残念、初天神祭り‐2239‐

上町に移転してきて初めての夏。

周辺をジョギングしていても、7月25日が近付いてくると、いやがうえにも、天神祭りを意識しない訳にはいきません。

天神橋北詰あたりは天神浜というようです。

周辺の企業も、何かしらの協力をしているのでしょう。

今まであまり縁の無かった天神祭りですが、少し歩けば花火が見れそうなので、仕事終わりに出掛けてみました。

夕日を受けたクリスタルタワーは金色に輝いています。

しかし、甘くなかった……

花火がよく見える場所は、すでに人が居るので、歩き続けるしかありません。

そのあたりは、警察や警備の人たちも徹底していました。

確かにそうしなければ、危険なくらいの人、人、人、です。

大川左岸は、意外に木が高くその間から、時々見える感じ。

木が途切れているところは、人も立ち止まってスマホをかざしています。私もそのひとりですが。

ちょっと早めに退散しましたが、それでも人出は増す一方といった感じでした。

初天神祭りは、花火に関しては惨敗といった感じでした。

それでも、花火の音だけ聞きながら、出店めぐりも意外に楽しいものです。

何より、「初」がまだまだあるのは嬉しいことです。

毎年チャンスがあるので、少しずつ開拓していきたいと思います。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

清州城から大須商店街、老舗の味噌煮込みうどんを食す‐2238‐

昨日も暑い一日でしたが、上本町駅発、8時3分の近鉄特急に乗車します。

ひのとりで一路名古屋へ。

そのままJR東海道本線の岐阜行きに乗り換えました。

清洲までやってきました。

那古屋城で生まれた信長は、織田家内の争いにも勝ち、清洲城を天下取りへの足掛かりにします。

清洲城の正確な位置は分かっていないようで、更に信長が清洲に居たころは天守閣は無かったとされています。

なのでこの清洲城は完全に復元ですが、それでもテンションが上がります。

先日、堺屋太一の「鬼と人と」を読み終えたばかりだからです。

武田氏討伐から、本能寺の変までの約3ヵ月が描かれています。

天下統一へとひた走る革命児、織田信長と、格式と伝統を重んじる明智光秀が、同じ場面を交互に独白するというスタイルが貫かれています。

全く同じ現実を見ているにも関わらず、2人の心が離れていく様子が、繊細に描かれているのです。

詳細な調査があっての小説でしょうが、作者の想像であるのは間違いありません。

それでも、大いに納得できる展開でした。

信長の武将としての優秀さや特異さは、色々な本で読みましたが、堺屋太一らしく、経済面での手腕に何度もフォーカスしていました。

金銭で武士を雇う事をいち早く始めたことと、やはり楽市楽座です。

占領地で楽市楽座を布告し、免税、税の公平化、街道通行料の無料化など、国を潤すために、商人を非常に大切にしたのです。

清洲城近くにある清洲公園には、信長とその妻、濃姫の銅像がありました。

この信長がなかなかに格好がよく、炎天下の中、わざわざ写真を撮りに行ってきました。

隣国、美濃国の大名だった斎藤道三の娘が濃姫ですが、義理の姉、お市の方と共に大変美しい女性として描かれることが殆んどです。

このあたりは、司馬遼太郎の「国盗り物語」が滅茶苦茶に面白いので、熱烈推薦しておきます。

名古屋への戻りは、新清洲駅から名鉄にしました。

名鉄の車両を見ると、名古屋、岐阜にきた感じがするのです。

金山で地下鉄に乗り換え、大須商店街へ。

今回の名古屋行きは「大須商店街がおもしろいらしい」と妻が言いだしたことに始まります。

実際に行ってみると、東西南北に何筋も商店街があり、規模が大きく、かなかなの活気です。

屋根が架かっているのと、店から冷気が流れ出しているからか、結構涼しいのです。

食べ歩きできるような店が多いのも人気の秘密でしょうか。

旅先の楽しみは、勿論昼食です。

あまり探さずに入ったのですが、かなり美味しかったです。

妻は親子入味噌煮込みうどん(鶏肉と卵入り)、私はきしめんの味噌鍋にしてみました。

噌煮込みうどんは専用の麺を生から煮るのが、味噌鍋との違いとのこと。 よってコシがかなり残っています。

圧倒的に親子入味噌煮込みうどんに軍配です。

郷に入っては郷に従え、でした。

あとで調べてみると、将棋の藤井名人が勝負飯に食べたという、老舗の名店でした。

あちこちに「頑張れ、武蔵川部屋」と書いた幟が立っていたのですが、店のすぐ横に土俵がありました。

そう言えば、朝、ひのとりに乗った瞬間から、4人で向かい合わせに座り、ビールで乾杯していた家族がいました。

千秋楽を楽しみにしていたのでしょう。朝8時から、隣ではガンガンビールを飲みながら盛り上がっています。

静かに読書という訳には行きませんでしたが、それも旅の味わいです。

帰りはプレミアムシートが取れたので、いたって快適。

妻は2時間ずっと寝ていましたが。

私はかなりの旅好きですが、近い遠いに関わらず、移動すること自体が大好きです。

昨年の冬からこの夏にかけては、 「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」 に時間を取られたので、あまり出掛けられませんでした。

もう少しだけ工事は残っていますが、ようやく終わりが見えてきました。

今日は7月28日。55歳の誕生日です。

よって、ゴーゴーな1年にしたいと思います。

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全てはこの1枚のために、建築確認の検査済証‐2237‐

今日は、最終盤の地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の現場へ行っていました。

晴れた日には、白い外壁と、シルバーの庇が良く映えています。

屋上からの景色も素晴らしいものでした。

スタッフエリアのカウンターからも楽しめるようになっています。

この計画が大変だったのは、増築だったからです。

この渡り廊下で、既存クリニックと繋がっているのです。

規模が大きくなったので、既存クリニックに法が訴求し、新たな設備を追加したり、既存建物が現行法規に合致していることを証明する必要がありました。

先週の建築確認の完了検査の際、ベテランの検査員の方が「増築は新築の5倍は大変だったでしょう」と。


この苦労を理解できるのは、審査機関の方だけかもしれません。

福祉のまちづくり条例の検査も同時に実施。

小便器の一番低いところは35cmより低くないといけないと、条令に明記されているのです。

これはほんの一端ですが。

続けて、消防の検査も実施。

感知器等をチェックしていきます。

全て合格し、検査済証を取得できました。

こちらが、建築確認申請の検査済証。

こちらが、消防設備等検査済証。

2023年の9月に「ささき整形外科デイケアセンター」完成後に相談を受け、ようやくこの日を迎えることができました。

普段法規制を意識することはあまりないと思いますが、建築家の仕事は、安全、快適、美しさなどと共に、法規をクリアしなければなりません。

正直、最後の部分は前の3つを実現するために、仕方なしに頑張っているというのが本音でしょうか。

ただ、その分クリアしたときの気分は結構よいのです。

全てはこの1枚のために。

新築の場合はそこまで難易度は高くありませんが、増築につき、そんな気分です。

今夜は、全てはこの1杯のために。ひとりで祝杯をあげるつもりです。

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施政者に望む、細やかな幸せ‐2236‐

関東甲信越・北陸・東北南部も、先週金曜日にようやく梅雨明け宣言がでました。

大阪は6月中に梅雨明けし、夏本番を迎えていましたが、最近の積乱雲は怖いくらいの大きさまで成長します。

入道雲と言うよりは、竜の巣といったほうが良いくらいでしょうか。

もちろん「天空の城ラピュタ」に登場する「竜の巣」に見立ててです。

昨日は選挙でしたが、投票となると億劫になってしまうのが正直なところです。

政党、候補者、政策などは、新聞の別冊版をさっと目を通しただけ。それで判断するのは、正直気が重い。

それなら普段から、目を配っておけばよいのですが、そこまで時間を割いてまでとは思えず……

ただ、投票会場が 大阪府立中央聴覚支援学校だったので、それは楽しみにしていました。

大阪市立聾学校の表札もありますが、それは過去の名称のようです。

すぐ近所にありますが、広い学校だなと思っていました。

都心部の学校だけに、風景もそれらしいものです。

タワーマンションに囲まれる風景も独特。

少し調べてみると、こちらの校舎の設計は梓設計のようです。

1990年頃の竣工なら、ポストモダン様式のデザインも納得できます。

「手話とともに未来へ」

校舎に横断幕が掛かっていました。

手話ができなければ、 聴覚に障害がある人とコミュニケーションを取ることは困難です。

秋篠宮家の佳子さまが、手話で会話している姿をよく見ますが、本当に立派だなと思っていました。

しかし考えてみれば、英語を勉強するのと同じように、授業として手話があってもよい気がします。

本当に目を配るべきところは、こんなところのような気がします。

昨日は、仕事半日、雑用半日を済ませると、キッチンから枝豆を湯がく、良い匂いが漂ってきました。

旬の枝豆は、値段もリーズナブルな上に、味も最高です。

ヘレカツとで晩酌をすれば、それより幸せなことなどありません。

大阪選挙区には19人が立候補し4人の議員が誕生しました。

変化は大歓迎、まずは御手並み拝見です。

しかし、国民が彼らに望むことは、大それた無理難題ではありません。

真面目に働けば、家族と共にささやかな幸せが得られる。その程度だと思うのです。

なので、俺が俺がというスタンドプレーだけは勘弁してもらいたいと思います。

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玉造稲荷神社で上方地車囃子、夕涼みは郷愁と共に‐2235‐

エレベーターのあるリハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」【ゲンバ日記チャンネル】Episode3を、昨日公開しました。

なかなか苦心した増築計画ですが、よければご覧ください。

長堀通には、6月頃から生國魂神社や玉造稲荷神社の夏祭りの幟があちこちに立っていました。

玉造稲荷神社は7月15日と16日。

上町に越して来てから初めての夏です。
昨日、娘が帰宅したタイミングで家族で行ってきました。

まずは本殿を参拝。

誰も小銭を持っていないので、お賽銭は私の財布からですが。

娘は、とにかく何かを買いたいらしく、屋台を物色してまわります。

チョコレートでコーティングされたバナナが500円。

なかなかの見た目で、私は遠慮しておきました。

ただ見ていると、フライドポテト400円から、唐揚げも400円からとあります。この物価上昇のなか、なかなかリーズナブルな価格設定だと思います。

メインのお客さんは若い世代だから、頑張っているのでしょう。

それなら、ビッグエンタープライズも可能では?と思ってしまいました。

狭くもなく、広くもない境内ですが、若い世代でごった返していました。

ベビーカステラを食べ、最後はフルーツでしめるそうです。

200円は本当にサービス価格な感じがしました。

一番奥に、舞台が組まれていました。

20時半を過ぎた頃、祭囃子が聞こえてきました。

上方地車囃子保存会とあります。

そういえば、平野のアトリエ前を通るだんじりも、同じ祭り囃子でした。

保存会とあるだけに、動きもどこか気品がある感じがします。

20時頃に着いたのですが、都心部は夜でも本当に暑くなりました。

小学校の頃、ランニングシャツになれば夕方は快適に遊べた気がします。

夕涼み

郷愁と共に、過去の言葉になってしまったようです。

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ブルーインパルス狂騒曲‐2234‐

昨日の日曜日は、14時半に上町のアトリエから徒歩6分の難波宮跡公園へ。

ご近所さんも続々と自転車で駆けつけています。

週末から、Web上でもブルーインパルスの記事がかなり上がっていましたが、上町界隈もご多分にもれずです。

普段のジョギングコースでもありますが、ここは大化の改新の部隊にもなった難波宮があった場所です。

それで、何もないだだっ広い野原なのです。

ブルーインパルスが万博会場へ向うルートになっているので、観覧ポイントにもなっていました。

関西万博開幕の 4月13日(日)の際は、関空を飛び立ったものの、天候が悪化してやむなく帰還。

小雨の中、周辺からため息がもれていました。

しかし、そのお陰で大阪城とブルーインパルスが見えるはずの場所はリサーチ済みです。

前回のこともあってか、今回は13日(土)と14日(日)の2回チャンスがありました。

土曜日は予定があったので来れなかったのですが、前日も難波宮跡公園で見ておられたベテランさんが、「通天閣がある、あっちの方向から飛んでくるから」と話しているのが聞こえてきました。

それで、2つのマンションの間から飛んでくるのだなと準備していました。

すると、高いほうのタワーマンションの影から、轟音とともに、いきなり視界に飛び込んできたのです。

慌てて録画ボタンを押したので、ぼけた場面もありましたが、よく撮れたほうかなと自我自賛です。

タワーマンション横のビルの屋上にも人の姿が見えています。

完全にお祭り騒ぎでした。

大阪城で西へ旋回し、一旦見えなくなりましたが、太陽の塔、枚方パークを回ったあと、再び大阪城の上を通過して南西にある万博会場へ。

2度目も真下から見ることができましたが、通過と共に歓声と拍手が起こっていました。

周辺では「iPhoneが熱くなりすぎて、肝心な時に録画できひんわ~」と言っているおじさんが居ました。

ちょっと可愛そうでしたが、そのお陰でギリギリまで影の下にiPhoneをキープしておいたのです。

防衛省・自衛隊は 「大阪の空を見上げよう」のハッシュタグをつけての投稿を呼びかけました。

空を見上げるって、とってもいい気分です。

ブルーインパルスは初体験でしたが、いい日曜日の午後になりました。

青い衝撃は突然に。

ブルーインパルス狂騒曲でした。

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自転車の天敵とできる人‐2233‐

上町に越してきたら、すぐに自転車を修理したいと思っていました。

近所に専門店があるなと思っていたのです。

2013年に買ったカゴ付き自転車はかなり気に入っていますが、ディスクブレーキを直してくれるところがなかなかなく……

散々探し回った結果、意外にもイオンサイクル喜連瓜破店だけが引き受けてくれたのです。

ただ、チェーンのがたつきは「ギアから全部交換になるので、ウチではできないんです」と言われていました。

少し時間に余裕ができたので「パークサイドバイシクルズ」へ相談にいくと、店主が「ああいいですよ~、3万までは掛からないと思います」と。

即答でした。

心の中で「この人できる!」と。

1週間ほどすると部品が入ってきたので、再度預けにいきました。

ギアもブレーキもピカピカになって帰ってきたのです。

そうなると、自転車で出掛けたくなります。

上町周辺は坂が多いですが、私の愛車は5段変速なので1速にすれば、前の坂も何とか立ちこぎしなくても大丈夫です。

近所にある、大阪女学院正面の坂はかなりの勾配。

このくらいになってくると、自転車は下りて押さないと厳しくなります。

しかし、この坂を毎日登っていれば、生徒さんはかなり鍛えられそう。

天満橋の八軒家浜に出るあたりの坂はこの勾配です。

妻と娘は電動自転車に乗っているのですが、ちょっと遠出するなら私も欲しいなと思っていました。

実際、このあたりの電動自転車率は、かなり高いものがあります。

先の大阪女学院ですが、西の通りはこのくらいの坂なので、自転車でも何とか登れます。

よくよくルートをリサーチすれば、何とかなることが分かってきました。

それで先日、グランフロントまで行ってみたのです。

坂はなんとかなりましたが、梅田のど真ん中を横切るのは、人の多さでなかなか大変でした。

帰りは、北側に大回りして、中崎町あたりを通ってみましたが、その問題は解決できそうです。

自転車置場も、150円くらい出せば結構あるのですが、グランフロントには2時間無料の駐輪場もありました。

北館は170台分ありますが、2割くらいは空いていたでしょうか。

うめ北広場には530台分があるようですが、こちらは思ったより小さいなという印象でした。

パリ、ローマ、シアトルなど、自転車にやさしい街は沢山あります。

日本でも、自転車レーンが急速に増えていますが、これはどんどん進めばよいなと思います。

本気のサイクリストは別にして、自転車の天敵は急な坂です。

Googleマップでルート検索をすると、高低差まで見れるのは本当に助かりますし、見ていて楽しい。

先の 「パークサイドバイシクルズ」 ですが、こちらも坂の横にありました。

店主に「パークサイドのパークは、大阪城公園のことですか」と聞くと、「引っ越ししてくる前の店が、同座公園の横だったんです」とのこと。

それを聞いて納得できました。

車にしても自転車にしても、こういったメンテナンスをしてくれる店があってこそ安心して乗れるというものです。

今までお願いしてきた自動車工場が遠くなったので、車のほうもリサーチ中です。

ちょっと期待している店があって、楽しみもあり、やや不安もあり。

多分できる人だと思っているのですが。

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米と米騒動3選‐2232‐

「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」 ですが、1階の駐車場が完成しておらず、まだ車をこちらに持ってきていません。

昨日は、久し振りに自分の車に乗りましたが、2ヵ月振りだったでしょうか。

ハイラックスサーフからディスカバリーに変えて14年経ちますが、急に運転すると、いまだにウインカーとワイパーを間違ってしまうのには、我ながら驚きます。

行き先は奈良盆地の西端、葛城市。

葛城市の真ん中を南北に貫く山麓線は、南阪和道ができるまでよく使っていました。

のどかな風景の中を走る快適かつお気に入りのルートです。

所用を済ませると、ちょっと辺りを散策しました。

小さな水路ですが、澄んだ水が豊富に流れています。

葛城山系の麓まで続く棚田を潤しているのが分かります。

暑くはありますが、古い街並みにほっとするのです。

二塚古墳は景色がよいとあったので、少し登ってみました。

6世紀中頃に造られた前方後円墳です。

大きな尾根を削ってつくられたので、見晴らしがよいのですが、かつては「銭取塚」と呼ばれていたそう。

よほどお金が掛かったことが、1500年の時を超えて伝えられてきたのでしょうか。

 二塚古墳の上にもまだまだ棚田が続きます。

シンガポールの屋上絶景プールのような景色、とは言いすぎでしょうか。

こちらが棚田100選に選ばれているのかは知りませんが、やはり日本は米の国です。

天保の大飢饉の際には、豪商が米を買い占めて高騰。それを不服として大塩平八郎の乱がおこります。

大塩平八郎は奉行所の役人でしたが、奉行所の政治を良しとせず乱を起こしたのですが、失敗に終わり自決することになりました。

米に職と命を賭したのです。

また、昨年から今年にかけての高騰は、令和の米騒動とも呼ばれます。


大臣が辞任したりもしましたが、備蓄米の放出、海外米の輸入などで、政府も沈静化を図っています。

もうひとつの令和の米騒動が2023年に起こっていました。

当時、中日ドラゴンズの立浪監督が「試合前の食事会場から炊飯器を撤去した」という報道に端を発します。

後に「試合前に食べすぎるなと言っただけ」と語りましたが、「何本かの指に入るくらい叩かれた」とも述懐しています。

これだけ、米の話となると日本人は熱くなってしまうのですが、スポーツ新聞的なこのニュースが何だか妙に好きなのです。

米は大好きですが、好きすぎて普段はあまり食べないようにしています。

それだけに、たまに食べる白米は完全にご馳走です。卵、納豆、梅干しがあれば、他に望みはありません。

我ながら、なんとリーズナブルなのかと褒めてあげたくなるのです。

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絶妙、ケユカ‐2231‐

今日17時頃、兵庫県の太子町を出ました。

地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の定例会議でした。

ようやく足場が取れたので、また【ゲンバ日記チャンネル】もUPしたいと思います。

大阪駅まで戻ってきたのは19時半でした。

夏至を過ぎたばかりなので、まだ日が残っています。

グランフロント前の喧騒とは、全く違う景色の地下1階です。

緑のくまが見えています。

地上から、地下へ水が流れる景色は、目にも涼やか。

しかし実際は、湿気十分の熱風が吹き下ろしてきます。

景色と熱風のコントラストが、より体感温度を上げるのです。

今日も本当に暑い一日でした。

その脇にあるケユカ。

建築金物のメーカー、カワジュンが立ち上げたブランドだそうです。

カワジュンは、インターホンを隠すカバーをよく使っています。

レバーハンドルや、戸当たり金物もセンスがよいなと思っていました。

妻が評判を聞きつけて、買い物するのに付きあったのですが、ついこのマグカップを買ってしまいました。

合せて、このボトルも。どちらも990円です。

非常に使い勝手がよいのです。

まず、汚れるとやっかいなパッキン類を、最小にする努力を感じます。

取り外しもしやすく、かつ密着するギリギリを狙っているのも伝わってきます。

こういった生活雑貨は、無印良品という先駆者であり大巨人がいます。

多くのブランドがそうであるように、意識しない訳にはいきません。それは、ケユカからも感じましたが、合わせてオリジナリティも感じたのです。

蓋付きマグカップやボトルに関しては、ホームセンターなどで売っている2、3千円くらいの物を買ってみたのですが、しっくりきていませんでした。

その点でも、絶妙な値段設定だと思います。

何より、思わず手にとってしまった一番の理由は、フォルムと色だと思います。

そこを徹底せずに、良いものが生まれてくることはないと思います。

このタイプのグレーは本当に繊細で、赤味と黄色味の配分で、すぐに品を失ってしまうのです。

今回の満足で、ケユカに対する私のブランド価値は大きく上がりました。

と言うか、すでにファンになっているのだと思います。

1号店は2000年とありました。

すでに四半世紀の実績があるにも関らず、全く接点がなく失礼しました。

これからは注視していきたいと思います。

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