セブンドリーマーズの社長、阪根が「賢者の選択 Leaders」という番組に出演していました。
何度か書きましたが、彼とは中学校からの付き合いです。
一昨日、webサイトにも放送回がUPされました。
セブンドリーマーズ社は現時点で、カーボンゴルフシャフト部門、ヘルスケア部門などを持ちます。
当事務所はカーボンゴルフシャフト部門の、直営3店舗をデザインしました。
2014年2月オープンの「芝公園ラボ」。
番組内でもフィッティングの様子が紹介されていました。
そして、2015年4月2日にグランドオープンした「梅田ラボ」。ようやく竣工写真が上がってきました。
「梅田ラボ」は、過去2店舗の黒を基調としたデザインとは趣を異にし、より広い層に足を運んだ貰うという目的がありました。
店舗面積は過去最大で、試打エリアも2打席になりました。
1人1人のスイングデータを取り、完全オリジナルのゴルフシャフトをつくるのはどの店舗も同じです。
ラウンジエリアには、ル・コルビュジエ、イサム・ノグチの名作が並んでいます。
黒いダイヤモンドをモチーフにしたディスプレイと共に、この店舗の位置づけを表しているのです。
番組では、彼の半生とセブンドリーマズ創設までの道のりを、非常に分りやすく、面白く語っていました。
コミュニケーション能力の高さは昔からですが、更に貫禄がついたな、というのが素直な感想です。
母体となっているCFRPのトップ企業、スーパーレジン工業の高い技術力があるとは言え、やはりリーダーの選択が会社の行く末を決めるのです。
売り上げ3500億が目標という数字を聞くと、多くの社員を率いるその重責が伝わってきます。
つい先程まで、建築家・槙文彦の講演を聞いていました。
現在86歳。
東大の丹下健三研究室出身で、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞をはじめ、全てのものを手に入れたと言ってよい、生きるレジェンドです。
9・11テロの跡地に建つ、4つのスカイスクレパーの1つが4WTC(4ワールドトレードセンター)。
これも2013年の彼の作品です。
しかし語られた言葉は穏やかなものでした。
「街に、ささやかな核をつくるのが建築家の役割」
「ニーチェは、孤独は最高のホームと言った。百貨店のトイレ前のソファーでなく、街にも独りを楽しめるような空間が必要です」
目の前にいるのは、86歳の老人です。しかし、まぎれもない、世界最高峰の建築家。
役割が、人を無限に成長させるのでしょう。
若い女性は弱くとも、母となれば強いのです。いや、強くならざるえないのです。
規模は違えど、私もリーダーであり建築家。常に世界一の頂を目指し、登り続けるだけです。