熊に驚き、感謝する‐1746‐

 11月も後半に入り、熊野街道沿いの山々も色付いてきました。

 10月の釣行時以来の池原ダムへ。

 今週は試合があるようで、トボトスロープも満員御礼です。

 ずらりと車が並ぶ中、浜松ナンバーの車がありました。

 声を掛けてみると「5時間掛かるので年に4、5回ですが、池原が大好きなんです」と。

 ボートを牽引しての運転は大変だと思いますが、その魅力があることも良く分かります。

 この時期は、景色が特に素晴らしいのです。

 今年はコロナの影響もあって、隣接するキャンプ場は賑わっています。

 この閉塞感の中、出来るだけ密にならず、リフレッシュしたいという思いは皆同じです。

 しかし感染者数は再び増加傾向のよう。

 「絶対貰わない」は簡単ではありませんが、「絶対うつさない」はかなりの確率で出来るようです。

 ひとりひとりの心掛けで、今後の未来は大きく変わるはず。

 前回の釣行で少し成長したかなと思っていた、すぐにきました。

 水温も高かったので、浅いところから狙っていきました。

 読み通りと言いたいところですが、まずまずのサイズはこの1本だけ。

 その他のサイズは選べませんでしたが、秋は厳しいのである程度納得です。

 思うようにならないから、自然の中で遊ぶのは楽しいのですし。

 前回お隣さんに教えて貰ったみかんを買いにきました。

 169号線のカーブにあるので「カーブの店」

 熊野でとれる南紀みかんはあまり関西には出回らないそうです。

 大きさこそ小さめですが、房の皮は薄く上品な甘さ。

 みかん好きの娘もかなり喜んでいたので、お土産にはお勧めです。

 大自然に触れたくてやってくるのですが、動物も色々居ます。

 こちらは切り株に止まるトンビで、ちょっと格好いい。

 猪も湖畔まで下りてきました。

 その他には、鹿と猿も見かけました。

 ボートで走っていると、水面から少し顔を出した動物が。

 猪かな……と思っていたら真っ黒な熊!

 対岸から200m以上を泳いで来たようで、その呼吸音があたりに響きます。

 ぶつかりそうになったので、大きくUターンしました。

 波が立っていて、エンジン音がうるさいのはそのためです。

 25年池原に通っていますが、熊を見るのは2回目です。

 エレキモーターに切り替えて撮ったのですが、正直かなり怖かったです。

 早い早いと聞いていましたが、泳ぐのも駆け上がるのもここまで早いとは。

 2回目と書きましたが、もう1回も今年の前半でした。

 その時は、ガサッと音がしたのでカメラを出したのですが間に合わず。

 今年はドングリが不作だとよく聞きます。

 これだけ豊かに見える大台ヶ原山系も不作なのでしょうか。

 私は特に動物愛護派という訳ではありませんが、野生の生き物に会えるのは楽しみにしています。

 しかしボートからという特殊な状況とは言え、数メートルで熊を見て、その素早い動きや、荒い呼吸音を聞いて、改めて「獣」だと分かりました。

 とても人が太刀打ちできるものではないと実感したのです。

 普段から会わないように心掛けていますが、いざという時の為に、唐辛子スプレーを携帯しています。

 携帯用のこのサイズなら、噴射距離はたった2m。

 本当のそんな状況になったら、使えるか分かりませんが、何か打てる手があるだけでも気持ちが違うと思っているのです。

 遊ぶために仕事をしている訳ではありませんが、コロナ下の世界でも、好きな景色を見に行け、食べたいものを食べることができます。

 行きの車で何気なくラジオを付けると、書道家・武田双雲さんが話しをされていました。

 「感謝力をもっともっと高めていきたい」

 感謝を常とする人の回りには、何故かそういった人が集まってきて、より感謝できる状況が出来て行く。そんなお話しでした。

 どんな事においても、熱意や向上心は常に持ち続けてきたつもりです。

 しかし、この感謝力という力。今までの私に足りていなかったものだと良く分かります。

 仕事があることに感謝。行きたい所があることに感謝。みかんに、猪に、熊に、感謝、感謝、感謝しなければなりません。

 熊と遭遇したのは、トボトスロープからそう遠くはありません。ここまで近くで熊が暮らしていたとは。

 そうか、だから熊野なんだと至極納得。やっぱり熊に感謝なのです。

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■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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