ガンガンの現場にて、移転開業‐2191‐

2月12日(水)の朝、お引越しライナーのトラックがアトリエの前にやってきました。

妻が色々な会社に見積りを取りましたが、この会社が一番協力的でした。

特にユニック代が安かったのがポイントです。

冷蔵庫は階段から運べると言った会社もありましたが、食器棚はユニックが必須だったのです。

スタッフも全体的に若く、とても良い感じ。

しかし、現場に引越しすることになるとは……

一日明けて13日(木)、今日の朝から新アトリエで始動です。

しかし、鍛冶屋チームの発電機が運び込まれているように、まだ正面の外壁が出来上がっていないのです。

不要な鉄骨をまず撤去。

バーナーで焼き切っていきます。

そして、新たな下地を構成していきます。

現場の中に無理やり引越した感じなので、どの職種もガンガン工事中です。

そんな中になぜ引越しできたかと言うと、2部屋だけを先に仕上げてもらいました。

3階奥の洋室は荷物でパンパンです。

そして、4階奥の寝室を仮アトリエとしました。

4畳くらいの部屋に最低限の荷物だけを運びこみました。

エアコンはまだなく、デロンギで急場をしのぎます。

先ほど、ようやく扉が付きました。

電話、fax、インターネットは何とか開通。

今どきは、これらが無いと仕事になりません。

旧アトリエはすでにこれらが撤去済みなので、どうしても移転する必要がありました。

笑ってしまうくらいドタバタですが、2年前に移転を決断し、ようやくここまでやってきました。

これほど近くで現場を見ることも滅多にないので、つぶさに伝えて行ければと思っています。

次回の【ゲンバ日記チャンネル】をお待ちください。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

引越しゼンゼンヤ‐2190‐

引越し前々夜を迎えました。

そんな、アトリエm移転計画「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を、昨日公開しました。

約2年、居候していた実家の1階に、車と荷物が満載です。

主には妻が準備をしてくれましたが、アウトドア関係は私が片付ける必要があります。

昨日、超特急で片づけましたが、青い斜めのテープが貼ってあります。

これらは、明後日の引越し第一便では持っていかないというマークなのです。

引越しはしますが、かなり限定されたものだけになりそうなのです。

今日も定例打合せに行っていましたが、まだ現場はこのような状態。

シートで分かりにくいですが、中から見ると一目瞭然。

まだ外壁ができていないのです。

階段も仮設。

自分の家でなければ顔が引きつっていますが、泣いても喚いても、工事が進む訳ではないので「これも日記のネタ」と思うようにしています。

冒頭の動画を撮影したのは2月6日(木)でした。

今年一番の寒波が、日本海側を中心に大雪を降らせた日です。

大阪でも最低気温が-4度と、スキー場なみの寒さでした。

妻にも撮影を手伝って貰ったので、そのまま遅い昼食を取ることに。

それなら、いつも行列ができている「中華そば うえまち」に行ってみようとなりました。

引越し先のすぐ近くなのです。

珍しく、行列も無し。

聞くと、「やはり今年一番の寒波の影響もあるのでしょうか」と店員さん。

私は「中華そば 塩」、妻は「中華そば 醤油」を頂きました。

私の塩は、あっさりした魚介系のスープが際立ち、しっかり出汁が効いていて、ストレート麺にピタリと合っています。

麺はラーメンと言うよりは、太めの素麺のような雰囲気もあります。

醤油は、これほど醤油の味をしっかり押し出しているラーメンを、私は食べたことがありませんでした。

画像からでも、澄んだスープの品格が伝わるかもしれません。

ラーメンは年に1回食べれば多いほうですが、そんな私でも「100名店」に選ばれているのは頷けます。

最強寒波の日に行った甲斐がありました。

今晩は、アトリエの引っ越し準備のラストスパートですが、大半は第二便になりそうです。

引越し前々夜は、引越しゼンゼンヤになってしまいました。

お後がよろしいようで。

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足の神様、服部天神で「もの供養」‐2189‐

先週末の北摂横断街歩きの後は、阪急宝塚線で梅田に向かいました。

途中、服部天神駅で下車します。

駅のすぐ横からも参れるのですが、こちらの参道の方が雰囲気があります。

服部天神にやってきました。

昨年の3月に、2012年6月から使っていた手帳を新調しました。

10年以上使っていた手帳を、ごみ箱に捨てる気にはなれずにいたところ、こちらで「もの供養」をしていると知りました。

服部天神と言えば、言わずと知れた足の神様。

まずはお参りを済ませます。

くつ供養は想像できますが、Webサイトにこうありました。

人生の歩みの中で出会った大切な人形やものに感謝し、こころを整えられるよう、皆さまの想いが込められた人形やものに祈りを捧げ、供養いたします

社務所で玉串料3000円をおさめ、手帳を供養してもらいました。

字が汚い割に、手帳が大好きなのです。

大学時代から使い始めて、おそらく今回が4代目、働き始めてからは3代目です。

境内にとよなか戎神社があったので、こちらもお参りしてきました。

裏側には「たたき板」があり、ゴン!とやったので、商売繁盛も間違いなしです。

日本人は、偉い人にあやかりたいという思想が強い国民だと思います。

人に「敬意」を持つことは、それ自体が素晴らしいことだとも思うのです。

菅原道真公の銅像は、足のところが色褪せています。

こういった風習は、東南アジアでも見かけますが、欧米などにもあるのでしょうか。

敬意と書いたのに、賽銭箱の上に飲みさしのワンカップ大関が置いてあります。

何と失礼なことを!と思っていたら、とよなか戎神社のほうにも。

お供えだったようです。

そりゃ道真公も、お酒くらいは飲みますよ、というところでしょうか。

失礼いたしました。

立春の前に、心のもやもやをすっきりすることができました。

後はアトリエを移転して、ばりばり働くだけですが、それは叶うのか……

この件、もう少しだけ引っ張りたいと思います。

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北摂横断、赤飯の屋台発見‐2188‐

先週土曜日は、現地調査のために桃山台駅へ。

北大阪急行は、箕面萱野駅まで昨年の春に延伸しました。

まだまだ、その需要があるということです。

千里丘陵の上にあるので、駅を降りてすぐのロータリーから、かなりの高低差が見てとれます。

少し歩くと、千里ニュータウンらしい景色が広がります。

植え込みに咲くのはサザンカでしょうか。

以前住んでいた、古家の庭にあったことを思い出していました。

丘陵地らしい景色も広がっています。

和歌山のみなべを思わせますが、こちらも梅のようです。

竹林があちこちに残っていました。

「千里ニュータウン情報館」には、タケノコが名産とでているのも納得できました。

建築設計を生業にする身としては、高低差はかなり魅力です。

ただ、建築基準法は土地の安全まで求められるので、この点は要注意です。

「高台の家」では、この擁壁が安全と証明できる書類を見つけることができました。

それで、ここまで擁壁に迫って建築できたのです。

しかし、どちらかと言えばレアケース。

思った大きさの家が建てられず、トラブルになってから相談に来られた方もおられました。

擁壁のある土地を買う場合は、良く分かった専門家に相談するほうが良いと思います。

このあたりは車社会なのだと思うので、ガソリンが高いと厳しいものがあるでしょう。

200円オーバーとは北摂価格?

かと思っていたら、すぐ近くに193円。

10円も差があると、先の店にいく理由があるのかなと思います。しかも同じエネオスですし。

豊中市の中心あたり、豊中市役所までやってくると、ようやくアップダウンが無くなります。

桃山台付近とかなり街の雰囲気も違うものです。

阪急岡町駅に続く商店街を抜けて行きます。

ふと横を見ると、神社の境内でもうもうと湯気がたっていました。

原田神社の境内にでている、赤飯の屋台でした。

この行列をみるとかなり美味しいのだと思います。

今年の節分は2月2日。節分の前日でした。

皆さん慶事を赤飯でお祝いするのでしょう。

ようやく阪急岡町の駅前までやってきました。

寄り道したので、約5kmを1時間ちょっとで歩きました。基本下りなので全く苦になりません。

高低差。閑静な郊外住宅地から、下町の雰囲気まで。

北摂は奥行きが深いなというのが印象です。

昨日、夜遅く家に帰ると巻き寿司が置いてありました。

妻は太巻き等を買ってきたことは一度もなく、大半は手製の納豆巻きでした。しかし今年はなぜか鉄火巻き。

家族は皆寝ていたので、西南西を向いてひとり黙って食べたのです。

最近は体重コントロールのため、殆どお米を食べていませんが、久しぶりに食べる、海苔、酢飯、マグロが想像以上でした。

「新米のことを考えるとソワソワする」と言っていたクライアントがいましたが、その気持ちが少し分かった気がしたのです。

あっという間に1月は行ってしまい、1年で一番短い2月が始まります。

引越し、着工、プレゼンテーションとイベントが目白押しなので、更にギアを上げなければなりません。

ただ引越しの方がなかなかタイトな感じで……

この件も、またここで報告したいと思います。

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時代の気分を最も感じる場所‐2187‐

【ゲンバ日記チャンネル】Episode4を公開しました。

「ドッグランのあるタイル床の家」の計画がスタートしたのは、2023年の5月。

「気になる土地があるのですが」という相談でした。

夏にはその古家付きの土地を購入。

現地調査に行くと、南東角の敷地境界杭が見つかりません。

当時、入社試験中だった若い彼に掘って探して貰いました。

笑ってしまうようなスタートでした。

それから1年半。無時竣工しました。

こちらの建物、電線の影が少なくなる、春か夏に竣工写真を撮ろうと思っています。

2匹のチワワ兄妹とも長い付き合いになりました。

男の子用。

そして女の子用。

LDKに専用のクローゼットがあるのです。

どれだけ愛されているかが伝わると思います。

こちらのご主人、「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」を見て「どんな作品になるか楽しみで気になっちゃいまして」とメールがありました。

さらに、「残念ながら不都合もなく快適に過ごせています」とも。

とってもチャーミングな方なのです。

ある程度プランが固まってくれば、まずは模型で検討。

そしてCGでも検討。

こんなカラーリングになる可能性もありました。

「あり」かなと思っていましたが、最終的には黒、グレー系になりました。

どんな家を建てるか、何にこだわるかは、本当に人それぞれなのです。

こちらは、かなり大きなRC造の住宅をリノベーションする計画です。

複雑な建物で、いつもと違って模型起こしから始めています。

アルバイトの試験を突破した、20代前半の研修生が担当です。

模型が建ちあがっていく姿は、やはり面白いもの。

かなり形が出来上がってきました。

古ビルのリノベーション、クリニックの増築、住宅のリノベーションと、様々な計画が進行中です。

また、テナントで開業予定のクリニックのプレゼンテーションも控えています。

これまでの仕事で言えば、新築が7割ほどでしたが、その比率はかなり変化しています。

まさに多様性の時代に入ったのだと実感しますし、それぞれのクライアントに最も合った伝え方、進め方をいつも模索しています。

そういった「時代の気分」を感じることが出来ない人は、当然、時代に置いていかれることになります。

過去にどんな栄光があったとしても……です。

先のご主人は、タイ人の奥さんとチワワ2匹を指して「ちょっと変わった家族」と言いました。

ごく普通とは言いませんが、何も不思議なことはありません。

「時代の気分」を最も感じる場所とはどこか。

それは、直接お代を頂く場面に他なりません。

目の前のクライアントを感激させるために、人生のほぼ全てを掛けてきました。

ドンキホーテとならないためにも、良く聞き、良く見、良く話し、しっかり考えるしかないのだと思います。

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誕生35周年企画「私のディスカバリー ストーリー」 応募のストーリー‐2186‐

昨年の秋、ENGINEという雑誌から「誕生35周年企画「私のディスカバリー ストーリー」という企画があるという案内が届きました。

なぜメールアドレスを登録していたのか覚えていないのですが、ざっと内容を読むと「私の為にあるような企画」と勝手に思い、締め切りをメモしていました。

締め切り日になったので、バタバタと書きはじめると、写真1枚、文章は400文字とあります。

私のディスカバリー愛を綴るには少なすぎる……というのが正直な気持でした。

折角なので送ってみたのですが、先週金曜日に公開されていました。

【誕生35周年企画「私のディスカバリー ストーリー」 epilogue】

しかし、実際に取材となった3件には選ばれませんでした。

ちょっと残念なので、イメージしていた「私のディスカバリーストーリー」をUPしてみます。

はじめてディスカバリーがやってきたのは、2011年の5月。40歳の時でした。

20年に渡って、2台のハイラックスサーフを乗り継ぎました。

若いころ大好きだったハイラックスサーフの後は、この車しかないと思っていたのです。

1989年に誕生したディスカバリーは、この型で第3世代になります。

この世代のフロントまわりのフォルムを見ると、最高に心ときめきました。

ENGINEにもある通り、「比類なきオフロード性能」を早速フルに発揮してもらいます。

2011年1月の蓼科高原です。

2012年の9月。

ハイラックスサーフと同様、キャリアーを取付け、ボートを積んで日本海へ。

海を見ながら、現地で獲れたものを食べるのは最高なのです。

2015年6月の池原ダム。

後部がフルフラットになるので、子供がかなり大きくなるまで、2人で十分寝れました。

この広さは、角ばったボディと背の高さが必要です。

それを、美しさ、運転性能とともに成立させているのが、ディスカバリー最大の魅力だと思っています。

5年乗った緑のディスカバリーは、乗り換え時に「さらば、緑のディスカバリー‐1327‐」という記事をUPしました。

なので、軽めにしておきます。 

そして、紺色の第4世代がやってきたのが2016年12月。

2017年5月。すぐにボートを積まれ、奈良県の七色ダムへ。

2018年の1月、「家族で47都道府県制覇」のために、大雪の蔵王へ。

かなりマナーの悪い車とでくわし、あやうく大事故になりそうな場面もありました。

2018年にバスボートを購入し、今度は牽引に変わりました。

流れは忘れてしまいましたが、ナンバープレートを貰うため、南港の近畿運輸局まで行ったこともありました。

2019年の1月は木曽福島へ。

オフロードカーは、やはり自然が良く似合うのです。

その後すぐに出掛けた伊豆半島の旅では、路肩にタイヤをぶつけてしまい、JAFにタイヤ交換して貰ったこともありました。

2024年8月、南紀白浜です。

ついに長男が免許を取りました。

初心者マークが付き、長男に運転して貰うことがあるとは、全くは想像していなかったのです。

子供達も、6歳、3歳からの付き合いなので、もやは家族のようなものです。

ディスカバリー誕生から35年。

そのうちの14年だけですが、40代、50代には常にディスカバリーがありました。

海、湖、雪山、そして仕事でも、撮影機材などを沢山積んで移動します。

心からディスカバリーを愛し、これだけその性能を必要としているのです。

ただ、最新の第5世代があまり好みでなく、現時点では動かなくなるまで乗ろうと思っています。

車を乗り継ぐ時は、感謝の気持ちをここで綴るのですが、その風景が全く想像できないのです。

ディスカバリー乗りは、縮めて「ディスコ」と言ったりします。

私のディスコ愛、伝わったでしょうか。

物づくりが仕事だからか、物に対する愛情はただならぬものがあります。

車やボートは、真の意味での相棒だと思っているのです。


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不完全っていいなあ‐2185‐

アトリエの最寄り駅は地下鉄平野。

出入口までは徒歩3、4分なので、地下鉄に乗るのにはかなり便利です。

この近さを経験していたので、移転先を探す際はかなり迷いました。

最終的には、地下鉄谷町6丁目の出入口まで徒歩6分で納得したのです。

谷6の駅は結構大きいので、8分くらいは見て貰った方が良いかもしれません。

地下鉄平野は、内環状線と南港通りの交点にあります。

その交差点が流町。

一筋西には平野区役所があります。

その間には、りそな銀行。

ダイコクドラッグ。

カラオケ、王将もあり、かなり便利な所でした。

それでも市内の中心部へ移転したく、今回決断をしたのです。

昨日は、イチローのアメリカ野球殿堂入りのニュースで持ち切りでした。

満票には1票届きませんでしたが、文句なしの殿堂入りでした。

満票はこれまで、元ヤンキースの守護神、マリアーノ・リベラたった1人だけ。

野手では、ザ・キャプテンこと、ヤンキースの象徴とも言えるデレク・ジーターが1票足らずとのことでした。

その点を考えるとかなりハードルが高いのかなと思っていましたが、394人中たった1人だけが投票しないとは……

この確率はほぼ100%といってよいでしょう。

その点に対するコメントが流石でした。

不完全であるっていうのはいいなあって

イチローの言葉は、ずっと追いかけてきました。

その中でも、今回の言葉は秀逸でした。

完璧ではないから、完璧を求め続ける

現在も完璧でなければ、移転したから完璧になる訳でもありません。

それでも、昨日よりは今日、今日よりは明日と、少しでも成長できるよう、前に進むしかありません。

イチローが「満足は求めることのなかにある」と言うように……

会見では、MLBに所属する日本人が少なすぎると、苦言も呈していました。

やるべきことをやり、言うべきことを言う。しかも言葉が強い。

夜、晩酌をしながら、こんなニュースを見れた時はとても寝つきが良いのです。

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初期三作品の魂百まで‐2184‐

「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」【CG movie】をUPしました。

よければご覧ください。

年明けから、寒い日が続いていました。

快晴の放射冷却は、寒くはありますがシャキッとします。

しかし今日は、久しぶりに温かい1日でした。

朝見ると、近所にあった大きな建物がほぼ無くなっています。

昨年から工事をしていましたが、今日あたりは仕事もはかどったでしょう。

しかし大変な仕事であるのは間違いありません。

「上町のアトリエ」近くにも解体現場。

解体あれば新築ありで、すぐ裏に建つのはタワーマンションでしょうか。

1995年、25歳の時にはじめてオファーを貰った仕事はかなり大きな規模の住宅でした。

鉄筋コンクリート造と木造の昆構造を採用しています。

2件目の仕事は、「白馬の山小屋」リノベーション計画。

建築コスト的にも、設計料的にも、相当に厳しい条件でした。

しかし、挑戦させてもらえたから今があるのは間違いありません。

そして3件目の仕事は「Spoon cafe」

阪急門戸厄神駅前で長らく続く、比較的大きな店舗を全面リニューアルしました。

「白馬の山小屋」 ほどではないものの、こちらも厳しい条件でした。

炭火で焼くハンバーグ。

そしてアートワークと、様々な挑戦をしたつもりです。

かなり長い年月をこのままで使って貰いましたが、再びリニューアルしたようでこの空間は残っていません。

それでも、本当に良い経験をさせて貰ったと感謝しています。

創業して今年で29年目に入りますが、これら初期の3作品での経験はかなり生きています。

「H型プランの平屋」等、鉄筋コンクリート造の建物もかなり経験させて貰いました。

「Spoon cafe」 の経験は、テナントでのクリニック計画等に、大きく役立っています。

リノベーションは、『大改造!!劇的ビフォーアフター』で担当した「住之江の元長屋」をはじめ、『住人十色』で放映された「回遊できる家」など、多くの作品がメディアで取り上げられました。

それも、これも、「白馬の山小屋」の計画と比べれば、何とでもなると腹をくくれていたからだと思います。

そう考えると「三つ子の魂百まで」ではありませんが、初期3作品の濃密な経験が、その後の仕事人生に大きく役立っていると分かります。

「初期三作品の魂百まで」です。

日本では、人口は減少の一途をたどり、空き家は増える一方。

おのずとリノベーションが増えていくことになります。

1月17日で、阪神淡路大震災から30年が経ったとニュースで取り上げられていました。

30年をひと世代とすると、再びリノベーションが注目されるようになると考えれば、面白いめぐりあわせだと思うのです。

その意味でも、 「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」で、都市型住宅のひとつの答えを示さなければと思っています。

2月12日(水)から、新アトリエで業務を開始するとアナウンスしました。

もう待った無しなので、腹をくくってやるしかないのです。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

お前が二十歳になったら‐2183‐

公園の樹々もすっかり葉を落とし、1月はもの寂しい時期でもあります。

ですが、成人式があるのもこの時期です。

月曜日の成人式に合わせて、長男が東京から帰省していました。

靴が無いということで、妻が大丸梅田へ同行し新調。

ベルトを忘れたというので、こちらは私の物でしのいで貰いました。

3月いっぱいで現在の国際寮を出なければならず、すでにマンションの契約を済ませていました。

その初期費用がウン十万円掛かるとのことで、そちらも支援が必要と。

私は全くお金を使っていないのですが、年始から出費が続きます。

区主催の成人式に参加し、その後母校での成人式に移動。

中学高校と卓球部に所属していた時の仲間たち。

その中でも、6年間一緒に通学した友人と。

彼が受検を突破するストロングとなったのが英語ですが、その添削をしてくれた先生とも。

お金はそれなりに掛かりましたが、これだけ周りに恵まれていたなら、親としては本当に嬉しい限りです。

式の後は、夜通しボーリングだったようですが、隣のレーンの人達が「成人式ですか?」と祝福してくれたそうです。

長男が言うには「東京では、これは絶対ないと思う」と。

大阪はやはり過ごしやすいそうです。

3泊の滞在をフルに楽しんでいました。

長男が小さい頃、河島英五の「野風増」をカラオケで歌った時、こんな気持ちになるのかなと思っていました。

♪お前が二十歳になったら 酒場で二人で飲みたいものだ

なのですが、長男はお酒があまり強くなく、ビール1杯がちょうど良いらしいのです。

飲んでいなくても、そういった場は十分楽しいとも。

それなら無理をして飲む必要もないので、食事をするときも勧めません。

飲まなければ、お酒で失敗することも無いので、飲まないに越したことはありませんし。

先の「野風増」に出てくる父親は、「お前の門出を祝う」と言い、「男は夢をもて」と言います。

感慨深いものがあるのかなと思っていましたが、そういった余裕もなく、計画を前に進めるため、日に夜を継いで働く毎日です。

加えて、自分に夢を持てと叱咤激励しています。

15年程前のイメージとはかなり違っていますが、そんな現実も悪くないかなと思います。

長男があと2年、長女があと6年で社会人になると考えれば、子育ても最終盤に入ってきました。

数年前にある後輩が「守谷さんも、すっかり社長然としているんでしょうね」と言っていましたが、いえいえどうして。

経営から、一兵卒の仕事まで、何でもというか、全てやっています。

そんな親を見てどう思うか分かりませんが、それが私なりの人生です。

大きな夢をもって、世の中の役に立ち、世の中に求められる仕事人になって欲しいと思います。

そして彼なりの人生を謳歌してくれればと願います。

成人おめでとう。

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年始から大当りだ‐2182‐

昨年の9月に、阪神高速松原線の瓜破交差点上の橋梁架け替え工事のことを書きました。

工事の開始は、2022年の6月でした。

完成予定は今年の3月末と告知されていましたが、昨年の12月7日に開通しました。

工事が始まった時は「3年も掛かるのか」と思っていました、終わってしまえば既成事実。何も無かったかのように通常運転です。

ただ、橋梁部はまだピカピカしています。

近所過ぎて、私にはあまり問題ありませんでしたが、大阪南部の方は3カ月の前倒しがとても助かると思います。

年始からの車移動は、なぜかジャガー。

愛車のディスカバリーが、扉のロックの調子が悪く、ディーラーへ修理に出しているのです。

ディーラーが、ジャガーとランドローバーを扱っている関係で、この車が代車になりました。

普段乗っている4駆と違って、流石に加速は気持ちよいものがあります。

なのですが、年明け早々にバックドアを開ける際、少し擦ってしまいました。

現在、娘がリハビリ中で松葉杖生活につき、妻が送り迎えをしています。

その際に、今度は妻が右後輪前を擦ってしまいました。

私は若い時から4駆一筋。

ハイラックスサーフを2台乗り継いで20年。

ディスカバリーを2台乗り継いで15年。

車高の高い車しか乗らないので、深く座るシートに少しソワソワしてしまいます。

妻は時々私の車を運転するだけなので尚更です。

ということで、こういった結果になってしまいました。

「修理が終わった」とディーラーから連絡があり、引き取りに向かいました。

大国町辺りを通っていると、かなり渋滞しています。

それを見て、十日戎が始まっていることに気付きました。

バタバタしているうちに、今年も10日が過ぎました。

代車のジャガーを返し。

ランドローバーのディスカバリーを引き取ってきました。

擦ったことを伝え、連休明けに見積りを送って貰うことになりました。

どんなトラブルがおこっても、心の中で「ラッキー」と叫びなさいと、始道塾の恩田塾長に教えてもらいました。

そんなことは出来ないのですが、それでもそうするよう努力するべきだと。

結構な額を覚悟していたドアの修理は思ったより安くあがりました。

ジャガーは擦っただけで済んだので、塗装のやり替えで済みます。

へこんでしまえば、板金修理になってしまいますし、もっと言えば、命に関わるような事故でなかったことを、心から喜ぶべきかもしれません。

年始から大当りと考えたら、極めて縁起のよいことかもしれません。

と、思うようにしています。

終わった過去を見ていても何も変わらないので、悩んでいる暇があったらすぐ行動に置き換えます。

心から安い見積りが上がってくることを祈りながら、この1年、スーパーアクティブに行きたいと思います。

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