タグ別アーカイブ: 建築家

からりと晴れろよ‐1905‐


今日は朝から「あの森のOhana」の撮影でした。

カメラマンの石井さんが、前もって「何時頃はこんな感じです」と写真を送ってくれました。

これは5月2日、9:00の写真。

こちらは5月17日、19:03。

これらを見るとやはりテンションがあがります。

しかし今日の天気が微妙……

晴れてくれただけありがたいのですが、空が薄曇りなのです。

樹々は青々として最高です。

内部はこのくらいが丁度いい感じ。

新しい家具類もはいり、レセプションはさらに雰囲気がでてきました。

あの超有名ワンちゃんも登場していました。

1階、2階と撮り進めていきます。

石井さんも写真のプロなら、撮って貰う冨田さんもプロ。

冨田さんは若干撮り難いかなと思っていたら、カメラトークで盛り上がっていたのでひと安心です(笑)

4月に撮影した「3つの庭を持つコートハウス」の写真も冨田さんから上がってきています。

晴れを求めて一度延期していたので、とても嬉しいカットです。

夕景も藍色の空になりました。

晴れの日の夕景は、建物のフォルムが際立ちます。

内観もあわせて20カット。

早くWebサイトも仕上げて、コートハウスの魅力を存分にお伝えしたいところです。

夕景はいい感じでした。

森感も、こちらの方がでているでしょうか。

今週は土曜日も撮影の予定でした。

かなり微妙な天候で、先程のクライアントに延期をお願いする連絡をしました。

皆さんお忙しいので、とても心苦しいのですが……

からりと晴れろよ ホライゾン

曲:ピエロ 作詞:来生えつこ

こんな歌があったなと探してみたら、田原俊彦「ピエロ」でした。作詞は「セーラー服と機関銃」の来生えつこ。

そんなに好きでもなかったのに(失礼!)、なんだか心に残っているのが逆に凄いと感じます。

メロディ、歌詞、歌声の3つが、ピタリとはまっているのでしょう。

あのトシちゃんもすでに61歳だそう。そういう私も51歳ですが。

建築、天気、人。

何でもそうですが、3つくらいの要素がピタリとはまったとき、プラスアルファの価値がでるのだと思います。

からりと晴れるまで待って再撮影か!

と悩ましいところなのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

■ 『ESSE-online』にコラム連載

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

『住まいの設計』掲載。必要で必然な、「チョイ掛け」「チョイ置き」をご覧ください‐1904‐

4月初めに『住まいの設計』の取材があった「おいでよ House」

先週金曜日、5月13日に掲載号『住まいの設計6月号』が発売されました。

「子育て世代の家づくり」のテーマにそって、5軒のこだわり住宅が紹介されています。

ロフトとキッチン、ダイニングの関係性がよくわかる写真です。

カメラマンによってアングルは様々。

私も撮ってみました。

キッチンもここまで片付けて貰い、ご家族の協力のお陰で取材は成立します。

笑いの絶えない撮影でしたが、その雰囲気がよく伝わってくる楽しい誌面になりました。

書店で手に取ってもらえると嬉しいですが、Kindle版なら1051円。時代も感じます。

https://youtube.com/watch?v=ZGtsqQOG0Ac%3Frel%3D0

Youtubeチャンネルの【ルームツアー】。

https://youtube.com/watch?v=U7IctbOkHRM%3Frel%3D0

【Owner’s Voice】 にも協力頂きました。

丁度竣工して1年経ったので、「1年後の感想」が届きました。

いくつかピックアップしてみます。

・軒を大きくしてもらったことで、雨の日も玄関で濡れずにすむ
・玄関外構の塀を当初より玄関扉前を隠れるまで伸ばした事で道からの視線が気にならず扉を開けっ放しにもできる
・駐車場から入ることができるドアと土間を作ったことで荷物の出し入れや砂がつくもののチョイ置きが出来て便利


このあたりが、外部関係でしょうか。

特に駐車場奥の勝手口が「チョイ置き」に便利だと言ってもらいました。

・独立したスタディルームを作ったことで、勉強と遊びの区別がはっきりした

一番の特徴といってよい「小さな」スタディルームです。

・ロフトを設けることでリビング天井が高くなり、驚くほどの解放感
・来客時に大人はリビング、子供はロフトと子供の行動を感じながら離れることができる
・リビング高窓から見える空の雲の動きや月を眺めるのはとても気持ちが良い

・リビングが2階だから冬も床暖だけで温かい

やはりリビング関係が多いですが、この洗面脱衣室もなかなかの高評価です。

・2階中央に水回りをコンパクトにまとめたお陰で家事がとてもやりやすくなった
・乾太くん、浴室乾燥で室内干しのストレスなし
・水回りのタオル掛けやチョイ掛け金具を多めにしたことで洗濯物を干す際の一時置き場に困らない


写真中央のこの小さな金物が「チョイ掛け」フックです。

洗面脱衣室はタオル、バスタオルを掛けられる壁が少ないので、この方法で解決しているケースがかなりあるのです。

取材の日も大活躍だった奥さんが書いて下さったと思いますが、「チョイ置き」「チョイ掛け」とワードのセンスも抜群なのです。

最後の総括でもこう書いて下さいました。

土地探しに難航しましたが、待ったからこそ、守谷さんに出会うことができましたし我が家にとっての家づくりに最適な時期だったんだなと思います。
家族のことを一人一人よく見て聞いてアドバイスいただきとても感謝しています。
本当にありがとうございました!


ここまで協力頂いて、お礼を言わないといけないのは私の方です。

この世に起こることは全て必然で必要、そしてベストのタイミングで起こる。

松下幸之助の言葉を、実際に体現して頂いたことになります。

必然で必要なものづくりを、ずっと続けて行きたいと思うのです。

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建築家・守谷昌紀TV 敷地の高低差を生かした「高窓と中庭の家」

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働き蜂と女王蜂‐1903‐

今日、明日と雨が続くようです。

奄美地方が梅雨入りしたというニュースもありました。

来週は2件の撮影を控えているので、梅雨入りは何とか例年通りでお願いしたいところです。

花は見る以外に、食べる恩恵もあります。

打合せに見えたご夫妻から、地元でとれたという蜂蜜を頂きました。

自然豊かな山村での計画で、また経過もUPしていきたいと思います。

国産蜂蜜というだけでも高価なものですが、「ただ遠心分離機にかけただけの純粋な蜂蜜」とのこと。何も混ざっていない蜂蜜は、やはり味がとても濃い。

長男が特に喜んで、朝食が「シリアル」⇒「蜂蜜トースト」に変更となりました。

ご夫妻の住む地域では、以前なら皆さん庭に巣箱を置いていたそうです。

家庭菜園ならぬ家庭養蜂です。

そもそも蜂蜜って何?と思い少し調べてみました。

蜂蜜は、集団生活をする仲間の保存食として、また子どもの食料として作られているそうです。

働き蜂が体内に蓄えた花蜜を、巣の貯蓄担当に口移しで渡します。

更に巣内でも何度か移動しながら保管するうちに、蜜蜂の持つ酵素とあいまって、あの粘度となるようです。

花蜜の水分約80%に対して、蜂蜜は約20%なのも長く保存がきく理由。

クマバチは単体で巣をつくるので、蜂蜜は作っているかもしれませんが、人が拝借できるほどのものは無いという記述もありました。

ちなみに、ローヤルゼリーは女王蜂だけが食べられるもので、おかげで体の大きさも倍になります。

寿命に至っては、働き蜂が30日に対して3~5年とありました。

働き蜂は全てメスで、さらに若い蜂からのみ作られるものだそう。蜂の社会にもれっきとした格差があり、何だか悲哀を感じてしまいます。

蜂蜜は当然ながら人間のために作っているものではありません。

働き蜂があの小さい体で、巣の為にせっせと集めてきたものを拝借するのはやや気が引けます。

しかし、種の保存のために花蜜から作られるものが、味、栄養価とも優れているのは納得です。

私が女王蜂ということはないので、間違いなく働き蜂でしょう。

では、我が家の女王蜂はだれ?意外と子供??

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今なら分かるこの味‐1902‐

私のゴールデンウィークは、2日目にして最終日。

5月5日、子どもの日は、池原ダムを見下ろすバンガローで遅めの起床でした。

釣り人は朝が早いと書きましたが、娘と妻は釣り人の家族なので、特に早い訳ではないのです。

朝食は父特製のサンドウィッチ。

ゆっくりとした朝の時間は贅沢なものです。

娘は連日試合に行っていました。

宿題ができていないのでチェックアウトまで勉強すると。

まさか「やめなさい」とは言えないので、昼前まで更にのんびりしました。

それほど釣りに行きたい感じもないのですが、湖上からの景色は楽しんで欲しいところです。

娘もインスタグラムを始めたそうで「なかなか撮れない写真が撮れるから」と。

2時間限定で出船しました。

前日、簡単に釣れる場所は見つけておいたので、妻は早々に1本釣り上げました。

しかし娘が若干苦戦中。

「別に釣れなくてもいい」と言われていても、何とか魚の顔くらいは見て欲しいもの。

2つめのポイントでミッション完了です。

船上カップラーメンで、全ての任務が完了しました。

撮影スポットは、一応抑えてもらいました。

帰り道の熊野街道には、植林されているエリアが結構あります。

「ウッドショックっていっても、ここに沢山あるじゃない」と妻。

確かになと思いますが、林業に就く若者はやはり少ないのが現実。

しかし解決する方法は意外と身近にありそうです。

吉野杉の中心地と言える川上村ですが、柿の葉寿司の名店「松屋」もあります。

娘も妻も大好きなので寄ってきました。

妻が先に入ると、あわててでてきて「○○さんいてはる!」と。

大学時代の同級生がこちらの御子息と結婚されたのですが、偶然お手伝いにきていたとか。

店頭でばったりお会いしたのです。

お願いして貰い、少し柿の葉寿司づくりの現場も見せてもらいました。

更に、とれたてのワラビまで貰ってしまいました。

「三杯酢でたべると美味しいよ」とのことでした。

家に帰ってから、どちらも頂きました。

この柿の葉寿司、テレビ番組で「ご当地魚めしグランプリ」でチャンピオンに選ばれたほどの逸品です。

サバのしっかりした塩味が素晴らしく、間違いなくお勧めです。

ただこのワラビ、すこし苦みがあってお酒のアテに最高でした。

もう30年も前のこと、初めて岐阜の山深い宿で山菜を食べた時、その美味しさに感激しました。

子どもの時は、見向きもしなかっただろう味が、大人になると滋味として感じられるのはなぜなのでしょう。

苦い経験をすると苦みを美味として感じるのか、単に舌が鈍くなっていくからか……

できれば前者であって欲しいものですが。

食べてばかりのゴールデンウィークでしたが、食はやはり活力の源です。

次に、美味しいご当地めしを食べに行けるのは、お盆休みでしょうか。

その日を楽しみに、今日から早速フル稼働です。

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奈良に縁があるのかも‐1901‐

ゴールデンウィーク中盤は、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と3連休。

最近休みがなかったので、思い切って後半は2連休にしました。

憲法記念日の3日、深夜に大阪を車で出ました。

みどりの日の4日。

早朝にそわそわと車を出ると、新月明けの月が細くて美しい。

奈良県下北山村の池原ダムにやってきました。

トボトスロープにはすでに多く人が。

釣り人は、兎に角朝が早いのです。

朝もやの残るなか、早速湖を回ります。

あまり時間がないので、各ポイントをテキパキと。

すぐにきました。

まずは今年の1本目。続けて2本追加。

季節が良いのでサイズを選ばなければ結構釣れる感じです。

新緑が目に痛いほどですが、5本ほど釣って10時でスロープに戻りました。

娘と妻を迎えるために、色々と準備をするためです。

勝手に別荘だと思っている、8号バンガローへ。

泊まるのも久し振りですが、チェックインだけ済ませて橿原神宮前へと向かいました。

兄妹とも中学から卓球部に入ったのですが、ゴールデンウィークは橿原神宮前で県の試合があるのです。

試合終わりで池原ダムから迎えに行き、バンガローで焼肉を恒例にしていました。

169号線はすでに通勤路のようなものですが、明日村あたりの景色が穏やかで一番好きです。

風情があるなと思い調べてみると中街道という古代の官道のようです。

実は娘の学年がとても強く、今回も団体戦で優勝しました。

最後まで試合があるので、時間が読めずで合流したのは17時頃でした。

バンガローに戻っての食事は諦め、下北山村の温泉「きなりの湯」にあるレストランでの食事にしました。

中学から本格的に始めた卓球ですが、先々月も全国中学選抜大会に団体戦で出場していました。

一所懸命に取り組んでくれるだけで嬉しいのですが、まさか全国大会に行くまでになるとは思ってもみませんでした。

面白いのは、個人戦ではそこまで抜きんでた選手がいる訳ではないのですが、団体戦となるとチーム力で勝るのだそうです。

卓球、池原と、何だか奈良と縁があるのかもしれません。

ヘトヘトだったのか、車移動の間はずっと寝ていました。

娘が「明日はバンガローで宿題でもしてようかな」と言うので、「折角来たんだから、せめてクルージングくらいはしようよ」と私。

なぜか男親は娘に弱いものです。

5日のこどもの日、釣りに行ってくれたかはまた次回に。

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“Come See About Me” 会いにきてよ!‐1900‐

ゴールデンウィーク真っただ中の月曜日です。

昨日まで雨だったからか、ひんやりとした1日でした。

ご近所さんはいつも花の手入れに余念がありません。

花薫る5月です。

ラジオから「近藤房之助、初めてのバースデイライブ!」と聞こえてきました。

70才を迎えるそうです。

その名前にピンとこない人も、「おどるポンポコリン」で「パッパ!パラリラ!」と歌っていた、背の高いギターの人、と言えば分かるかもしれません。

B.B.クィーンズというユニットの曲ですが、坪倉唯子と近藤房之助の2人がボーカルでした。

しかし本業?はブルースシンガーです。

何のきっかけで彼を知ったのか思い出せないのですが、大学時代はとにかく彼の音楽をよく聞いていました。

学生の私にとって、大人で、渋くって、とにかく格好よかったのです。

写真の4枚は全てライブアルバムですが、その他も結構買いました。

基本は名曲を歌います。

“HEART OF STONE “の “COME SEE ABOUT ME “はもう最高です。

ザ・スパイダーズの”ノー・ノー・ボーイ ” は、大人すぎるアレンジで、楽しませてくれます。

“UNCHAINED RHYTHM” には “Mercy Mercy Me” が収録されています。

マービン・ゲイのあの名曲です。

歌もそうなのですが、曲の選択がまた良いのです。

近藤房之助のことを書こうと、CDコレクションを引っ張りだしてくると、すぐそばに希代のエンターテイナー”BLUES BROTHERS”の名盤が。

もうジャケットを見ているだけで楽しい!

Whitney Houstonのデビューアルバム “Whitney Houston” もありました。

邦題は「そよ風の贈りもの」。

B.B.クィーンズのもうひとりのボーカル、坪倉唯子も大好きです。

実力派の2人がエンターテイメントに徹したB.B.クィーンズ が大ヒットを飛ばしたのは、何か誇らしかったものです。

最近CDを買うことはありませんが、ジャケットを見渡しているだけで、一気に青春時代にタイムスリップしていました。

先日、高級家具メーカーにカタログを請求すると「ペーパーのカタログを廃止致しました。Webカタログでご覧ください」と返信がありました。担当者は詫びていましたが。

自分で買うならWebカタログで良いのですが、クライアントに勧めたり、コーディネートするときは、ペーパーのカタログを繰りながら、ああでもない、こうでもないと相談しながら決めるものです。

Webカタログになると、「見渡す」という機能が各段に落ちるのです。もっと現場のことを分かって欲しいと思うのです。

ペーパレス化、省コストと、時代の流れなので仕方ないのかもしれませんが。

近藤房之助と坪倉唯子のユニットB.B.クィーンズは 、164.4万枚という大ヒットを記録しました。

しかし、ブルースのライブアルバムでこれ程のセールスを記録することはないと思います。

だから彼はライブで歌っていたのかもしれません。

“Come See About Me ”

「僕に会いに来てよ!」と。

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紫色の可愛い彼は、ローアングルオンリー‐1899‐

新緑の季節ですから、街路樹のサンゴジュも伸び盛りです。

剪定の時期は冬が基本だと言いますが、聞く人によって結構答えが違います。

常緑樹は春も可という感じですが、街路樹においては台風対策もあるのかもしれません。

高さ3.5m以上はあるので、かなり危険な仕事です。

3.5m以上がなぜ危険なのか?

その理由を以前書いたことがあるので、興味があればよければ読んでみて下さい。

火曜日の夜は結構な雨で、小さな庭に咲く紫蘭もしっとりと。

雨の後、その庭に小さな穴が沢山できていることがあります。

何の穴なのかなと思っていたら、妻が「雨が降ったら、ミミズが酸欠になってでてくる」のだと。

私は朝バタバタとでていくので、見たことが無かったのです。

こんな小さな庭に、こんなに沢山のミミズが住んでいるとは嬉しくなります。

元はと言えば、子どもが小さい時に急に釣りに行くことになった時、エサを買いに行く時間がないので、時々ミミズを放していたのです。

今や長男が高3で、長女が中3。誰も一緒に行きたいいとは言ってくれませんが。

現在の進行中のプロジェクトで、一番小さなお子さんは現在3歳の彼。

退屈だと思いますが、兄弟3人で一緒に来てくれ、嬉しいかぎりです。ついついお菓子やジュースを出し過ぎてしまうのですが。

一度打合せ風景を撮らせて欲しいとお願いしていました。

すると彼が、「自分でも撮る」といって私を撮ってくれました。

写真はかなり撮りますが、撮って貰うことは滅多にありません。

小さなカメラマンはローアングルオンリーで、とても可愛かったのです。

次に3歳の子供が親族にできるとすれば、孫ができて時でしょうか。

その次はひ孫……


そんな機会があるとよいのですが、やはり元気に働き続けることができてこそ。お年玉も上げなければなりませんし。

以前、子育ては人生の復習だと書きました。孫の場合は再復習。

再復習 の予習までさせてもらっているので、準備は万端です。

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車と自転車「手入れという思想」‐1898‐

植込みのツツジやサツキが咲き始めています。

これらが咲き始めたらゴールデンウィークがすぐそこです。

もうスタッドレスは要らないだろうと、八尾のサイトウ自動車でタイヤを交換してもらいました。

ハイラックスサーフの時は、気持ちよくタイヤ交換をしてくれた工場が、「うちの機械では2tonまでが精一杯で……」と難色をしめしました。

それで、池原ダムで知り合ったこちらに相談すると「トラックのメンテまでするんで、全く問題ないですよ」と。

確かに、こんな小さな機械で持ち上がるなら、何とかなりそうな気もしてきます。

タイヤ交換と言えば、自転車もよく難色を示されます。

カゴ付きで格好いい自転車が欲しくて、探して貰ったのがこの自転車です。


購入した天王寺のムーブメントまで持っていけば、メンテナンスしてくれるのですが自転車で行くにはちょっと遠い。

それで、近所の自転車屋さんに持っていくのですが、大概が「ディスクブレーキの自転車は、うちでは触れない規定になっているんですよ」と。

ブレーキの種類がディスクブレーキなだけで何故?と思いますが、ほとんどが門前払いです。

ですがこの店員さん「ほんとは駄目なんですが」といってタイヤを外して見てくれました。

どうやらチューブも傷んでいるようで、何となく直し方を教えてもらい、ネットで注文したのです。

四苦八苦しながら、何とか付け替えしたのです。

物ごとに永遠はないので、車にしても、自転車にしても、手入れをしながら使うことになります。

「バカの壁」で知られる養老猛司さんは、「手入れという思想」で、日本人と「手入れ」について書いています。

当たり前ですが、自然は「自然のまま」にしているから自然です。反対に人工は「思うようにする」ことだと言います。

思うようにならないことに人の手を入れ、人工のほうに引っ張る。これが「手入れ」という考えです。

子育ても同じようなものだそうです。

放っておけば良いかと言えばそうでもない。かと言って、どこへもっていけば良いかも分からない。わからないけど、とにかく毎日「手入れ」をすることになると。

庭でも放っておけばすぐに雑草が生えてきます。 「手入れ」 とは、自然の強い日本人の生き方だともありました。

子育ても仕事も答えはないので、日々手入れするしかありません。

また、自分の心や考え方も同じで、一度答えがでたらそれでおしまいとはなりません。時代、時流、タイミング、によって答えは変わっていくからです。

還暦とは人生ひとめぐりしたという意味です。還暦まではまだ少しありますが、最近、色々なことを見直す時期に来ているのかなと感じているのです。


生まれて初め自転車のタイヤを交換しました。できたら、新たな満足感もありましたから。

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六甲アイランドに、ローマと香港を見る‐1897‐

4月の2週目、久し振りに六甲アイランドへ行く用事がありました。

学生時代は、甲南大学のスキー部にお世話になっていたこともあり、かなり頻繁に訪れていました。

体育会用のトレーニングジムがあったのです。

六甲ライナーで来たのは初めてかもしれません。

浅瀬をみつけると魚を探してしまうのは釣りキチの性。

実際にボラが群れていたのですが、なぜかワクワクするものなのです。

アイランドセンター駅周辺は、巨大な建物が集まっていました。

中央にアトリウムを備えている建物が多かったのも面白いところ。

丸い天窓を切っているところまで同じでした。

本家本元と言えば、ローマのパンテオン神殿です。

ローマと言えばコロッセウムがアイコンと言えます。

しかしパンテオンは見逃せません。

直径9mの天窓から、日の光が差すさまは圧巻です。

約2000年前にこの天窓を実現したことに驚かされるのです。

駅の少し北に建つ「アジア・ワン・センター(1993年)」は竹中工務店の設計施工。

この建物を見ると「香港上海銀行ビル(1986年)」を思い出します。

香港は2019年の10月に訪れました。

「サー」の称号も持つノーマン・フォスター設計です。

ビクトリア・ピークから見る100万ドルの夜景。

その中でもひときわ目立つのが、I・M・ペイ設計の「中國銀行ビル(1990年)」。

その近くにひっそりとたたずんでいるの が「香港上海銀行ビル」。

写真の左下に写っています。

ザハ・ハディド設計の「香港理工大学(2014年)」も必見。

もう建築パビリオンのような街でした。

ただ、香港の本当の魅力は街歩きだと思います。

そして食べ物

まずは「鹿鳴春」の北京ダック。

そして、ブルース・リーの主演映画「死亡遊戯」の舞台にもなった南北樓(ナンペイロウ)のエビチリ。

もうどちらも絶品でした。

今も、あの肉厚のエビの触感と甘辛さが舌に蘇ってきます。

バックパッカーのバイブル、沢木耕太郎の「深夜特急」ファンの私としては、香港はどうしても訪れたい街でした。

しかし、犯罪容疑者の中国本土へ引き渡しを認める「逃亡犯条例」に対する抗議活動が、この年の7月頃から激しくなってきました。

海外への旅で、無用に危険を冒すことは愚の骨頂ですが、もしかすると最後のタイミングかもと思ったのも事実です。

それが戦争までが実際に起こってしまうとは……

「芸術とは、人の心を動かすことができるもの」という定義を信じています。

美しいものを見たり、人は全く違うと感じたり。反対に、人は本当に違わないと感じたり。

そういった体感が、人の心を育てるのだと思っています。

人も、物も、体感も、自由に行き来できる世の中に、本当に早く戻って欲しい。

ひとりの旅好きとして、切に願うのです。


■■■ 『ESSE-online』にコラム連載■■■

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設

■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記