暮れは元気にご挨拶 2011年

 今年最後のゲツモクになりました。2011年は今日も合わせて111記事を投稿しました。

 普段のゲツモク版が105回、それに、メディア告知や旅行のイレギュラー版が6回。この中には3月12日(土)は東日本大震災についても書きました。

 各月ごとに振り返ってみます。

1月 -地元建築家がガイドする名建築-大阪編

建築を評論するのは大変難しかった、というのが本音です。

 しかしそれ以上に、大阪の建築を再度見て回るのは、なかなかない機会だったと思います。

2月 毎日かあさん

 スキー部時代の先輩が、この話題作の監督を務めました。

 やはり刺激になります。

3月 『月刊ハウジング』に「ドタバタ広場のある家」掲載

 月刊ハウジングは初掲載です。

 更に、「ドタバタ広場のある家」は、この1年で3回取り上げて貰いました。

4月 『住人十色』で「光庭の家」放映

 この番組で取り上げて貰ったのをきっかけに、奥さんの仕事が世の中に広く認知されました。

5月 フェリーで行く九州

 フェリーの旅はとても快適で、結局、お盆も九州へ。

6月 Let’s Go To The Dentist! (歯医者へ行こう!)

 その後、ホワイトニングのセットを貰っているのですが、いまだ出来ておらず……

7月 キッズデザイン賞

 大企業がひしめく中、「Ohana」で受賞できたことは、とても嬉しいことです。

8月 香港建築科学出版社

 海外の一流建築家の中で取り上げて貰ったことは、自信になります。

9月 『住まいの設計』 に「イタウバハウス」掲載

 建物もそうですが、その家づくりの全金額を公開で出来たことは、意義のあることだと思っています。

全てはクライアントの理解があってこそ。

10月  ジョブズ

 この流れの速い現代社会を、彗星のように現れ、逝ってしまった天才。

 グラミー賞受賞は驚いたとともに、粋なはからいでした。

11月
アメリカ 1日目 2011年11月3日(木)
アメリカ 2日目 2011年11月4日(金)
アメリカ 3日目 2011年11月5日(土)
アメリカ 4日目 2011年11月6日(日)
アメリカ 5日目 2011年11月7日(月)

 ミース、ライト、マンハッタン。全てが刺激的でした。

12月  急に今日の話です。

 午前中の打合せの後、妻と子供たちが事務所に来ました。

 学校が終わり、前日から泊まりに来ていた、長男の友人も一緒です。

 3人で、キャッキャ、キャッキャと言いながら、イス、床を拭いてくれます。

 とても綺麗に出来ており、彼らの成長を感じたのです。

 建前上、今日が仕事納め。しかし年賀状書き、この時期にしか来所できない方の初期相談、現場視察と、年末まで仕事をします。

 これも、求めてくれる方が居るから。心から有難いと思えます。

 最後に。今年もこのゲツモク日記、また現場日記にお付き合い頂き、誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。

 2011年は色々な事がありましたが、全てを教訓とし、更にバネとし、2012年が素晴らしい1年になる事を確信しています。

 皆さんが素晴らしい新年を迎えられますことを、心よりお祈りしています。

2011年12月29日 守谷 昌紀

Let it snow

昨日はクリスマス。

天気予報も、大阪以外には雪マーク。ホワイトクリスマスになった街も多かったのでは。賢い子どもに、プレゼントは届いたでしょうか。

25日(日)は夕方から、実家でクリスマスパーティーを開催してくれることになっていました。

予約してあったケーキを取りに行くことに。

これくらいは手伝わないとバチが当たりそう。

甥っ子も1人連れて行くと、昼間からテンションは上がりきっています。

夕食は母が準備してくれます。

サラダもツリー仕立てに。

星はパブリカでしょうか。

それぞれの皿にもツリーと、サンタクロースが居ます。

全て力作ですが、オリガミで星を作るのが意外と苦労したと言っていました。

その甲斐あって、子供達もよく食べ、最後のクリスマスケーキへ。

長男はどこで貰ったのかクラッカーを鳴らしていました。

先日、1年点検での訪れた「イタウバハウス」でも、いつまでサンタクロースを信じているのかという話になりました。

我が家の長男も今年は小学生。

学校でも「サンタクロースなんて居ない」という子供も居るでしょう。

しかし
「サンタクロースは、故郷のラップランドで、小さな妖精たちに手伝ってもらいながら、大きな袋いっぱいにプレゼントを詰め込みました」

なんてと言うニュースを見かけると、やっぱり良いもんだと思えます。

もしクリスマスソングが無かったら、ここまでクリスマスは広がらなかったと言えば言い過ぎでしょうか。

それくらい名曲が沢山あります。

『Let It Snow』 作詞:Sammy Cahn 作曲:Jule Styne

Let it snow, let it snow, let it snow
雪よふれ 雪よふれ 雪よふれ 

この曲、クリスマスという言葉はでてきませんが、温かく、少し切ない感じが何ともこの時期にマッチします。

何より題名の音の響きが素晴らしいのです。

タイのペルソナ

 実家の階段にはお面が置いてあります。

 これは私が買ってきたもの。
 
 約10年前のこの時期。私はバンコクに居ました。

 事務所を立ち上げて5年。仕事は増え始めたのですが、精神的には疲弊しきっていました。一旦全ての仕事を終え、帰りの予定の無い旅に初めて出たのです。

 はじめに着いたのがタイのバンコク。空港からバックパッカーの街、カオサンストリートへ直行します。宿代は当時のレートで、1泊が1ドルか2ドル。その頃も、円が強い時期でした。

 数週間ここに滞在し、それから近隣の国を放浪し始めます。沢木耕太郎の小説「深夜特急」のような旅をしたいと思っていたのです。

 気になる街へ行き、安宿を探す事を繰り返していました。ベトナムのホーチンミン市にやってきた時、丁度旧正月の時期でした。中華街ではそれを祝う花火が上がり、あちこちで爆竹が鳴っていました。それをゲストハウスの屋上から眺めていた時、やっぱり日本へ帰って建築設計がしたいと思ったのです。

 3月の終わりには日本に戻ろうと決め、再びバンコクに戻ります。その時に買ったのがこのお面。資金はほぼ使い切っていたので、勿論安物です。怖い顔の面は魔よけの意味。お多福のような面にどんな意味があるのか、説明を聞いても分かりませんでした。

 パーソンの語源はペルソナ。仮面というラテン語でだと言われます。

 人は色々な顔をもつもの。旅に出る前は、何とも暗い顔をしていたと思います。しかし、日本に戻ってから、落ち込むこと、暗い顔をする事を辞めました。私はその仮面を捨てたのです。

 今年も残すところ10日を切りました。大晦日には「今年も精一杯頑張った」と言えるよう、残された2011年を全力でいきます。

サッカーの日

 土曜日は朝一番の新幹線で東京へ。
 
 「四丁目の家」の現場監理ですが、現地へ向かうのも11回目になりました。

 御堂筋線で淀川を超える時、うっすらと日が上がって来ました。

 晴れそうだと、やはり気分も違います。

 しかし関ヶ原あたりは大雪。

 徐行運転で、遅延する予定とアナウンスがありました。

 しかしこのエリアを通過すると、雲一つない快晴。

 雪を頂いた富士山は完全無欠。心洗われる美しさです。

 東海道新幹線は富士山の南を走っているので、こんな日は北側の2人掛けのE列がベストシートです。

 早朝の東京行きは空いています。進行方向右の3人掛け席なら、中央の席が空いている可能性も大。広く使えるという利点もあり、A列にするかE列にするかは悩ましいところ。

 ちなみに富士山のベストアングルはトンネルから出てすぐの富士川上です。トンネルから出たらすぐ。東へ走ると富士宮市越しになるので、どうしても絵になりません。

 現地へ着き、午前中は設計検査、昼からは施主検査。

 丸一日掛けての検査を終えました。

 詳しくは現場日記に。

 アメリカ行き以来、ずっと家族をほったらかしにしていました。

 日曜日は長男が入るサッカーチームの練習を見に行きました。

 この日は親子サッカーで、子供と対戦します。

 小学校からずっと野球だったので、サッカーはお世辞にも上手いとは言えません。

 それでも体は元気な方です。

 群がって来る子供を引き離すように、前線へ大きく蹴り出します。

 広いグラウンドで、思い切りボールを蹴るのは中々気持ちが良いのです。

 最後には親子PK対決。

 キーパーは妻です。

 左利きの長男が蹴ったボールは、ゴール右隅へ。

 突き刺さるという程ではありませんでしたが、しっかり決めました。

 校区内で集まっているチームのコーチは、ボランティアのお父さんお母さんです。

 安い保険代だけで、月2、3回サッカーを教えて貰っているのですが、本当に有難い事です。

 これに報いるには、プロサッカー選手になって……とまでは言えませんが、せめて元気に、礼儀正しいスポーツ選手になって欲しいと思います。しかし、低学年とは言え、上手い子は本当に上手い。

 夜は家族で、クラブワールドカップを観ました。まさにサッカーの日。

 世界のトップレベルの選手が集まる中でも、特別な存在感を放ったメッシ。スピードが異次元のものでした。

 2010年のワールドカップでは、力を出し切れなかった姿が嘘のような光景です。

 その際にも少し書いたのですが、メッシとアルゼンチンの関係、またはバルセロナというクラブの関係が微妙に影響しているようにも感じます。

 テレビ観戦であれくらい凄いなら、ライブで見ればもっとだろうな、などと思っていました。

 しかし、サントスのネイマールも、スター性抜群。ここでの一度くらい苦杯を味わっておいた方が、彼の将来の為になると思います。

 2014年のブラジル大会が本当に楽しみになってきました。

♪冬が来る前に~

 ♪冬が来る前に~ もう一度あの人と~ めぐり会いたい~

 紙風船の「冬が来る前に」という曲です。良く知らないにも関わらず、この季節になると何故かフレーズが蘇ってきます。

 12月15日はまぎれもない冬ですが、紅葉が12月にずれ込む今、冬直前と言えなくもありません。月曜日は恒例の勉強会があり、京都に行っていました。

 会場は京都国際会館。

 日本で最初の国際会議場は、戦後初の本格的な設計コンペで選ばれました。

 採用されたのは大谷幸夫の設計案。

 1966年にこのデザインが選ばれた時、賛否両論でした。

 まるでガンダムのようと言えば、表現が安いでしょうか。

 こちらが会場だったのですが、私は間違って、すぐそばのグランドプリンスホテルへ行ってしまいました。例年はここで行われていたのです。

 こちらは1986年、村野藤吾設計の名作です。

 引き寄せられるように間違ってしまいました。

 よって、ホテルのエントランスにあるモミジは毎年見ているのです。

 しかし、紅葉は本当に遅くなってきました。 

 冬が来る前にタイヤ交換も済ませました。

 今年は春先に車を変えたので、全て一からです。

 なかなか無いサイズらしく、妻に色々探して貰い、ようやく在庫を見つけました。購入した店舗は山形県の会社でした。

 初めてスタッドレスタイヤを付け、北海道へ行ったのが1991年。

 運転席から降りると、立っていられない程ツルツルの路面にも関わらず、何とかタイヤはグリップしていました。

 その性能には本当に驚かされた事を覚えています。過信は駄目ですが。

 冬の準備は終わりました。後は本格的な冬を待つだけ。

犬の起源

 犬は人にとって最も身近なペットです。

 電車に乗っていると、盲導犬がいました。

 背中には「お仕事中」という張り紙も。そこに周りの人は話しかけないで下さいと書いてありました。

 仕事に集中させてあげて下さいという意味ですが、つい「偉いねえ」と言いたくなります。

 犬の進化についての番組を見たのですが、これがなかなか興味深いものでした。

 犬の起源は、未だにはっきりと解明されていません。従来の説では、オオカミを人が飼いならしたと言うものが有力でした。

 しかし、オオカミを人が飼いならした例は、生後13日以降では存在しないそうです。最近の研究では、違う説が重要視されているのです。
 
 DNAの研究から、オオカミから犬が分かれたのが1万5千年前の東アジアと分かりました。これは人が定住を始めた時期と一致します。

 人が定住を始めると、多くのゴミが出るようになります。人にとってはゴミでも、動物にとってはそうではありません。多くのオオカミが集まって来たのです。

 どのくらい人が近づくと逃げ出すか。この距離感には個体差があります。これを「逃走距離」と言い、この距離が短いものだけが、食事にありつけたのです。これらの個体は人の近くで暮らし始めます。

 過去にロシアで、狐の毛皮を取るのにある実験が行われました。狐のオリに手袋を突っ込み、噛みつかなかった種だけを交配して行きました。それは、育てやすい種を作るための実験でした。

 この交配を10年間続けると、臆病で神経質な狐が人と戯れて遊ぶ、より温和な種へと変化して行ったのです。

 自然界の中で、オオカミが最も安定的に食糧を得る場所が、ゴミ捨て場だったとは驚きです。しかし、納得もできます。

 また、そのオオカミから犬への変化は、先の狐の実験が示す通り、相当に短い期間で起こったと考えられているのです。犬は1万5千前の東アジアで、歴史の中で言えば一瞬にして生まれた種と言えるのです。

 犬は優れた嗅覚、聴覚を持っています。それらを頼りに、イヌイットは北極圏で暮らすことを可能にしました。その従順さと、オオカミの狩猟本能を活かし、人は牧羊犬を育てました。

 ドーベルマンは19世紀に徴税請負人だったドイツ人のドーベルマン氏が、身の安全を確保するために作りだした種なのです。

 狩り、牧畜、階級社会の形成など、犬が人の社会に多くの影響がを与えているのは紛れもない事実なのです。

 オオカミは遠吠えをしますが、犬は短く鋭くは鳴きます。番犬として、そういう種を人が望んだからです。小さい、毛が長いなど何か特徴がある個体を生み出したければ、それらの近い種を交配することになります。番組はその行き過ぎに、警鐘を鳴らす事で結ばれていました。

 あくまで一説ですが、犬を生み出したのが定住とゴミ捨て場だったとは……

 何と表現して良いのか、これ程までに人と犬が密接な関係だったとは、想像さえしていませんでした。

この土地を買う、買わない

 この日曜日、奈良へ行っていました。

 以前、建築相談に来所した夫妻から、メールがあったのです。

 「近くに手頃な土地が見つかったので、一度見て貰いたい」という内容で、相談の際もリフォームにするか、新しい敷地で新築するか迷っているとの事でした。
 
 詳細は控えますが、金額的には納得できるが、幹線道路と線路が近いというので迷っていたのです。まずは自宅を見せて貰い、その後敷地へ向かいました。

 農地を開発し、8区画が売りにでる予定です。土地購入の相談があった場合、伝えるチェックポイントは以下のようなものです。

1. 都市計画上の用途地域の確認。→当然ですが、法的に建築行為が可能な場所かどうか。
2. 接道の長さ、種類、巾員の確認。→基本的に4m以上の道路に接していないと建築行為は出来ません。
3. 上下水道、ガス、電気など、ライフラインの確認→特に上水道の引込管が無い、または細い場 合、結構な費用が掛かる場合があるので要注意。
4. 敷地の地盤強度→軟弱な地盤は改良が必要。その場合は、金額を把握しておく。(農地転用は軟弱な可能性が高い) 
5. 敷地環境の確認→時間帯や曜日を変えて見に来る。出来れば近所の人の話を聞いてみる。住人だからこそ分かる情報が聞ける。

 土地に抵当権が設定されていない等は勿論の事として、ざっとまとめるとこのような感じでしょうか。

 もう一点、実際の金額交渉になった時、焦らない事も重要だと思っています。一般の相場より、高く買うのは問題ですが、凄く得をしようという考えを捨てれば、冷静な判断が出来ると思います。

6. 急かされた場合は断る→急かしたり、焦らさて、というのは物を売るときの常套手段。悪意はなくともよく起こる状況という事を頭に入れておく。

 ここで始めの話に戻ります。

 線路が近くにある敷地は、過去に設計した経験があります。

 よって、20mから30mくらい離れれば大丈夫という仮説を立てました。

 区画によってはクリア出来そうです。

 もう一つは、すぐ横の幹線道路。この距離感は経験がありません。

 経験で言うと、やはり30m以上離れていれば、概ね大丈夫だと思います。しかしすぐ横となると……まずは敷地に目印をつけました。

 その場所に立ちながら、昼間の音の大きさがどの位のものなのか、真剣に聴いてみます。候補の区画では、丁度高架になっており、それ程でも……という気もします。

 小一時間、辺りをウロウロし、ご自宅に戻りました。「で、どうでしたか」と勿論問われます。

 もう一度過去の経験を思い起こしてみると、国道に面した家を思い出しました。母の実家です。

 香川県にある金毘羅さんへ向かう国道沿いにあり、電気屋を営んでいます。今でもその店舗兼住宅はあります。盆、正月に帰った時、私達は2階に寝ていたのですが、大型トラックが通ると、揺れを感じました。

 寝れなかったという程の事はありませんが、他の選択肢があるなら、買いではないと判断。その考えをもう一度整理し、夫妻に伝えたのです。
 
 明けて火曜日、お礼の言葉と共に「今回の土地は、見送ることにしました」とメールがありました。

 新築を楽しみにしていると聞いていたので、複雑な気持ちもあります。どの答えが一番正しかったかは分かりません。

 しかし、現実を公平に見て、最も強い動機に従う、が私の哲学です。悔いはありません。

エスコートキッズ

 週末は長居公園へ行っていました。

 ここにはセレッソ大阪のホームグラウンドがあります。

 長男が町会のサッカーチームに入った関係で、エスコートキッズをすることになったのです。

 長居公園は自転車で行ける距離にも関わらず、ゲームを見るのは初めて。

 それどころか、サッカーの試合自体が初めてなのですが。

 Jリーグはこの日が今季最終節。

 普段の観客数がどのくらいなのか。

 この日の会場ははキンチョースタジアムで8割方は埋まっていました。正確には1万1千人の観客でした。

 チームを支えるのは熱心なサポーターなのだなと、目の当たりにします。

 ピンクのタオルは持っていませんが、楽しみにしている選手は、はやり清武。

 U-22サッカー日本代表、A代表、共に召集されており、結果を出しています。

 一昨年までは、現在ドイツで活躍する香川がセレッソの中心選手でした。

 イチローの時もそうでしたが、海外に行ってから近くで本物を観る機会があったのにと後悔するのです。

 清武もそんな選手になってくれるのでは、と応援しているのです。

 長男が選手と入場してきました。

 どの選手と手を繋ぐかはくじ引きらしく、対戦相手アビスパ福岡のキーパーと入場してきました。

 本物の芝のピッチに立つだけでも、良い経験だと思いますし、あの大きなキーパーを真近に見ることも、そうはない事です。

 ひと仕事終えた長男はスタンドに戻り、共に初めてのJリーグ観戦です。

 ほぼ飽きる事なく、応援していました。

 将来はバルサかと、一瞬想像するのはどの親も同じはず。

 テレビ観戦と一番違う点は、やはり音でしょうか。

 人と人のぶつかり合う音がだったり、全力でボールを蹴った時の音は、何と表現して良いか、ライブ以外では感じにくいものだと思います。

 注目の清武は、やはり動きの次元が違うう時間がありました。

 ゴール前の決定機で、緩急で相手をかわし、個人技でシュートを決めてくれました。

 その瞬間、総立ちになる客席。これが醍醐味なのだと分かります。

 ミドルシュートあり、PKありでセレッソは7得点。

 アビスパはJ2の降格が決定してういたのかもしれません。お祭りのような一方的なゲームでした。

 ただ、福岡の選手は最後まで手を抜いている感じは全くありませんでした。非常に好感がもてました。

 子供と手を繋いでくれたキーパーにとって、災難の日になってしまいましたが……

 帰りに小遣いでギョウザを買うと駄々をこねる長男。

 500円は高いだろうと思いながらも、これも含めて試合かと思ったり。

 サッカーの試合は時間が決まっているのがいいとは妻の弁です。なるほどと思いました。

 今季セレッソは下位に低迷しました。来季は香川が居た時のように優勝争いをして欲しいと思います。

 また応援に行ってみたいと思っているのです。

カメラレンズ

今日から12月がスタート。今年も1ヶ月を残すのみとなりました。

慌ただしいのが年末ですが、いらぬ用事が増えていました。先月のアメリカ行の際、カメラのレンズを1つ壊してしまったのです。

普段はコンパクトデジカメ、ペンタックスのOptio P70を持ち歩いています。

このサイズにしては27.5mmの広角レンズである事、黄や緑の発色が自然な所が気に入っています。

広角とは簡単に言えば広い範囲が映るという事です。

建築写真では、更に広い範囲が映る超広角というレンズが必要になってきます。迂闊にもそれを道路に落としてしまったのです。

落としてしまったレンズは、シグマの14mm。これで撮ったタイムズ・スクエアです。

この時はすでに落とした後で制御がきかず、若干ピンボケですが、画角が広く、奥行き感がでます。

同じようなアングルから、レンズを変えて撮りました。

タムロンの 28-300mm は様々なアングルをカバーできる便利なレンズ。全く画角が違うのが良く分かります。

ニューヨークについて2日目。

シーグラムとレバーハウスを撮った後、完全に浮かれていました。

そこから、グッゲンハイム美術館へ移動する途中に落としてしまいました。

レバーハウスと、グッゲンハイムの外観を比べると、急に迫力がなくなっているのは、その為なのです。

新たに買った超広角は、キャノンのTS-E 17mm。あおり補正のついた優れものです。

今週初めにようやく届きました。

キャノンの5D MarkⅡに付けるとこんな感じ。横にあるのがタムロンです。

これをペンタックスで撮ったのがこの写真で、 反対に、1枚目のペンタックスはキャノンTS-E 17mmで撮りました。

レンズ、メーカー、機種で写真は全く違うものになるのが良く分かります。

当事務所のwebサイトで、撮影者のクレジットが無いカットは私が撮影したもの。良ければ見比べて下さい。

道具だけでなく、撮影者によっても写真は全く違ったものになります。

カメラは本当に奥が深いのです。