昨日こんなメールが届きました。
Best of Houzz 2021 のご受賞おめでとうございます!
「全世界の Houzz 専門家のうち約3%の方々にしか授与されないこの特別な賞」とあります。
Houzzは建築の専門家紹介サイトです。
当社の受賞写真はこちら。
「中庭のある無垢な珪藻土の家」のキッチン横からの写真です。
他の受賞写真をみると格好よいものばかりなので、「当社にも、もっと格好のよい写真があったのに」と思ったり、思わなかったり……
しかし実際の特徴はもっと違ったところにあります。実は、昨年もこの写真で
「Best of Houzz 2020」を受賞しているのです。
2年続けて上位3%に入ったということで、これはもう自慢してよいことのような気がします。
先日、建築士の定期講習を受けた会場が、太融寺のすぐ近くでした。
昼休みに少し歩いてきました。
「なにわ七幸めぐり」という立て看板があります。
心願成就とある、四条畷神社だけは行ったことがありません。
太融寺は無病息災。人類が今最も欲しているもので、何ともタイミングがよい。
都会の真ん中にある神社はとかく見下ろされがちなのです。
名前も、場所も知っていましたが、境内に入ったのは初めてかもしれません。
経車(マニ車)がありましたが、ネパールからの寄贈とあります。
中にお経が納められているので、一回まわすとお経を一巻お唱えする功徳があるとありました。
北西角には「淀殿之墓」がありました。
大阪夏の陣の際に秀頼と自害したとされますが、豊臣家とゆかりのあるこの寺に移ってきたようです。
信長を裏切り鯖街道を退却させてた浅井長政の長女なので本名は浅井茶々。
母親は絶世の美女と言われた、信長の妹お市の方で、美しい人だったのでしょう。
戦国時代の真っ只中を生きますが、後半生は苦難が重なります。
秀吉が切望していた長男、鶴松を早くに亡くし、また秀吉亡き後は、つねに頼りなく描かれる秀頼とともに自らの命を絶った人生は、どのようなものだったのか……
「なにわ七幸」の看板を意訳してみます。
①勉強ができる
②運がよい
③願いがかなう
④芸事、技術が上達する
⑤健康
⑥仕事がうまくいく
⑦家族の仲がよい
冒頭に、「もっと格好のよい写真が……」と書きましたが、反対の意味も込めています。
なぜこの写真が、2年も支持されたのか。
「見せたいもの」と「見たいもの」は違うということだと思います。
プロ側が「格好いいでしょう」と思っていても、多くの「幸せな家を建てたい」と思っている人は、もっと役に立つ、もっと快適に暮らせるヒントを真剣に探しているのです。
「Best of Houzz 2021」でも、圧倒的に格好のよい写真の方が多いので、全てがこの基準だという訳ではありません。
便利で効率のよいものだけを求めるなら、私の出番はないので、この両立を追求することが私の生きる道だと思っているのです。
勉強ができ、運がよく、願いはかなえ、芸事が上達、健康で、家族の仲がよいから、商売がうまくいく。
今年は「なにわ七幸めぐり」をしようかなと思います。
■■■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【News】
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました