
この時期、8時頃になると屋上に日が差してきます。

ジョギングから戻ると、屋上で軽くストレッチして、少し瞑想します。
街中なので空は小さいですが、それでも南がある程度開けているのは気持ちが良いものです。

長堀通は車道が19m、歩道が4mあります。
歩道沿いには、ほぼ街路樹が植わっています。

アトリエの斜め前にもありますが、トウネズミモチでしょうか。

街路樹は毎年ばっさり剪定されるので、愛想のある樹形ではありませんが、それでも緑が見えると嬉しいものです。

恥ずかしいことに、まだ1階部分が完成しておらず……
普段はシャッターを下ろしていることが大半です。

小さなシャッターポストが付いているので、このような感じで投函されるのです。

1階に降りたついでに郵便物の確認に行くと、葉っぱのようなものが落ちています。
近付いてみると、いわゆるネコジャラシでした。正確な名前はエノコログサ。
アワの原種ともされる、イネ科の植物です。
私には必要のないものですし、投函してもらうべきものではありません。
しかし、腹も立ちませんし、嫌な気持に全くならなかったのです。
思い描いたストーリーはこうです。
夕方、仕事を終えた若いお母さんが、谷町6丁目の駅で降りて、保育園に子供を迎えに行きます。
2人で自宅マンションに向って歩いて帰る途中、3歳になる男の子が街路樹の足元に生えているネコジャラシを引き抜きました。
お母さんは「〇〇君、それはお家までもって帰れないね」と。
「うん、分かった」といった〇〇君は、丁度目のまえにあった、小さなシャッターポストを見付け、そこに捨てたのです。
お母さんは若干慌てましたが、わざわざインターホンを押すほどでもないと思い、「そこは人の家なので、捨てるところではないのよ」と彼に言い、苦笑いしながら家路を急いだのです。

全くの想像ですが、何となくそのようなストーリーが浮かんできました。
ただ、物事の解釈は、こちらの考え方次第なのだなとも思ったのです。
もし、タバコの吸い殻が捨てられていたらそうは思えなかったかもしれません。
しかし、反対に言えば、どんな事があったとしても、やたらと神経をすり減らすことはないかなとも考えたのです。
「現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の人の一生分」と聞いたことがあります。
真偽の程は分かりませんが、もしそうだとしたら、受け取る側も何か工夫する必要がありそうです。
大谷翔平選手をはじめ、多くの一流アスリートは「自分の出来ることに集中する」と繰り返します。
ネコジャラシの件で、その一端を自分なりに感じることが出来たような気がしたのです。
■■10月1日(水)『建築人 10月号』に「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」
が掲載されました■■
■■■8月1日(金)患者さんでなくても立ち寄ってほしい「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」がJIA(日本建築家協会)のトップページに掲載されました■■■
■9月28日(日)地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の内覧会開催■
■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■



































































































