やっぱり イス 買います

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 36歳になりました。

 もう3回目の年男。子供はすっかり夢の中で、妻にイチジクがのった小さなタルトで祝ってもらいました。

 この機会に、仕事イスを買うことにしました。先日書いた10年来のイスを使っても、事務所のイスが足りなくなったのです。

 粗大ゴミの有料化が決まって、街にはくたびれた家具が山積みです。これを機に家の中が見直され、不要なモノが減れば、暮らしはより快適になるでしょう。

 空間が広がり、美しくなると頭の中までスッキリし、整理されたような気分になります。おそらく”気”だけではないはず。

 しかし、捨てる、ゴミを出すという行為は望ましいものでは無いはず。

 ”捨てる”事にお金が掛かれば、長く使えるモノが選ばれるようになるでしょう。

 特に家具などは一生付き合えるものを、と考える人が多くなるかもしれません。

 値段の高い安いだけでなく、よく考え、悩んで選んだ家具なら愛着も一入。悩むことが、モノをゴミに変えない一番の秘訣かもしれません。

 今回の仕事イス、今までと比べると結構なお値段なのです。

 しかし”一生の付き合いよ”と思い切って発注しました。

 なので今日の話は一般論と言うより、自分に言い聞かせている話なのです。

 届くのを待っている今は、短くも、最も幸せな時間。

本町界隈のショールーム

 事務所の備品が足りないこともあって、本町あたりに出掛けました。


 

 

 

 

 

 大阪はミナミのメインストリート”心斎橋筋商店街”も心斎橋を北に超えると、雰囲気が変わりだします。

 南から順に難波-心斎橋は飲食、娯楽、嗜好品の店舗が多く並びますが、心斎橋-本町は衣料を中心に卸問屋のようなお店が増えて来るのです。

 

 

 

 

 

 そんな影響もあってか心斎橋-本町エリアには、照明器具、家具、キッチンなど、建築に関係するショールームが多くあります。

 照明器具ならヤマギワ、エンドウ、家具ならアルフレックス、カッシーナ、キッチンならヤマハ、トーヨーキッチンといった具合です。クライアントと巡ることもしばしばなのです。

 

 

 

 

 

 この日は見たいものがあり、ヤマギワに行って来ました。

 ここには、良く使う照明や家具などが多く置いてあるのです。

 設計図は空間を2次元で表現するものなので、出来るなら体感するに限ります。

 そういう意味では、照明器具、家具、キッチンは設計段階から体感出来る数少ない要素と言えるかもしれません。

 普段から”決定するまでの考え方を整理するのも仕事”と言っているのですが、いざ自分が買うとなると・・・・・・。

 気になるイスに何度も座ったり、離れて眺めてみたり。

 今日は私が設計者でクライアント。いつもとは違う悩みと、楽しみを味わったのです。

雨 おくら

 この何日かの雨は凄まじいものがありました。

 天の気分で天気。

 頼んで変わる訳ではありませんが、もうこのくらいで、とお願いしたいところです。

 雨の影響もあり、現場も遅れ気味。

 よって現場、事務所、家を往復する毎日で、仕事以外といえば、子供の事くらいで・・・・・・


 

 

 

 

 

 

 ここで、子供が食べない、食べないと書いたので、いろんな方法を教えてもらいました。

 その結果、いつもパクパクとはいきませんが、よく食べる日も出てきました。

 水分の多いものが好きな事が分かってきました。

 特にスイカとトマトが大好きで、凄い勢いで食べます。

 まるで同じものを食べているように食べるのです。

 私達にとっては果物と野菜ですが、最近のトマトは美味しいので、案外彼の舌のほうが正確なのかもしれません。

 気分次第ですが、オクラをバクバクという日もあります。

 前はアレが好きだったのに、2週間経つと食べなかったりと、こちらの思い通りには行きませんが、のんびりやって行くしかないようです。

木曽路 続き

 7/17(月)の続きです。もう少し詳しく言うと、義妹の祖父が岐阜県の木曽福島に山荘を所有していたのですが、数年前に建て直したそうです。そこに私の家族を招待してくれたのです。


 

 

 

 

 弟夫婦と揃った時に”きょうだいなんです”と言うと大概の人は妻と義妹を見ます。”いや、僕たちが・・・・・・”という事が何度もありました。血の繋がりのない義理の姉妹の母子2組。似ていますか?

 

 

 

 

 中山道の宿場町”奈良井宿”へ出掛けました。もう少し南にある、妻籠(つまご)や馬籠(まごめ)が有名ですが、ここも趣のある町並みが保存されています。

 南に鳥居峠という最大の難所を控えていることもあり、江戸時代には大変な賑わいだったそうです。

この日は全国的に大雨で人出も少な目。

 

 

 

 

 父親がバギーを押すの図。

 そんな写真もあったほうが良いと、雨の間隙に撮てくれました。なんとも間の抜けた・・・・・・

 しかし弟と写真を撮ったのはいつ以来でしょう。

 結婚式を除けば何十年振りかも、などと思いました。

 こうして見るとやっぱり妻同士よりは似ていない気がします。

だんじり”流”

 夏祭りが本格化してきました。

 今週は「杭全(くまた)神社」(大阪市平野区)の夏祭り。

 市内最大の”だんじり祭り”で、近隣では地区ごとにだんじりを持っています。

 7/12(水)は各地区のだんじり曳行、7/13(木)はだんじり曳行の後、宮入りでクライマックスを迎えます。

 

 

 

 

 

 

 ハッピや提灯には”流”の紋が。私の事務所もある流町(ながれまち)地区のだんじりです。なかなかの迫力ではありませんか。


 

 

 

 

 

 人を見た目で判断してはいけませんが、こういう時は何故か、いかついのお兄さんが多めで・・・・・・。しかしそれも祭りならではの風景。

 

 

 

 

 

 サポートするおじいちゃんも、ちょっといかつめ。でも、ちょっと微笑んでしまう構図なのです。

十三が舞台の映画は

 6月上旬のこと、すごいニュースがありました。

 家に帰ると妻が興奮した面持ちで、「ニュースを見てたら、映画撮ってるところが映ってて、へえ~十三が舞台なんや。ええっ!監督は・・・・・・!!」と。

 小林聖太郎、初監督作品「かぞくのひけつ」(仮題)クランクアップのニュース。これが何故ビッグニュースかと言うと、監督は大学こそ違えど、お世話になったスキー部の先輩なのです。

 ”よく知っている”は過ぎた言い方ですが、同じチームの先輩と大変仲が良く、合宿にもよく参加されていました。卒業後も先輩宅での忘年会に、隔年くらいで来られては、よくバカな話をさせて貰いました。お祝いのメールを送ると、編集作業で忙しい中、返信してくれたのです(ちょっと自慢)。

 映画監督を目指し、助監督などをしているのは聞いていましたが、その生活はなかなか大変なようで、本当に痩せていました。直前はテレビでもおなじみの井筒和幸監督とお仕事されていたのです。

 「かぞくのひけつ(仮題)」のキャストは、桂雀々、秋野暢子、テント、浜村淳、笑福亭松之助と期待はふくらみます。

 秋に、十三の第七藝術劇場で公開のようなので、決まり次第お知らせしたいと思います。私は十三の予備校に通っていたので、十三は大好きな街。そこを舞台に先輩が映画を撮る。こんなことは滅多にあるものでは・・・・・・

 いろんなジャンルで活躍する知人がいますが、新たな若き映画監督が誕生しました。

 みんな頑張ってるなあ。負けじと頑張らねば、という気持ちと、今までいい仲間のなかで生きてきたんだなあ、と改めて思うのです。

夏祭りのお好み焼きは

 火曜日は、近所の神社で夏祭りがありました。


 

 

 

 

 やっぱりこの季節は金魚すくい。私達は見るだけ。

 

 

 

 

 温泉地にもよくあるスマートボール。オバQのイラストがレトロでいい感じです。


 

 

 

 

 ”お好み焼き 1枚200円 ブタ肉入り!”という手書きのカンバンがあったので買って帰ることに。

 流石にこの安さなので、3人待ちの状態です。

 妻に並んでもらい子供とその場を離れました。

 その後、小学生5、6年生くらいの女の子が2人並んだそうです。以下は妻に聞こえてきた会話。

”こういうのって、家で食べてもあんまりやけど、こういう所で食べると美味しいよネ”

”外でたべたら美味しいよネ”

我が家では、おツマミとして3枚も食卓に並んでいるんですけど、という笑い話です。

 本音なのか、ポーズなのか、近頃の小学生は・・・・・・


引退

 7月3日の夜に、中田英寿選手の現役引退が、彼のWEBサイトで発表されました。間に誰も介さず、というのは彼らしいと思います。

 私もひと月に2、3度UPされる”Hide’s Mail”を、楽しみにしていた一人です。

 その内容は、試合の反省、ファッション、音楽、食事など様々です。建築や家具の話も多くありました。

 また、海外で暮らしている上に旅好きという事もあり、旅行記のようでもあるのです。

 ”最高のアスリートは最高の哲学者であり、詩人でもある”を地で行く彼が、”アスリート”でなくなるのは本当に残念です。

 10年を超えるサッカー選手の次はハーバード大学で経営を勉強するようです。

 その後、彼が成功したとして、毎週メッセージを楽しみにWEBサイトを訪れる・・・・・・というイメージは湧いてきません。

 それ程サッカーという国際的なスポーツで、世界を舞台に戦う彼の言葉が気になりました。

 同じ日本人と言うだけで、彼が活躍すると痛快でした。自分も世界の舞台で勝負してみたい、といつも思わせてくれるのです。

 サッカー後の人生についてもいろいろ発言しています。”建築にも興味がある”とも。

 建築家を目指すのなら、こちらもキャリア10年、絶対負けないぞ!と半ば本気で思っていたのです。

 しかしそれは無くなったようです。

 引退メッセージの題は”人生とは旅であり、旅とは人生である”でした。

 ひと月ほどヨーロッパを旅するようですが、旅は自分との対話でもあります。

 ゆっくり話し合って、ゆっくり答えを出して下さい。

 今までいろんな夢を見させてくれた事に心から感謝します。

 ブラジル戦後と同じになりますが、ありがとう、そしてお疲れさま。

ショーシャンクの空に & CUBE

 いろんな人から「オススメ」と聞いていた作品をやっと見ました。


 

 

 

 

 

ショーシャンクの空に 満足度90%

story 1994年アメリカ  妻とその愛人を殺した罪で終身刑となったエリート銀行員アンディ(ティム・ロビンス)。

 無実の罪のために、20年にも渡る服役生活を送るが、その中でも希望を失わなかった彼にやがて奇跡が起きる・・・・・・

 原作はスティーブン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」。

 決して自由をあきらめなかった男の、レッド(モーガン・フリーマン)らとの友情と希望の物語。

感想 派手な映像が有るわけでなく、演技とストーリーでみせるいい映画でした。

 モーガン・フリーマンは素晴らしい俳優ですね。ドライビング・ミス・デイジー(89年アメリカ) も好きです。

 ティム・ロビンスは「さよならゲーム」(ケビン・コスナー主演) や「トップガン」にも出ていたそうですがちょっと記憶にありません。

 この作品では冤罪を受けた銀行の副頭取を演じきっていました。どっからどう見てもエリート銀行マンでした。

 余談ですが原作ではモーガン・フリーマンは黒人ではないそうです。最後はかなり痛快。

 

 

 

CUBE 満足度???

story1997年カナダ カナダの新鋭ヴィンチェンゾ・ナタリの密室スリラー。

 ある日突然、いくつもの立方体の部屋が集まる異空間に監禁された6人の男女。

 脱出を計る彼らを一触即発の殺人トラップが待ち受ける。“

感想 かなり怪しい映画です。

 なんとも説明しにくいのですが、緊迫感はなかなかのものがあります。

 刺激を求めるのなら、一見の価値ありです。但しラストは・・・・・・