タグ別アーカイブ: 富士山

2021年 暮れは元気にご挨拶‐1865‐

今年も残すところ1日となりました。

毎年そう思うのでしょうが、この2年は特に時間が加速した感じがします。

勝手ながら、私の1年を振り返ってみます。

1月 家康が愛した街、家康が愛された理由‐1760‐

今年の年始は、静岡に寄ってから東京へ向かいました。

長男が東京の大学を目指すと言うので、それなら見るべきだと出掛けたのです。

静岡は敷地調査に寄ったのですが、家康が愛した街です。評論家、谷沢永一は家康をこう評しています。

可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。

2月 忠誠のひまわり‐1768‐


中之島の国立国際美術館で開催されていたロンドン・ナショナルギャラリー展へ行きました。

アートは分かりやすくあるべきだと思っているので、ゴッホは大好きな画家です。

ゴッホが花瓶に活けられたひまわりを描いたのは生涯で7枚。そのうち署名が入っているのは2枚だけ。

明るい配色と力強い筆遣いとは裏腹に、ひまわりの花弁は多くが抜け落ちています。
作品の明解さと、作家が不遇の人生が二重構造となり、ミステリアスとも言える魅力を放っているのではないか。それが私のゴッホ評です。

100年以上前のゴッホとゴーギャンの関係は、全て想像の世界でしかありません。しかし研究者の間では、ひまわりは「忠誠」を示すものだと考えられているそうです。

太陽をまっすぐに見つめるひまわりから連想されたものだと思いますが、明るい黄色の後ろに流れる物語としては、これ程切ないものはないのです。

3月 さよなら、青春のSAVAGE‐1776‐

2017年、1987年から30年乗ったLOWEの14フィートを廃船にしました。

今年は、2004年から17年連れ添ったSAVAGE(サベージ)の12フィートを、八尾のサイトウ自動車サービスに引き取ってもらいました。

後日談があります。

結構すぐに買ってくれた人がいたのですが、それを伝えるのをすっかり忘れていたそうです。聞いたのが11月の車検の際でした。

使って貰っているだけで嬉しいのです。

4月 とらわれず、一刀両断‐1786‐

映画「鬼滅の刃」が大ヒットしました。

ちょっとブームにのって柳生街道の天石立神社で一刀両断してきました。

5月 スタディケイションと森の哲学者‐1795‐

なかなか旅行に行きづらい日々が続きますが、ゴールデンウィークは家族で池原ダムへ。

ワーケーション、スタディケーションという建前で、少しゆっくりしてきました。

特別天然記念物のニホンカモシカにも遭遇したのです。


6月 サンワカンパニー産‐1809‐

時々メーカーの方から、商品開発だったり、カタログへのアドバイスを求められることがあります。

6月には大阪発の建材メーカー、サンワカンパニーから相談がありました。

洗面ボールのシガラキは、当社の作品写真が採用されているので、思い入れのあるメーカーです。

7月 楽しむ境地の深さには及ばない‐1815‐

今年の大谷翔平選手の活躍が、メジャーリーグ、野球を変えるかもしれません。

シーズン後には圧倒的支持でMVPを獲得しました。

7月8日、産経新聞のコラムで、藤井聡太棋聖と共に、本業以外にあまり興味がないことが紹介されていました。

大谷は飲みに行くより練習が好きだというし、藤井にいたっては趣味が「詰め将棋」というのだから。持って生まれた才能はもちろんのこと、わき目もふらず一つのことに打ち込むことができる性格と集中力こそが天才を作る。人を育てるヒントになろう。

「楽しむ境地の深さには及ばない」という渋沢栄一の言葉を思い出すのです。


8月 人生はチャレンジ。YOUTUBE始めます‐1822‐

YouTubeをはじめとするメディアの登場で、動画の配信が容易になりました。

この夏、 『建築家・守谷昌紀TV』 をスタートしました。

1本目は、竣工間際の「3つの庭を持つコートハウス」。画質のコントロールがしっかりできておらずでやや粗く……

いまだ暗中模索ですが、新しいことを始める楽しさも感じています。

9月 演出・守谷の想像以上‐1834‐

YouTubeをはじめた理由は先に書きました。

私の仕事はクライアントからオファーがあって、はじめて成り立つ仕事です。

そのクライアントと、どういった関係の中で建物が出来上がっていくか。それも是非伝えてみたいと思っていました。

「おいでよ House」 へは、写真、動画と合せて5回も撮影に協力頂きましたが、お子さんも大活躍してくれました。

で、出来上がった動画がこちらです。

10月 棚田、コスモス、 石舞台‐1843‐

オフィスデザイン&多目的スペースデザイントレジャーキッズたかどの保育園が掲載されました。

自分で言うのも変ですが、とても園児に優しい保育園だと思います。

また、保育園を設計する機会があれば良いなと思っているのです。


11月 1111、いい日オレンジ‐1851‐

6年ぶりに、アトリエmのWebサイトをリニューアルしました。

私が大好きな色でコーポレートカラーの濃いオレンジを全面的に採用しました。

なにより11月11日という日程が、1の4並びで、絶対いい日のはず。

12月 ESSE online(エッセオンライン)でコラムの連載をはじめました‐1858‐

初回はキッチンとパントリーの関係について書きました。

年始に第2弾が公開予定なので、またここでお知らせします。

その後、「あちこちでお茶できる家」にも久し振りに伺いました。自分の作品や設計手法をここまで振り返ったことが無かったので、沢山の気づきがありました。


まとめる、比較することはとても大切だと再認識したのです。


コロナ下の社会になりおよそ2年が経ちました。ここ最近は、世界でも類を見ないくらい感染者数が激減していました。

一方、オミクロン株の感染も報告され始めました。

一喜一憂するなという方が無理ですが、それでも前を向いて生きるしかないのが人間です。

大谷翔平選手、松山英樹選手はスポーツの世界においても、活躍は国籍や人種を問わないことを証明してくれました。ひたむきに生きる若者に、沢山の夢と勇気を貰ったのです。

今年1年、このゲツモク日記ゲンバ日記にお付き合い頂きありがとうございました。 また、『建築家・守谷昌紀TV』 を観て下さった方にも感謝申し上げます。

常に明るく前向きに。2022年も素晴らしい1年となることを確信しています。

■■■ 12月6日『ESSEonline』にコラム連載を開始
第1弾は「キッチン・パントリー」■■■

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■

■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

家康が愛した街、家康が愛された理由‐1760‐

 新年あけましておめでとうございます。

 2021年は年始から穏やかな好天に恵まれました。

 状況が状況なので迷いましたが、このタイミングしかないと思い、静岡、東京行きを決めました。

 1月2日の早朝に大阪を発ちました。

 東名を走っていると、静岡側からの富士山が見えてきました。

 大阪から300km。静岡インターで高速を降ります。

 静岡県は何度も来たことがありますが、市内は初めてだと思います。

 1時間程で所用を済ませました。

 地図を見ると、「三保松原」の文字が見えたので、海沿いまで走ってみました。

 近くに御穂(みほ)神社があったので、まずは初詣で。

 やはり人出は少な目です。

 一年の健康と安全を祈念してから「神の道」を歩きますが、これがなかなか雰囲気があるのです。

 10分位歩くと、駿河湾が見えてきました。

 青い海に白い波。

 そして一筋の雲に冠雪した霊峰富士。

 まさに絶景でした。

 駿府城公園にも立ち寄りました。

 櫓は見えますが、残念ながら天守閣は残っていません。

 徳川家康は三たび駿府に入り、最後の地に選んだことでも知られます。

 中心街のすぐ北にありますが、現在は広大な公園として開放されています。

 正月らしく、凧揚げをしている家族がいました。

 中央部あたりにある家康像です。

 鷹狩りを好んだ家康らしく、左手には鷹が止まっていました。

 戦国時代、駿府城は強大な勢力を誇った今川家の城でしたが、家康は人質にとられ、7歳から18歳までをここで暮らしました。

 しかし、信長が桶狭間の戦いで今川義元を討つと、今川家は急速に衰え、1568年武田家に追放されます。

 1582年、今度は家康が武田家を追放し駿府に戻ります。

 ところが今度は秀吉の時代となり、1590年に関東へ移封され再びこの城を出ることになるのです。

 秀吉が世を去り、関ヶ原の戦いで勝利した家康は、1603年、征夷大将軍に任じられ江戸幕府を開きます。

 パックストクガワーナとも呼ばれる、270年に及ぶ太平の世の礎を築いた家康は、1607年に秀忠に征夷大将軍を譲り、大御所となって三たび駿府に戻ったのです。

 そして75歳という長寿の人生をこの地で終えました。

 静岡の人は家康がこの地を愛した理由を4つのキーワードで語るそうです。

 水、空気、海、そして雪が降らない

 十分に感じることが出来ましたが、今度は水を知る為に、何か地の物を食べてみたいと思います。

 関西での暮らしが好きですが、山のある景色だけは少し物足りないかもしれません。

 富士山、磐梯山、岩木山に開聞岳。

 「良い山がある町から大人物が育つ」と聞いたことがあります。

 家康が天下を収めた理由は富士山だけではないと思いますが、単純に顔が上を向くだけでも、人生が違ったものになるとも思うのです。

 評論家、谷沢永一は著書「人間通」でこんなことを書いています。

 彼奴には至らんところが多いけれど、なにしろ可愛気があるから大目に見てやれよ、と寛大に許される場合が殆どである。(中略)才能も智恵も努力も業績も身持ちも忠誠も、すべてを引っくるめたところで、ただ可愛気があるというだけの奴には叶わない。人は実績に基づいてではなく性格によって評価される。

(中略)

 可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。

 可愛気は全く自信がないのですが、律気なら何とかできそうな気がします。

 磨きあげれば、殆ど可愛気に近づくという言葉には随分救われた気がします。


 
 先程東京から戻ったのですが、ひとつやらかしてしまいました。

 続きは木曜日にUPします。

 今年も一年、宜しくお願いいたします。

■■■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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心へ放火‐1685‐

 4月8日に東急リバブルから『Sumikata』が発行されたと書きました。

 タワーマンションに住むクライアントへ届いたそうで、「ご活躍、心よりうれしく思います」とメールがありました。

 また、「滋賀の家」のクライアントからはこんなコメントも。

 青空に映える素敵な建物ってよく見たら(笑)

 とても茶目っ気のある方なのです。

 撮影の日は雲一つない快晴でした。

 左に見えるのは、元山城だったこの地を守るための土塁。

 その上に咲く老桜が満開でした。

 夕景も最高の条件で撮ることができました。

 夕焼けのご褒美付きです。

 元料理人のご主人もキッチンに立って下さり、遅くまで料理と会話を楽しませて貰ったのです。

 人の成長を心から喜べることは、自分の成長を促することになるのだと思います。

 反対の言い方をすれば、それだけ難しいこととも言えます。

 しかしクライアントだけは、私が何か少しでも結果を残せば本当に心から喜んでくれるのです。

 なかなか外出がままならないこの時期。

 この日記を読んでくれる人へ、私が出来ることは何だろうと考えました。
 
 そうだ、美しい!(と思う)写真をUPしよう。

 2018年5月の池原、2015年8月の鶴岡。2015年1月の富士山

 2017年5月の不老ふ死温泉、2015年9月の吉野ケ里、2018年1月の蔵王

 2014年5月の四万十川、2012年8月のブリオンヴェガ墓地、2019年10月の香港

 2015年5月の札幌、2014年9月の敦賀、2017年2月の郡上

 2011年5月の阿蘇、2012年8月のフィレンツェ、2017年2月の沖縄

 2012年8月のサグラダファミリア、2016年8月のセイナッツァロ村役場、2002年1月のアンコールワット

 1995年5月のロンシャン礼拝堂、2011年11月のファンズワース邸、2011年11月の落水荘

 2012年8月のヴェネツィア、2011年11月のタイムズスクエア、2002年2月のホーチミン

 1995年5月ロンシャン礼拝堂から、2019年9月の香港まで。

 24歳から49歳の間、日本と世界を旅する中で、「美しい!」だったり、「凄い!」だったり、私が心動かされた風景ばかりです。

 日記の最上部のヘッダーにランダムで表示するようにしました。

 体験と体感こそが私の財産です。「この騒動が収まったら出掛けてみたい」と思って貰えたら私の試みは成功。

 放火は重罪ですが、心への放火は無罪のはずです。

 ずっと先にでも、小さな灯台さえあれば人は荒波の中でも航海を続けられるのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
巻頭インタビューが掲載されました

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】

■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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せめて4対6‐1649‐

 冬が暖かくなったといっても12月中旬です。流石に寒くなってきました。

 ディーラーにスタッドレスへのタイヤ交換を依頼していました。

 預けてあった車を、なにわ筋沿いにある店舗へ引き取りに行って来ました。

 通りのイチョウが色付いており、この時期の楽しみでもあります。

 タイヤ交換だけなら1時間程ですが、先々週、運転席の窓ガラスが突然「ドンッ」という大きな音と共にドアの中に落ちてしまいました。

 窓ガラス無しの状態になっていたのです。

 調べて貰った結果「窓ガラスを固定するナットが緩んでしまったようで……」とのこと。

 誠実なお詫びがあったのと、再固定し緩み止めの薬剤をしっかり塗布するれば問題ないとのことだったので、納得して帰ってきました。

 持って行く時は半分オープンカーで、嬉しいのが本音でしたが。

 今年の年始は、伊豆半島を旅しました。

 沼津で少し遊び、駿河湾沿いを走りました。

 目的地を決める時は、何かしら風景のイメージをつくりますが、富嶽三十六景よろしく、海越しの富士山を思い描いていたのです。

 しかし残念ながら、丁度そのタイミングで山頂に雲。

 そのカットは、またの機会になってしまいました。

 この旅では、行きの高速道路で降り口を通過してしまい「特別回転」という制度を紹介しました。

実はもうひとつ大きな失敗をしていたのですが、恥ずかしくて書いていなかったのです。

 ちょっとした不注意で、縁石にタイヤを当ててしまい、ゴム部分がえぐれてしまったのです。

 この状態で大阪まで帰るのは怖いので、JAFに連絡すると提携会社の人がすぐにやってきてくれました。

 車の腹からスペアタイヤを外し。

 正月休みにも変わらず、とても愛想の良いお兄さんが、てきぱきと入替をしてくれたのです。

 自分で交換も不可能ではありませんが、旅先でもあり本当に有り難かったのです。

 そんな関係で、現在スタッドレスは前輪部のみが新品。

同じ銘柄のスタッドレスタイヤですが、楕円の部分を見れば「34週目、2018年製造」と分かるとディーラーの人に教えて貰いました。
 
 当たり前ですが、サービスする側とサービスして貰う側で言えば、前者の方が経験値が高いものです。

 しかしサービスする側が、自分にウェイトを置くか、相手に尽くそうとするかで、全く違った印象になります。

 この比率は、10対0、5対5、0対10と無段階のバリエーションがあります。せめて4対6でなければ、仕事上での会話は成立しないでしょう。

 職種は伏せますが、ある営業マンが「新しく担当になったので、守谷さんのいい日に行きますよ」くらいの感じで電話をしてきました。

 仕事のキャリアは5年目と言いますから20代でしょう。「まさかあなたに敬意など持っていませんよ」という言葉が後ろから聞こえてきそうで、印象的には2対8。

 あまりにも馴れ馴れしいので「守谷さまの間違いじゃないのか」と言ってしまいました。

 評論家、谷沢永一は著書「人間通」でこんなことを書いていました。

 才能も、智恵も、努力も、業績も、忠誠も「可愛げがある」という奴はかなわない。秀吉にあって家康にないものは「可愛げ」であると。

 しかし「律儀」を磨き上げれば、殆ど「可愛げ」になる。家康はそれで天下を取ったのだと。

 「律儀」も「可愛げ」も無いのに、口のきき方だけは一人前。そんな営業と喋りたいという人など誰もいません。

 翻って自分を見てみると、「可愛げ」はほぼ無いでしょう。

 ということは「律儀」で生きるしかありません。ということくらいは自覚しているのです。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出

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【News】

『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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10年ひと昔‐1617‐

 月曜日から娘の小学校が始まりました。

 週休2日が増え、休みが多すぎるとは思いますが、長い夏休みは学生の特権です。

 8月は目一杯休んでも良い気もします。お母様方は少しでも短い方が良いと思いますが。

 本日の『houzz』の特集記事 「滋賀の家の家」が紹介されていました。

 『住まいの設計』『月刊ハウジング』にも掲載され、沢山のメディアに露出してくれました。

 SUVACOのインスタには「回遊できる家」が上がっており、「阿倍野の長屋」と合わせて、親孝行な作品三羽ガラスです。

 山城跡という敷地条件がまず特別です。

 それを活かしたへの字のプランに、セカンドリビングと繋がる吹抜けがこの家の中心です。

 環境は普通ではありませんでしたが、ご家族はとても気の良い方ばかりでした。

 このカットは料理が得意なご主人が、ご馳走してくれた時のものです。

 お菓子作りが得意な奥さん。

 得意と書くと、ご本人は嫌がるかもしれませんが、シューズクローゼット、キッチン、パントリーと続く動線は、この後の仕事にも活かすことができました。

 キッチンからの景色も圧巻なのです。

 しかし今回採用された写真は、上記のパントリー内の写真。

 見せたい写真と、見たい写真が異なるケースは多々あるはずです。

 それに応えるのも私の仕事かな、と思い撮影した写真が取り上げられることは結構あるのです。

 楽あれば苦ありで、わざわざ審査会場まで模型を持ちこんだキッズデザインアワード。

 先週、選外の連絡がありました。

 現行プロジェクトを進めながら、寝る時間を削って提出したものですし、正直自信もあったのですが……致し方ありません。

 朝のジョギング中に見たヒマワリみたいな気分です。

 「太陽がでていない時は、こんなに下を向いてるんだな」と思い、見ていたのです。

 ヒマワリと言えば、これまでのベストショットは、2009年夏の旅行でしょうか。

 吉田あたりだったか、富士山を従えたカットは壮観です。

 青い空に黄と緑のヒマワリ。

 「鮮やか、ここに極まれり」といったところでしょうか。

 カット違いですが、家族用の年賀状に使ったので、よく覚えているのです。

 39歳なら49歳、1歳なら11歳。10年ひと昔とはよく言ったものです。

 「歳を取った」のではなく、「生きた」と言える10年でありたいものです。

 太陽が昇れば上を向き、沈めば下を向くのが自然の植物なら、意思をコントロールできるのが人間です。

 夢は遠いなあと思いながらも、心の中の太陽=夢は、いつも南の空に上げておくしかありません。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Events】
■9月9日(月)14:00~17:00 サンワカンパニー
<グランフロント大阪>にて「無料相談会」に参加
■9月15日(日) 9:00~12:00 高槻高校文化祭にて
「頼れる卒業生」による無料相談コーナーに参加

【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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雪の魅力と魔力‐1550‐

 今日の新聞に「仕事始めは7日以降」という企業が36.3%だったというアンケート結果がでていました。

 当社も今日が仕事始め。しかしトップに休みはありません。旅先でも基本仕事です。

 傍から見れば十分休んでいるのですが(笑)

 冬季休暇の後半は、4日(金)の朝に大阪を発ち、伊豆半島へ向かいました。

 新東名高速から、何とか富士の頂きが見れました。

 穏やかな天気で、茶畑も色鮮やか。

 気持ちのよいドライブ日和でした。

 昼食は沼津港でとることにしました。

 伊豆半島の付け根、西側にある港町です。

 初めて訪れましたが、やはり港町が好きなのだと思います。

 観光地化されている部分もありますが、風情を残している部分もあり。

 このあたりのバランスが良いなと感じたのです。

 干物が名産らしく、アジ、サバ、タチウオ、キンメダイ、イカ等が店先に並んでいました。

 それらを焼いて食べるのが私の希望ですが、そこは子供の意見が優先。

 魚のハンバーガー店になりました。

 私はサバのハンバーガーにしましたが、フィレオフィッシュの美味しい版という感じ。

 旅先の食事は、家族が満足してくれれば十分です。

 駿河湾は急深の地形から、深海魚が多く獲れます。港には「沼津港深海水族館」が併設されています。

 生きた化石シーラカンスは、私たちが小学生の頃よく特番になっていました。

 冷凍保存されている実物が観れるのです。

 その後、宿のある東岸の温泉町、伊東まで移動。

 妻が地魚が美味しいという寿司屋さんを予約していました。

 長らく寿司など連れていっていない子供達は、飛びつかんばかりの勢い。それを制して1枚だけ写真を撮りました。

 長男はマグロとイクラ、娘はアジと白身が好物です。

 この後は、かなりの勢いで食べ続けたのです。

 妻はキンメダイの煮つけと、カワハギの肝あえ、メカジキの漬けが美味しかったと。

 珍しいところでは、ガリンチョという深海魚の握りがなかなか美味しかったのです。

 一緒に夕食を食べることはあまりないので、せめてもの罪滅ぼしのつもりですが、4人であれだけ食べて3万円行かず。

 このあたりはインターネット社会の恩恵でしょう。満足度100%でした。

 実は行きに富士山に見とれていたら、1つインターチェンジを乗り過ごしてしまいました。

 長泉沼津ICの1つ先は御殿場IC。

 17.8kmありました。

 高速道路で乗り過ごした時は「特別回転」というシステムがあるのは知っていたので、駄目元で聞いてきました。

 一般レーンに行きインターホンで事情を説明。

 私はETCレーンで流出した後に、一般レーンで戻ったのですが、流出時に一般レーンで事情を説明するのがベストだったそうです。

 それでも、御殿場料金所の人が、長泉沼津ICで降りた料金となるよう、親切に処理してくれました。

 おそらく往復千円程度のことですが、何事も経験です。

 何より高速道路でのバックは違法の上、極めて危険。命にかかわります。

 せめて高速代だけでも帰ってくると知って貰えればと思うのです。

 年末年始に開田高原へ行った際、雪道で大きく車体をへこませている車がありました。

 乗っていた人は外にでており、大きな怪我は無かったようです。

 しかし雪道の恐ろしさを実感させられる場面です。

 富士は日本一美しい山です。

 更に、雪を頂いたこの時期の美しさは格別です。

 真っ白な雪は、その景色を一変させ、見るものを引き付けるものがあります。惑わせると言えば言い過ぎでしょうか。

 運転に長けたドライバー諸兄へは釈迦に説法ですが、命より大切なものはありません。

 急げば急げるのが、車の長所であり、最大の短所。

 雪道と雪景色には十分にご注意下さい。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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はやきこと風のごとく‐1429‐

 一昨日、11月7日発売の『ESSE』という女性誌に、「松虫の長屋」の写真が掲載されました。

 『快適で「楽しい!」家づくり』というテーマで3ページにわたり、8軒の家が紹介されています。

 写真が1枚だったのは残念ですが、選んでもらった嬉しさもあります。

 表紙は仲間由紀恵さん。もしよければ手に取ってみて下さい。

 先週末の埼玉行きですが、連休の渋滞予測もあり、夜遅めに大阪に戻るイメージでした。

 11月5日(日)ライン下りを終え、10時半頃に長瀞を出発。

 秩父から甲府へ抜ける国道140号線は通行量の多い道路。早めの出発で、昼過ぎの甲府着を目指します。

 峠では間もなく紅葉のピークといった感じでした。

 甲府まで約2時間半。

 駅前の駐車場に車を停めて、徒歩でウロウロします。

 駅北の広場では、山梨ラーメングランプリなるイベントが開催中。

 全国から味自慢のラーメン店が集まり、1杯800円で投票が行われるそうです。

 凄い行列で、うちの子供達は屋台のたこ焼きと肉まんを食べていましたが。

 駅前に建つ山梨文化会館は 丹下健三の設計。1966年の完成です。

 何本かみえる筒状の部分には、縦動線が収まっているのでしょう。コンクリートの強さ、自由な造形を活かした建物です。

 その隣に建つのは山梨県立図書館。

 高さはかなり抑えられ、時代の気分を感じさせます。

 明るく、開かれた図書館で、多くの市民が利用していました。

 駐車場が1時間無料となっており、このあたりの配慮には好感がもてます。

 2階は、受験生が多く勉強しているようでした。

 入試まであと2、3ヵ月。ピリピリとした空気感が伝わってきますが、ここで勉強できる甲府っ子は幸せにみえます。

 駅の南にある武田信玄像。

 甲府城跡も駅南にあります。

 これは豊臣が築いた城で、信玄がここで采配を振るったわけではありません。

 しかし、天守閣跡から甲府盆地を見渡せば、その美しさは他に類のないものです。

 盆地の向こうには富士山も見えます。

 戦国最強とうたわれた武田軍は、三方ヶ原の戦いで、織田、徳川連合軍を打ち破りました。

 歴史に「たられば」はありませんが、信玄がもし早世していなければ、という話はよく聞きます。

 ここ甲府が日本の首都になっていた可能性も十分にあった訳です。

 今回は11月4日(土)は青→草津、黄緑→諏訪、5日(日)はオレンジ→長瀞、赤→甲府、黄→大阪と1100kmの旅。

 大阪に戻ったのは深夜12時でした。

 土曜日は、草津で大きな虹が見えました。

 ぶつぶつ言いながらも子供が着いてきてくれるうちに、少しでも沢山の景色を見せておきたいと思います。

 年末は、夏休みにキャンセルした47都道府県最後の宮城への旅の予定です。

 冬の東北ですが、一番好きなフェリーの旅で完結したいと思っています。

 風林火山は言わずとしれた武田家の旗印。

 今度は何とか出掛けられるよう、疾(はや)きこと風のごとく正しい判断を積み重ねるのみです。