日曜日は前々日までの雨予報を覆し、青空となりました。
娘にとっては小学校最後の運動会で、ひとえに喜んでいたのです。
戦時中、天気予報は最高レベルの国家機密だったいう記事を読みました。
ロケット、GPSなど、軍事技術の進歩が暮らしに恩恵を与えたのですが、天気予報こそ最たるものでしょう。
国の威信を掛けて取り組んできたはずが、ここまで見事に外れるとは。
自然とは凄いものです。
6年生の体格は、1年生の倍以上に感じます。
人が急速に成長する時期に、6学年もの子供達が会する小学校ほど、ドラマチックな風景は無いかもしれません。
それも今回で最後。
うちの子供達は、学年一とは言わないまでも、兄妹とも足が速く、運動会では随分楽しませて貰いました。
やはりリレーは今も花形種目です。
保育園の最終年では、アンカーでぶっちぎりの1位。最高に喜ばせてもらったのです。
今回は、1レースの第2走者で登場。
2位でバトンを受け取るとグングン加速し、第1コーナーでトップを捉えました。
バックストレートで帽子を飛ばして抜き去りトップへ。
無事第3走者へとバトンを渡しました。
チームは更にリードを広げて1位でゴール。
後で聞くと、「みんな喜んでくれたよ」と。
ひとり選手が足りないとかで、続く2レースにも登場。
そういえば、年長組の時も2回走っていました。
皆が求めてくれるなら、これ程遣り甲斐のあることはないはずです。
今度は4位でバトンを受け取りました。
特に走る練習をしている訳でも、教えた訳でもないのに、飛ぶように駆け抜けていきました。
3位との差はかなり縮めましたが、順位は変わらず。
続けてのレースで、大きく肩で息をしていましたが、充実感が伝わってくるようです。
運動会のラストを飾るのは恒例の組体操。
途中にダンスもあり。
ウェーブで締めくくりました。
運動会も色々と難しい時代に入っていますが、皆で協力する団体演技は素晴らしいものだと思っています。
“One of them”の人生を送って欲しくはありません。
だからこそ“One of them”の時間を、精一杯生きて欲しいと思うのです。
学生の頃「縛られたくない」と突っ張っていても、社会にでれば、そんな戯言は通用しません。
縛られないどころか、誰も興味さえ向けてくれません。本当の自由が待っているのです。
そんな人に限って「政治が悪い」などと言い出すもの。
我慢すべき時には我慢して学び、培った能力をいずれは世間にお返ししなければならないのです。
昨年から受け持って貰っている担任の先生も、最後の演技が終わった瞬間、涙ぐんでいるように見えました。
40歳少し前と聞いていますが、この日も全力疾走で校庭を駆けまわり、生徒に尽くしてくれていました。
こんなエネルギッシュな先生と出会えた子供達は幸せです。
塩漬けのない肉と折檻されない子供は腐敗する。
デンマークのことわざですが、勿論、折檻されたことも、手を上げられたこともありません。
厳しくも、愛情を持って指導して貰い、感謝しかないのです。
長男の時も、娘の時も、下町の公立小学校ですから色々ありました。
それでも娘が5、6年生を楽しく過ごせているのは、この先生に負うところが大きいと思っています。
夕食時「○○先生が走る姿は、ミッション・イン・ポッシブルのトム・クルーズばりだったと、褒めておいてあげてよ」と伝えました。
すると、兄妹に「どれだけ上から目線やねん」と突っ込まれました。
最大の賛辞のつもりで、出来れば本当に一杯奢って差し上げたいくらいなのですが。
全力を出さなければ言い訳ばかりが先に立ちます。
全力に悔いなし。
いつも変わらぬ原理原則です。
それは、そうしなかったことがあり、それを認めた人にしか分からないことでもあるのです。
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