タグ別アーカイブ: ブラックバス

夏の思い出、になれば‐1817‐

今日からオリンピック休暇が始まりました。

土曜日が休みなら4連休

連休中は、良い天気に恵まれそうです。

オリンピックの開会を明日に控えますが、微妙な雰囲気であることは否めません。

ただ折角の休暇。十分にケアした上で楽しみたいところです。

一路、169号線熊野街道を南下します。

先々週に続き、下北山村の池原ダムにやって来ました。

目的は知人親子のガイドです。

知人と書きましたが、大学時代の後輩でもあるY親子。

到着したのは9時頃でした。

小学1年生のお子さんはかなりの釣り好きと聞いていました。

出船の準備をする間も釣りをしたいと。

で、道具を渡すと1投目で早速釣り上げました。

35cmと、なかなかのサイズ。

1匹釣ってからの出船です。

暑いので、池原ダム最大の滝を攻めてみます。

お父さんとは、若い頃は何度もバスフィッシングに来たことがあります。

しかし池原ダムに来たのは10年振りくらいでしょうか。

お父さんの面目躍如。

39cmでした。

小1君へ私の勝手な目標は以下の通りでした。

「5本捕獲、うち1本35cm以上」

初日でほぼクリアするくらい、釣りが上手でした。

もうひとつのハードルは晩御飯。

ご飯は若干硬め。

それでも何とか甘口カレーを喜んで食べてくれました。

ハングリー・イズ・ベストソース

です。

もう一日あるので、小1君の目標を45cm以上に引き上げてみます。

今までに釣ったことがないのかなと思っていたら、1匹だけ釣ったことがあるそうです。

人生1匹目と2匹目は随分違いますが、それでも夏の思い出になればと。

もう一日ガイドします。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

やっぱり釣りが好き‐1719‐

月曜日に長男を橿原神宮前まで送り届けた後、スーパーで食料を補給。

169号線を南下し、再び池原ダムに戻ります。

明日香村を通るので、古墳らしき丘をいくつも見ることができます。

いつも通過するだけですが、景色がのどかでとても好きな道なのです。

戻ると夜になりましたが、食事を準備し終えた頃、友人親子がバンガローに到着しました。

中学一年になった長男君は、バスフィッシングが大好きと聞き、昨年のゴールデンウィークにも招待しました。

この時は思ったように釣らせてあげることができずで、帰着後の桟橋で小バスを2匹釣っただけでした。

それが人生初のバスで、以降は釣れていないと聞ていました。

それでもバス釣りが大好きと聞き、今年のゴールデンウィークも再度招待していたのです。

しかし緊急事態宣言で全てキャンセルとなり、夏季休暇でのリベンジとなりました。

明日は何としてでも釣らせねばと思いながらも、遅くまで友人と話し込んでしまいました。

朝一、池原ダム最大の滝に到着するやいなや、1匹目を釣り上げました。

お父さんもこれでひと安心。

しかし彼もどんどん釣り上げて行きます。

このあたりは親子であっても遠慮はありません。

入れ食いとまでは行かないまでも、2人とも10匹近くは釣ったと思います。

何より、これだけ嬉しそうにしてくれたなら、プラクティスした甲斐があるというものです。

これが彼の最大魚だったでしょうか。

暑くはありましたが、風も穏やかで釣りやすい一日でした。

池原の大自然と共に楽しんでくれたなら何よりです。

長男と合せて、三日間ガイドに徹しましたが、見てまわると色々な情報が手に入ります。

その後の二日間、頭をフル回転させて池原全域をひとりで回りました。

翌日は42cmまで。

夕まずめの、流れ込みがらみでした。

翌々日は54cmまでを。

朝一番の岬を回遊する魚をサイトで。

どちらもイメージ通りに展開できた、納得の魚です。

5日間、朝から晩までただ釣りをしました。生まれて初めてのことです。

昼間は暑いので休憩しますが、それでもクタクタになるまで釣りをしました。

バンガローと桟橋を通勤のように往復する日々が、これ程幸せな時間だったとは……

バス釣りの魅力は色々ありますが、考えれば考える程、上達することだと思います。

多分、中学生の彼と変わらないくらい好きなのだと思います。

実はこの答え合わせ、必ず正解を見つける必要がありました。

その訳は次回に。2度引っ張りましたが、次回の3話で完結です。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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愛するもの‐1700‐

 2月上旬に訪れて以来、4ヵ月振りに池原ダムへ行ってきました。

 前回時の最低気温は-1℃、最高気温は3℃。

 季節は進み、最高気温は30℃近くまで上がりました。

 何人かの常連さんと会いましたが、自粛明け初という人が殆ど。

 皆、自然に顔がほころんでいます。

 湖上へ出て、朝日があたる山肌を見て「また帰ってこれたんだな」と。

 一生来れないことは無いとは思っていましたが、それでも感慨深いものがあります。

 会えたのは魚だけではありません。

 マガモ。

 2匹の鹿は親子でしょうか。

 何だか愛情があふれています。
 

 愛情は感じませんがシマヘビとも。


 
 自粛明け初の週末でもあり、かなりの数のボートが浮いていました。

 しかし、このくらいのサイズならいくらでもとは言いませんが、何とかなります。

 命懸けで遊んで貰い、見送るその背中を愛おしく感じるのです。

 日差しはすでに夏のもの。

 水温も24℃まで上がりました。

 水温が14、15℃を越えると、ブラックバスは産卵を意識し始めます。そして今がその真っただ中。

 産卵に絡んだ魚は、狙って大きな魚が釣りやすいのです。

 産卵がらみのメスを1匹釣りました。

 メスの割りにはお腹が張っておらずで50cm強で2kg弱。

 1度産卵したあとかもしれません。

 バスフィッシングは、特にバリエーションの多い釣りですが、中でも産卵期の釣り方には独特のものがあります。

 言葉で言うなら、オスの父性を刺激し、メスは母性を刺激するという感じでしょうか。

https://youtu.be/6ze7KgbIhG8

 産卵と関係なく小さなオスが釣れたのですが、それを助けようとするメスが付いてきているところです。

 鹿もブラックバスも愛情をダイレクトに表現している姿を見て、思うところがありました。

 キリスト教では、近しい人への愛から無償の愛まで、愛にもいくつかの種類があると認識しています。

 例えば、一家の主としての視点と、一国の首長としての視点では、俯瞰している面積が違うことに似ているかもしれません。

 近しい人を愛せない人が、より大きな愛を持てる訳はないのですが、○○ファーストという言葉には多少引っかかりを感じます。

 それは当たり前で、もう少し大きな愛があるからこそ、人は何とかここまで生き延びてきたのではないかと思うのです。

 鹿もブラックバスも、まさかそのような視点は持っていません。

 自らの種を残す為だけに、純粋に愛を行使しているのですが、純粋過ぎるがゆえ、ポーズや利害の入ったものより、気高いものに感じるのです。

 今朝のミーティングで「レジ前の立ち位置シールを越えて、迫ってくるお爺さんを愛することはなかなか出来ない」という話が出ました。

 キリストでもブッダでもない私達が、無償の愛や慈悲の心をもつことは不可能です。

 しかし、持つべきだと思うだけでも世の中は良くなるのだとも信じています。

 私の愛するもの。

 仕事、野外、釣り、旅、日本、そして家族。

 家族をどこに入れるかは照れくさいので書きませんが、それ以外の並びはポーズなしのつもりです。

 仕事、仕事、仕事……時々野外。移動できる喜びを今噛みしめています。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
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■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
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■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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バカで結構‐1666‐

 年始から取り組んでいた実施設計がようやく完了しました。

 折からの人出不足につき、企画提案、実施設計、予算調整、現場監理、時に電話番と、零細企業のトップは何でもしなければなりません。

 やっと一息と、2ヵ月振りに奈良県下北山村、池原ダムへと出掛けたのです。

 土曜日の朝6時頃に到着しました。

 人出不足と書きましたが、このトボトスロープも同じく人出不足。

 同い年の店長さんが、ボートのメンテナンス、予約の受付、そしてボートランチングまで、全てひとりでこなすのです。

 正直、自分の体より店長さんの体調の方が心配です。

 ここが無くなってしまうと、私に休日は不要となってしまうのですから。

 冬のわりに湖面は穏やかです。

 例年だともっと水温が下がるのですが、暖冬の影響で現在9.1℃。喜び勇んで湖上に出たのです。

 ところが寒さと眠気に勝てず、まさかの昼過ぎでギブアップ。

 寄る年波 とは言いたくないのですが、年始から無休で、また前々日の徹夜も効いていたのだと思います。

 早々にバンガローへ引き上げました。

 安い上に眺めも良く、一方的に自分の別荘だと思っています。

 布団を引いたら、文字通りバタンキューでした。

 折角ここまで来たので、日曜日は6時起きです。

 冬のブラックバスは大きく2種類に分かれると言われます。

 水温が下がっても、浅いエリアで積極的にエサを捕食するタイプ。

 反対に、水温が安定する湖底近くの10mから15mくらいに居つくタイプです。一番深い時は20mに居たこともありました。

 前者は、寒くても動ける個体なので、必然的に大きな魚が多いのです。

 よって、朝一番から浅いエリアを狙いますが不発。

 戦略を変えて、春の産卵場所近くの深いエリアへ移動してきました。

 水深10mから15mあたりを狙いますが、8m位のエリアに魚の映像が映りました。

 直撃で狙うと、一発でバイトしてきました。

 45cmくらい。

 しっかりとエサを食べている、1.2kg程のグッドコンディションの魚でした。

 この日は気温3℃くらいでしたが、前日と打って変わって強い北西風が吹き続けます。

 湖面も白波が立ち、山の頂は白く、狙い通りの魚を1本確保すると、急に寒さが身に堪えだし……

 この日も10時過ぎにギブアップ。

 店長に電話で連絡し、ボートを揚げて貰ったのです。

 防寒対策もかなりしていたのですが、不本意ながら2日続けての途中棄権となりました。

 帰り道、伯母峰あたりは-2℃。

 早めに上がって、ゆっくり帰宅で正解だったかもしれません。

 そもそも、釣ったところで食べる訳でなし、誰かが褒めてくれる訳でなし。

 いつ上がっても何の問題もないのです。

 なのに極寒の湖上へ何故出掛けるのか?誇り高きフランス人が見事に言い表していました。

 釣り竿とは何か?先端に釣り針、もう一方にバカ者をぶら下げている竿。 -フランスの諺-

 バカで結構。やりたいことの無い人生なんて考えられませんから。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出

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『Houzz』ユーザーが選んだ人気写真:キッチン編12月3日で
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