2005年 大晦日

 今日で1年も終わりです。

 今年は仕事にも家族にも大きな変化のあった1年でした。振返ると、そのなかで自分なりに精一努力し、実りの多い一年だったと思います。

 日々は厳しく律してきたつもりですが、1年が終わる今日だけは、自分自身にも「よく頑張ったじゃないか!」と声を掛けてあげたいと思います。

 そして、家族、友人、クライアント、私のサイトを見てくれた人・・・・・・

 みなさんに、感謝の気持ちをお伝えします。

 「ありがとうございました」

 来年もみなさんにとって素晴らしい一年となりますよう、心からお祈りしています。

 2005年12月31日  守谷昌紀

一番変ったヒト

 2005年も残すところもあと3日となりました。

 今年もいろいろなことがありましたが、我が家に子供が生まれたことで、大きく変った人がいます。

25日の日曜日は、急遽、私の実家で食事をすることになりました。

 今まで、夫婦で実家に行くことはそんなに無かったので、孫を連れて来いということです。おじいちゃん、おばあちゃんにとって孫はかわいいものと聞きますが、これはもう想像をはるかに超えていました。

 私の父は、孫の来る時間が分かっている時には、先に食事を済ませて待っています。少しでも多く遊べるよう、準備を整えて待ち構えているのです。

 行くとやたらにだっこし、写真を撮りまくります。私の知る父とは全くの別人です。

 この日は2ヶ月違いの弟の子供も来ており、クリスマスケーキの前で何故か撮影会が始まりました。もう紛れもないバカ家族です。

 そうしていると、ウチの子供がケーキに手を突っ込んでしまいました。

 誰かが怒った訳ではないのですが、みんなが一斉に「アーッ!」とか「あらら!」とか言われたのに驚き、泣き出してしまったのです。弟の子供は冷静なもの。

 すると、おばあちゃんが「はい、はい大丈夫よー」とか言いながら、だっこして、どこかに連れ去って行きました。そこまでしなくても、という気もしますが、このたわいもない風景になんとなく幸せを感じるのでした。

 これは以前にはなかった感じです。ということは、私もだいぶ変ったのかな?

『月刊商店建築』に「つるみ歯科クリニック」掲載

 12月28日発売の『月刊商店建築01月号』(商店建築社)に私が設計した
「つるみ歯科クリニック」が掲載されました。(208~210ページ)

 今年はいくつかのメディアに取り上げて頂きましたが、その最後が『月刊商店建築1月号』になりました。この仕事を始めた頃から読んでいた本ですから、とても嬉しいというのが素直なところです。

 建築を創る時にはいつも、何かを世に問いかけてみたいと思っています。ですから、こういう機会はとても大切です。もしどこかの本屋さんで見かけたら、是非感想などを聞かせて下さい。

 この下にあるComments(パスワードは自由に設定できます)でもメールでも大歓迎です。いいことじゃなくても。

 本当はそこのところが一番知りたいのです。

クリスマスは別世界へ

 12月24日のクリスマス・イブはあるお宅におじゃましていました。住宅を設計中のクライアントが、家族3人をホームパーティーに招いて下さったのです。お家のほうは来夏の竣工を目指しているので、設計はそろそろ最終段階に入りました。

 

 

 

 

 

 こちらのクライアントの女性、実はタレントさんなのです。ご主人は東京で働いておられるので、大阪には月に一、二度でしょうか。

 ご夫妻は、忙しい中たくさんのキャンドルと飾りつけで私達を迎えてくれました。その演出で私達は一気に別世界へ。

 料理研究家でもある奥様が料理をつくり、ご主人がサーブしてくれます。合間を見ては子供をあやしてくれ、オーディオからはクリスマス用にセレクトされた音楽が流れてきます。そしてそのCDは私達にプレゼントされ・・・・・・。

 もう至れり尽せりで、妻もその心遣いに、いたく感動していました。

 

 

 

 

 テーブルの上には鳥肉、セロリ、チンゲンサイ、レンコン、生麩、湯葉と様々な食材を使った料理が次々と。

 皮も手作りの水餃子に最後はデザートのケーキまで。全てがとびきり美味しいのです。一切お世辞なしで。

 キャンドルのあかりの元で頂く食事は、まさにファンタジーの世界でした。

 

 

 

 

 最後には、私、妻、子供のそれぞれに、クリスマスプレゼントまで頂きました。またそれが、本当によく吟味されているのが伝わってくる品なのです。

 この日の夢のような出来事。普段、家族へのサービスが足りていない私にとっては、ご夫妻からの最高のプレゼントでした。

 楽しい時間は瞬く間に過ぎ、0時になったあたりでおいとましました。帰りのタクシーで「やっぱり、心を動かすのは心だけだな」とか言いながら私たちは感動に浸っていました。

 そうタクシーと言えば、この奥様の声。タクシーの運転手さんはもしかしたらよく耳にしているかも・・・・・・。

雑誌の取材

 今日は冬至。朝から天気は大荒れで、大阪も吹雪いています。みるみる積もりだしました。

 この火曜日は、以前設計した住宅へおじゃましていました。ある住宅雑誌の取材に立ち会うためです。

 ライターと写真家が2人1組で来て、写真を撮っている間にクライアントと私がライターの取材を受けるという形式でした。

 当日はご主人が居られたのですが、子供さんも一緒のほうが楽しい写真になるというので、急遽近くの幼稚園に5歳になるお子さんを迎えにいって頂いたのです。

 彼はとってもシャイなので、数人の大人に見られている状況に、しきりに照れていました。こちらの都合で引っ張り出して、悪いことをしてしまいました。

 しかし取材の後は、突如訪れたお父さんと遊んでもらう時間にとってもはしゃいでいました。その時に完成したクリスマスツリーです。

 ライターの方が聞き上手だった上に、ご主人も私も、生来の話し好きなので、3時間半の予定が、5時間ほど掛かってしまいました。最後には私の写真まで撮影してくれました。実はこの写真が一番気になっているのですが・・・・・・。

 出版社の編集長は「取材に行けば必ず載せさせてもらいます」と言っていたのですが、万が一掲載されなかったらかっこ悪いので、確実になったらまたお知らせしたいと思います。予定では2006年2月21日発売です。

おでんの常識

 

 

 

 

 先週末、今朝と、ホントに寒い。温暖化傾向の中、”冬将軍”という名に恥じない働き振り。

 冬はおでん。おでんにはカラシです。

 結婚してすぐの頃、夕食におでんが並びました。大好きなのでスジやたまごを皿にとり、いつものようにカラシを付け食べると、びっくりするくらい辛い!妻は「どうしたの?」というような顔。

 私の実家では、おでんのカラシは白味噌とおでんの汁で伸ばして辛さを押えていました。あとゴマも少々。見た目が白っぽくなるので分かりそうなものですが、長年の習慣でタップリ付けていたのでした。(母は香川の出身なので四国の習慣なのかもしれません)

 よっぽど辛いのが好きな人は別ですが、そのままのカラシでは微妙な量の調整が難しいのでこの方法はお勧めです。

 ちなみに、私が好きな具の順番は、1 スジ、2 タコ 、3 たまごです。やっぱりスジ。大概のものは入れれば美味しくなる、不思議な冬の定番料理。おでんの魅力って、そのへんの大らかさでしょうか。

川のある景色

 

 

 

 

 南堀江あたりへ出掛けました。
 「八百八橋」と言われた大阪は本当に運河や川の多いところです。運輸、交通の手段として築き、整備されてきました。江戸時代には、その交通網が「天下の台所」を支えたのです。

 現在は車に取って代わり多くは埋め立てられてしまいましたが、これからも水の都であって欲しいものです。

 川のある景色は街も地球の上に間借りしているだけという事を教えてくれます。

結婚報告の会→

 先週末は、この夏結婚した友人宅でのホームパーティーにお呼ばれしました。

 趣旨は披露宴、2次会に来てくれた人へ感謝の気持ちをこめて・・・・・・という二重三重のおもてなしの心。あるじの熱烈常務の行動にはいつも頭が下がります。

 奥さんの手料理は、レバーペーストやアドガドペーストをパンに付けて、タコのトマトソース煮、水菜のサラダ、キッシュ、カラアゲなど等で感動的に美味しかったです。特にレバーペーストはプロの領域でした。あるじはサンマとステーキを七輪で焼いてと、至れり尽せりです。

 ところが、宴の途中に私たちの大学時代の先輩が、フィアンセを連れて現れるといういわゆるサプライズ。この先輩、天性の明るさからか、常に輪の中心にいるタイプの人で、この日も話題をかっさらって行きました。

 先輩35歳、非常に美しいフィアンセ27歳。和やかな会は一気に2人への質問攻めになりました。まるで芸能人の婚約会見のよう。そこから、皆のテンションは上がる一方で、しまいにはイスの上の立ってカラオケまで始まり・・・・・・。そのあたりで、私たち家族は子供が小さいのでオイトマしました。


 近年まれに見る盛り上がりだったのですが、皆は茶化したり、冷やかしたりしながら「このチーム」に新しいメンバーが増える喜びを表現していたのだと思います。

 この年代になると新しい友人が簡単に出来る訳ではないので、それぞれの家族が増えていくのはとても嬉しいことです。

 宴は、結婚報告の会→フィアンセ紹介→友人長男の誕生会→カラオケ大会と進行していきました。その後どうなったのかはまた後日聞くとして、兎に角楽しい会でした。

 主催のTご夫妻、ありがとうございました。

 そしてOさん、おめでとうございます!末永くお幸せに!!

銀杏

 

 

 

 

 季節の食材、銀杏(ぎんなん)。

 食べるにはもったいない程、美しい翡翠(ひすい)色です。もちろん食べますが。
独特のもっちりした食感と、なんとも表現しにくい味わいはまさに大人の食べ物。

 調理方法は炒るのが一般的ですが、我が家では要らない封筒に入れてレンジで加熱します。中でバンッ!と弾けだしたら出来上がり。このほうが圧倒的に簡単です。
ちょっとおつまみが足らない時にはかなり便利です。

須磨の太刀魚 岸和田のトラギス

昨日は久しぶりに釣り行って来ました。
先々週、父が太刀魚狙いで船を出したところ、稀に見る大漁だったので、義父と「チロル」の店主を誘い4人での釣行です。

 

 

 

 

 しかしあいにくの雨で、船もまばらです。冬の雨はさすが堪えます。
少し波があったので「チロル」店主は早々にダウンしてしまい船室でずっと寝ていました。船酔いはかなり辛いものなのです。

 この時期の太刀魚はアジをエサに水深70mくらいの深場をねらいます。

 

 

 

 

 

 なかなか釣れなかったのですが、明確なアタリがありました。ゆっくりあわせると、なんとか1匹だけ顔を見ることができました。

 銀色に輝く美しい魚体にイカツイ顔。太刀魚は体高を表すとき、指何本分と表現します。指4本で75cmの納得のサイズでした。

 

 

 

 

 

 波が高くなって来たので、マリーナのある岸和田近くまで戻って五目釣りに切り替えました。トラギスを10尾、ベラを2尾釣ってお昼過ぎに納竿。

 

 

 

 

 父の船は岸和田に泊めてあるので、帰りはレンゾ・ピアノ設計の関西国際空港を横目に見ながらの帰港します。

 

 

 トラギスは晩ご飯のおかずになりました。この魚はあまり大きくならないのですが、テンプラにしてレモンを絞って頂くとお味は抜群です。
納得の太刀魚は・・・・・・義父に持ってかえって貰いました。