人類の未来‐1680‐

 命の尊さに差異はありません。

 しかし心は別です。

 欧米で、桁が違う程の人が亡くなっていても、「日本じゃない」とどこかで言い聞かせている部分があったことは否めません。

 志村けんさんの訃報を聞き、改めてそのことを感じます。全国民のおじさんが亡くなったのです。

 海外メディアは「日本の喜劇王」、「日本のロビン・ウィリアムズ」と表現しました。

 小学校の頃、土曜8時は「全員集合」と「ひょうきん族」で、真っ二つに割れたものです。

 刺激的で、やや毒のあったひょうきん族と比べて、お笑いの王道を貫いたのが全員集合でした。

 志村さんには、まさに喜劇王の言葉がふさわしいと感じます。

 近鉄電車の南大阪線に乗る機会がありました。

 古市行きの普通電車は閑散としていました。

 僅かな乗客も互い違いに座り、距離をとるよう意識しているのが伝わってきます。

 世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」を通るとあって、扉には前方後円墳のラッピングがなされていました。

 吊革には全て埴輪が。

 世界遺産登録に沸いたのが、遠い過去のようにも感じてしまいます。

 沿線にある葛井寺(ふじいでら)。

 藤井寺という地名の由来になったと言われる古刹です。

 お寺にしろ寺院にしろ、全ての信仰の対象で、無病息災を掲げていないところはありません。

 疫病が流行ったとしても、天災が起きたとしても、祈るしかなかった時代のほうが、人類史の中では圧倒的に長かったはずです。

 多くの事がコントロール出来る、出来ると思っていた現代に、このような事が起こるとは全く想像できませんでした。

 私はギリシャ神話「パンドラの箱」の話が好きです。

 ゼウスはまだ男しか人間は存在しない世に、パンドラという美しい女性をおくります。

 パンドラには、決して開けてはならないと命じ、災い全てを閉じ込めた箱を与えました。

 彼女は同時に、好奇心も与えられていたので、我慢できずにその箱を開けてしまいます。

 開けた瞬間に、災いがこの世に溢れ出しますが、かろうじて蓋を閉じ、唯一閉じ込めたのが「予兆」でした。

 ギリシャ人は、未来を知ることが大きな災いと考えていたのです。

 本来なら春うららかなこの季節ですが、やや気が重いのは仕方ありません。

 自分の子供が、自分の親が、自分のおじさんが亡くなるのは誰もが嫌なはずです。

 無理に理由をつける必要はありませんが、誰かの死を無駄にしたくないなら、全国民が、全人類が、自分達の未来のために一段段ギアを上げなければならない局面に入ったのでしょう。

 グローバル化が進んだこの時代、人種も、性別も、年齢も関係なく、77億人全員にその未来が託されていると言っても過言ではありません。

 自分の人生が、この先の人類がどうなるのかは、誰にも分かりません。

 しかし分からないからこそ、生きて行けるのだとギリシャ神話は教えてくれるのです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

普段「レッド・オーシャン」時々「ブルー・オーシャン」‐1679‐ 

 春分の日は、鳥取ボウリング遠征に行っていました。

 ボウリングの後は、鳥取砂丘にも寄ってきました。

 この日は風が強く、砂嵐で辺りが白く煙って見えます。

 砂丘を見下ろす丘の上の「砂の美術館」は休館。

 隣接するお土産物店が開いていたのでのぞいてみると、新聞に載っていた「とうふちくわ」が。

 「とうふ」なのか「ちくわ」なのか選挙が行われたこともあるそうです。しかし購入はせず。

 砂丘まで下るリフトがでており、乗る羽目になりました。

 屋内自粛からか、隣接する施設はほぼ満車。

 7年前、長男がアリジゴクが見たいというので、鳥取中を探し回りました。

 ここで最大のアリジゴクを捕まえたことを思い出します。

 強風につき後ろ向きで進む兄妹。

 砂嵐で顔が痛い程でした。

 最大の丘陵を見つけると、2人で走って行ってしまいました。

 長男はスイスイと登っていきましたが、娘は苦戦中。

 足だけでは滑り落ちていくので4本足です。

 アリジゴクに引きずり込まれるアリになった気分です。

 ようやく登頂。

 景色は日本離れしており絶景でした。

 青い海に白い砂。

 お砂場セットの忘れ物。

 枯れているのか、生きているのか。

 どこを切り取っても絵になります。

 やはり写真は背景が大事だとよく分かります。

 遅い昼食を取り、夕方4時頃に現地を出たのです。

 途中、中国道、淡路道が事故渋滞との一報が入りました。

 渋滞を避けるため、播但道で姫路バイパスまで南下。

 ハーバーウェイ、湾岸線と乗り継ぎ大阪に帰ってきました。

 経営用語で競争の激しい既存の市場を「レッド・オーシャン」、競争相手のいない市場を「ブルー・オーシャン」と言ったりします。

 発信元となった「ブルー・オーシャン戦略」という本は読んでいないのですが、「競争のない世界を創造する」というサブタイトルから想像はできます。

 血みどろの戦いは駄目だということですが、私は戦いがある方がむしろ好きなのだと思います。

 著者からは笑われるかもしれませんが、古代エジプトからあるとも、ルネサンス期からあるとも言われる建築家という職業を選んだ時点で、もう血みどろの戦い真っただ中なのですから(笑)

 それで休みができれば、ブルー・オーシャンやクリア・レイクへ行くのです。

 普段「レッド・オーシャン」時々「ブルー・オーシャン」。

 好きなのだから仕方ないのです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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鳥取ボウリング‐1678‐

 先日現場日記で、子供が「ボーリングに行きたい」と言っていると書きました。

 「いやあ、ボウリングは密室だし、ちょっと……」と答えると、「島根に行ったらいいやん!」と。

 先週末の三連休は 大阪、兵庫の往来自粛のアナウンスもありました。

 車で越えて行くのが良いのか駄目なのか分かりませんが、阪神高速から中国道へ。

 ネクスコの予報では、宝塚東トンネルの渋滞は朝6時から10kmとなっていました。

 現在の状況なら渋滞は減ると思い、7時頃通過したのですが、渋滞3歩手前という感じでした。

 渋滞は8時頃からだったようなので、多くの人が連休の旅行をキャンセルしたことが分かります。

 コロナウィルス感染者が現在確認されていないのは、南から鹿児島、岡山、島根、鳥取、富山、山形、岩手、青森。

 ボウリング場を調べると、岡山と鳥取の距離がほぼ同じで、鳥取自動車道を北上します。

 他県の人からすると、大阪人には来て欲しくないかもしれませんが、家族全員体調は万全。
 
 マスク、アルコール消毒と対策も整え、鳥取へのボーリング場を目指します。

 鳥取は7年前にゆっくり回りました。

 魚が美味しく、良い印象しかありません。

 赤茶の瓦屋根を多く見かけます。島根の石州瓦は赤茶と光沢のある黒が特徴。その影響だと思います。

 9時頃に鳥取駅に到着。

 まずは目抜き通りを歩きます。

 しまっている店も多かったのですが、「すなば珈琲」は開いていました。

 2014年当時、鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」と言ったことからオープンしたという話は何となく覚えています。

 現在は駅の反対側にスターバックスコーヒーが出来ました。

 しかし話題性だけでなく、モーニングセットの充実ぶりは名古屋なみです。

 子供はトーストのセット。

 私はたまごかけごはんのセットを頼んでみました。

 これで540円は安い。

 コーヒーを持ってきて貰うタイミングもiPadでオーダーできました。

 地元の人と観光客が半々と言った印象でしょうか。

 かなり混んで来たので店を出ました。

 鳥取市内で唯一確認できた、鳥取スターボウル

 ボーリングはそれ程行った事がある訳ではないのですが、娘たっての希望でした。

 聞くと「ガーター防止柵無しでやってみる」と。

 初めのゲームは、子供特有の左にひっかけてのガーターを連発していました。

 2ゲーム目からは「柵有りにするかな」と思っていたら、このまま続けると。

 それならと、私もギアをひとつ上げて投げ方を教えたのです。

 2投に1回くらいはピンを倒せるようになってきました。

 何でもそうですが、少しは結果がでないと続ける気持ちになれないもの。ましてや遊びなら尚更です。

 ボーリングを好きになるか、嫌いになるかの分水嶺は何とか越えたでしょうか。

 その後、鳥取砂丘も訪れたのですが凄い風でした。

 ここからは次回にしたいと思います。

 欧米では、外出禁止令まで出ていますが、日本がこれからどんな状況になるかは分かりません。

 それでも、人生を楽しむと決めておくしかありません。

 零細企業の経営者など、常にピンチ、ピンチの連続です。

 ピンチの後にチャンス有り、などというレベルでなく、ピンチ自体をチャンスと曲解するくらいの気持ちがなければとてもやって行けません。

 「○○力」などというタイトルの書籍をよく見かけますが、私が書くとするなら「曲解力」でしょうか(笑)

 しかし実際、このような事態にならなければ急遽鳥取へ行くことにならなかったと思います。

 やはり大事なのは曲解力。勿論、ピンチをチャンスへと曲解するのであって、チャンスを曲解する必要はありませんが。

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地域と地方、どうして人は比べたがる‐1677‐

 2月末に蓼科へ行った際、帰りに諏訪湖へ寄りました。

 湖を見下ろす立石公園からは、遠く御嶽山から北アルプスまでを見渡すことができます。

 手前にある小さな人工島は、夏の花火大会のために作ったもの。

 横でガイドしているのを盗み聞きしていたのですが、凄い人出だそうです。

 湖畔まで下りて、下諏訪の街も歩いてみました。

 下諏訪宿は中山道の宿場町で、あちこちから温泉が湧き出しています。

 こちらは本陣ですが、休館の札が。

 ひなびた感じが良いと言えばよいのですが飲食店を見つけることはできずでした。

 観光客もまばらでは、仕方ないのかもしれません。

 下諏訪駅まで歩いてみると、御柱(おんばしら)を見つけました。

 7年毎の寅と申の年、巨大なモミの木を諏訪大社の社殿四隅に建立する御柱祭。

 この御柱は、長野オリンピックの会場に建てられたものです。

 大木を山から伐り出す際、木の上に人がまたがり、急斜面を滑り降りていくシーンを見たことがあると思います。

 その舞台となるのが、下諏訪にある「木落し坂」。

 2017年の11月、「家族で47都道府県制覇」の旅で、46番目に訪れた埼玉への道中に通りました。

 ほぼ毎回死者がでていると聞くと、祭って何なのだろうと考えさせられます。

 駅前に「日本電産サンキョー」のビルがありました。

 聞き覚えがあるなと思っていたら、スケート部はオリンピック選手を何人も輩出していました。

 前身となる三協精機製作所時代には金メダリストの清水宏保も所属していたとのこと。

 駅前も閑散としており、街中での食事を諦めたのです。

 妻が見つけてきた卵料理の人気店「なとりさんちのたまごや工房」まで移動しました。

 娘は親子丼。

 長男は「トロふわ」が売りのオムライスを頼みました。

 値段も良心的で、こんなに人が居るんだと驚くくらい繁盛していました。

 お客さんは正直なものです。

 レストランへ行く途中、「EPSON」のロゴが見えました。

 諏訪湖の豊かな水源があることから、一帯は明治時代から製糸業で栄えました。

 その後、セイコーなど時計を中心とする精密機械工業、現在ではセイコーエプソンを中心とするハイテク産業が盛んです。

 セイコーエプソンはセイコーのグループ会社ではありますが、独立した上場企業です。

 アトリエには3つのプリンターがありますが、ひとつはエプソン製。プリンターは極めてリーズナブル。インク代が高いのは皆が一様に持つ不満だと思います。

 しかし利益を出す理由がなければ、内陸の諏訪を本社とし、これだけの隆盛を極めることは出来ないでしょう。

 東京から見れば大阪も含め、全ての都市は地方都市と言えます。

 しかし地域と言う言葉にはそういった区別はありません。

 ある建築史家が「地方という言葉は慎重に使わなければならない。私は地域という表現をするようにしている」と言っていました。

 私もずっとそうしてきました。

 人は残念ながら比べたがる生き物です。もっと突き詰めて言えば、その上で自分が優位な点を探したがります。

 その真理を槇原敬之は「世界にひとつだけの花」という歌のメインテーマに据え、自らの価値観を表現しました。

 自らの価値観というよりは、人の良心と言った方が良いかもしれません。

 多くの人が賛同した通り、人は相反する両面を持っているのです。

 彼にはそれを掘りだせる感性を大切にしたまま、何とか悪しき習慣を断ち切って貰いたいとも思うのです。
 
 美しい景色、祭、人気レストランと見直すべきものは近くに沢山ある気がします。

 宮崎駿は「人は半径3mの世界に生きる」と言いました。何を置いても、近くにあるものが一番大切なのは間違いありません。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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アトリエmの現場日記

時は、よく用いるものには親切なり‐1676‐

 先週末「Ohana」のクライアントと会っていたのですが、昨日は萱島を訪ねました。

 京阪萱島駅を貫く大楠木は、萱島神社のご神木でもあります。

 改札を出ると、すぐに出汁のいい香りが鼻をくすぐるのもこの駅の特徴。

 設計時、早く着いた時には思わず暖簾をくぐったものです。12年程前の話ですが。

 着いてすぐ、斜め45度から1枚撮りました。この角度が、環境をよく表しています。

 ご実家の一部を切り取って敷地としたのですが、連続するH鋼は、母屋への通風を確保しながら、外部スタジオを捻出しています。

 「35本とは流石に縁起の良い数字を選んでますね」と、お客さんに言って貰ってそう。

 意図したものでは無かったのですが。

 中央のオリーブは、残念ながら2018年9月の台風21号で倒れてしまいました。

 2年が経ち、小さな芽が増えていました。

 1階のレセプションでご夫妻と3時間程話をしていました。

 いつも「とても居心地がいい」と言ってくれるのですが、この季節は南面する窓が最も活きる時期。

 日のあるうちに2階の撮影スタジオものぞいてきました。

 磨き上げられた床に観葉植物。

 大切にされているのが伝わってくるのです。

 2階の大開口から南を眺めると、周辺の買収が進んでいることが良く分かります。

 隣接する府道の拡張が決定したのです。

 背景となる壁に通常窓は設けませんが、北側にL字の開口を切りました。

 自然光を積極的に取り入れることを試みたのです。

 その縦スリットから北の萱島駅方向をのぞきます。

 建物中央に向かって道路境界が迫っています。第1期の買収で残っているのはこの建物だけになりました。

 2009年秋に駅前店から移転し、写真スタジオの新たな可能性を探ったのがかやしま写真スタジオOhanaです。

 地域の人達に認識して貰い、建築費を回収し、さあこれからという時で、「はたと困った」というのが本音でした。

 しかし新敷地がほぼ決まったこのタイミングで、本格的な打合せも始動しました。

 新敷地から現Ohanaを見返してみます。

 初めて計画地に立った時、私の全てのセンサーが全方位に向けて全開になるのです。

 ご夫妻での打合せ後、クライアントとはこんな所へ行くことになります。

 そして、こうなって。

 こうなります。

 酔わなければ話せない間柄ではありませんが、ビールと共に更に夢は膨むものです。

 ある現場からの帰り道、現場監督がこんなことを言っていました。

 「早く帰ろう、1つでも手間を減らそうとする職人が居るけど、そんなに急いで帰って何をするんですかね」

 少しでも遅く帰りたいという訳ではありませんが、同感です。

 時は、よく用いるものには親切なり

-ショウペンハウワー

 19世紀のドイツ人哲学者の言葉ですが、人にしても、物にしても、お金にしても、乱暴で、自分勝手な人を好きになる理由がありません。

 また、同時代を生きた鉄血宰相、ビスマルクはこうも言っています。

 青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。

 初めて読んだ時は笑ってしまいました。

 ゲルマン魂が、こんな言葉をはかせるのでしょうか。

 気が付けばこんな時間になっていました。

 春は色々なことが動き出す時です。青年と同様、私に出来ることは働くことだけです。

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お客様は神様です‐1675‐

 会話の出だしは、どうしても新型肺炎の話になってしまいます。

 建築資材も、中国からの部品供給が止まったりで、現場のほうにも影響がでてきました。

 しかし設計のほうは粛々と進めるだけです。

 今日も朝から、梅田界隈のショールームを4社回ってきました。

 グランフロントから阪急オフィスタワーまで、梅田を南北に縦断です。

 ショールームも時間短縮されていますが、11時から「蛍の光」が流れる17時まで、みっちりと打合せしてきました。

 設計の仕事は仕入れも無ければ、外部発注も殆どないので、自社だけで完結できる仕事です。

 その分、誰に頼ることもできませんが、変わらず働けることを、本当に有り難く思わなければなりません。

 今週初め、子供達が頼んだジグソーパズルが届いていました。

 木の地図を糸鋸(ジグソー)で切ったのがその名の由来だそうです。

 一度できた絵を切り刻んで、再び元の絵に戻すのですから膨大な無駄。

 しかしこのジグソーパズル、すでにこの春2つ目です。

 学校もクラブも休みになった、このタイミングでしか楽しめないものかもしれません。

 正直、スマホを触っているより、テレビゲームをしているよりは嬉しいものです。

 ただ、このくらいのジグソーパズルを、兄妹の2人がかりで3、4日で仕上げてしまうので、この春はかなりの枚数になるかもしれません。

 我が家はマーベル一辺倒ですが、時間を持て余しているお子さんにいかがでしょうか。

 大阪場所のアピールを兼ねてか、グランフロントの緑の熊はまわしをつけていました。

 昨日タクシーに乗った際、無観客の相撲中継が流れていました。

 ざわめきの全くない放送は、やはり異様なものでした。

 「お客様は神様です」
 
 昭和の国民的歌手、三波春夫さんの最も知られた言葉です。

 3年程前の新聞コラムに、これ程解釈を間違って広まった言葉も珍しいと紹介されていました。

 言葉の真意は、お客様=神様ではないそうです。

 芸の始原とは、神を前にしてのパフォーマンスだったともいわれるので、観客を神様に見立てて雑念を払っていた。芸人としての誇りを示した言葉だったそうです。

 三波さんはすでに亡くなっておられ、真偽を確かめる方法はありませんが、それでも納得できる気がします。

 先の大阪場所のように、神様に見立てる観客も居ない中でモチベーションを高めるのは本当に大変だと思いますが、最も難易度の高い修行かもしれません。

 近年のインバウンド特需でもそうですが、それ以前でも、有名観光地の飲食店や物販店で、酷い応対の店はかなりありました。

 お客さんが訪れてくれるから、それらの仕事は潤っているにも関わらず、観光客を下に見ている人達をみると、嫌な気分になるのです。

 この世に無駄なことなど無いと言います。

 いわゆる「客商売」に従事する人々に、自分の仕事とは何なのか、お客様とは何なのか、よく考える機会を与えられているのかもしれません。

 勿論、それは私も同じです。

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松井秀喜の心の種‐1674‐

 学校が休校になり、子供達が時間を持てあましているのは、どこの家庭でも同じでしょう。

 本来なら長男は学年末試験の時期でした。

 「試験があったつもりで勉強しなさい」と言っても流石にそれは無理でしょう。

 自分の胸に手を当てて考えてみてもやっぱり無理です。

 聞くと「スキーなら行きたい」というので、ちょっと無理をして時間をひねり出しました。

 早起きして高鷲スノーパークへ。

 理想は信州ですが、東海北陸道あたりのゲレンデはやはり近い。

 自宅から300km弱なので、3時間くらいで到着。雪も結構ありました。

 娘の足が大きくなり、義妹にブーツを借りていったのですが、くるぶしが当たって痛いと。

 朝一番から娘のテンションは急降下。

 ブーツをレンタルすると一気に復活しました。

 雪上スポーツは道具が大きく影響するとはいえ、へたったレンタルブーツの方が滑りやすいとは面白いものです。

 夕方まで滑って、大阪に向かいました。

 雪の上は、また来年です。

 とある大阪の下町。私だけ先に降りました。

 Ohanaのクライアントが、知人宅での会食に声を掛けてくれたのです。

 こちらのご主人が釣ってきた70cm位のメジロをさばいているところでした。

 聞けばマイ出刃とのこと。慣れた手つきのはずです。

 ツバス→メジロ→ブリのメジロ。

 とても瑞々しいお味でした。

 いろどりが素晴らしいこのお皿は、アクアパッツアというそう。

 見た目以上にしっかりしたお味で、お酒が進みます。

 鯛飯までのフルコースでした。

 魚大好きの娘は、この写真を見て自分には無いのかと怒っていました。

 和やかな空間で、楽しい時間を過ごさせて貰いましたが、あっという間に10時。

 そろそろと、失礼したのです。

 とある下町の、小さな立ち食い寿司。

 遠くから見ると、回転ずしに変わったよう見えましたが違いました。

 この大きさでは回転するスペースがないので、当たり前なのですが。

 24、5歳の頃、この辺りの設計事務所に勤めていたのですが、変わらないなと懐かしんでいたのです。

 ある野球選手の愛読書に、松井秀喜「不動心」とあるのを見かけました。

 ジャイアンツからニューヨーク・ヤンキースに渡った松井秀喜。中学まで野球部だった私は、ジャイアンツファンで、中でも一番好きな選手でした。

 同じ打者としてメジャーで成功したイチロー選手と対照的に、彼はそれ程多くの言葉を発信してきませんでした。

 それで、著書があることさえ知らなかったのです。

 短い言葉ではありましたが、やはり一流の考え方があってこそ、彼はあのステージへたどり着いたことがよく分かったのです。

 松井選手は、悔しい思いは口に出さないと決めていたそうです。

 凡打した悔しさに顔をゆがめ、バットやヘルメットを投げつけたりしたい自分も隠れているような気もする。思い出せば「あーあ」と言いたくなる。しかし、言葉として口に出すと、気持ちがエスカレートしてしまう気がするのでそうしないと。

 甲子園で5打席連続敬遠を受けたときも、「1球でも好球が来たら打ってやる」と思っていたそうです。

 高校時代の師である山下監督に、王貞治氏はどれだけ四球攻めをされても、表情ひとつ変えずにバットをそっと置き、一塁へ歩いていったと教えて貰ったそうです。

 強く動じない心、すなわち「不動心」を持った人間でありたいといつも思っていると。
 
 変わらない過去を嘆くより、可能性に掛ける。

 日本、世界が何かと騒がしい時期です。こんな時、結果という花を咲かせた人達の、種となった考え方を見返してみたいと思います。

 IT時代になっても、グローバル化が進んだとしても、真理はいつだって単純で、変わらないものだと思うのです。

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美人の東と西‐1673‐

 日曜日に北野天満宮を参った帰りに、嵐山へ寄ってきました。

 渡月橋を渡る人影は若干少な目でしょうか。

 桂川のせせらぎが、春の日差しにキラキラと輝きます。

 普段よりは少ないのでしょうが、思ったよりは人出がありました。

 屋形船は営業しているのか、移動しているだけなのか。

 こういったサービスは打撃が大きいでしょう。

 新聞で「美人のすべて」という展覧会が、福田美術館であると知り、のぞいてみたかったのです。

 福田美術館は昨年の10月に竣工したばかりで、桂川のほとりに建っています。

 和の外観とは異なり、内部はクールでシャープな印象です。

 新型肺炎の影響で、展覧会はこの日までに短縮されることになりました。

 ポスターにもある、松園の「雪女」の実物を見てみたいと思い滑り込みでやって来ました。

 案内にはこうあります。

 京都を代表する日本画家・上村松園(1875-1949)は、女性が画家を職業として生きることが困難だった時代に、独自の美人画で道を切り開いた功績により、女性初の文化勲章を受章しました。本展では理想的な「美」を追求した松園作品を中心に展示いたします。

 この「雪女」の原画が発見され、公開されるのは初めてともありました。

 なら余計に観たくなるものです。

 松園の作品の中でも異彩を放つというこの作品。

 正直言えば新聞で初めてみたインパクトの方が大きかったかなという感じ。

 これも実物を見たから持てる感想ですが。

 娘に『雪女』の事を話すと、観るのをやめておくと。

 アートを楽しんで貰うのは、なかなかにハードルが高いものです。

 しかし原田マハの『楽園のカンヴァス』は最高に面白い、芸術エンターテイメント作品でした。

 ニューヨーク近代美術館のキュレーターと、現在は岡山の大原美術館で監視員をする、元アンリ・ルソーの研究者、早川織絵が、ルソーの名作『夢』に酷似した作品の真贋判定を依頼されます。

 その手掛かりとなる古書を、2人が読み進めながら物語は展開して行くのですが、同時代を生きたピカソも登場し、絵の秘密が明かされて行きます。

 ピカソにも影響を与えたと言わるアンリ・ルソー。

 彼はパリの入市税関の役人として働いていたのですが、49歳の時退職して絵に専念することになります。

 生前、アカデミックなところからの評価は全く得られず。

 しかし、ピカソやゴーギャン、詩人アポリネールといった、当時の前衛芸術家からは一目置かれる存在となっいました。

 またお金には苦労していたようですが、天真爛漫な性格で、画家仲間には愛されていたようです。

 このあたりがゴッホと大きく違う点でしょう。

 幼稚ともとれるその作風が、なかなか世間には評価されなかったのですが、『蛇使いの女』は1907年の作品。

 ほぼ緑で描かれたこの作品は、当時の評論家が理解できない程、新しい絵画だったのです。

 『楽園のカンヴァス』の表紙にある『夢』は1910年、ルソー最晩年の傑作と言われます。

 そこ描かれる裸婦はヤドヴィガ。

 ルソーが添えた詩によって語られているのですが、このポーランド人女性は小説にも登場してきます。

 『雪女』は大正末期の作品と考えられているそうなので、これらはほぼ同じ時代の作品です。

 松園の描く美、そしてルソーが描く美が、これ程までに違うことがとても面白いのです。

 消えてしまいそうな幽霊にも美を求め、東欧の女性の肉感溢れる裸体にも美を求め、人の美への探求心は枯れることがないでしょう。

 これで東と西の美人が分かったとはなりませんが、ジェンダーフリーの時代であっても、男女の区別をなくして美を語ることは難しいと思うのです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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お願いし忘れた‐1672‐

 コロナウィルスの影響で、関西の小中高も概ね休校となりました。

 我が家は何とか留守番できる年齢になったので、「今日は自分達で昼食を作る」と張り切っていました。

 保育園、幼稚園で閉めているところは少ないようなので、小学校低学年の子供がいる家庭が一番大変でしょう。

 娘も無事受験を終えたので、年明けに御祈祷して貰ったお札を返しに行ってきました。

 京都が閑散としていると聞いていたのですが、北野天満宮はそうでもありませんでした。

 お守り等は、願いが叶ったならお返しするのが基本です。

 と言いながら、現実にはそう出来ていない事も多々あります。

 しかし北野天満宮だけは別。

 兄妹とご利益を頂いたので、自然と足が向かいます。

 梅の名所であることもその理由のひとつでしょうか。

 境内の梅もまさに盛りでした。

 僅か2ヵ月で、これだけ景色が変わるのですから訪れたくなるというものです。

 お参りした後に娘が「あっ」と小さな声を出したので、「どうかした」と聞くと「後で言うわ」と。

 梅苑は紅、桃、白と様々な種が咲き乱れていました。

 忙しなく花をついばむ色鮮やかな鳥はウグイスでしょう。

 その色のコントラストは、感嘆するほど美しかったのです。

 天神さまのお使いとして、神牛の像がいくつかありますが、あやかれるようにと頭を撫でていました。

 帰りの車で「さっきは何だったの」と娘に聞くと「コロナウィルスがおさまりますようにってお願いし忘れた」と。

 父親に対して娘は厳しいものですが、そんな事をお願いしようと思ってくれるだけで嬉しいものです。

 信じるものは救われる

 良く聞く言葉ですが、信じれば必ず救われるとはなっていません。しかし、信じることが出来ない人が救われることもない気がします。

 神も仏も人の心が作り出したものだとします。なら、神や仏が存在し得るのは人の心の中だけ。

 自分を信じ、未来を信じ、人類を信じるしかありません。

 人類はもっと大変な危機を、何度も乗り越えてきたから私たちは今存在しています。

 勿論、犠牲になった人も居るでしょう。そこに自分が入るかどうかは、神のみぞ知るなのです。

 と言うことは、やはり神様は居ることになりますが。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
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■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
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