タグ別アーカイブ: ビール

自分との付き合いかた‐2078‐

昨日は、医師のクライアントと、みっちり打ち合わせでした。

普段は、工事請負契約を結んでから、ゲンバ日記を公開をするという流れにしています。

ただ、こちらのクリニックが秋の開院予定。

時間があまり無いので、プランが決まればゲンバ日記にどんどんUPしていこうと思っています。

その打ち合わせ終わりで、妻と買い物に出かけました。

阪神高速松原線の喜連瓜破出入口周辺は、解体が終わりました。

2025年の春までには、新しい橋梁が掛かるのですが、空が広いのは良いものです。

セブンパーク天美は、喜連瓜破出入口から、南に3kmほどの所にあります。

一時はかなり混んでいましたが、随分落ち付いてきました。

駐車場は屋上がお気に入りです。

東を望めば、大和川線の三宅西料金所越しに生駒山。

南西には二上山。

5階建てで、周辺に高い建物が無いので、景色がとても良いのです。

ただエスカレーターの速度はゲキ遅。

安全対策なのだと思いますが、ここだけはやや不満なのです。

一般家庭で、晩ごはんのメニューを決める権限は、誰にあるのでしょうか?

多くの場合は作る人だと思いますが、わが家では妻です。

私は嫌いな食べ物が全く無いため、妻がメニューを決める際、どうしても子供優先の献立になってしまいます。

ただ、昨日はあまり食べずに仕事をしていたので、打合せが終わると空腹が限界に達していました。

一緒に買い物に行けばメニューも決められるだろうと、同行したのです。

しかし、こういったショッピングモールは誘惑が多い。

美味しそうな匂いがあちこちから漂い、思わず買い食いしてしまいそうになります。

晩ごはんを美味しく食べるため、ニコニコおじさんを横目に、歯を食いしばって我慢しました。

魚介類や野菜の専門店があるのも、ここの魅力のひとつ。

ケンサキイカも美味しそう。

もうイチゴがでているのか、とか。

ブロッコリーはアヒージョに入れて欲しいな、とか。

黄色のパプリカはほんとに鮮やかだな、とか思いながら、40%引きのステーキ肉を発見して購入。

空腹すぎて写真を撮り忘れましたが。

意識がもうろうとする中、さあ晩ごはんと急いで家に帰りました。

先のクライアントに「お正月は?」と質問すると、長野へスキーに行っていましたと。

宿は少し離れた秘湯の温泉宿に泊まったそうです。

長期休暇が少ないので、まとまった休みがあると、そういった宿に泊まり、大好きな地酒を飲むそうです。

上手に自分へ褒美をあげているなあと感じました。

お年賀とのことで、阪神百貨店のVANIというお店のムースケーキを頂いてしまいました。

この1店舗しかないそうで、行列に並んで購入してくれたとのこと。

本当に有難いことですが、これが素晴らしく美味しかったです。

私のご褒美は、週5回の晩酌と、池原ダムでの釣りでしょうか。

晩酌は、はじめは刺身でビール。

そして、アヒージョで赤ワインを飲みながら、好きな本を読みます。

その後、ブラタモリが残っていればあればそれを観て、一日が幸せに終わります。

先の計画も決まり、新規プロジェクトも目白押しです。

しっかり働き、上手に自分と付き合うことが、多分、幸せな人生を送る要諦なのだと思うのです。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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時は、よく用いるものには親切なり‐1676‐

 先週末「Ohana」のクライアントと会っていたのですが、昨日は萱島を訪ねました。

 京阪萱島駅を貫く大楠木は、萱島神社のご神木でもあります。

 改札を出ると、すぐに出汁のいい香りが鼻をくすぐるのもこの駅の特徴。

 設計時、早く着いた時には思わず暖簾をくぐったものです。12年程前の話ですが。

 着いてすぐ、斜め45度から1枚撮りました。この角度が、環境をよく表しています。

 ご実家の一部を切り取って敷地としたのですが、連続するH鋼は、母屋への通風を確保しながら、外部スタジオを捻出しています。

 「35本とは流石に縁起の良い数字を選んでますね」と、お客さんに言って貰ってそう。

 意図したものでは無かったのですが。

 中央のオリーブは、残念ながら2018年9月の台風21号で倒れてしまいました。

 2年が経ち、小さな芽が増えていました。

 1階のレセプションでご夫妻と3時間程話をしていました。

 いつも「とても居心地がいい」と言ってくれるのですが、この季節は南面する窓が最も活きる時期。

 日のあるうちに2階の撮影スタジオものぞいてきました。

 磨き上げられた床に観葉植物。

 大切にされているのが伝わってくるのです。

 2階の大開口から南を眺めると、周辺の買収が進んでいることが良く分かります。

 隣接する府道の拡張が決定したのです。

 背景となる壁に通常窓は設けませんが、北側にL字の開口を切りました。

 自然光を積極的に取り入れることを試みたのです。

 その縦スリットから北の萱島駅方向をのぞきます。

 建物中央に向かって道路境界が迫っています。第1期の買収で残っているのはこの建物だけになりました。

 2009年秋に駅前店から移転し、写真スタジオの新たな可能性を探ったのがかやしま写真スタジオOhanaです。

 地域の人達に認識して貰い、建築費を回収し、さあこれからという時で、「はたと困った」というのが本音でした。

 しかし新敷地がほぼ決まったこのタイミングで、本格的な打合せも始動しました。

 新敷地から現Ohanaを見返してみます。

 初めて計画地に立った時、私の全てのセンサーが全方位に向けて全開になるのです。

 ご夫妻での打合せ後、クライアントとはこんな所へ行くことになります。

 そして、こうなって。

 こうなります。

 酔わなければ話せない間柄ではありませんが、ビールと共に更に夢は膨むものです。

 ある現場からの帰り道、現場監督がこんなことを言っていました。

 「早く帰ろう、1つでも手間を減らそうとする職人が居るけど、そんなに急いで帰って何をするんですかね」

 少しでも遅く帰りたいという訳ではありませんが、同感です。

 時は、よく用いるものには親切なり

-ショウペンハウワー

 19世紀のドイツ人哲学者の言葉ですが、人にしても、物にしても、お金にしても、乱暴で、自分勝手な人を好きになる理由がありません。

 また、同時代を生きた鉄血宰相、ビスマルクはこうも言っています。

 青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。

 初めて読んだ時は笑ってしまいました。

 ゲルマン魂が、こんな言葉をはかせるのでしょうか。

 気が付けばこんな時間になっていました。

 春は色々なことが動き出す時です。青年と同様、私に出来ることは働くことだけです。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

心のサスペンションが違う‐1520‐

 この夏、2人目のオープンデスク生も奮闘中。

 今日も出社で、明日のプレゼンテーションへ向けて最後の追い込みなのです。

 道端には彼岸花。

 見上げればうろこ雲。

 彼岸の中日を過ぎ、まさしく秋真っただ中。本当に過ごしやすい気候になりました。

 酷暑の夏が思い出せない程で、人とは本当に忘れやすい生き物です。

 先週末、東梅田のキリンケラーヤマトで食事会がありました。

 キリンの名を冠しただけに、ビールにこだわったお店とのこと。

 学生時代から何度も前を通っていますが、入るのは初めてです。

 普段はスーパードライしか飲まないので、たまには苦味の効いたビールもよいもの。

 カニサラダが名物だそうで、確かにツマミになるくらいしっかりしたお味でした。

 こちら、伊勢丹で最も売れるタオル「カルメンタオル」をつくっている会社、I.S.T.の社長です。

 実はその誕生日会でした。本来、社長紹介用に撮った写真ではないのであしからず。

「セブンドリーマーズ」の阪根のお姉さんなのです。

 セブンドリーマーズは、全自動衣類折りたたみ機、ランドロイドで世間の注目を集めます。

 ランドロイドに私は関わっていませんが、ゴルフシャフト部門の店舗は、芝公園梅田と2店舗をデザインさせて貰いました。

 そのお姉さんの会社がI.S.T.ですが、これがまた凄い。

 姉弟のお父様が、1983年に創業

 フッソ加工の技術、ガラスを繊維として織る技術等に優れ、燃えない生地は、確か新幹線のカーテン、ロケットの内部にも使われていたはずです。

 1983年といえば私は中学1年生です。中学2年だったか、友人だった阪根の家に遊びに行きました。

 私の実家と比べると上品な住宅ではありましたが、決して豪邸ではありませんでした。

 セブンドリーマーズの母体となったスーパーレンジン工業も、元はグループ会社だったことを考えると、一代でこれだけの企業を育て上げた手腕は、並大抵ではありません。
 
 現在は会長となったお父様は、技術者からのスタートです。

 このあたりは、私が尊敬する京セラ名誉会長の稲盛和夫さんと共通するところも感じます。

 お会いしたことは3、4度だと思いますが、一度、スキーへ連れていってもらいました。背が高く、常にニコニコとしている印象しかありません。

 私は友人知人の間では、多少気が短いことになっています。

 学生時代は喧嘩もしましたし、時々熱くなって討論するからだと思います。

 しかし、私は基本的には楽しいのが好きだし、平和主義者です。今までの人生で、自ら人を挑発したことはありません。

 あくまでも私の言い分ですが、なにかしら吹っ掛けられたことに対してなのです。

 討論や議論が何を指すのかは難しいところです。

 自分の主義主張が、他人と違っていることは全く問題ありません。ただ、否定されるとやはり嬉しくはありません。いつも心の中にあるコンパスと相談し、全ての決断を下してきたつもりですから。

 しかし、例えば阪根のお父様なら、笑って済ませるような気がします。

 サスペンションの能力が違うのだろうと想像するのです。

 車なら、能力の高いものを買えばよいのですが、自分を乗り換える訳にはいきません。

 鍛えるには、悪路を好んで走るしかないような気がします。ということは、まだまだ苦労が足りないだけか……

 成長、進歩と言うけれど、勿論そんな簡単なはずはありません。しかし、する人はするのです。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm

「回遊できる家」放映

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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