昨日は、朝一番から七五三の撮影に行っていました。
Ohanaへ初めてお客さんとして行ったのです。
植栽も随分育ち、オリーブも1m近く伸びていました。
子供達が着付けをしている間、1階の仕事場でカメラマンの石井さんと四方山話をしていました。
スタッフでもある奥さんが2階のスタジオから「準備出来ま~す。そろそろテンション上げてくださ~い」と。
ちょっと茶化して言っているのだと思っていると……全く違っていたのです。
まずは家族写真、続いて2歳の娘、5歳の長男、最後に兄妹で。撮影に入った石井さんのテンションは凄かった。
奥さんが「ここから笑いますよ」の通り、ありとあらゆる手(技術)を使って、子供達は笑いっぱなし。見ている私達も、涙が出るくらい笑わせて貰いました。「これだけ笑ったのは久し振り」というお客さんも居るそうです。
スタジオ内の撮影はもちろん駄目ですが、Ohanaの仕事を知って貰うということで、横顔だけ許して貰いました。
無理を言った割には、伝えきれないのが口惜しいのですが、こういうものは体験するしかないものです。
撮影が終わり写真を選ぶ間、子供達は階段下の空間で遊んでいました。
カメラマンの石井さんと知り合って約3年。
仕事のスタイル、Ohanaの目指す方向など、何度も何度も話し合ったのですが、その仕事自体は全く知らないに等しかったのです。
バ-ンスタインの愛弟子、指揮者の佐渡裕が、師のことをこう回想していました。
「指揮台の上では何をしてもいい。音の為ならたとえ素っ裸になってもいいという考えでした」
コメディアンのように笑わすというのではなく、いい表情を撮る為に手を尽くすという感じでしょうか。全く同じ考えと言えます。
帰り際奥さんに「この建物のおかげで、ともて仕事がしやすくなりました」と言って貰い、不覚にも若干涙ぐんでしまったです。
私が建物の設計者というのを、出来る限り差し引いて。写真が出来上がる前でも、家族にとってこの時間は、最高のエンターテイメントで、ディズニーランドへ行ったのにも負けるとも劣らないものだと思います。ディズニーランドへ行ったことはありませんが。
出来ればその写真を見せられれば良いのですが、出来ないのが残念であり、写真スタジオの価値とも言えるのです。
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追伸:今日のお昼過ぎに、石井さんからメッセージを頂きました。そのまま転記します。
こんにちは、守谷さん
日記、読みましたよ!
いっぱい褒めていただいてありがとうございます。
もっと褒めて下さい!でも ディズニーは言いすぎw
”そろそろテンションあげてくださーい!”は
もちろん茶化して言うてるんですよw
指揮者の言葉もいいですね。
エガちゃんの言葉を思い出しました、ボクの好きな言葉です。
”俺を見て客が笑顔になる。俺はそれだけで幸せだ。
客の笑顔があれば笑わせるか笑われるかの違いなんてどうでも良いことだ。”
あと採用見送りになったカットですけど
守谷さんのブログに使える?かなと思いつつ・・・送ります。
幸せになる笑顔ですよね!
Ohana いしいたつや