昨日でピョンチャンオリンピックが閉幕しました。
今回はメダルラッシュと言ってよい日本勢の活躍。
中でも、身長155cmの小柄な体で、金メダル2個を獲得したスピードスケートの髙木菜那選手は気になります。
優秀な妹を持つ姉が、この結果を出した過程を、これからメディアが詳らかにしてくれるでしょう。楽しみです。
日曜日は曇り予報で、朝から気をもんでいました。
4月14日(土)放映の「回遊できる家」の『住人十色』取材日だったのですが、写真撮影なら延期していたでしょうか。
しかし、テレビはそう簡単に中止できません。
何せ人手がかかるのがテレビです。
午後からのぞきに行ってきましたが、着いたのがまさにカメラが回る瞬間。
やや迷惑をかけてしまいました。
2日間ある撮影日のうち、この日はタレントさん有りの日。
現場としては1分でも時間が惜しいはずです。
すぐにカメラ反対側の子供部屋に移動し、後ろからのぞいていました。
タレントさんを写さないのがルールで、ちょっと偏った写真ですが、ご夫妻ともなかなかに楽しそうです。
出番待ちの長男君と次男君は、ゲームをしながら待機中。
3歳の娘さんは、ADさんと遊んでいます。
撮影クルー各々が、撮影をスムーズに進めるために動いているのです。
そんな中、私が子供を連れて行ったので、若干「空気読めてない」感も伝わってきました。
それは当然ですし、承知の上です。
長男のクラブが休み、娘も家に居り、私も休み。
また、自分の現場でなければ、ゆっくりロケを見ることは出来ません。
タイミングが合えば、撮影の現場を見せておきたいと思っていました。
ご夫妻とタレントさんのトークが続く中、1歳の三男君が、泣きながら駆け込んできました。
昼寝から目が覚めたのです。
撮影が一旦中断したタイミングでご家族に挨拶し、失礼したのです。
どうだった?と長男に聞くと「面白かった」と。
娘に聞くと「別に」と。
どんなことにワクワクするかは人それぞれなので、何かを誘導したいということはありません。
ただ、見たことがあれば、正しいスケール感で想像はできます。
子供達は卓球をしているのですが、張本選手が出ている試合は、食い入るように見ています。
彼はまだ14歳。目標にして頑張ってみたらとけしかけると「そんなん無理やわ」と。
長男などは結構頑張っているようで、県の団体戦ですが3位に入っていました。
小さな画面の中でみると、つい箱の中のスーパーマンの世界に見えてしまうものです。
根拠のない自信は駄目ですが、サッカー元日本代表監督、イビチャ・オシムのいうスターマニアになってもならないのです。
設計図面でもそうですが、1/1に勝る図面はありません。
テレビの画面が大きくなったとはいえ、さすがに1/1でみれるテレビはそうありません。
オリンピックの金メダリストも生身の人間です。
世界一の能力を持っているのですが、髙木菜那選手なら155cmの女性であるのは、間違いのない事実です。
当たり前ですが、1/1の真実を見たければ、その場に立つしかなありません。
テレビジョンは、テレ=遠くとビジョン=視野、視界を合わせた造語。
その効用と、弊害をどちらも理解し、活かせるとよいのですが。