秋は子供祭り

 大阪のある神社の秋祭りに行ってきました。雨も上がり日曜日は快晴。

 秋祭りは主に収穫祭ですが、この神社は”子供祭り”。

 夏祭りもそうでしたが、いつも中心は子供達です。

 的当ては、このキャラクター。ワンピースでした?

 幼児でも出来る魚釣りゲーム。

 そして懐かしのスマートボール。玉がピン球になっていました。

 この緩やかな感じが写真で伝わったでしょうか。実は神社と地域の住民が一体となった、手作りお祭りなのです。

 ご縁あって、境内にある住居部分を設計しています。 計画が始まったのは昨年11月末で、竣工は年末になりそうです。大まかにですが神社の一年を見ることが出来ました。

 神社の役割の多くは心の部分にあると思います。しかし、それとは別に”場”としての役割も大きいと感じています。

 当たり前ですが、場所が無いとお祭りは出来ません。かつ、どこでも良い訳では無いのです。

 お祭りの日、近所のおっちゃんが、杵と臼でついたあべかわ餅を食べる。”今日のおっちゃん、ちょっとかっこいい”となったかどうか……

A型

 私の血液型はA型。父も母も同じです。一般的にですが、以下の傾向があると言われます。

A型-几帳面、神経質
B型-自己中心的、お山の大将
AB型-AとBの2面性あり
O型-大らか、のんびり

 日本人はA型が一番多くて約40%。O型、B型と続き、最も少ないAB型は10%程。最近知ったのですが、4つのタイプが10~40%にばらけているほうが、世界では珍しいそうです。

 アメリカ人、フランス人の白人は、A型とO型が9割を占めます。

 アメリカの先住民族に至っては、ほぼ全員がO型。それで、血液型による性格判断など誰もせず、自分の血液型すら知らない人も多いようなのです。
 
 日本では、血液型による性格の研究が以前から盛んでした。現在では学術的根拠は無いと結論付けられています。

 人間をを4種類で分けられるとは思いません。学術的根拠もありません。それでも、経験的に傾向はあるような気がするのです。

 友人は比較的B型が多い気がします。特に末っ子が。ちなみに妻はB型の長女で、長男はA型です。

7回忌

 先週の土曜日、久し振りに母の郷里に帰りました。祖父の7回忌だったのです。香川県満濃町は、瀬戸大橋を渡れば車で30分ほど。

 祖父母4人はみな本当に元気でした。6年前に初めて祖父を亡くします。87歳でした。

 祖父は、7人兄弟の次男に生まれます。比較的大きな農家でしたが、14、5歳の頃、弁護士を目指して東京へ。書生しながら勉強し、東京の大学に進みます。

 これからは何をするにも学が必要と考えていました。昭和5年頃の事、日本は戦争への道をひた走っていました。

 在学中に第二次世界大戦が勃発。中国大陸に出兵されますが、なんとか生還。戦後は通産省で働き、マッカーサー率いるGHQと、政府の橋渡しの仕事をしました。しかし過労もあり、結核を患います。療養の為、故郷に戻る事になったのが、昭和30年。祖父37歳、、長女の母が5歳、叔父3歳の事でした。

 結核の為、最終的に肺を一つ切除することになります。その前後10年間は、働く事が出来ませんでした。祖母は子供2人を育てるのに懸命に働らき、随分苦労をしたようです。

 やっと体調が戻りはじめた祖父は、電気屋を始めます。都会で使った便利な家電を、重労働に苦しむ農村の女性へと考えたのです。

 その理想を実現する為、起こした会社は”生活改善社”。金毘羅さんに通じる参道に今もあります。

 祖父の生い立ちについては、何となく知っていました。

 しかし、10年も働けなかった事、肺を失った理由が結核だった事、それによって、祖母、母、叔父は働きづめだった事は、初めて知りました。90歳になる亡き祖父の妹が、教えてくれたのです。

  祖父は今、讃岐富士を望む墓地に眠ります。孝行したい時に親はなし。祖父母も同じでしょう。十分孝行できたかと聞かれれば、やはり首をかしげざるえません。

 しかし祖父なら”そんな事を悔やむより、り、一生懸命働き、真面目に生きなさい”と声を掛けてくれると思います。

 そんなことを想う、秋晴れの7回忌でした。

秋、朝の京都

今週初め、仕事で京都に行きました。

 京阪電車に乗り、三条駅を降りると目の前は三条大橋。東海道の終点です。

 江戸時代ならここが京都の玄関口。弥次さん喜多さんもここを目指したのです。

 鴨川を渡り西に歩くと、すぐにあるのが高瀬川。このあたりも雰囲気のあるところです。

 川沿いの木屋町通りを少し上るだけでも、史跡を見つけました。

 幕末の雄と言えば、坂本龍馬や中岡慎太郎。彼らの兄貴分と言える、武市瑞山の寓居跡です。

 司馬遼太郎の”竜馬がゆく”の中では武市半平太。現在は料亭になっているようです。

 はじめの目的地は京都市役所。昭和初期の建築物です。

 設計者の一人、武田五一は明治の終わりから昭和にかけて活躍した建築家で、関西電力京都支店も彼の設計です。

 次は京都市水道局へ。JR京都駅の南側なので、地下鉄を乗り継ぎます。駅の北側には、ご存知京都タワー。海の無い京都を照らす灯台をイメージしたそうです。

 木屋町通りは朝の9時ごろ歩きました。通勤ラッシュも一段落し、空気もひんやりと澄み”流石京都!”という感じでした。

 今年は酷暑の影響もあり、紅葉も随分遅れるそうです。観光ラッシュはもう少し先になりそうですが、ゆっくり散策したい人は今が最適かも。

秋の小さな運動会’07

 日曜日の天気は、なんとか持ちました。2歳の長男が通う保育園の運動会だったのです。

 初めての昨年は散々で、練習していたお遊戯も全く出来ず、徒競走も泣いてしまい、手を引かれてゴール。

 ”なんでも初めが肝心。負け癖が付かないよう、初の勝負事は一番で……”という願いはかないませんでした。

 さて、今年も開会です。

 何が熱心って親です。並ぶビデオの数はこの通り。そういう私も同じようなものですが。

 今年の徒競走は……昨年と同じく先生に手を引かれて、でした。

 やる気満々で走る練習を繰り返していたのですが、またダメでした。初勝利は来年にお預けです。

 お遊戯のほうはなんとか無事演技終了。

 約300人の園児一人につき2~4人の保護者が来場している感じです。観客はざっと見ても1000人以上。場内は妙な熱気に包まれています。

 この雰囲気からは、どうして無気力な子供が増えていくのか分かりません。親の熱と子のやるきは反比例するのでしょうか。しかし、少なくともネガティブな印象は持ちませんでした。

 これからも地域のイベントには出来る限り参加して、わが子と共に街の雰囲気も見守っていくつもりです。

 公園は、金木犀の香りで満ちていました。長かった今年の夏ですが、随分前の事に思えてくるから不思議なものです。夏の間、億劫になる事があります。どうでも良いのですが、それは髭剃り。

 女性には分かり辛いかもしれませんが、剃り方にも色々あります。

 T字カミソリで剃る人、電気シェーバーを使う人、伸ばしていればハサミの人もあるかもしれません。

 私は電気シェーバーなのですが、洗面室にエアコンなどありませんから、夏の間は汗だくで、大変なのです。

 イライラして強く押しつけすぎると、切れてしまったり、以外に時間が掛かるのです。

 数年前、”毎日使うものだから”と水洗い出来、肌に優しいものを奮発して買いました。

 しかし肌に優しい分、剃るスピードが遅かったり、といろいろ不満もあります。良いものが有れば是非教えて下さい。

 ラジオで面白いことを言っていました。”原始の世界で、髭は剃らない。元々男の口は見えていなかった。なので見せるものではない”と。

 ん~なるほど。しかし自然界に不要なものはないはずです。じゃあ髭の役割りって何、と考えてしまうのです。

空は高い

 今日は体育の日で連休。しかし残念ながら雨模様。

 最高気温が25℃前後。空が高くなってきたらいよいよ秋本番です。ところで、空の高さって変わるのでしょうか。

 実際には”雲が高い”のだそうです。いわし雲やうろこ雲は上空高い所に発生するので、空が高く見えるという訳。

 日曜日は天気も良く、堺市南区にある”ハーベストの丘”に行っていました。

 堺市は政令指定都市に指定されて”区”が誕生しました。のどかな山里に南区は合わない気もします。しかし堺市は大きい。

 入場料大人900円。中に入るとマジックショーが始まっていました。

 最後の出し物はマジックというよりは大道芸。巨大風船の中に入って、潜り抜けました。無料な事もありすごく得した気分。

 丘というくらいなので、なだらかな丘陵地には、花壇、動物ふれあい広場、ミニSL等が点在しています。

 秋の花があちらこちらで満開でした。オレンジはポピー。

 黄色はオトギリソウの類でしょうか。

 秋といえばやはりコスモス。しかし、満開一歩手前というところでした。

 過ごしやすいとは言いましたが、この日も半袖で丁度よいくらいでした。

 大阪では今になって彼岸花が満開です。

 彼岸はもう2週間前。この花の名が付いた時から、確実に2週間分暑くなったという事です。

棟上に思う

 建築工事には色々な工程と式典があります。

 中でも風景が大きく変わるのが棟上。

 一昨日、棟上式がありました。構造体の完成と、工事の無事を祝う式典なのです。

 どんな分野でも技術革新は進み、多くの作業はオートメーション化されます。

 効率がUPし、間違いが減り、コストが下がるのは良い点でしょう。建築の分野でもユニット化が進み、現場作業は減る傾向です。

 それでも、建築現場には多くの職人の手が必要で、その経験がものをいいます。木組みをするのは大工さんで、数人のチームが呼吸を合わせて進めて行くのです。

 経済効率には、手も汗も不要です。しかし、建築が立ち上がって行く姿を見る時、何度経験してもある種の感動が残ります。これは完成したものをいきなり見ても無い感情なのです。
 
 自然は飛躍しません。咲く、実る、散る。その過程を含めて、何かを感じると思うのです。もしそうでないなら、過程そのものである私達の人生も、意味の無いものになってしまうのです。

須磨海浜水族園

 日曜日は生憎の雨でした。あれほど暑かったのが嘘のような気温で、肌寒い程。

 折角の日曜日なので色々考えた末、須磨海浜水族園に行く事にしました。私と子供、弟と子供、そして母の5人が弟の車で向います。

 阪神高速神戸線の若宮ICを降りるとすぐそばです。

 この施設は今年で50周年になるそうです。

 何処の水族館でも人気はやはりイルカショー。

 従兄弟になる2人は、2ヶ月違い。しょっちゅう会うので、互いに気は使いません。

 水中を歩くかのようなチューブトンネル。ここが世界初とのこと。

 規模こそ大きくはありませんが、アマゾンの巨大魚が触れるくらい真近に見れます。

 世界最大の淡水魚、ピラルクーが頭の上を悠然と泳ぎます。

 ナマズも2mはあるでしょうか。

 実は先週末、弟家族に第2子が生まれました。その前後、弟と甥っ子は実家に寝泊りしており、この5人で出かけたのです。

 私にも従兄弟が5人いますが、父母が田舎の出の為、年に1、2回しか会いません。

 それを思うと、近所に従兄弟が住むのは嬉しいことです。

 それが1人増えました。しかも男の子。

 段々荒っぽい喧嘩もするようになりますが、まずはここで生存競争を経験のです。