タグ別アーカイブ: 奈良

ススキ、夕焼け、秋の奈良‐2054‐

週末、奈良へ行く用事があったので、平城京跡へ立ち寄りました。

近鉄電車の西大寺駅を越え、すぐ北のエリアにあります。

京都の平安京と違って、平城京は広大な敷地が歴史公園として保存されています。

北端あたりに再現されているのが第一次大極殿です。

奈良では曾爾高原がススキの名所ですが、かなり遠くまだ行ったことがありません。

秋になったので行ってみたいと思っていたら、平城宮跡がススキの名所だと知り、行ってみたのです。

日没は17時15分頃で、16時頃からは晴れる予報でした。

黄金に輝くススキを期待してきたのですが、厚い雲の間から時々日が差す感じ。

16時から待つこと1時間。

一瞬パッと周囲が明るくなりました。

厚い雲と生駒山の僅かな隙間から、日が差し込んできたのです。

何とかススキ越しの第一次大極殿の撮影に成功。

太陽光の角度が低く、完璧とはいきませんでしたが。

それでもススキだけの写真は、穂が黄金に輝く、美しい写真が撮れました。

駐車場の閉門が17時でした。

ギリギリの時間に夕日が差してくれたことに感謝しながら、平城京跡歴史公園を後にしたのです。

公園の南側へ回ると、朱雀門と若草山にも夕日が差していました。

奈良は京都よりも景色が穏やかなところが好きです。

更に日が沈むと、空はより濃い橙色に。

ススキ、夕焼け、平城京跡と、駆け足で秋の奈良を満喫してきました。

奈良で黄金に輝くのススキを撮るために、数年内にまたトライしてみたいと思います。

曾爾高原へ行くべきか、平城京跡を再訪するか、悩ましいところです。


■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

夏季休暇、フル稼働‐1824‐

■■■「3つの庭を持つコートハウス」オープンハウス開催■■■
8月21日(土) 11:00~15:00
詳細は当社webサイトをご覧ください。

夏季休暇の終盤は家族と避暑へ。

といっても池原ダムですが。

そしていつものマイバンガロー。

13日(金)まで目一杯働いて、前乗りでやってきました。

今年のお盆は全国的に大雨で、池原ダムもほぼフル満水。

長男が雨にも関わらず「行きたい!」というので、少し小降りになったタイミングで出撃。

すぐに1本釣り上げました。

その後もう1本追加しましたが、サイズ的にはやや不満そうでしたが。

昨日は、昼頃から少し晴れ間がのぞいてきたので、娘もちょっとボートに乗りたいと。

乗ったら乗ったで釣りたいと。

3人で再び出撃です。

基本、兄妹は非常に仲がよいのです。

しかし、この日は妹に軍配が上がりました。

2投目でグッドコンディションの魚を捕獲。

ガイド的には、「エリア選択は間違っていなかったな」とひとり悦に入るのです。

すると、近くでバスが水しぶきを上げて捕食を始めました。

しかも、小バスではない、重厚な捕食音が響きます。

ガイド時はほぼ釣らないのですが、ヴィローラのホバスト一投で仕留めておきました。

ラインが細目なので慎重にランディング。

娘が横で撮ってくれたのです。

50cm2kgの魚で、完全に納得です。

2日間、お迎え、食事、ガイド、運転と、家族のためにフルで動きました。

帰り道の最後は眠気が襲ってきたので、妻と運転を交代。

目が覚めるとすでに夕暮れでした。

大阪平野に入ると見事な夕焼け。

今年の夏季休暇もこれでおしまいです。

お盆明けに【現場日記チャンネル】という番組をYouTubeで配信しますと書きました。

それを考え始めたのは、池原ダムで時々会う人が『スーパーロコチャンネル』を配信しているのをまじかに見たのが大きかったと思います。

機材から色々教えて貰いました。

暦の上では今日までお盆。

出来としてはまだまだですが、明日か明後日には配信したいと思います。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

スタディケイションと森の哲学者‐1795‐

 前回、ワーケーションについて書いてみました。

 宿泊先で仕事をするのこともそうですが、実は池原ダム近くでリノベーション計画の相談を貰っていました。

 4日(火)に初めて建物を見に行って来ましたが、これがなかなか面白い、かつ歯ごたえのある建物で……

 こちらは、また回を改めて書いてみたいと思います。 

 その調査終わりで、橿原神宮駅あたりまで家族を迎えに戻りました。

 一般的な流れとは逆ということもあり、新緑の中、熊野街道は爽快ドライブウェイです。

 行って戻ると、すでに夕方。すぐに食事の準備です。

 ここでの食事は、全てお父さんプレゼンツ。なので遊びという感覚はありません。家族を楽しませる真剣勝負です。

 焼肉に失敗はありませんが、みんな大好き豚バラファイヤーはコストパフォーマンスが最大値。

 むしろ気を使うのは鍋で炊くご飯です。

 今回は正直75点くらい。そこは雰囲気と空腹が、15点くらいサポートしてくれるので、3合がほぼなくなりました。

 皆満足した感じで、早めに就寝したのです。

 翌日は雨になると分かっていたので、「無理して釣りに行かなくていいよ」と言っていました。

 なのですが、年に1、2回しか来ないこともあってか、2人とも早起きしてきました。

 6:30頃から湖上にでました。 

 まずは娘が、3回目くらいのバイトで35cmを。

 30分後に長男も33cmを。

 2時間程でミッションはコンプリートです。

 大人の立場でワーケーションを書きましたが、子供達にとっての長期休暇は、常にスタディケイションです。

 ウグイスの鳴き声を聞きながら勉強するのも良いものでしょう。 

 中途半端に帰っても、ということになり、ここで晩御飯まで食べて帰ることになりました。  

 ヒタヒタカレーで家族とのスタディケイションは終了。19:00頃、バンガローを後にしたのです。

 バンガローに到着する直前、急斜面に何か見えたので車を止めました。

 ニホンカモシカです。

 『もののけ姫』のシシ神はニホンカモシカがモデルになっているのだと思います。

 池原ダム、七色ダムに通うようになって30年近くなりますが、ニホンカモシカ
を見たのは3回目です。

 驚いて逃げたりはせず、じっとこっちを見ているので動画もゆっくり取れました。

 全く動かないので、子供達は「ほんとに生きてる?」と言っていましたが、それが天然記念物になるまで個体が減った理由なのでしょう。

 Wikipediaには、紀伊山地の個体は784頭と推定されているとありました。

 また、「森の哲学者」という記載もありました。言い得て妙です。 

 何を歌っているのが分かっていませんが、夕食後に振り付きで一曲を披露してくれました。

 親として、こんなことをしてあげた、こんなことをしてあげたと言いたくなりますが、まずは仲が良いのが一番です。

 もっと言えば、全ては幸せのために、です。

 その方法には、絶対解がないので哲学者という仕事があるのです。

 一旦大阪に帰ってきたのですが、今日ワーケーションに池原へ戻り湖畔の哲学者になろうと思います。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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とらわれず、一刀両断‐1786‐

 昨日は奈良へ行く用事がありました。

 緊急事態宣言は解除されたものの、大阪、兵庫、宮城のみに新たな規制も発令されました。

 なかなかすっきり解決とはいかないものです。

 奈良市内から東に延びる369号線は柳生街道とあります。

 10分程走ると、のどかな里山風景が広がり始めました。

 昨日は生憎の雨でしたが、一週間前なら小川に沿って咲く桜もさぞかし美しかったでしょう。

 桜も素晴らしいが背景も素晴らしい。盛りの時期に訪れてみたいものです。

 柳生の里という看板があちこちに見えてきたので、車を市営駐車場にとめました。

 天石立神社へ目指して山道を歩きます。

 少し歩くと墓地が見えてきました。

 桜と霧が幻想的な雰囲気を演出しています。

 更に山道を登ります。 

 雨がかなり降っていたので、その湿気と杉の香りがむせ返るよう。

 小さな紫の花はミツバツツジでしょうか。

 毎年、桜の後の時期を楽しませてくれるのです。

 山裾から800mほど歩くと、天石立神社の鳥居が見えてきました。

 巨大な石がいくつもあり、古代の自然信仰のもとに生まれた神社とあります。

 このあたりは柳生家の剣の修行地だったと言われています。

 一刀石が見えてきました。

 柳生新陰流の始祖、柳生石舟斎(宗厳)が天狗を相手に剣の修行をしており、天狗と思って切ったのがこの岩だったと伝えられています。

 大ヒット映画、「鬼滅の刃」にこの岩を思わせるシーンが出てくるそうで、おもちゃの刀が置いてありました。
  
 一応妻に切って貰いました。

 山麓にある芳徳寺は、柳生石舟斎の子、宗矩が父のために創建した寺です。

 宗矩と親交のあった沢庵宗彭によって開山されました。

 宗矩も江戸初期の剣術家で、徳川家の剣術指南役に招かれるほどの腕前でした。

 政治家としてもすぐれ、後に大名となるのですが、一剣術家が大名にまで上り詰めたのは宗矩だけだそう。

 その宗矩に大きな影響を与えたのが先述した沢庵和尚と言われています。

 「たくあん」漬けの考案者と言われ、吉川英治の「宮本武蔵」には武蔵の師として描かれています。しかし、2人が会ったという史実はないそうで、あくまで小説上の話のようです。

 宗矩は禅の思想を取り入れ、「剣禅一致」という思想にたどりつきました。

 また、沢庵和尚が残した「不動智神妙録」は武道の極意をもって禅の真髄を説いた書です。

 心がとらわれると切られる

 迷いが生じた瞬間に「切られる」ということでしょうか。背筋が寒くなります。

 とらわれた心は動けない

 見栄だったり、邪念があると、正しい心の働きができなくなると言う意味でしょう。


 剣の達人などというと劇画の世界しか想像できませんが、突き詰めて行けば、剣術であれ、仕事であれ真理は変わらないようです。

 「とらわれる」はとにかくNGのようですが、「とらわれる」ことの多いこと……

 プラン、デザイン、コスト、そして人の心と、解決すべき課題は多岐にわたります。

 とそれでも一刀石をイメージして、目指すは一刀両断です。

 なかなか一筋縄では行かない課題を抱えられている方は、実物を見ることをお勧めしてみます。
 

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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心の中の『釣りキチ三平』‐1750‐

 先週水曜日、11月20日に漫画家、矢口高雄さんが亡くなったという記事が出ていました。

 岩手県との県境に近い秋田県西成瀬村(現在は平鹿郡増田町)に生まれた矢口さんは、『釣りキチ三平』で人気漫画家となりました。

 『週刊少年マガジン』『月刊少年マガジン』に1973年から10年間とあったので、私は3歳から13歳までの間です。

 主には文庫本で読んだと思いますが、自分で買ったのか、釣り好きの友人に借りたのかは思い出せません。

 ただ、その画は今でも鮮烈に覚えています。

 父も釣りをしますが、淡水の釣りはしません。

 私がこれだけ湖好きになったのは、『釣りキチ三平』に出てくる山上湖の景色に心躍らせ、憧れていたに他ならないのです。

 矢口さんが遊んだ山間部の湖も、朝は遅かったはずです。

 山に囲まれるため、日がなかなか差してこないのです。

 風の無い日、鏡のような湖面は息をのむ程美しい。

 また、渓流部の水は澄み切っています。

 私はその景色を、奈良県の池原ダムに見つけました。

 それを見せたくて、子供達もさんざん連れまわしたのです。

 最近はあまり付き合ってくれませんが、少しでも心に残ればと思っています。

 野外で食べるカップヌードルは、1500円くらいの価値があるはずです。

 こんなに小さい時から、カレー味ですが。

 春先はよく鹿を。

 そして猪。

 猿はしょっちゅう。

 トンビには、長男がバナナを奪われたこともありました。

 そして先日、ついに熊にまで

 大自然というにふさわしい景色がここにありました。

 自然との架け橋になってくれるのは、勿論魚です。

 何といっても「釣りキチ」ですから。

 『釣りキチ三平』にはこのような倒木や滝のある景色が良くでてきます。

 こういったものにときめくのは、釣りキチの証し。

 あの下には、得体が知れない大物が居るかも……と思っているからです。

 また、釣り漫画だけに水面下を描く画が良くでてきます。

 矢口さんはこれが抜群に上手いのです。

 人の暮らせない水の中は、まさにロマンそのものですから。

 この滝のある風景を初めて見たとき、小学生にタイムスリップしました。

 小学校を出てから漫画を読み返したことはありません。

 しかし、今でも池原ダムを紹介するときは、『釣りキチ三平』の世界そのままと言う事が殆どです。

 アニメ版のオープニング曲がとても好きでした。

 あのワクワク感は何だったのだろうと思う程です。

 全く知らない人間にこれだけの影響を与える、作家という仕事は本当に凄いと思います。

 釣りと自然の魅力を教えてくれた、人生の遊びの師に心からの感謝と、哀悼の意を捧げたいと思います。

アニメ『釣りキチ三平』オープニグ曲

 『若き旅人』

人は誰でも未知の世界にあこがれ

 旅にでるのさ たった一人で

 ときには 人生 悲しみのぶつかり

 ときには 青春 霧の中 さまよい

 泣くこともあるけれど

 そうさ 心の星をみつめて

 旅人は歩いて行くだけさ

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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熊に驚き、感謝する‐1746‐

 11月も後半に入り、熊野街道沿いの山々も色付いてきました。

 10月の釣行時以来の池原ダムへ。

 今週は試合があるようで、トボトスロープも満員御礼です。

 ずらりと車が並ぶ中、浜松ナンバーの車がありました。

 声を掛けてみると「5時間掛かるので年に4、5回ですが、池原が大好きなんです」と。

 ボートを牽引しての運転は大変だと思いますが、その魅力があることも良く分かります。

 この時期は、景色が特に素晴らしいのです。

 今年はコロナの影響もあって、隣接するキャンプ場は賑わっています。

 この閉塞感の中、出来るだけ密にならず、リフレッシュしたいという思いは皆同じです。

 しかし感染者数は再び増加傾向のよう。

 「絶対貰わない」は簡単ではありませんが、「絶対うつさない」はかなりの確率で出来るようです。

 ひとりひとりの心掛けで、今後の未来は大きく変わるはず。

 前回の釣行で少し成長したかなと思っていた、すぐにきました。

 水温も高かったので、浅いところから狙っていきました。

 読み通りと言いたいところですが、まずまずのサイズはこの1本だけ。

 その他のサイズは選べませんでしたが、秋は厳しいのである程度納得です。

 思うようにならないから、自然の中で遊ぶのは楽しいのですし。

 前回お隣さんに教えて貰ったみかんを買いにきました。

 169号線のカーブにあるので「カーブの店」

 熊野でとれる南紀みかんはあまり関西には出回らないそうです。

 大きさこそ小さめですが、房の皮は薄く上品な甘さ。

 みかん好きの娘もかなり喜んでいたので、お土産にはお勧めです。

 大自然に触れたくてやってくるのですが、動物も色々居ます。

 こちらは切り株に止まるトンビで、ちょっと格好いい。

 猪も湖畔まで下りてきました。

 その他には、鹿と猿も見かけました。

 ボートで走っていると、水面から少し顔を出した動物が。

 猪かな……と思っていたら真っ黒な熊!

 対岸から200m以上を泳いで来たようで、その呼吸音があたりに響きます。

https://youtu.be/eyYghTJDGaY

 ぶつかりそうになったので、大きくUターンしました。

 波が立っていて、エンジン音がうるさいのはそのためです。

 25年池原に通っていますが、熊を見るのは2回目です。

https://youtu.be/zw6Bw1B9iqA

 エレキモーターに切り替えて撮ったのですが、正直かなり怖かったです。

 早い早いと聞いていましたが、泳ぐのも駆け上がるのもここまで早いとは。

 2回目と書きましたが、もう1回も今年の前半でした。

 その時は、ガサッと音がしたのでカメラを出したのですが間に合わず。

 今年はドングリが不作だとよく聞きます。

 これだけ豊かに見える大台ヶ原山系も不作なのでしょうか。

 私は特に動物愛護派という訳ではありませんが、野生の生き物に会えるのは楽しみにしています。

 しかしボートからという特殊な状況とは言え、数メートルで熊を見て、その素早い動きや、荒い呼吸音を聞いて、改めて「獣」だと分かりました。

 とても人が太刀打ちできるものではないと実感したのです。

 普段から会わないように心掛けていますが、いざという時の為に、唐辛子スプレーを携帯しています。

 携帯用のこのサイズなら、噴射距離はたった2m。

 本当のそんな状況になったら、使えるか分かりませんが、何か打てる手があるだけでも気持ちが違うと思っているのです。

 遊ぶために仕事をしている訳ではありませんが、コロナ下の世界でも、好きな景色を見に行け、食べたいものを食べることができます。

 行きの車で何気なくラジオを付けると、書道家・武田双雲さんが話しをされていました。

 「感謝力をもっともっと高めていきたい」

 感謝を常とする人の回りには、何故かそういった人が集まってきて、より感謝できる状況が出来て行く。そんなお話しでした。

 どんな事においても、熱意や向上心は常に持ち続けてきたつもりです。

 しかし、この感謝力という力。今までの私に足りていなかったものだと良く分かります。

 仕事があることに感謝。行きたい所があることに感謝。みかんに、猪に、熊に、感謝、感謝、感謝しなければなりません。

 熊と遭遇したのは、トボトスロープからそう遠くはありません。ここまで近くで熊が暮らしていたとは。

 そうか、だから熊野なんだと至極納得。やっぱり熊に感謝なのです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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ルアーフィッシングの醍醐味‐1740‐

 月に一度ここにこれたなら、少々のことは頑張れます。

 奈良県下北山村の池原ダムに行ってきました。

 水温が高めで、ぐっと気温が下がると、湖面に霧が発生します。

 これを「けあらし」と呼ぶのだと教えて貰いました。

 幻想的な雰囲気で大好きなのですが、気化する際には水面の熱を奪って水温を下げるとも。

 秋のこの時期、一年の中でも最も魚の居場所を絞りにくい時期でもあるのです。

 朝日が差してきました。

 ひんやりとした湖面をボートで走る時、気分はもう最高なのです。

 備後川筋の最上流まで上がってきました。

 30分程流すも不発。

 少し下ってきたところで1本目がきました。

 40cmくらいのコンディションの良い魚です。

 流れ込みとゴロゴロと岩が続く8m付近に居ました。

 朝の気温は10℃を下回っていましたが、水温は19℃以上あります。

 前日、魚はかなり深いとも聞いていました。

 しかし、元気な魚はそこまで深くに落ちていないと仮定し、プランを立てていました。

 この時点では、大きく外れていないような気もします。

 その後も同じ釣り方で、8~11m付近で35cmから45cmくらいまでを3本追加しました。

 日が高くなり、気温も20℃くらいまで上昇。

 オーバーでが暑いくらいになってきました。

 そのタイミングで、浅いところをウロウロしている魚が居ないかなと……

 岬から張り出した岩盤のテーブル、水深2mくらいの所。

 遠目にですが、そこそこの魚が岸側を向いているように見えます。

 極めて小さなワームを、その奥にキャスト。一発でバイトしてきました。

 細いラインだったので、少しづつ沖まで引きずり出し、ゆっくり時間を掛けて取り込みました。

 50cmにやや足りないものの、納得の1匹でした。

 午前中は会心のゲームでした。

 かなり納得して湖上で昼食、そして昼寝。

 樹々もそろそろ色付き始めています。

 熊が川を泳いで渡ることもあるので、それだけは注意が必要ですが、私にとって世界で一番幸せな時間なのです。

 のんびりと湖面を眺めていると、ガイド中のお隣さんが寄ってきてくれました。

 駐艇している場所が隣どうしなのですが、この方、とっても釣りが上手いのです。

 ガイドというのは、お代を頂いてお客さんに釣らせるのが仕事です。

 自分が上手いのは勿論ですが、それを分かりやすく伝え、結果を残して貰わなければなりません。

 それもあってか、身振り手振りが大きく、かつ話も面白い。下手な漫談家より面白いと思うくらいですから。

 魚が補食する際の原理原則があるということ。魚も同じ生き物だということ。これらの幹は外してはいけないということ。

 朝、ガイドのお客さんを待っている間に、色々な話をしてくれたのですが、いきなり生きました。

 ここ池原ダムには、バスフィッシングのエキスパートが多くやって来ます。

 ある釣り道具メーカーの人は、ほぼ毎回50cm以上の魚を釣ってきます。

 スロープで会った際には、「どうでしたか?」と聞くのですが、詳細まで釣り方を話してくれます。

 メーカーの方なので、釣り業界が盛り上げれば良いという気持ちもあるでしょうが、とても参考になるのです。

 今回はその人に教えて貰った通り、カバースキャッドというルアーを、8m~18mまでゆっくり沈める釣り方で、40cmから50cmを4本釣りました。

 最後の1匹だけ、ばらすのを覚悟で撮影してみました。

 これらの魚が、今まで私が攻略できなかった種類の魚であることは自分が一番良く分かるのです。

 ルアーフィッシングは学び、考え、結果が出た時、確実に成長できたと実感できる場面があります。

 今回、新しい引出しがひとつ増えました。

 こう教えて貰ったこともあります。

 教え上手100人に、聞き上手1人。

 どんな世界にも、上には上が居るもの。謙虚、学び、成長の人生でありたいと思うのです。

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梅田墓地と高井田横穴群‐1737‐

 大阪梅田は電車時代が来るまで、のどかな田園風景が広がっていたようです。

 諸説あるとは言え、沼地を埋め立てて田んぼにしたので「埋田(うめだ)」というのですから、かなり辺鄙なところだったでしょう。

 しかし現在の大阪の顔。

 1874年(明治7年)に初代大阪駅ができて全てが変わり始めたのです。

 近年においては、阪急グループが牽引してきた部分も大きいと思います。

 阪急系列の建物は、概ね竹中工務店の設計施工ですが、HEP FIVEも同じで1998年の完成です。

 真っ赤な観覧車が一体となり、ランドマークとなっています。

 昨年秋には、ヨドバシカメラ北側にリンクスウメダが開業。

 西隣のグランフロントは2013年の開業です。

 以前、建築関係のショールームは本町が主でしたが、ここに多くのメーカーが移転してきました。

 グランフロントのタワーAは38階建てですが、ここにも住宅機器メーカーのショールームが入っています。

 コロナ下の世の中になり、打合せも控えていたのですが久し振りにやってきました。

 このショールームは眺めが良く、楽しみにしていたことがありました。

 今年の8月、大坂七墓のひとつ「梅田墓地」発掘調査の発表がありました。

1,500体を超える埋葬人骨が見つかったことなどが、大阪市のwebサイトに詳しく載っています。

 写真をいくつか拝借してみます。

 「うめきた」2期区域の南東端がそのエリアで、タワーAから良く見えるのです。

 明治時代の地図と重ねると、梅田墓地の北東角に掛かっているのが良く分かります。

 大阪市のサイトにはよりアップの写真もあります。

 小さな穴が無数にあり、多くの人骨が埋葬されていました。

 江戸時代の終わりから明治20年代まで営まれたこの墓地に、埋葬されているのは大坂城下町周辺に居住してい庶民だとありました。

 平均が30代と若く、さらに病変が認められる個体が多いことから流行病で亡くなったのではと考えられているようです。

 大阪市は調査は公開しないと発表していました。

 しかし梅田で江戸を感じることなど滅多にないと思い、何とかこの目で見ておきたいと思っていたのです。

 ショールームでいつもアテンドをお願いする女性に、到着早々に「梅田墓地は?」と訊ねました。

 すると「私も興味津々で見ていたのですが、数日前にあの建物が建ってしまいました」と。

 落胆する私に「でも、調査が始まったらすぐにシートを掛けてしまったんですよ」とも。

 すでに建物が建っているので、もう一生見ることは叶いません。

 「大阪市は一体何をするんだ!」と、二人でちょっと真面目に憤っていたのです。

こちらは、先日訪れた柏原市の高井田横穴群です。

 大和川が大阪平野に流れ込んできてすぐの丘陵地中腹。

 小高い丘には無数の横穴古墳が残っているのですが、現在は公園として整備されているのです。

 柵はあるものの、実際にのぞけるところが殆ど。

 こちらは公開横穴とありました。

 壁画が残っているのですが、ガラス越しに見ることができるのです。しかもライトアップまで。

 6世紀~7世紀に描かれたもので、同じような服装をした人物が複数描かれています。

 1300年前の飛鳥時代と言えば、聖徳太子が生きた頃。

 ここに埋葬されて人が描かれていると考えられており、これらはいわば遺影。

 心ときめくと言うと不遜かもしれませんが、その時代の生をひしひしと感じるのです。

 すこし見辛いので、解説の写真も載せておきます。

 右上には船に乗った人物が槍のようなものを掲げ、左右の小さな人物は、イカリとオールを手にしています。

 相応の身分に居た人達なのでしょう。

 未来は現在の”影”でしかないが、過去は現在を知る宝庫でもある。私は人の過去にふれてみたくなる。

 はるかに刺激的で魅惑的である”過去”という事件。

 -山本隆司- エディター

 ターザン山本こと山本隆司さんは、週刊プロレスの伝説的編集長です。

 私が読者だった頃、彼のロマンティックな言葉を見るのが大好きでした。

 もし大阪都になったなら、各区長さんには過去だけは大切にして欲しいと思います。

 あの孔子もそう言っているのですから、これはもう絶対です。

 でなければ、柏原市に引っ越します。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

 

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■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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やっぱり釣りが好き‐1719‐

月曜日に長男を橿原神宮前まで送り届けた後、スーパーで食料を補給。

169号線を南下し、再び池原ダムに戻ります。

明日香村を通るので、古墳らしき丘をいくつも見ることができます。

いつも通過するだけですが、景色がのどかでとても好きな道なのです。

戻ると夜になりましたが、食事を準備し終えた頃、友人親子がバンガローに到着しました。

中学一年になった長男君は、バスフィッシングが大好きと聞き、昨年のゴールデンウィークにも招待しました。

この時は思ったように釣らせてあげることができずで、帰着後の桟橋で小バスを2匹釣っただけでした。

それが人生初のバスで、以降は釣れていないと聞ていました。

それでもバス釣りが大好きと聞き、今年のゴールデンウィークも再度招待していたのです。

しかし緊急事態宣言で全てキャンセルとなり、夏季休暇でのリベンジとなりました。

明日は何としてでも釣らせねばと思いながらも、遅くまで友人と話し込んでしまいました。

朝一、池原ダム最大の滝に到着するやいなや、1匹目を釣り上げました。

お父さんもこれでひと安心。

しかし彼もどんどん釣り上げて行きます。

このあたりは親子であっても遠慮はありません。

入れ食いとまでは行かないまでも、2人とも10匹近くは釣ったと思います。

何より、これだけ嬉しそうにしてくれたなら、プラクティスした甲斐があるというものです。

これが彼の最大魚だったでしょうか。

暑くはありましたが、風も穏やかで釣りやすい一日でした。

池原の大自然と共に楽しんでくれたなら何よりです。

長男と合せて、三日間ガイドに徹しましたが、見てまわると色々な情報が手に入ります。

その後の二日間、頭をフル回転させて池原全域をひとりで回りました。

翌日は42cmまで。

夕まずめの、流れ込みがらみでした。

翌々日は54cmまでを。

朝一番の岬を回遊する魚をサイトで。

どちらもイメージ通りに展開できた、納得の魚です。

5日間、朝から晩までただ釣りをしました。生まれて初めてのことです。

昼間は暑いので休憩しますが、それでもクタクタになるまで釣りをしました。

バンガローと桟橋を通勤のように往復する日々が、これ程幸せな時間だったとは……

バス釣りの魅力は色々ありますが、考えれば考える程、上達することだと思います。

多分、中学生の彼と変わらないくらい好きなのだと思います。

実はこの答え合わせ、必ず正解を見つける必要がありました。

その訳は次回に。2度引っ張りましたが、次回の3話で完結です。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

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