
間もなく工事が始まる、八尾市でのプロジェクトがあります。
建築確認申請を提出するために、八尾市役所へ色々と手続きに向かいました。
平野のアトリエから八尾市役所へは車が早いのですが、その後、市内へ移動するのはやや億劫。
地下鉄谷町線の終点、八尾南駅まで行って、近鉄バスで行ってみることにしました。

駅前ロータリーはかなり立派です。
駅の正面に建つステーションプラザ八尾南は、全面カーテンウォールのなかなか恰好のよい建物。

その右奥に見えるのは、福原愛さんも所属していたミキハウスの本社です。
2019年に一度見に来ましたが、設計は黒川紀章です。

反対に、駅の北側は何も無いかなり広い空間があります。

駅の改札横に、ここが元は八尾空港の一部だった写真が展示されていました。
出入口に沿って、飛行機が並んでいるのが見てとれるでしょうか。

他にも、ひとつ手前の駅周辺の長原遺跡と、八尾南遺跡から出土したもののレリーフが展示されていました。

地下鉄の延長工事のため、1974年から1980年まで断続的に発掘が行われ、約1万年前の旧石器時代の石器から、室町時代の井戸の跡まで、多くの遺跡が発見されたとあります。
湿地帯だったことを活かし、弥生時代から稲作が行われていた痕跡も見つかったそうです。
古墳銀座と言ってもよい、藤井寺市のすぐ北にある八尾市は、早くから多くの人が暮らしていたのです。

また、なんとも八尾らしい告知も。
八尾えだまめの収穫体験は、参加費1000円で、1kgも収穫させて貰えるようです。子供が小さい時ならすぐに申し込んでいたと思います。
行けなくても、参加費はお出しするので、半分けしてくれないかなと思うのです。

現在は八尾空港とは少し距離ができましたが、小型飛行機、ヘリコプターが断続的に離陸している音が聞こえてきます。

バスに乗ると、すぐに八尾空港の横を通過しました。
ここは、子供連れの家族にお勧めです。人も少なく、子供は飛行機大好きですから。
途中、バスはJR八尾駅を通過します。
八尾市役所前で下車し、各担当部署をまわり手続きをすませました。

市役所から近鉄八尾駅まで歩き、近鉄大阪線で市内の審査機関へと向かったのです。

3つの駅の中でも、近鉄八尾駅前は、イトーヨカドーやアリオもあり一番賑やかな感じでした。
仕事で出掛ける時も何か楽しみは見つけたいといつも思います。
八尾南駅、JR八尾駅、近鉄八尾駅と、近鉄バスで八尾市を縦断するバスの旅でした。
ただ、八尾南駅に笑えない告知もありました。

それはそうでしょう。
駅員さんもこれは大変です。
室町時代ならこんな注意は受けなかったでしょうが、残念ながら現代はそうもいきません。
太古から多くの人が暮らす街です。美しくあれるよう、そこは皆さんよろしくお願いします。
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