前回、ワーケーションについて書いてみました。
宿泊先で仕事をするのこともそうですが、実は池原ダム近くでリノベーション計画の相談を貰っていました。
4日(火)に初めて建物を見に行って来ましたが、これがなかなか面白い、かつ歯ごたえのある建物で……
こちらは、また回を改めて書いてみたいと思います。
その調査終わりで、橿原神宮駅あたりまで家族を迎えに戻りました。
一般的な流れとは逆ということもあり、新緑の中、熊野街道は爽快ドライブウェイです。
行って戻ると、すでに夕方。すぐに食事の準備です。
ここでの食事は、全てお父さんプレゼンツ。なので遊びという感覚はありません。家族を楽しませる真剣勝負です。
焼肉に失敗はありませんが、みんな大好き豚バラファイヤーはコストパフォーマンスが最大値。
むしろ気を使うのは鍋で炊くご飯です。
今回は正直75点くらい。そこは雰囲気と空腹が、15点くらいサポートしてくれるので、3合がほぼなくなりました。
皆満足した感じで、早めに就寝したのです。
翌日は雨になると分かっていたので、「無理して釣りに行かなくていいよ」と言っていました。
なのですが、年に1、2回しか来ないこともあってか、2人とも早起きしてきました。
6:30頃から湖上にでました。
まずは娘が、3回目くらいのバイトで35cmを。
30分後に長男も33cmを。
2時間程でミッションはコンプリートです。
大人の立場でワーケーションを書きましたが、子供達にとっての長期休暇は、常にスタディケイションです。
ウグイスの鳴き声を聞きながら勉強するのも良いものでしょう。
中途半端に帰っても、ということになり、ここで晩御飯まで食べて帰ることになりました。
ヒタヒタカレーで家族とのスタディケイションは終了。19:00頃、バンガローを後にしたのです。
バンガローに到着する直前、急斜面に何か見えたので車を止めました。
ニホンカモシカです。
『もののけ姫』のシシ神はニホンカモシカがモデルになっているのだと思います。
池原ダム、七色ダムに通うようになって30年近くなりますが、ニホンカモシカ
を見たのは3回目です。
驚いて逃げたりはせず、じっとこっちを見ているので動画もゆっくり取れました。
全く動かないので、子供達は「ほんとに生きてる?」と言っていましたが、それが天然記念物になるまで個体が減った理由なのでしょう。
Wikipediaには、紀伊山地の個体は784頭と推定されているとありました。
また、「森の哲学者」という記載もありました。言い得て妙です。
何を歌っているのが分かっていませんが、夕食後に振り付きで一曲を披露してくれました。
親として、こんなことをしてあげた、こんなことをしてあげたと言いたくなりますが、まずは仲が良いのが一番です。
もっと言えば、全ては幸せのために、です。
その方法には、絶対解がないので哲学者という仕事があるのです。
一旦大阪に帰ってきたのですが、今日ワーケーションに池原へ戻り湖畔の哲学者になろうと思います。
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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