ラジオからは、そろそろクリスマスソングが流れてきます。
家が建ってから、と言ってきたクリスマスツリーを買うことになりました。
妻が「白もいいんじゃない」というので、子供を連れてホームセンターへ。
売り場の人に聞くと「品切れで、いつ入ってくるかも分らないし、取り寄せも出来ないんです。済みません」と。
子供達はすでに盛り上がっているので、簡単には帰れません。
「いつ入るか分らず、取り寄せも出来ないなら、飾っていても仕方ないよね」ということで、現品を売ってもらいました。
少し値引きもあり、組み立てる手間も不要。
飾りもそこそこ付いており、ラッキーでした。
少し飾付を追加して完成です。
若い頃、こんな事があると、ややムッとして「何とかならないの」と言ったと思います。
日本ほど、ごね得な国はおそらく他にないからです。
少々無理を言っても、多くの店員は何とかしようとしてくれるのです。
しかし、そういった行動をとると、確実に人の品格は下がって行きます。
「ごねる」は御涅槃(ごねはん)から来たもので、本来は死ぬという意味。
思い通りにしろと文句をつける「ごてる」と混同した誤用だそうです。
品格が下がるどころか、死に至るとは。
「包装はいいです」と言い、3人で意気揚々と持ち帰っていると、どうにも視線を感じます。
考えてみれば、売り物を持ち帰っているようにしか見えません。
全ての視線に「いや、お金は払ってるんです」とは言えないので、大きなテープだけ貼ってもらいました。
この件、私はごねたのか、ごねていなのか。僅かですが、気にならないではありません。