
日曜日にはじめて訪れた、関西万博の後編です。
ほとんど予備知識無しにいったので、気になった建築をピックアップしてみます。
日本館はいい感じですが、ややさっぱりしているなあと思っていたら、日建設計の設計でした。
ただ、デザイナーの佐藤ナオキのプロデュースでした。

万博らしい建築だなと思ったのはシャインハット。
伊東豊雄でした。
1970年の万博を意識したとありましたが、確かにクラッシックな感じがします。

東ゲートから入ると、大屋根リングをくぐると正面に見えてくるのが、左からフランス館とアメリカ館。
それぞれ、大国の威信をかけ、有名建築家の仕事ですがそこまでのインパクトは無かったでしょうか。

すぐ近くにある、マレーシア館は隈研吾だろうなと思ったらその通りでした。
永山裕子が2つのパビリオンを設計していて凄いと書きましたが、隈研吾に至っては4つを担当していました。
その数字を見ても、彼が現時点で日本のトップ建築家であることは間違いありません。

ただ、レジェンドも黙っていません。
飯田グループホールディングス✕大阪公立大学のパビリオンは高松伸の設計です。
今回、安藤忠雄の作品がないなか、76歳での担当は流石です。

西ゲート近くにはミャクミャクとよしもと館。

そしてパソナグループ館。
らしさがでていて、良かったと思います。

アイデア賞はタイ館でしょうか。
半分だけで全部とは笑ってしまいました。

夕方になり列が短くなってきたので、少し並んで入れそうなパビリオンに入ってみました。
ロシアとイランに挟まれ、天然資源に恵まれた国です。
アゼルバイジャン館はスイスの設計事務所ベルプラット・パートナー。

内部は、360度スクリーンに写される映像ショーがメインです。

続けて、会期中に完成したインド館へ。

かなり混んでいましたが、入れたのをよしとしなければなりません。
少し後には、再び入場制限をしてましたから。
ただ、並んで入るほどでは……
この情報化社会です。面白いところが、簡単に空くことはないはずです。

西ゲート近くには、実物大ガンダムが。
目が光り、胸から煙をだす姿をみるだけで満足です。

一日歩き回ったので、ドローンショーはパスして帰ることにしました。
天気は雨が降ったりもしましたが、最後は夕焼けに。
この日の入場者数は12万6千人。収支ラインは約15万人とのことですが、これくらいが目一杯ではと思いました。
残念ながら、パビリン内部に入れたのは数えるほどでしたが、大屋根リングとガンダムはよかったです。
建築設計を生業とするものとして、1970年の万博の年に生まれ、55年後に向かえたこの地元開催で、全く関われなかったことに悔しさはありますが、おおいに刺激を受けました。
私にとっての関西万博はこれで終わり。
日常に戻って頑張っています。
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