらを紹介するのが「上町界隈の名店」シリーズ。

第5弾は「鮨 東野」。

アトリエから歩いて2分くらい。もう目と鼻の先です。

最終発表で合格が決まってすぐ、娘に「何を食べたい?」と聞くと、間髪なく「お寿司!」。

こちらのお店は「鮨」ですが。

20時からカウンター席が取れ、お祝いに行ってきました。

カウンターと半個室が1部屋の店内はまだ新しく、移転してきて2年だそう。

醤油の場合は刷毛で塗ってくれるスタイル。

娘の大好物、シマアジです。

貝好きの私は赤貝。

炙った金目鯛は濃厚な味わい。

生姜が乗ったサヨリも非常に良かったです。

関西ではやはり鯛。

芽ネギが同じレベルで美味しかったのには驚きました。

天ぷらは、鱚とアスパラ。

固すぎないホクホクタイプで、大変おいしゅうございました。

スダチとブリカマは鉄板。

画的にはあまり映えていませんが、一番好きだったのはアナゴ。

甘さ、醤油加減、食感とも素晴らしかったです。

シャリが人肌くらいの温かさで、そこも新鮮でした。

一番驚いたのはお代。あまり飲まなかったとは言え、3人で2万円くらい。

閉店の22時まで、十分に堪能させて貰いました。

1人暮らしを始めたら、なかなか寿司にも行けないだろうと奮発しましたが、父親にも優しい店でした。

子育てが終了した妻は、友人とどんどん食事に出掛けだし、新しい店を開拓中。

そのおこぼれに私が預かるという構図です。

まあ、家族が幸せであればそれで良いのですが。

子供たちが帰省した時、4人で寿司が恒例化したとしたら……

やはりチチハタラクの構図はまだまだ続きます。

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大黒さまは、食と破壊の神だった‐2302‐

健康保険のイベントは、バスで連れていってくれるので時々参加しています。

人気イベントは、すぐに申し込まないと定員になってしまうくらい。

つい出不精になってしまうこの時期には有難い限りです。

昨日は、いちご狩り+ウォーキングのイベントでした。

神戸市北区にあるいちご農園「Bon Farm」。

ビニールハウスの中は、いちごの甘い香りで充満していました。

ひとつずつ、丁寧にハサミで摘み取ります。

5種類くらいの品種があり、それぞれ味がかなり違うのです。

一番気に入ったのは「おいCベリー」。

味が濃く、甘みと酸味もありますが、とても優しい味わいでした。

現在は高設栽培という、高い位置にプランターを設置しての栽培が主流だそうです。しかし、昔ながらの土耕栽培にこだわっていると。

そんな所に違いがあるのかもしれません。

バスで2、3分のところにある「道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」まで移動してきました。

大沢は「おおぞう」と読みます。

広大な敷地で20分程ウォーキング。

途中に牛舎も見え、のどかを満喫してきました。

初めて訪れたと思うのですが、この施設は兎に角大きい、かつ豪華。

張りぼて感は全く無く、建物にお金が掛かっているのが分かります。

調べてみると1993年の開業で、2017年に運営母体が変り、リニューアルオープンしていました。いわゆるバブルの遺産と言ってよいでしょう。

それでも何とか現在まで維持しているのは立派だと思います。

この日は食べ放題ばかりですが、神戸ホテル フルーツ・フラワーでランチバイキングでした。

食べ放題は、がっついてしまい後悔するものですが、流石に50代半ばになると大丈夫でした。

夕方、集合場所の大国町に戻ってきました。

バスを降りると「木津の大国さん」という文字が見えます。

大国町は、学生時代に長くアルバイトをしていたので、そこそこ知っているつもりでしたが、大国町は「大国さんの町」だったのです。

境内には南を向く敷津松之宮と東を向く大国主(おおくにぬし)神社があります。

大国主神社の中には、大阪七福神のひとつ大黒天の像が祀られています。

大きく、かつ可愛げがあったのですが、残念ながら「撮影禁止」でした。

大黒天は五穀豊穣や食の神様として知られます。

しかしインドの神話では、破壊と再生を司る「シヴァ神」が、破壊神となった時の異名「マハーカーラ」が大黒天のルーツだそうです。

食の神様は、破壊の神様だったのです。

美味しいものを食べられるとに感謝し、その後のカロリーを破壊してくれたなら、もっと感謝します。などと書いたら、バチが当たるでしょう。

日本では、ほぼ飢えの無い暮らしですが、世界中どこでもという訳ではありません。

にも拘わらず戦争とは……

ヒンドゥー教の三大神のひとつである「シヴァ神」が、破壊と再生を司るのは、それらは一対であるという考えの下からだと思います。

しかし、誰かの都合による破壊が生むのは再生でなく憎悪だけです。

リーダーは力だけでなく、品格が必要だと思うのです。

■■■10月1日(水)『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」
が掲載されました■■■

■9月28日(日)地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」内覧会開催

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