お墓参り

 5/30(日)に、岡山へ私の父方の祖父のお見舞いに行ってきました。

 祖父は今年92歳になります。昨年の12月に、妻を連れて結婚の報告に行った時には、2階から、急な階段を自分一人で降りて来て、とりとめもない話もしましたが、今は話はできない状態でした。

 大工だった祖父は、身長は低いながら、半纏(はんてん)からのぞく二の腕は、筋肉が盛り上がっていて、私が中学生だった、70歳くらいまでは全く衰えを感じませんでした。

 ベッドに横たわる痩躯をみて、こんなに小さかったのか、と驚かされました。目もかなり悪くなっているのでしょうが、ゆっくりと来訪者を見比べる姿を見て、自分の息子、孫達が分っているんじゃないかな、と感じました。

 表情はとてもとても穏やかで、また赤ん坊に戻って行く途中のようでした。

 看病している、祖母は今年88歳になるのですが、背中が全く曲がっておらず、健脚で、私を追い越して前を歩きそうな勢いです。そして何より、よく笑います。それを見て、心配はあまりなくなりました。

 その後、祖父の家の裏山にある、先祖のお墓に参ってきました。瀬戸内海の小さな島々を見渡す、高台からの景色は、年に数回ですが、自分の「血脈」を考えさせてくれます。線香の煙と共に、気の遠くなるような、祖先のことを思いながら、少し神聖な、少ししんみりした気持ちになっていました。

 ぼんやりと、墓石に彫られていた文字を見ていると、曽祖父 享年69歳、曽々祖父 享年72歳。んっ、血脈。

BIG BASS

 5/8の土曜日にバス(ブラックバス)フィッシングに行ってきました。

 場所はいつも行く奈良の山奥にある池原ダムというところ。なんと、ナント、夕方に釣行3日連続になる50cmオーバーの52cm1.6kgの大物を、釣上げることができました。こんなことは自身、初めてで、少し怖いくらいでした。

 この時期はバスにとっての産卵時期で、普段は警戒心の強いビッグバスも、非常に浅いところで産卵し、その後少しだけ深いところに留まり、体力の回復を待って再び湖を自由に移動しだします。

 この状態をポストスポーン(産卵後という意味)と言います。このバスも小さなわんどの出口に留まっていたようです。

 バスフィッシングは、バスの習性や、自然の状態を学び、考え、感じながら、魚を探しだし、ルアー(疑似餌)で釣るところに、大きな楽しみがあります。

 ブラックバスについては、違法放流などの問題点も多く、賛否両論あることは理解していますが、池原ダムは早くから観光資源として村を活性化させた、数少ない村です。

 自然に感謝しながら、なるべく深く、長く自然の中に居たいと思っています。