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愛おしの池原【ゲツモク日記チャンネル】も開始‐1846‐

先週金曜日に、 『建築家・守谷昌紀TV』 【ゲンバ日記チャンネル】「あの森のOhana」Episode3を配信しました。

よければ、躯体まで出来上がった「あの森のOhana」をご覧ください。

この週末は久し振りの休みで、土曜日には奈良県下北山村の池原ダムへ。

釣りは朝が早いのです。

トボトスロープの桟橋には、もう出船を待ちきれない釣り人が。

透明度の高い池原ダムにしてはめずらしく、白川筋にはアオコが発生しているとのこと。

トボトスロープ店主のTさからも情報をもらい、朝一晩は15分程かけて大きく移動してきました。

濁っていいるからこそできる釣りで、午前中は押し通しましたが残念ながら反応なし。

桟橋まで戻ってきて昼食。かつ、車で昼寝を1時間半。

この昼寝より幸せな時間はありません。

普段の寝不足も完全に解消。午後の部のスタートです。

この日はビデオも持っていたので何とか魚の顔は見たい。

迷った末に備後筋へ移動。

池原の大自然を最も満喫できるのがこの川筋。

浮いているだけで景色が好きなのです。

大きな魚を狙って移動しながらキャストしますが、15時が限界でした。

何とか魚の顔をみるためライトリグに。

私としてはタフな時に使う手です。ルアーをシェイクしながらカーブフォールで沖の立木にぶつけます。

何とか1匹。

33cmくらいと大きくはありませんが、1匹目なのでかなり慎重にランディング。

同じ釣り方でもう一匹追加し、ここでタイムアップ。スロープに戻ったのです。

YouTubeのことをいつも教えて貰っている『スーパーロコチャンネル』の開設者、Sさんがボートを揚げているところでした。

新艇で側面のロゴが格好良いのです。

Sさんに話を聞けなければ、 YouTube チャンネルの開設はもっと遅くなっていたと思います。

翌日も朝一番から大きい魚を追い求めましたが、それも10時が限界。

前日と同じ釣り方で、25cmを1匹釣ってここまで。

昼前にはボートを揚げました。

名誉のためにかいておくと、アタリさえなかったという人もいたので、まあ頑張った方かなと。

トンビ。

澄んだ水。

秋の雲。

十分に自然を満喫して大阪に向かいました。


吉野川沿いにはススキが夕日に輝いています。

近鉄吉野線のこの古い陸橋がある景色が好きなのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 の中に【ゲツモク日記チャンネル】を加えてみたいと思っていました。

主には国内外への旅、自然、建築等をお届けできればと思っています。

ただ休日をほぼ過ごす私の愛する池原。ここを抜きにはできないと思っていたのです。

大自然が素晴らしいのですが、基本は釣りです。もし興味があればご覧ください。

もし大きな魚が釣れたら、また配信したいと思っています。

https://youtube.com/watch?v=ktUQseMOb5k%3Frel%3D0





■■ 10月12日発売の オフィスデザイン&多目的スペースデザイントレジャーキッズたかどの保育園掲載 ■■

【News】

■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

この人となら、友達になれそう‐1836‐

今日、敬老の日は11時から「コンクリート打放し H型プランの平屋」のオープンハウスです。

その前に、【ゲンバ日記チャンネル】『あの森のOhana』Episode2-新敷地-を配信します。


開設時は、 【ゲンバ日記チャンネル】や【ゲツモク日記チャンネル】などを分けて配信しようと考えていました。

しかし子供に言わせると、それは売れっ子YouTuberがすることだそうです。

早速、 『建築家・守谷昌紀TV』に統一し、その中で 色々な番組を配信することにしました。

『3つの庭を持つコートハウス』でスタートした 動画ですが、可能ならクライアントとの対談形式が良いなと思っていました。

それで無理を言って、「Ohana」の石井さんにお願いしたのです。

申し訳ないなと思っていたら、facebookにこんな写真をUPされてしまいました。


対談収録の前日、工事を撮影していました。

ビデオもカメラもと欲張っているので、自分が撮られていることなど全く分かっていません。

しかしこれまでに沢山写真を使わせて貰ったので、あきらめます。

反対に、先の1枚と合せて、貰った写真も使ってしまいます。

その石井さんが、13年前の私との出会いをご自身のブログで書いてくれました。


訪れてくれた動機は以下の通りでした。

作品もそこそに、プロフィールを見て「この人となら、友達になれそう」と。

嬉しいのか、そうでもないのか微妙なところですが。

それでもまた一緒に物創りをするチャンスを貰ったのですから嬉しいのです。

建築の出来上がりは関係性によって変わってくるものです。

2人で醸し出す空間が出来上がって行く過程を是非ご覧ください。

■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
9月20日(祝・月) 11:00~15:00 オープンハウス開催

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■■■ 『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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現場オールスターズ‐1833‐

空が高くなってきました。

長雨と酷暑の夏も、もうしばらくでお別れでしょうか。

そう思うと、強い日差しも若干愛おしく思えます。

赤。

黄。

緑。

光こそが色の源ですから。

緑のお京阪に乗って「あの森のOhana」の現場へ行ってきました。

「今日の現場は面白いですよ」と聞いていたのです。

クレーン、ユンボ、ダンプに人手は5人。

まず、オレンジの漏斗のような容器にユンボで土を満たします。

それをクレーンで吊上げ、敷地の奥へ。

それを均していくという5人の連携プレイ。

工務店が誇る、現場オールスターズです。

今日の工事が面白いというのは、外構工事の職長さんに聞いていました。

クレーンのオペレーターを務めるこの方は78歳。

軽い身のこなしです。

「親父の代からの付き合いなんです」と、先の職長さんに教えて貰いました。

働くこと程面白く、元気でいられる方法はないことが分かります。

漫才師、浅草キッドの水道橋博士は、芸能界潜入レポートが自分のミッションと語っていました。

それに近い気持ちもあります。

『あの森のOhana』Episode1も再生回数が100回を超えました。

たった100回なのかもしれませんが、それでも十分嬉しいことです。

近いうちに、 現場オールスターズ も参加した、Episode2を配信したいと思います。

建築現場潜入レポートが私のミッション。私の現場なので、潜入ではないかもしれませんが。

■■■ 軒が深いから「おいでよhouse」 ■■■
9月12日(日) 11:00~15:00 オープンハウス開催

■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
9月20日(祝・月) 11:00~15:00 オープンハウス開催

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【News】

■■■ 【ゲンバ日記チャンネル】はじめました ■■■

■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■ 

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

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アトリエmの現場日記

【ゲンバ日記チャンネル】第2弾『あの森のOhana』もスタートしました‐1828‐

昨日は昼から、「Ohana」で打合せでした。

今回は、背景となるバック紙等の移設を請け負ってくれる会社も参加して約2時間。

現Ohanaは道路収容のため移転しなければならず、年内に次のOhanaを完成させなければなりません。

お盆明けに 【ゲンバ日記チャンネル】 の配信をスタートしましたが、第2弾は『あの森のOhana』でいきます。

打合せ前に1時間半のビデオ撮影をし、ようやく今、編集が終わりました。

雨では撮影ができませんが、晴れるととにかく暑いのです。

今回は、クライアントでカメラマンの石井さんにも協力して貰っています。

まずは現Ohanaの紹介からですが、背景の開口部が明るすぎてかなりの逆光。

ここまで修正するので精一杯でした。


2階スタジオを紹介する場面は、カメラを間に挟んだほうが伝わりやすいかなと、この立ち位置にしてみました。

しかし、これも石井さんの後ろの開口部が明るすぎてかなりの逆光。

撮って貰っているので画面もそこまで確認できずで、いきなり動画の難しさを思い知らされています。

建築の現場をお伝えするだけですから、そこまで沢山の人が見てくれるものではないかもしれません。

実際に、第1弾の『3つの庭を持つコートハウス』Episode1の再生回数は91回。

人気YouTuberは100万回再生が当たり前のようですし、登録者が1000万人というニュースもありました。

そう考えると、相当に少ないのでしょうがそれでもかまいません。

動画という新しいオモチャを手に入れた感じです。

写真も文章も大好きですが、確かに動画で伝わる情報は膨大です。また、写真と違ってあまり修正がききません。

料理で言えば、刺身のような感じ。鮮度が大事なのだと思います。

『森のOhana』の工事の過程も、できるだけフレッシュにお届けするつもりです。

実は、はじめの場面は一度撮りなおしをしました。

石井さんはその回を気に入っていない感じでしたが、編集者権限で初めのテイクを使います。

頼んだ訳ではないのですが、ロボット歩きで登場する石井さんが、とてもらしかったからです。

仕事をしてきて思うのですが、俳優でもない限り、演じたり、つくろったりすることは不可能だと思っています。

ありのままの石井さんと、ありのままの現場をお伝えしていこうと思います。

鮮度第一で。

■■■ 【ゲンバ日記チャンネル】はじめました ■■■

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■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■■  

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
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宇宙船地球号。全乗組員で祝杯を‐1808‐

 今日は夏至。1年で最も明るい日です。

 大阪もようやく緊急事態宣言が解除されました。まん延防止措置は適用されますが、1歩進んだことには違いありません。

 ワクチン接種も本格的に始まり、明るい気持ちで確実に前進して行きたいところです。

 先週末も現場を回っていましたが、梅雨らしい天気でした。

 道中、コスモスが咲いていました。

 夏に咲く種もあるのでしょうか。

 雨濡れた花もよいですが、原色の花は晴れ空に限ります。 

 ひまわりを家族がプレゼントしてくれました。

 昨日は父の日。

 4人揃うのは日曜日の夕食くらいですが、父の日特典ということでエビフライでした。
  
 アワビの胆とともに、私の好きな食べ物1位、2位です。

 長男は友達と勉強?娘は卓球の試合で、それぞれ帰りにケーキとひまわりを買ってきてくれたのです。

 娘が買ってきてくれたケーキは撮りそびれたのですが、試合は納得いくものだったと報告してくれました。

 どんなことでも一所懸命に取り組んでくれたなら、親としては嬉しい限り。

 子供達もよく食べるようになり、あっという間に全て無くなったのです。 

 昨年の春、緊急事態宣言が発出された頃、コロナウィルスは高温多湿に弱いのではという記事を見かけました。

 多くの人と同じように今後の不安を抱え、そうだといいなという気持ちで夏を待ち望んでいたものです。

 実際そうではなかったのですが、それでも希望があれば人は生きて行けます。 

 ご近所さんは私の親世代が大半です。

 皆さん顔を合わせれば「もう1回目打った?」とか「ワクチン接種券届いた?」とか、元気そのもの。

 どんなに長いトンネルでも、薄っすらとでも出口が見えれば真っすぐ進むだけなのです。

 「なぜひまわりに?」と長男に尋ねると、「父の日は黄色い花が主流みたい」と。

 花屋さんで聞いたそうですが、「憧憬」や「尊敬」を意味するとも。

 子供達にどう思って貰いたい等はありませんが、せめて前向きな影響を与えられる存在では在りたいものです。

 今回、皆がお金を出し合って買ってくれたそうで、自邸にはひまわりを植えるスペースを捻出しようと決めました。

 瞑想の時、ひまわりが目の前にあれば「いつも顔を上げて」と思えるはずです。夏限定にはなってしまいますが。
 
 「人類は宇宙船地球号の乗組員である」

 建築家、バックミンスター・フラー の言葉です。

 沖縄もインドもありません。我慢と接種を両輪に、早く地球号の乗組員全員で祝杯を上げたいものです。

 全世界が一体感を持つことができる、またとないチャンスだとも言えるのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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クチコミ・口コミ‐1807‐

 昨日は梅雨らしいシトシト雨の一日でした。

 今日はスカッと青空です。

 こんな日は、二上山と大和川が見える堤防上の道路を走りたくなります。

 この時期の花はやはりアジサイ。

 青い花はこれから。

 淡い紫は、雨濡れて。

 こちらのピンクはかなり球に近い形状。

 反対に、平べったいものも。

 同じ種とは言え、色も形も様々です。

 「当社は、特に宣伝などはしておりません。お客様からのクチコミでお仕事を頂いております」

 そんな話を、これまでに何度か聞いたことがあります。営業マンがこういった話しをする時は、どこか誇らしげなものです。

 花もそれぞれ違うように、各々の生き方があるのでそれはひとつの答えです。

 ただ私の仕事で言えば、あまり当てはまらないかもしれません。

 クライアントがクライアントを紹介というケースは1度だけ。あまりクチコミで広がる仕事ではないのかなと思っています。

 しかしこのインターネット時代、多くの人が行動の指標にクチコミというものを読むのもまた事実。

 KenKen!というサイトは、クチコミの有る無しで随分露出が変わると言われ、何人かのクライアントにお願いしてみたのです。 

 「黒壁の家」

2021-06-14
★★★★★(5/5)
我が家はアトリエmに行き着く前までに何件か建築事務所へ話をしましたが、某テレビに出た建築事務所には雑に扱われ、他の事務所ではスケジュール的に困難など諦めかけていました。たまたま、何気なく本屋で見たアトリエmにこれで駄目ならハウスメーカーで建築するしかないかなと思いながらもメールで建築の相談を依頼しました。某番組の「匠」だったので我が家では厳しいかな~と感じながらもいつか楽しい未来を想像して「孫が遊びに来てくれる家」をコンセプトに色々と話しをしました。その話し合いで本当に親身な方だと感じて、また人間性に惹かれて依頼へと繋がりました。

当初、設計事務所に依頼すると予算超過となり建築困難になるか不安でしたが、守谷さんから「出来る限りの希望を出して、そこから生活においての必要性と予算の兼ね合いを検討していきましょう。」と声をかけて頂いたので心的に楽になりました。だから、イチから築き上げていくのが大変かなと不安でしたが、打ち合わせが楽しくてあっという間に進んでいったのを記憶しています。

家を建築していく過程で予算上厳しいこともありましたが、工務店さんとの間に立って依頼主側の希望を通して頂いたこともあり守谷さんにお願いして良かったと痛感しています。また、事務所スタッフの方もフットワークが軽く多忙の中でも気軽に声を掛けれることも安心感に繋がっていました。

もう設計して8年もなりますが、散歩している見ず知らずのお爺さんに「お洒落な家やね~」と言われたことが嬉しくてアトリエmに頼んで良かったなと感じており、人間性やデザインに惹かれて守谷さんに依頼したことが改めて正しかったと思いながら日々楽しく過ごせています。

 「山本合同事務所」

2021-06-12
★★★★★(5/5)
3年ほど前に事務所を設計していただきました。もちろんかなりオシャレで使い勝手も最高です。
事務所ですので、使い勝手が重要でしたので、入念に打合せしていただきました。
机や本棚やキャビネット等の家具も特注で作成していただき、めちゃくちゃかっこいいものを格安で作成していただきました。
求人する際にも、事務所がオシャレということで、かなり有利に働いています。
工務店も入札で決めていただき、かなりコストを下げることができました。
とても一生懸命対応していただき、無理もかなり聞いていただきました。
休みの日に一人で仕事をしていると、緑と光に囲まれ幸せな気持ちになります。
子供たちも事務所に遊びに行くと言って遊び場にもなっています(笑)
夕方の外から見た事務所は、とても美しく、打合せの時に作成していただいた模型で建物の中をのぞいていたのを思い出します。
次は自宅もお願いしますw

 「イタウバハウス」

2021-06-11
★★★★★(5/5)
家が完成して今年の12月で11年になります。
守谷さんに出会い、設計してもらい、たくさんの
打ち合わせをし、工事が始まり、家ができていく
様子を何度も見学し、家が完成したことを
ほんとうによく覚えています。
家のこと以外でも本当にたくさんのお話を
させていただいたことがほんとうに楽しかったです。
私達夫婦は決して裕福ではない共働きの普通の
夫婦です。
建築家の方に設計してもらうとなると一番に
頭に思い浮かぶのがお金のことだと思います。
私達も半分以上は無理だろうなぁと思いながら
守谷さんに相談に行きました。
そのときの守谷さんのそういうお金の面も含めて
何とかするのが私の仕事ですからと言ってもらった
ことで守谷さんにお願いすることにしました。
将来、子供たちが独立して夫婦ふたりになったときに
平家の小さなおしゃれでカッコイイ、ローコストハウスを
守谷さんに設計してもらうのが私達の夢です❗️

 「ときめく紺色の家」

2021-06-11
★★★★★(5/5)
「住人十色」という番組でアトリエmさん設計のリノベーション住宅が放送されていて、興味深い建築だったので番組終わりのクレジットに載っていたアトリエmさんのウェブサイトを登録していました。それから1年ほど経過し、自宅をフルリノベーションする計画においてメールしオフィスを訪問しました。もちろん、それまでに長年書かれているゲツモク日記と現場日記はかなり読み込んでいたので、およそ信頼できる建築家だと想像していました。リノベーションの場合、当初の見積金額よりも10~20%は増額するケースが多いと聞いていたので、その不安をお話したところ「これまで1度も増額したことはない」と守谷さんはきっぱり言われました。結局1年ほど打ち合わせを重ね、最終図面が仕上がり施工が始まりました。フルリノベーションのため不確定な要素が少なからず出てくるのですが、その都度守谷さん、現場監督さんとしっかり現場打合せをし、およそ最良と思われる答えを導きだしてくれました。そして、予定通り5か月後には新たな住居で暮らし始め、予想以上に快適な空間を作って頂いたことに感謝しています。また、それから1年間暮らすと、住み手である我々により一層馴染んで心地よく感じています。そして、今月末に1年点検があるのですが、特に不満が無いので同世代である守谷さんといつものようにリノベーションとは違うお話で盛り上がりそうです(笑)

 「Kayashima Photo Studio Ohana」

2021-06-11
★★★★★(5/5)
10年ほど前ですが 中々上手く行かず、色々模索している中
たまたまアトリエmのサイトを拝見して連絡をしてみたところ
建築家 守谷さんの人柄に触れ、計画を進める事となりました

常にこちらの立場に立った上で物事を考え
最良のアイディアを提案していただけます

どんな事でも、うざいくらいに(笑)
全力で取り組んで頂ける姿に
こちらも心、動かされ、お互いに作り上げるという感覚で
本当に素晴らしい建物が出来上がりました

そして今、また新たなプロジェクトを
夢とともにお願いしているところです

 「四丁目の家」

2021-06-10
★★★★★(5/5)
10年前に設計施工をお願いしました。2世帯住宅の設計は親と子の好みが合わず難航しました。アトリエmさんには何度も家の模型を作り直して親子世代が納得する提案を何度もしていただいたのが懐かしいです。今も親子3世帯で仲良く暮らしています。

 「クチコミ」という言葉を少し調べてみました。

 大宅壮一ノンフィクション賞で知られる、大宅壮一さんの造語という説明がありました。

 想像通り「口頭でのコミュニケーション」の略ですが、1960年代当初「マスコミ(マス・コミュニケーション)」との対比で使ったり、文字によるコミュニケーションを「手コミ」とし、「口コミ」と区別していたようです。

 本来の意味での口コミは私もかなり重要視します。

 初めて会う人には「どんな本が好きですか?」や「面白かった映画は?」とよく聞いてしまいます。

 本なら長い場合は数十時間、映画でも数時間を費やすわけですから、外すのは嫌。そう考えると、建築で「外す」ことは絶対許されません。

 仕事に関しては全力で取り組んできたつもりなので、私達の物語を出来る限り伝えてみたいと思い、「現場日記」だったり「○○年後の感想」というページを作成したのです。

 大宅壮一さん的には「手コミ」です。

 今回、久し振りにやりとりしたクライアントも。

 「○○は高校が△△に決まりました。来年の4月から寮生活になります」

 「喋るのは得意ですが、文章にすると色んな思いを伝えようとするとなかなか纏めれなくて」

 「50才目前に試験に取り組むとは思っておりませんでした」

 「またビールを片手に、世間話をしながら……」

 他には、「投稿時期が同じになりすぎても」と言ってくれたクライアントも。

 時々、濃い霧の中をたった1人で航海しているような気持になります。

 こういった言葉を掛けて貰えると、自分のコンパスを信じてみようと勇気が持てます。

 一緒に作り上げた空間に本当の幸せがあるのなら、そこだけはよりどころにしても良いかなと思うのです。


 

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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ありのままの笑顔が大好きです‐1742‐

 私が住む大阪市平野区ですが、由来は諸説あります。

 征夷大将軍だった坂上田村麻呂の次男、坂上広野(ひろの)が治めたことがから「ひらの」となったという説。

 野を平らにしたから「ひらの」という説。

 いずれにしても、大阪市平野区も存続することになりました。

 こちらはお隣の東住吉区にある山坂神社。

 平野区は東住吉区から1974年(昭和49年)に分区して生まれました。

 ウィキペディアによると、投票では1票差で「大和川区」を上回ったとありました。

 平野区は東住吉区でもあり、大和川区か阿倍野区になった可能性があったのです。

 山坂神社の前には「七五三詣り」の看板が出ていました。

 境内を少しのぞいてきました。

 これはお百度参りに使われるものなのでしょう。

 一番下の文字は「回」?。

 朱の鳥居はお稲荷さん。

 「力石」は力自慢が競うためのものでした。

 神社はエンターテイメント空間でもあったのです。

 我が家の七五三は6年前が最後。

 勿論、Ohanaで石井さんに撮って貰いました。

 主役は娘なので、いい笑顔で撮れるよう長男も全面協力です。

 とっても懐かしい。

 もう笑い過ぎくらい笑っていました。

 折角なので兄も。

 着物。

 ドレス。

 兄妹。

 本当はこんな顔が一番多かったのですが、そこはプロの仕事を見せてくれました。

 遠い昔、7歳まで元気に生きてくれたことを祝ったのが七五三の始まりです。

 Ohanaは、このくらいの子供達が楽しめるよう設計した、私にとっても渾身の作品です。

 実は敷地が道路に収容されることになり、次のOhanaを現在計画中なのです。

 大きなコンセプトは変わらずとも、やはり進歩がなければ携わらせて貰う意味がありません。

 そこは石井さんとそれこそ膝を突き合わせて計画を練っているのです。

 2014年の七五三の記事に、「年に一度は家族で写真が撮れたらいいな」と書いていました。

 私は出来ていませんが、多くの人達にそう思って貰える新しいお店を創り上げたいと思うのです。

 Ohanaのトップページには、「ありのままの笑顔が大好きです」というメッセージがあります。

 その笑顔を引き出すのが石井さんの人柄とプロのスキルですが、何とかそれを応援できる空間にしたいのです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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仕事は上機嫌で‐1731‐

連休明けの水曜日は、朝から「うえだクリニック」の1年点検でした。

打合せがいつも水曜日だったのは、クリニックの休診日だったからです。

この点検は、1年前の竣工時に仮約束していました。

クライアントは皆お忙しい方ばかりなので、かなり先でもアポイントを取るようにしているのです。

「うえだクリニック」が面する長尾街道は、兎に角人通りの多い活気のある道で、この日もかなり渋滞していました。

打合せ回数は46回。

何なら、通いなれた通勤路くらいのイメージです。

水路が整備されているこの目抜き通りには、松原警察署もあります。

お巡りさんの言葉通り、しょっちゅうこの制服をみるので、治安もかなり良いはずです。

何と言えば良いのか、活気あるこの街道の風景が好きなのです。

10時にクリニックに到着し、院長と近況報告をしていました。

非情にポジティブな院長なので、いくらでも話すことはあるのですが、建築会社の担当者が一向に来ない。

電話をしてみると「あっ!」と。

忘れていたそうですが、偶然近くにいたので20分後くらいに慌ててやってきました。

怒っても仕方ないので、そこはぐっと我慢です。是正箇所を整理して、2時間程で失礼したのです。

すぐ近くには、松原市役所に松原市消防本部もあります。

渋滞で止まっていると、装備をつけたままの消防士方がジョギングしていました。

少し暑さがましになったとは言え、普段からこうやってトレーニングをしているのでしょう。

極限状態で人の命を救うことが、気合だけで出来るはずもありません。

仕事とは準備が全てなのです。

予定が押した為、このあと急いで谷町4丁目まで移動しました。

既存住宅状況調査技術者講習に参加するためです。

宅地建物取引業法の改正で、中古住宅の売買の際に行われる重要事項説明に、既存住宅状況調査を実施している場合にはその結果について説明することが義務づけられました。

この調査を行うことができるのは、既存住宅状況調査技術者の資格を持つ者のみです。

この資格は、建築士の免許を持っている人がこれらの講習を受け、修了考査に合格しなければなりません。

最後の考査中にも関わらず、ラインの着信音を切らないおじさんが隣に居たり。

「考査中はスマホは電源を切るかマナーモードにして鞄になおして下さい」と言われているのに、試験中にスマホをいじっているおばさんがいたり。

何ともどんよりした空気が流れていて、早く帰りたくなりました。考査は満点だったはずですが(笑)

「Ohana」のクライアントが「僕は風水とかあまり気にしないけど、このスタジオの気が良いのは分かるんですよ」と言ってくれました。

気が何かを正確に表現することは出来ませんが、40歳頃から、気の悪い場所には行かないようになりました。

時間は命です。気の悪い空間で時間を無為に過ごした時ほど後悔することはありません。

50年掛けて、自分の向かう方向が少しずつ、少しずつ分かってきました。

気の良いクライアントと、気の良い空間を、気持ち良く創り上げる。これが私の生きる、また生かされる道だと思います。

 仕事をするときは上機嫌でやれ

帝国ホテルの料理長を長年務めた村上信夫さんの信条です。

さすがはムッシュ村上。よく分かっておられるとい言えば言葉が過ぎますが。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

時は、よく用いるものには親切なり‐1676‐

 先週末「Ohana」のクライアントと会っていたのですが、昨日は萱島を訪ねました。

 京阪萱島駅を貫く大楠木は、萱島神社のご神木でもあります。

 改札を出ると、すぐに出汁のいい香りが鼻をくすぐるのもこの駅の特徴。

 設計時、早く着いた時には思わず暖簾をくぐったものです。12年程前の話ですが。

 着いてすぐ、斜め45度から1枚撮りました。この角度が、環境をよく表しています。

 ご実家の一部を切り取って敷地としたのですが、連続するH鋼は、母屋への通風を確保しながら、外部スタジオを捻出しています。

 「35本とは流石に縁起の良い数字を選んでますね」と、お客さんに言って貰ってそう。

 意図したものでは無かったのですが。

 中央のオリーブは、残念ながら2018年9月の台風21号で倒れてしまいました。

 2年が経ち、小さな芽が増えていました。

 1階のレセプションでご夫妻と3時間程話をしていました。

 いつも「とても居心地がいい」と言ってくれるのですが、この季節は南面する窓が最も活きる時期。

 日のあるうちに2階の撮影スタジオものぞいてきました。

 磨き上げられた床に観葉植物。

 大切にされているのが伝わってくるのです。

 2階の大開口から南を眺めると、周辺の買収が進んでいることが良く分かります。

 隣接する府道の拡張が決定したのです。

 背景となる壁に通常窓は設けませんが、北側にL字の開口を切りました。

 自然光を積極的に取り入れることを試みたのです。

 その縦スリットから北の萱島駅方向をのぞきます。

 建物中央に向かって道路境界が迫っています。第1期の買収で残っているのはこの建物だけになりました。

 2009年秋に駅前店から移転し、写真スタジオの新たな可能性を探ったのがかやしま写真スタジオOhanaです。

 地域の人達に認識して貰い、建築費を回収し、さあこれからという時で、「はたと困った」というのが本音でした。

 しかし新敷地がほぼ決まったこのタイミングで、本格的な打合せも始動しました。

 新敷地から現Ohanaを見返してみます。

 初めて計画地に立った時、私の全てのセンサーが全方位に向けて全開になるのです。

 ご夫妻での打合せ後、クライアントとはこんな所へ行くことになります。

 そして、こうなって。

 こうなります。

 酔わなければ話せない間柄ではありませんが、ビールと共に更に夢は膨むものです。

 ある現場からの帰り道、現場監督がこんなことを言っていました。

 「早く帰ろう、1つでも手間を減らそうとする職人が居るけど、そんなに急いで帰って何をするんですかね」

 少しでも遅く帰りたいという訳ではありませんが、同感です。

 時は、よく用いるものには親切なり

-ショウペンハウワー

 19世紀のドイツ人哲学者の言葉ですが、人にしても、物にしても、お金にしても、乱暴で、自分勝手な人を好きになる理由がありません。

 また、同時代を生きた鉄血宰相、ビスマルクはこうも言っています。

 青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。

 初めて読んだ時は笑ってしまいました。

 ゲルマン魂が、こんな言葉をはかせるのでしょうか。

 気が付けばこんな時間になっていました。

 春は色々なことが動き出す時です。青年と同様、私に出来ることは働くことだけです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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私の年輪‐1597‐

 前回は、長男の試合を観に行ったあと、近鉄奈良駅に向かったところまで書きました。

 近鉄奈良ビルは、坂倉準三の設計で1970年竣工なので私と同い年です。

 駅近の商店街は、いつもながら賑わっていました。

 近鉄特急に乗るようになり、web会員になりました。

 それで、ちょこちょことポイントが貯まります。

 これが微妙な貯まり具合で、現在使えるのは難波までの特急券とのこと。

 30分、510円の贅沢です。

 ガラガラで、乗っているのは外国人旅行者ばかりでした。

 淀屋橋から京阪に乗り換えて、大きなクスノキのある萱島駅で下車。

 年に1回、OhanaでのBBQに呼んで貰いました。

 2009年の竣工で、今年は11年目を迎えます。

 元は駅の高架下で営業していましたが、写真スタジオの更なる可能性を模索するため、少しだけ離れたこの地に新築することになったのです。

 初めて相談に見えたのは2008年の2月。お父様とご一緒でした。

 共に37歳だったはずで、もう10年以上前から知っていることになります。

 昨年の台風では、シンボルツリーのオリーブが倒れてしまいました。

 再生は無理と言われたそうですが、それでも少しずつ芽がでてきています。

 生き物とは本当に逞しいものです。

 手書きの看板の横に有るエントランスを入ると、レセプションです。

 この床は、5年程前の豪雨の際に浸水し、一度やり替えています。

 建物も店主も、自然に負けないくらい逞しいのです。

 今お客さんは居ないとのことで、2階のスタジオにも上がってきました。

 床の直上に切った小さなFIX窓は、子供さんに人気。

 撮影の機材の多くは、前店舗から持ってきたもので、ミリ単位で設計したことを思い出します。

 Ohana石井さんと愉快な仲間たちは、私がパシャパシャやっている間にすでに着席。

 乾杯となりました。

 石井さんは、「守谷さんはビールが好きだから」と、いつも色々なビールを準備してくれています。

 自分が設計したお店の裏庭でこれらを頂く幸せは、何にも替えることができません。

 こんな重要なことを私が書いてよいのが分かりませんが(と言って書いているのですが)、実は府道の拡張によって、Ohanaは移転する必要がでてきました。

 私にとっての建築設計とは、唯一無二のものを創ることです。

 オーナー、店主の方々に「出来れば、○○2ndのような店づくりは避けませんか」と言ってきました。

 Ohanaは最たる建物で、2011年にはキッズデザイン賞を受賞することができました。

 あの20mm~30mmの精度で建てたH鋼35本を、もう一度建てて欲しいと言っても、建築会社は断るかもしれません。

 そのくらい、30代の私にとっては持てるものを出し切った仕事だと思っています。

 ここで写し取られた幸せの景色が、このスタジオの存在価値を何よりも雄弁に語ってくれるのです。

 こちらは奥さん作の石井さん。とっても良く似ています。

 作品は私にとっての年輪です。

 年輪は、冬の成長が遅い部分が濃く映るので、1年ずつの輪が見えます。それ故、労苦を伴う仕事こそが、年輪となるのです。

 石井さんは「出来れば次の店も守谷さんに」と言ってくれました。

 プレッシャーは正直ありますが、本当にそうなれば40代で培ったもの全てぶつけてみたいと思うのです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

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『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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