焼き飯

 昨日は妻の友人宅へ、ベビーベッドを返しに行っていました。

 他にも服、おもちゃなど、数え切れない程、頂いたり、借りたりしています。せめてものお礼に、お昼ご飯を作って来ました。

 レパートリーは限られています。今回は焼きそば、イカ焼き、焼き飯に。料理というよりは、キャンプの昼食という感じですが、焼き飯は評判がいいのです。

 心もちしっかり味付けをするのと、パラパラのご飯をを喜んでくれます。

 冷やご飯を使うとか、ご飯を洗うとかでなく、極めて簡単なこコツがあります。卵とご飯を先に混ぜ合わせるだけ。卵かけご飯を炒めるイメージです。

 卵でコーティングされた米粒は、熱を加えると卵が固まりだし、それぞれの粒が離れ、パラッと仕上がるのです。

 今回は通常版と鮭レタスバージョンを作りました。

 子供が食べない時は。納豆キムチも結構いけます。

 騙されたと思って、一度試して下さい。

京都市青少年科学センター

 今週の火曜日は秋分の日で祝日。良い天気になりました。

 午前中は完成した住宅の引渡しに京都へ。昼過ぎに、妻の実家へ行っていてた長男と、合流して、京都市青少年科学センターへ。

 京阪の藤森という駅から徒歩5分の所にあります。入館料は500円。

 ここの目玉は、1/5スケールですが動くティラノサウルス。男の子は何故か恐竜が好きです。

 動いた上に「こんにちは~」とフレンドリーに話しかけてきます。動物園も同じ構造ですが、本当は怖い生き物だと伝えてよいのか、難しいところです。

 化石も充実しています。

 変わったところでは、恐竜のフンの化石なんていうのもありました。

 3:40pmから最終回のプラネタリウムの上映があります。

 45分で500円。この時間を子供が我慢出来るのか、難しいところですが入ってみました。

 前日は京都の現場に夜10時頃までいたので、家に着いたのが12時過ぎ。寝たのが遅かったので、上映中はすっかり夢の中へ。

 またナレーションの研究員の語り口が、優しく心地よいのです。

 照明が点いて目が覚めました。子供はどうやら、座って見れたようです。

 帰りは京阪の天満橋で乗り換えます。中之島も宵の口を迎えていました。

「切妻と中庭の家」 竣工写真

 連休のなかび。飛び石連休が減った今では貴重な存在です。

 今日は「切妻と中庭の家」の竣工写真の撮影に行っていました。その内容については現場日記に書くとして、いつもながら緊張の一日でした。

 引渡しの日程が、明日の23日(火)。手直しも含めて工事の完了が20日(土)。22日(月)の今日は家具が届き始めます。

 日、月と二日しか、撮影が可能な日が無い中、晴れ予報は今日だけだったのです。

 撮影は朝から夜7:00pm頃まで行いました。

 家具が揃ってもう一度撮る予定ですが、ひとまず一区切りです。

謝る

 9月1日には、突然の首相辞任会見がありました。随分経ったようですが、まだ今月のことです。

 受け取り方は色々あると思いますが、どうしても引っ掛かっている点を書いてみます。辞任会見については、首相官邸の公式webサイトから

 皆が気になるのは、やはりこの部分でしょうか。

(記者の質問)
 一般に、総理の会見が国民には他人事のように聞こえるというふうな話がよく聞かれておりました。今日の退陣会見を聞いても、やはり率直にそのように印象を持つのです。

以下省略

(総理)
 他人事のようにというふうにあなたはおっしゃったけれども、私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたと違うんです。そういうことも併せ考えていただきたいと思います。

 野球と政治と宗教の話しはトラブルのもと、というのが日本の文化です。しかしそんなレベルの話しではありません。

 総理大臣には任期があるはずです。人気が無くなったから途中で辞める、なんていうのはシャレにもなりません。小学校の生徒会長でも、人気が落ちたから辞めるた、なんて聞いた事がありません。

 国のTOPが2人続けて、自ら望んだ役職を放棄するのですから、まず謝るのが筋だと思います。それが成果のアピール、嘆き節、どころか今辞めることが、国民にとって利益となるのだから……

 電車の7人掛けの椅子に3人で座る高校生。禁煙の室内でタバコを吸うお父さん。道に空き缶を投げ捨てる中学生。私の言い方もあると思いますが、注意すると逆ギレする人はあっても、謝った人に会ったことは有りません。

 悪い事をしたら謝る。その時には、個性もプライドも関係ありません。ましてや逆ギレなんて状態が認められているような風潮が何より問題です。

 そこに必要なのは、道徳観とかルールではありません。美意識です。基準を自分以外に設けると、見つからなければ何をやっても良い事になります。他人ではなく、自分が自分を許せるのか。そこが問題なのです。

  国のトップの有り様として、自らに全く非はないし、今の自分を自分が許せるのなら仕方がありません。が、逆ギレに聞こえる開き直りは絶対駄目だと思うのです。

秋の海 あの頃僕たちは

 今朝の大阪は曇り空。出掛けるなら屋内が良さそうです。

 昨日は福井の海に行っていました。

 妻は風邪でダウン。弟家族も仕事が入ってキャンセル。

 それでも翌日は休みの願ってもないスケジュール。

 私、長男、父の3人でいざ、紺碧の海へ。

 朝方は凪いでいたので、まずはキス釣りへ。小さいながらもポツポツと上がって来ました。

 続いて、アオリイカを狙って沖のエリアに移動したころ、北風が吹き始めました。

 風が強くなって来たので、一旦港へ。

 家のキッチンではちょっと面倒な下ごしらえも、外でやれば楽しいものです。

 この港で、いつも会う真っ黒なおっちゃんは、正真正銘海男です。

 元は父の友人で、2人の付き合いは40年になります。

 久し振りに会ったので、昔話に花が咲いていました。

 若かった頃に無茶をした話し、海とスキーの話し、そして先に逝った友人の話し。

 60歳を超え、昔話をするのはどんな気分なのでしょう。

 帰りの渋滞対策に、お酒はやめて貰うよう頼んでおきました。が、飲ませてあげることにしました。

 一日早い敬老の日。父ですが。

『池を望む家』現場日記スタート

 先週末、上棟式がありました。

 式の場合でもと、準備をしていましたが、クライアントの希望で「めったに会う機会のない、現場の人達とゆっくり食事を」ということになりました。

 ご馳走を用意して頂き、食事会が始まりました。
 建築には20種前後の職種が必要です。今回は、大工、鉄骨、電気、水道、左官そして工務店と私達が出席させて頂きました。

 どんな方がクライアントで、どんな家族が暮らすのか。現場の方が、実際に会うのはとても良い事です。

 ようやく暑さも一段落し、建ち上がったばかりの家には爽快な風が吹き抜けます。

 大阪府の南部には、灌漑用のため池が多くあります。この敷地はそのほとりの高台にあるのです。

 クライアントに初めてお会いしたのは、1年半ほど前。その時は①ガケの敷地、②住宅地の平坦な敷地、そして③池を望む敷地が候補になっていました。

 そして2回目の来所時には、この敷地に決まっていたのです。

 私も初めてここに訪れた時は、興奮しました。プゼンテーション前でしたが、この眺めの敷地に設計出来る事は、この上ない幸せと感じたのです。
 
 これまでは、現場の過程はあまり書いてきませんでした。発表する時に、先入観なしで見て貰いたいという気持ちもありました。しかし建築の過程は非常にダイナミックなものです。何もない所に。新たな建築が生まれる時、確かに風景が変わります。

 そこも含めて作品と考えを改めました。日記とは別に、現場日記も始めたいと思います。

 一級建築士事務所アトリエmの現場日記 

 ここまでの工程も同時にUPします。こちらもまたのぞいてみて下さい。こちらはスタッフにも書いて貰うつもりです。

barbecue バーベキュー

 気分転換に、日記のデザインを変えてみました。今回で変更3回目ですが、いつまで続くか。

 昨日は、高槻市の北部、摂津峡に行っていました。

 大学時代の先輩が、この近くでデイサービスセンターを運営しています。

 川遊びをしながらの、バーベキューを開催してくれました。

 前からバーベキューって何なんだろうと思っていました。以下のサイトによると「直火であぶり焼きしながら食べる料理」となります。

 ベーベキューソースという言葉のイメージで、こってりした味付けの屋外用料理と勘違いしていました。

 直火焼き料理なら大好きです。よってサンマもバーベキュー。

 食べる場所で、味は随分変わるものです。勿論ビールの味も。

 子供も合わせて総勢20名ほど。私の担当は炭の火起しと、子供と水遊び。

 ウグイ、サワガニ、ドンコなどを追い掛け回していました。

 少し下流にいたグループがスイカを持ってきてくれました。スイカ割りでもしていたのでしょうか。

 まだまだこの世も捨てたものではありません。有り難いことです。

 特に子供達は急に現れたデザートに盛り上がっていました。

 夕方になって、少し風も出た来ました。下の子を預けていたこともあり、私たちは一足先に失礼しました。
 
 日中はかなり暑かったのが、日が隠れると一気に涼しくなります。

 酷暑、集中豪雨、台風なし。ちょっと変わった今年の夏も、いよいよ終わりの気配……

光の話し

 昨日、クライアントとの打合せがありました。この方は写真家で、さすが光については詳しいのです。いろいろ教えて貰っています。

 光には波の要素があります。波長の長い順に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。

 全ての波長が揃っている場合、光は白に見えます。波長ごとに屈折率が違うので、細かな水の粒子がプリズムの役割を果たし、別々に見える状態が虹です。

 虹が丁度人に見える領域で、赤より波長の長い赤外線、紫より短い紫外線等は見ることが出来ません。

 空気中には多くのチリや粒子があり、波長が一番短く、最も拡散しやすい紫はそれらに当たって、多くは宇宙に出て行きます。

 次に短い青が空気の粒子によって最も拡散しやすく、それらの像として空は青く見えるのです。

 朝、夕は大気圏を長く横切るため、波長の短い青の光は拡散を繰り返し、多くは地表まで届きません。波長が長く、拡散しにくい赤系統の光だけが届いて、朝焼け、夕焼けの色となるのです。

 色は光のどの波長を反射し、どの波長を吸収するかによって決まる訳です。

 ちなみに人の肌色をもっとも美しく見せる背景は、薄いグレーとのことでした。これは納得で、安心しました。事務所のTOPページはそんな配色ですから。

 音についても色々教えて貰いました。例えばレコードは原音を忠実に録音しているが、CDはデータを減らす為、可聴領域以外は削除さてている等など。

 続きはまた別の機会に。

誕生日に行くイタリアン

 先々週の土曜日は妻の誕生日でした。海に行っていたので、今週改めてお祝いの食事へ。

 場所は谷町9丁目。

 意外に交通の便がよく、地下鉄で梅田から10分ちょっと、なんばからは5分足らず。

 余談ですが、交差端の北西にはフィリップ・スタルク設計のビルがあります。

 彼は著名な、実績のある建築家ですが、このテナントビルはもう7~8年の間「テナント募集」の貼り紙。こんな時、建築家のありようを考えてしまいます。

 話しを元に戻して、目当てのお店は今回もモンテラート

 有機野菜のおいしいイタリアンです。

 多くは、東大阪の契約農家で作られたものなのです。 

 まずはポメリーのミニボトルで乾杯。

 やっぱりシャンパンはポメリーです。

 妻は野菜のコース3800円。私のコースは「8月のシェフのおまかせコース」5800円。

 まずは妻の料理で名物、上新粉のピザ。

 これがパリパリとほんとに美味しい。

 続いても妻の料理で、これも名物のパレット仕立て。

 オクラ、ニンジン、ナス、カボチャ、ホウレンソウ。

 見た目も楽しく、どれも野菜の味を損なわない味付けです。

 私のコースからはオクラとトマトと桜エビのスープ。厳選さてた昆布で、ダシがを取っているそうです。

 これはもうイタリアンというジャンルには留まっていません。すごく優しい味で、お皿自体が絵のようでもあります。

 私のメインは鴨とイタリア茄子のロースト自家製味噌フォアグラソース。

 名前だけでも美味しそう。勿論名前に負けず、柔らかく、ジューシーで素晴らしいお味でした。

 この穀物類を筆頭に物価高騰の中、納得の金額で、満足のお味でした。最後は妻に名前入りのケーキまで。

 私の尊敬する小説家でナチュラリスト、開高健氏は「もの書きは、料理と女が書けたら一人前」と記していました。

 私が味のことを、簡単に表現出来るはずはありません。なので、やっぱり味わって貰うしか無いわけです。

 マダムとホールスタッフのホスピタリティー、見るからに実直、センス抜群のシェフ。ちょっと気分のいい時には、絶対的にお勧めします。