男の命も結構ながい‐1925‐

今日は朝から、車で役所を回っていました。

エアコンの効いた車内から見れば天国のような景色です。

河川敷でテニスをしている人がいましたが、小さなパラソルに身を寄せるように休憩していました。

この日差しなので無理は禁物です。

サルスベリの花が夏空に映えます。

淡いピンクから濃い赤まで、個体によって結構色が違うものだと気づくのです。

今朝も「シャー シャー シャー」とクマゼミの鳴き声で目を覚ましました。

日の出が早いこともありますが、夏早起きになるのはこの影響が大きいかもしれません。

鳴き声はどこからでも聞こえますが、いざ写真を撮ろうと思うとなかなか姿が見えないものです。

鳴いている映像となれば尚更でした。

虫カゴをさげ、虫取り網を手に走り回る子供たちの気持ちが少し分かりました。

あの大音量を奏でるために、体全身を震わせる姿は、健気で儚くもあります。

それで地上に出ると、1週間の命と言われたのかもしれません。

しかし、実際には1ヵ月程生きることが分かったそうです。

盛夏のもと、今日で52歳になりました。

セミと比べれば長く生かしてもらったものです。

セミのように、ひと夏の命かのように声をあげ、植物のように、不平を言わずコツコツと上を目指します。

以前、大地真央さんが出演していた「花の命は結構ながい」というCMがありました。

男の命も結構ながいものなのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
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アトリエmの現場日記
『 建築家・守谷昌紀TV』

風になりたい‐1924‐

昨日の午前中、富田林まで車で出掛けました。

ずっとアトリエに詰めていたので、夏の日差しは目が痛いほど。

市内から30分ほど走ると、景色が全く変わります。

野菜の直売所を探してみると「旬鮮広場」が見つかり、やってきたのです。

車から出ると、何だか見覚えのある顔……経営者の勉強会でご一緒していた方とばったり出くわしました。

先週も来られていたとのことで「果物が安いんですよ」と。

お互い驚きましたが、一緒に店内に入ったのです。

店内には甘い香りが充満しています。

桃の時期です。

色々な産地の、色々な種類が並んでいますが、かなり安い。(妻が言うには)

スイカ。

パプリカ。

ジャガイモは「きょうまで土のなかにいましたよ」とコメント付き。

こういったポップは重要。購買意欲が一気に増幅するものです。

カット果物、1個売りもあり、少人数でも大丈夫そうです。

こういった買い物は、罪悪感が伴わないので大好きです。誰も同じだと思いますが。

先の方も「空芯菜をニンニクで炒めて、昼から一杯やりますわ」と帰っていかれました。

店の前に、馬の牧場が見えています。

牧草をはむ姿は何だか涼しげで、日本離れした風景です。

モンゴルでは、馬は風の生まれ変わりとされてきたそうです。

遊牧民にとって、馬は交通手段であり、武器でもあります。

馬乳酒は食料でもあり、必要不可欠なパートナーだったばずです。

私にとっての馬は、車だったり、仕事だったりでしょうか。

天国じゃなくても 楽園じゃなくても

あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい

THE BOOMの「風になりたい」の詞です。

先週末、大暑も過ぎました。

風のように、爽やかに涼し気に、この夏を乗り切りたいと思います。

あくまでイメージですが。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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4月11日「リビング学習」
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2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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センスいい‐1923‐

朝顔をあちこちで見かけだしたら夏休みです。

厳しい日差しも、青々と茂った桜のトンネルに入ると、優しい木漏れ日に。

青々としたクレーン車ではそうなりません。

昨日の朝、ジョギングに出ると空が暗くなりはじめました。

ポツポツと降りだしたのでいつものコースをショートカットすると、ネオンのある看板が目にとまりました。

中をのぞくと、パン屋さんのようです。

あたりが暗くなり、リンゴ型のネオンがかなり目立っていたのですが、写真で撮るとなかなかそう写らないのがもどかしい。

濡れながらシャッターを切ったのですが、ネオン管も蛍光灯と同じように、点滅しているのかもしれません。

パンとお話し Appleの発音

何とも意味ありげな屋号ですが、思わず「センスいいな」とつぶやいてしまいました。

まだ店は開いてはいませんでしたが、こちらがエントランスのようです。

特別にお金を掛けている訳ではなさそうですが(済みません!)、とても良い感じに仕上がっています。

検索してみると、こだわりのパン屋さんのようでした。

「センスがいい」とか「いい感じ」という表現はよく出てきます。

「センスが良い」と「良い感じ」とはまた違う言葉だと思います。

「良い」と断言できるものでなく、あくまで「いい」。雰囲気なのです。

名は体を表すといいますが、逆もまた真なり。体=建築がその中身を現していることも多いのです。

素材を活かし、かつ腕自慢にならないデザイン、建築が理想です。

雨には降られましたが、ちょっといい朝でした。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

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2月1日「アウトドアリビング」
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■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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海に感謝する海の日‐1922‐

デスクトップの壁紙は、この写真を使っています。

夏になると通っていた福井の海から、越前海岸を撮った写真です。

毎日ここから仕事をスタートするのですが、今日、7月18日(祝・月)は海の日。

国交省のサイトには、 「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」と説明がありました。

夏になるといそいそと海に出掛けたものですが、5年前、30年連れ添ったこのボートを廃船にしました。

マナーの問題で船が降ろせなくなったこともあり、自分のボートで海にでることが叶わなくなったのです。

どこまでも自由な海はやはり最高です。

子供たちにも手つかずの自然を見せたくて、何とか時間を作って出掛けていました。

魚も小物で十分。

子供は釣れればそれで喜んでくれますから。

沖の岩場までくれば、透明度も別次元です。

夏になるとこの景色を見たくなり、いてもたってもいられなくなります。

水は澄み、魚も豊富。

本当に絵にも描けない美しさなのです。

ひとしきり遊んだら、浜に戻って昼食の準備。

ぼちぼちと獲物をさばき、のんびりと昼食。

日陰にいると潮風が最高でした。

長男を最後に連れていったのは5年前。

中学2年の時でした。


私はこの海が好きになり、高校生になるとテントを背負って電車でも出掛けました。

子ども達は、そこまで好きだった感じはありませんが、それは構いません。

本当に美しいと思ったものは、見せてやりたかっただけですから。

大阪の北緯は約34度ですが、世界的な都市と比べてかなり南にあります。

パリは約48度で45度の稚内より北にあるのです。

温暖化によって暑くなったとはいえ、何とかこのくらいで済んでいるのは、四方が海に囲まれていることが大きいはず。

水冷式のクーラーが潮風なのです。

真っ白な砂浜と澄みきった海。

写真を見ていると、鼻に潮風の匂いが蘇ってきます。

今日も朝から図面の追い込みです。

明日あたりは、海の幸をつまみにゆっくり晩酌できれば……

「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」

島国日本が大好きです。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

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冷やし中華、はじめてもらいました‐1921‐

建築の設計監理が私の仕事ですが、建ったあとも結構クライアントとやりとりがあります。

「おいでよ House」は春に取材があったこともありますが、時々写真を送って下さるのです。

こちらはユリの花。

缶詰で図面を描いている私にとっては一服の清涼剤です。

6月に 『ESSE-online』「子ども部屋の機能を分散したら、片づけラクな戸建てができた」という記事で紹介されました。

奥さんが「学校でママ友にESSEオンラインに載ってたやん!びっくりしたわ!」と声を掛けられたそうです。

https://youtube.com/watch?v=2thz9lgdv6E%3Frel%3D0

また、他の友人には「めっちゃ喋ってるやん!」とも言われたそう。

撮影にご協力頂き、本当にありがたいことです。

まだザワザワした感じもありますが、折角なので、楽しく元気に行きたいと思います。

大阪も暑い日が続きますが、あらためて食事って大事だなと思いました。

昼食は弁当を作って貰いことが多いですが、妻がアトリエのキッチンで冷やし中華を作ってくれました。

混ぜるだけとも言えますが、これが美味しかった!

久し振りに食べましたが、夏の昼食における最強のメニューであることは間違いありません。

トマトの赤に、野菜の緑、そして麺の黄色。

彩りも完璧です。

「これ美味しいわぁ!なんで珍しく冷やし中華なん?」

「子供が夏休みで家にいるから、買ってたんだけど、そろそろ賞味期限が切れそうで」

ああ、そういう事かと。

しかしそれでも構いません。次のおさがりを楽しみに頑張れるのです。

結婚してから冷やし中華は、はじめてのような気もします。

食事ってほんとに大事だなという話でした。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

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テロルの決算‐1920‐

静かすぎる夏は……と言っていたら、ようやくセミの音で目が覚めるようになりました。

昨日も暑い一日になりましたが、打合せ終わりで伊丹市の荒牧にあるバラ公園に寄ってみました。

やはり定番は赤。

さすがにこの暑さで、園内は2、3人程度でした。

それでもバラは、この日差しの中でも枯れずに咲いています。

黄色のバラは、花ことばが嫉妬。

斑入りのバラもありました。

金曜日からは、誌面も、Webも安倍元首相が亡くなったニュースで埋め尽くされました。

凶弾に倒れたのですが、その相手が何ともやりきれない。

YouTubeをみて簡単に銃がつくれてしまうこと、逆恨みで簡単に人を殺してしまうこと、そしてその対象が、日本で最も長く首相を務めた人だったこと……

常に明るく前向きにと教えてもらいましたが、やはり何ともやりきれないのです。

全英オープンが開催されてるセントアンドリュースでは半旗が掲げられ、アメリカの「タイム誌」は、次号の表紙を安倍元首相にすると発表もありました。

政治家としての評価は色々なものがあって良いと思いますが、もっと悼んで良い気がします。それを世界が示してくれたのです。

普段、テレビもあまり見ないのですが、コロナ下の社会に入っていく2020年4月7日。安倍首相の会見はリアルタイムで見ました。

その時に書いたのですが、初めてまじまじと顔を拝見しました。

そしてこの人が日本のリーダーであること、一市民としては任せるしか選択肢がないことが良く分かったのです。

選挙の投票より、常に仕事を優先してきましたが、さすがに昨日は投票に行ってきました。

「テロルの決算」は沢木耕太郎が1978年に発表したノンフィクションです。

社会党委員長の浅沼稲次郎を右翼の少年山口二矢が、1960年に刺殺した事件をそれぞれの人物像から描いていく作品です。

どうしてその場面で、2人の人生が交錯するに至ったかが、丁寧に淡々と綴られているのです。

背景があれば良くて、無ければ駄目という話ではありません。テロは決して許すことのできない蛮行です。

しかし、今回のテロを決算する理由も、意味さえも見えてきません。ただ浅はかさだけしか見えてこないのです……

どれだけ悼んでも、命は戻ってきません。最終的には、誰もが自分のできることは何なのかを追求していくしかないのです。

日本で最も長く、その責任を負った安倍晋三元首相に心から哀悼の意を表します。

月さえも半月でその意を表しているように見えるのです。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

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思いがかないますように‐1919‐

近鉄南大阪線は、阿部野橋駅から橿原神宮前駅までを結びます。

車窓からの景色が楽しい路線で、乗ると時には少しワクワクします。

恵我之荘あたりから田畑が増え、土師ノ里あたりからは多くの古墳がみえてくるのです。

百舌鳥とともに、古市古墳群が世界遺産に登録されている理由がよく分かります。

古墳の密度が凄いのです。

羽曳野市役所は古市駅から徒歩10分の場所にありますが、市役所裏にも古墳があります。

こういった地域は、埋蔵文化財包蔵地域に指定されていることが殆ど。

現在計画中の建物もそうで、試掘が必要になりました。

時間的なことは大変ですが、それはそれで興味が湧いてきます。

月曜日に、「エアコン故障のためしばらくの間お休みを頂きます」と貼り紙があった近所のお店。

早くにエアコン が復旧したようで、私もホッとしました。

しかし、人のことを気にしている余裕は全くありません。

先月末で、2009年から14年勤めてくれたスタッフが退職しました。

プライベートなことなので詳細は控えますが、人手が減ったことは間違いありません。

もう百人力の勢いで、フル回転するしかないのです。

分からないことがあり、建築材料のメーカーの相談窓口に電話するとこんなメッセージが聞こえてきました。

「弊社では、新型コロナウィルスによるテレワークのため、お電話によるお問合せ対応を中止しています」

ある大手企業ですが、それとこれは関係ないんじゃないと思ってしまいました。

しかしこれら全てが現実です。

全て受け入れ、何でも楽しむと決めるしかありません。

一所懸命に働き、人を幸せにすることだけが、自分を幸せにしてくれる。

これが私の信念です。

♪ささの葉さらさら♪で今日は七夕です。

五色の短冊にはしたためていませんが、私の思いがかないますように。

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限りなく無音に近い夏‐1918‐

先週は本当に暑い日が続きました。

居酒屋の軒先に吊り下げられた杉玉は、お酒の熟成度を示すものといわれます。

緑からすっかり茶色になると熟成が進んだという具合ですが、これだけ暑いとあまり当てにならないかもしれません。

今どき、郵便局も土曜日は休みのようです。

気温といい、完全週休2日制といい、昭和生まれの私には隔世の感さえ覚えます。

日曜日は朝から打合せに車で出ました。

外気も28度。

雲ひとつない厳しい日差しが続いていたので、曇り空にホッとしました。

朝起きた時には、庭木が雨濡れていました。

夏と晴れが大好きですが、雨を喜んだのは初めてかもしれません。

近所のお好み焼き屋さんにはこんな貼り紙がでていました。

この時期、鉄板のある店での営業は難しいでしょう。

エアコン工事が込み合っていると言いますし、再開までは時間がかかるかもしれません。

客足が戻りつつある時期で、店主はさぞヤキモキしていることでしょう。

暑いのは暑いですが、耳に蝉の鳴き声が届かないのは不思議な感じです。

気温と季節の進行が、蝉には一致していないのかもしれません。

「限りなく透明に近いブルー」は、村上龍のデビュー作です。

「限りなく無音に近いサマー」といったところでしょうか。

今週は、もどり梅雨のような予報がでていました。

4億年も前から地球で暮らす虫にとっては、「そのくらいでヤイヤイいいなさんな。降る時には降るから」ということかもしれません。

エアコン無しでも生き延びてきた昆虫。

エアコンなしでは生きていけない人類。

なんだか考えさせられる、静かな夏なのです。

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