昨日は、インターオフィスのショールームへ行っていました。
自邸で使う、娘のイスを見に行ったのです。遅々とですが計画は進んでいます。詳しくは「現場日記」で。
ショールームは、四ツ橋の交差点から西へ3分程。
3月まで、グランフロントの伊勢丹にhhstyle.comの店舗がありました。 しかし3月に撤退。
インターオフィスはその親会社で、関西ショールームはここだけになりました。
入口を入ると、家具のミニチュアが並んでいます。
ボールチェアは1963年、フィンランド人デザイナー、エーロ・アールニオの作品。手前にあるパスティルチェアは1967年の作品です。
2004年頃だったか「webサイトを見た」とオファーがありました。
住宅兼店舗といった建物で、家具のショップが主。ミッドセンチュリーの名作から、更にコンセプトを絞ったセレクトショップで、旧店舗にアールニオのバブルチェアがありました。
ボールチェアのクリア版と言えば分かりよいでしょうか。
この計画は結局頓挫します。建築に詳しい親族が「図面だけ描いて貰えば十分。現場監理は不要」という意見だったのです。私は「現場監理なしで、引き受けることがはできません」と伝えました。
オファーをくれた夫妻は、悩んでおられたようですが、結局断りの手紙が届き、その中に5万円が挟まれていました。
こちらのご主人、日本人離れした魅力がありました。
「RED-Lab」のどれかの写真を指し、「守谷さん、クールやわー」と繰り返します。
10年前のことで書いてしまいます。
免許取り上げ中にも関わらず、車を運転して来所したのです。サングラスに長髪をなびかせ、アメリカングラフィティーから飛び出して来たような人でした。
「滋賀の家」の施工会社の社長が、私を知っていたと聞いたのは地鎮祭の後。本人も時期は覚えていようですが、一度「設計協力の相談」に来所したそうです。
その時も「下請けはやっていないのです」と答えたのだと思います。若い分、多少血気盛んではあったはず……
世の中は意外に狭いもの。その場限りはないのです。