環濠都市だった平野は、中世において綿の貿易で繁栄しました。
織田信長にキリスト教の布教を許されたルイス・フロイスは、平野を訪れ「美しき村」と書き残しています。
立派な駒寄せのある住宅が結構残っているのです。
その平野でも、最近は外国人の姿をよく見るようになりました。
特に良くみるのがベトナム人。
経営者からも外国人技能実習生としてベトナム人を受け入れているという話をよく聞きます。
いつの間にかリサイクルショップやベトナム食品専門店ができており、本当に逞しいなと思うのです。
私がベトナムを訪れたのは2002年の2月でした。
カンボジアのシェムリアップからホーチミンに入ったのですが、まず人の多さに圧倒されました。
20年前のことですから随分変わったと思いますが、当時はバラックのような建築が大半。
ここが街の中心だったはずですが、舗装されていない道路もかなりありました。
私が子供の頃は、大阪の下町も舗装されていない道路が残っていたので、とても懐かしく思ったものです。
ただ活気は凄く、うろうろと街を歩き回っていました。
「ささき整形外科クリニック デイケアセンター」の現場では、カンボジア人が働いていました。
カンボジアはアンコールワットなどの遺跡が多くあり、長く滞在していました。
夜明け直前の景色がとても美しいと聞き、早朝に起きて見に行きました。
人が穏やかで物価が安く、とても過ごしやすい国でした。
労働力不足が顕著な建築現場では、外国人や女性の姿を本当に良くみるようになりました。
地域、国籍、ジェンダーと、世の中のボーダレス化は更に加速するでしょう。
一緒に働く際に大切なものは何なのか。
やはり、その先が「幸せ」に繋がっているのかどうかだと思います。
脳科学者の茂木健一郎はこういっています。
努力は必ず報われる。ただし必ずその前には谷のようなものがある。
先週から、学生がオープンデスクに参加していますが、このあたりを上手く伝えられれば良いのですが。
■『建築家・守谷昌紀TV』 ■
■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 で「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』に「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』に「おいでよ House」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
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