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『住まいの設計』と「建築家」の関係‐2010‐

『住まいの設計』の最新号が昨日発売されました。

この号をもって、63年の歴史に幕を下ろすことを、元編集長・鈴木さんのfacebookで知りました。

これまでに7軒の住宅を掲載頂き、本当にお世話になりました。

①2007年9月21日発売『新しい住まいの設計11月号』  「光庭の家」 掲載

『住まいの設計』 は扶桑社から膈月で発売される住宅誌ですが、以前は毎月発売でした。

その分、多くのチャンスがあったとは言え、全国から建築家が応募する訳で、初めて取り上げて貰うまで約10年掛かりました。

それだけに、表紙の「行列のできる建築家」のキャッチコピーにワクワクしたものです。

ただ、「光庭の家」はリフォーム特集枠でしたが。

②2010年7月21日『住まいの設計9・10月号』 「サロンのある家」掲載

取材チームは編集者、ライター、カメラマンで構成されています。

この時は編集長の鈴木さんが担当してくれました。

この号のテーマは「家にいるだけで幸せになれる家」。

2010年7月21日発売ですが、取材は5月上旬。

にも拘わらず、ご主人は屋上でシャワーのシーンを撮影。文字通りひと肌脱いで下さったのです。

取材チームの熱意がやはり伝わるのです。

③2011年9月21日『住まいの設計11・12月号』 「イタウバハウス」掲載

「イタウバハウス」 の取材も、鈴木さんが担当してくれました。

「身の丈予算の家」というタイトルをつけて貰いました。

普段から重要視している、予算調整の方法も大きく取り上げられています。

こういった点にもフォーカスして貰えると分かり、本当に読者に寄り添った雑誌だなと思うようになりました。

「イタウバハスウ」はWebサイトでも全金額を公開しているので、今でも大変アクセスが多いのです。

④2016年3月19日『住まいの設計05・06月号』 「滋賀の家」掲載

「滋賀の家」 は「イヌと暮らす家」特集でした。

良い紙面をつくろうと、それぞれが精一杯の仕事をする。

そんな取材の現場が大好きです。

⑤2016年5月21日『住まいの設計07・08月号』 「阿倍野の長家」掲載

この号では「HAPPY RENOVATION」特集でした。

取材を担当してくれた方が、後に『ESSE』に移られ、そちらでも取り上げてもらいました。

子供さんの協力なくして取材の成立はあり得ないのです。

⑥2018年3月20日『住まいの設計5・6月号』 「回遊できる家」掲載

ライターも色々な方がおられました。

女性の方が多かったと思いますが、この取材は男性でした。

奥さんから、どんな話を聞き記事にするのかは、いつも興味をもって聞いていました。

⑦2022年5月13日『住まいの設計6月号』 「おいでよ House」掲載

アトリエmとして最後になったのが「おいでよ House」

ちょうど1年前になります。

「子育て世代の家づくり」特集で、カメラマンさんは八面六臂の活躍でした。

まだコロナ下の社会。

マスクをつけての撮影ですが、誰がいつ撮るかでまったく違う写真になるのです。

テレビでも雑誌でも、取材はオールOKという方も居ますが、多くの方はあまり気乗りしないものです。

しかし「守谷が言うなら仕方ないかな」と引き受けてくれる訳です。

取材後は「いい記念になりました」と言って下さる方も多かったのですが。

「滋賀の家」のご家族は、取材後に夕食まで用意してくれました。

ご主人が焼いてくれたお好み焼きとおでんを肴にポメリーで乾杯しました。

私にとって、最高の1日になることも多々ありました。

カメラマンの本気。

ライターの聞く力。

そして全体の舵を取る編集者。

「こんなところを撮るんだ」という気づきも多かったです。

『住まいの設計』の取材チームは、誰もがプロフェッショナルで、かつ現場の雰囲気が楽しかったと思います。

実は、私が一番嬉しかったのはこの号です。

2011年1月21日『住まいの設計3・4月号』の「地元建築家がガイドする名建築 大阪編」にナビゲーターとして寄稿

作品掲載ではなく、大阪の名建築をガイドさせて貰いました。

40歳になり、手ごたえを感じ始めていましたが、大阪にも多くの建築家が居るなか、私を指名してくれたことはとても嬉しかったのです。

7軒+番外編が多いのか、少ないのかは分かりません。

仕事に答えはないとは言え、メディアに評価して貰ったことは、大変自信になったのは間違いありません。

編集部の皆さん、多くのカメラマンさんとライターさん、そして鈴木さんには特に感謝しています。

すでに『住まいの設計』からは離れておられた鈴木さんとはご縁があり、『ESSE-online』で一緒に仕事をさせて貰っています。

なかなか時間がとれず、新しいコラムを今年はまだ1本も書けていないのですが……

打合せの際に話しておられた言葉が心に残っています。

「『住まいの設計』の編集をしている時は、何とか建築家という職業を知って貰いたいと戦ってきた時間でした」

「Win-Win」という言葉は良く使われますが、本当に実現するのは簡単ではありません。

昨日の鈴木さんの言葉を引用させて貰います。

「自分らしい家、家族を守り幸せを紡いでいく器を実現してほしいと願って編集していた」


『住まいの設計』 と「建築家」の関係は、間違いなく 「Win-Win」 だったと思います。

紙媒体が難しい時代なのは承知していますが、私は紙が大好きです。

本当に寂しくてならないのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

新世界のお礼は快気祝いで‐1947‐

朝ジョギングに出ると、ハナミズキも紅葉が進み、赤い実をつけていました。

朝方は15℃、最高気温は24℃と、本当に過ごしやすい季節になりました。

昨年の12月から 『ESSE-online』 に書き始めたコラムですが、一昨日に10本目が公開されました。

「おいでよ House」をはじめ、4つの実例をあげてテレワーク時代の間取りを解説しています。

「LDK+集中部屋」という切り口で書いてみました。相応の時間を掛けて書いたので、良ければ読んでみて下さい。

実は先週末、SNSで友人の投稿を読み、少し動揺していました。

病が分かった後の心情が、とても正直に綴られた投稿で、動揺と書きましたが、心打たれたと言った方が正確かもしれません。

家族のこと、両親のこと、友人のこと、そして仕事仲間のこと……

その真っすぐな文章に、多くの友人・知人からメッセージが寄せられ、それらも全て読ませて貰いました。

そのメッセージが、誠実な人柄をより鮮明に浮かび上がらせていたのです。

彼と初めて会ったのは大学時代、宮崎県の都城でした。

車の合宿免許を近大の生協で募集しており、その開催地だったのです。

阪大、神大、関学、電気通信大など、色々な大学から男女問わず多くの学生が参加していました。

春先の宮崎は気候がよく、何とも開放的。

寮のような場所で生活するのですが、同じような年代の学生ばかりで、20人程とすぐに仲良くなりました。

大阪に帰ってからも、1、2年は付き合いが続いたでしょうか。

その後は年賀状の遣り取りくらいになりましたが、3年前、約30年振りに彼から連絡を貰いました。

メディアへの露出も見てくれていたそうで、頑張っていれば良いこともあるのだなと思っていたのです。

食品メーカーに勤める彼は食に明るく、お店段取りも全てしてくれました。

「ディープな街が面白いかもね」となり、新世界で会ったのです。

流石にとても美味しいお店でした。

ただ、いつもの通り話すほうに夢中で、写真はこの2枚だけ。

それで日記にも上げていなかったのですが、とても楽しい夜でした。

1年後にはコロナ下の社会となったので、絶好のタイミングだったと思います。

週末は出先だったので、大阪に戻ってから私も励ましのメッセージを書き込みました。

そして最後には「快気祝いは僕にアテンドさせて下さい」と添えました。

仕事にかこつけて、自分から誰かを誘って食事に行くことは殆どありません。

そんな愛想のない私を時々誘ってくれる人達には感謝しかありません。

彼の回復を心から祈ります。

今から、どこで快気祝いをするかを考えているのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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魔法の間取りと、魔法のない敷地‐1940‐

昨日、 『ESSE-online』 でコラムが公開されました。

できれば月に1本は書いて欲しいと言われているのですが、前回から3ヵ月も開いてしまいました。

6月から9月にかけては、自分でも良く覚えていなくらい、あっという間に時間が過ぎてしまったのです。

今回は「冷蔵庫の位置次第でLDKがすっきり。調理もしやすくなる魔法の間取り4選」

タイトルは付けて貰うので、多少気恥ずかしい感もあります。


ただ実際に、冷蔵庫の配置がLDKに与える影響はかなりのものがあります。

図面も添えて解説しているので、良ければ読んで下さい。

昨日から台風14号が猛威を振るっていますが、九州では浸水の被害がでています。

大阪近辺は、真夜中あたりに最接近するようです。被害が少なければよいのですが。

普段は平地が暮らしやすいですが、こういった時には標高が高い方が水害には強いことになります。

大阪で言えば、天満橋、谷町四丁目あたりが上町台地の先端になります。

谷町四丁目から東の法円坂へ向かって歩いて行くと、さらに標高が上がります。

このあたりは海抜20m以上。

大阪歴史博物館のあたりです。

北東には大阪城とOBPが見えています。

中央大通りを挟んだ反対側。

南側には難波宮跡も見えます。

法円坂から谷町四丁目駅を見下ろすと、高低差が分かりやすいでしょうか。

最も標高が高く、安全な位置に宮殿が建てられていたのです。

土地を探しをしている人がいたとしても、この周辺の土地を買うのは大変ですが、国土地理院が公開している地図はとても参考になります。

中でも、この「活断層図」は土地の生立ちも分かるのです。

画像中央にある赤い半島が上町台地で、先端に大阪城があります。

濃いめの赤は「約十万~数万年前に離水した台地面」であることが示されています。

設計の依頼があった時、この地図を参考にすると、地盤改良の要不要がある程度想像できるのです。

先日「発掘調査」となった敷地も、淡い赤色上の敷地で、「約数万~数千年前に離水した台地面」だということが分かっていました。

それで、地盤改良が不要だったうえに、土器まで出土したのですが。

これまでに設計させて貰った土地も、 「活断層図」 で調べると納得できることばかり。

「なぜここに段差があるんだろう」と思っていた場所が、断層によるものだったことが分かったりもしました。

もしかすると、土地の調査をしている時が、一番ワクワクしている時かもしれません。

また、「年代別の写真」をみることもできます。街が発展していく様子が分かりやすく、面白いのでお勧めです。

間取りは工夫によって、無限の可能性があります。

しかし、土地に関しては全て受け入れるしかありません。

「温故知新」は孔子が説いた教えですが、土地に関しては古ければ古い程よいのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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冷やし中華、はじめてもらいました‐1921‐

建築の設計監理が私の仕事ですが、建ったあとも結構クライアントとやりとりがあります。

「おいでよ House」は春に取材があったこともありますが、時々写真を送って下さるのです。

こちらはユリの花。

缶詰で図面を描いている私にとっては一服の清涼剤です。

6月に 『ESSE-online』「子ども部屋の機能を分散したら、片づけラクな戸建てができた」という記事で紹介されました。

奥さんが「学校でママ友にESSEオンラインに載ってたやん!びっくりしたわ!」と声を掛けられたそうです。

https://youtube.com/watch?v=2thz9lgdv6E%3Frel%3D0

また、他の友人には「めっちゃ喋ってるやん!」とも言われたそう。

撮影にご協力頂き、本当にありがたいことです。

まだザワザワした感じもありますが、折角なので、楽しく元気に行きたいと思います。

大阪も暑い日が続きますが、あらためて食事って大事だなと思いました。

昼食は弁当を作って貰いことが多いですが、妻がアトリエのキッチンで冷やし中華を作ってくれました。

混ぜるだけとも言えますが、これが美味しかった!

久し振りに食べましたが、夏の昼食における最強のメニューであることは間違いありません。

トマトの赤に、野菜の緑、そして麺の黄色。

彩りも完璧です。

「これ美味しいわぁ!なんで珍しく冷やし中華なん?」

「子供が夏休みで家にいるから、買ってたんだけど、そろそろ賞味期限が切れそうで」

ああ、そういう事かと。

しかしそれでも構いません。次のおさがりを楽しみに頑張れるのです。

結婚してから冷やし中華は、はじめてのような気もします。

食事ってほんとに大事だなという話でした。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
『 建築家・守谷昌紀TV』

コラム 第8弾 「シンボルツリー」公開、僕はフジっ子‐1914‐

日曜日は車で打合せにでていました。

猪名川を通ると、パッと視界が開けて気分がいいのです。

河川敷に野球場が沢山並んでいます。

元野球少年でしたが2019年にイチロー選手が引退してからは、あまり気になる選手がいませんでした。

しかし今は、大谷翔平選手の活躍が気になります。

それは、誰もが成し遂げたことのない偉業に挑戦する、真のスーパースターだからだと思います。

もう少しホームランが出ると、毎朝のテンションが更にあがるのですが……まずは自分が頑張れという話ですが。

計画地には大きな庭があり、移植する樹種の調査をしました。

和の庭には結構アジサイが多いのです。

紫がやはり王道ど真ん中でしょう。目に鮮やかでした。

6月18日(土)の21時頃、 『ESSE-online』のコラム の第8弾、 「シンボルツリー」 が公開されました。

この時間帯は多くの人が見てくれるそうで、よい記事だと、そういった時間帯に公開してくれるのです。

5つの事例を解説していますが、先週の月曜日にそのうちの1つ「Shabby House」を紹介しました。

「イタウバハウス」のジューンベリーをはじめ、その他も思い入れのあるものばかり。よければご覧下さい。

すると、 「おいでよ House」 も6月16日(木)に公開されていたのを見つけました。

6月18日(土)には『ESSE-online』内の『日刊Sumai』のページには、2つの記事が上下に並んでいました。

これで、 「おいでよ House」『住まいの設計6月号』  『住まいの設計チャンネル』   『ESSE-online』 と3つのメディアに掲載されました。

いずれもフジテレビ系列の出版社、扶桑社が運営するメディアなので、このようなことが起るのですが。

フジテレビの夕方のニュース、『スーパーニュース』や『みんなのニュース』にも、何度も作品を取り上げてもらったので、フジテレビと相性がよいのかもしれません。

ずっと昔、明石家さんまがフジテレビに多く出演していた頃、「僕はフジッ子なんで」と言っていたことを思い出しました。

レベルは違いますが、やはり相性はあるような気がします。

「ひょうきん族」「ごっつええ感じ」「夢で逢えたら」「笑う犬の生活」そして「めちゃイケ」とバラエティのフジが大好きだった世代です。

影響があるのかもしれません。いや無いかな……

ただ、人は知らない人を好きになることはありません。知って貰って、初めてスタートラインにつけるのです。


Yahoo!ニュースにでると見て貰う機会がかなり増えるそうです。

編集者の方が「とてもリッチな記事」と褒めてくれたり、10万プレビュー程あるそうなのですが、特に実感をできることがないのが寂しいのですが。

私と、アトリエmの存在を知って貰うために、いろいろなことをしてきました。

中でも「書く」ことは特に大切にしてきたつもりです。

ひとりでも多くの人にこのコラムが届きますように。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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クリスマスツリーとヤマボウシの半分物語‐1912‐

日曜日の朝、目を覚ますと真っ青な晴れ空でした。

梅雨入りするのかなと思っていたので、これ幸いとジョギングへ出掛けました。

コース途中にあるヤマボウシが、小振りな白い花を咲かせていました。

同じ日曜日、「Shabby House」のクライアントがヤマボウシの写真をSNSにUPされていました。

思わず「庭木の写真を送って頂けませんか」とお願いしてしまったのです。

実はこちらの庭には、竣工当時はドイツトウヒ、またはヨーロッパトウヒと呼ばれるモミノキの仲間が植わっていました。

コンセプトが「パリのアパルトメント」で、本物のパリを目指したのです。

法律的に防火扉が必要だったので、外にはスチールの扉があります。

そして内側に、アンティークショップで購入した、南仏で100年程前に使われていたこの扉をつけました。

この鍵穴と塗装の厚みが年月を感じさせてくれます。

照明、家具、フローリングもこだわりましたが、特に家具はジーンズでいうところのダメージ加工をほどこしているのです。

これらは基本奥さんの好みです。

ご主人のこだわりは、キッチン横にある「酒部屋」のみ。

冷蔵庫の横に躙り口があるのが見えるでしょうか。

この役割分担がはっきりしているところも、このお家の特徴だと思います。

ブンデンストウヒは、聖夜にクリスマスツリーの役割を存分に果たしてくれました。

ところが2013年。酷暑の夏に耐え切れず枯れてしまったのです。

再びご夫妻と庭木屋さんへ足を運びました。

パリの北緯は48度50分なので稚内より北にあることになります。ドイツトウヒには厳しい環境だったのです。

それらも踏まえ、常緑のヤマボウシを選びました。

2代目シンボルツリーとしてやってきたのですが、その現在が3枚目の写真です。

花の写真も一緒に届きました。

竣工して11年になりますが、変わって行く姿をみれるのは嬉しいものです。

ただ、あれだけこだわって選んだ庭木を枯らしてしまった後悔はあります。

何本かで植えたり、足下に灌木を配置すれば防げたかもしれません。

この物語も含めて、『ESSE-online』 に5軒の庭木の物語を寄稿しました。また公開が決まれば案内したいと思います。

建築に大切なのはストーリーだと思っています。

そこにある物はひとつでも、そこに至るまでの時間、試行錯誤、そしていくつかの失敗の上に存在しているのです。

劇作家の寺山修司はこう言っています。

物語は半分作って、後の半分は観客が補完して一つの世界を作っていく。余白が無いといけない。それが演劇の可能性だ。

建築家として作り込み過ぎないことは大切なことだと思っています。

実際に住むクライアントに補完してもらう。また、余白があれば、解釈は1つではありません。

これもずっとその家を好きでいられる理由になるはずです。

それで半分物語くらいが丁度いいと思うのです。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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住まいの設計チャンネル 軒が深いから「おいでよ House」

https://youtube.com/watch?v=2thz9lgdv6E%3Frel%3D0

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
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『住まいの設計チャンネル』に「おいでよ House」登場‐1911‐

さきほど『住まいの設計チャンネル』で、「おいでよ House」の動画が公開されました。

https://youtube.com/watch?v=2thz9lgdv6E%3Frel%3D0

3分50秒くらいの動画です。よければご覧ください。

奥さんと次男君。

花を活ける奥さん。

そして長男君と次男君。

長男君自作の被り物も大活躍でした。

そして長男君には何度もここに座ってもらいました。

何より、ご夫妻のインタビュー。

楽しみながら、ご家族総出で協力してもらったのです。

お礼のメールを送ると、「光がよく入るので、蕾からお花が咲きました!」と写真が返ってきましたた。

芍薬(しゃくやく)の花だそうです。

明るく開放的だと、緑を飾りたくなるとも。

動画内では「緑が活躍できる」という表現が印象的でした。

空間をさらに良くするのは、やはり住んでいるひとの愛情です。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、芍薬は美人の代名詞です。

一方、花言葉は「はにかみ」「はじらい」「謙遜」とありました。

家族の幸せを真剣に願い、真面目に働く方に、唯一無二の住まいを設計したいのです。

ということで、『住まいの設計6月号』 『住まいの設計チャンネル』ともども、宜しくお願いいたします。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
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ビップとVIP‐1910‐

日曜日の夕方、 『ESSE-online』 にコラムの第7弾が公開されました。

何を書くかは、毎回編集者と相談して決めますが、今回は土地選びについて。

家づくりにおいては第一関門です。良ければ読んでみて下さい。

今日、関東甲信地方の梅雨入り宣言がありました。

昨日も曇り空でしたが、朝から梅田へ出掛けました。

まずは大丸梅田店で仕事着を購入。

「Vip secret sale」なんていうハガキが届いたら、つい出掛けてしまうのです。

その足でりんくうプレミアム・アウトレットへ。

ここにはかなり久し振りに来ました。

前回はまだ子供が小さく、飲食店探しに苦労しました。

随分拡充されたような感じがします。

ここではお目当ての鞄を購入。

そして最後は、堺の大起水産へ。

やはり近所のスーパーより種類は豊富。

中央に見える「イラ」は「アマダイ」のほうが通りがよいかもしれません。

調理の仕方によってはとても美味しい魚ですが、子どもはおそらく喜ばないので今回はスルーです。

ちょっと奮発して手巻き寿司にしました。

長男は大学受験に向けて、長女はクラブの卓球を頑張っていますが、それぞれ良い結果がでたようです。

特に長男は秋口のAO入試をメインに考えているので、今が頑張りどころです。

その長男は、休日はスターバックス等へ出掛けて勉強するのです。

「店から嫌がられるんじゃない?」と聞くと、「結構みんなしてるよ」と。

一番集中できるそうで、それなら仕方ないかと思っています。

先日帰ってくると「今日は新作のフラペチーノが美味しかった」と。聞くと700円弱とのこと。

思わず、「それお父さんの昼食代より高いやん」と言ってしまいました。

りんくうプレミアム・アウトレットにもスターバックスがありました。

妻が「私もフラペチーノ飲んでみたい」と。

中をのぞくと凄い行列でしたが、20分並んでようやく出てきました。

「The メロン of メロン フラペチーノ」¥690。

一口飲ませてもらいましたが、確かに美味しい。

メロンの果肉がゴロゴロと入っており、ただ甘いだけではありませんでした。「ちょっと特別」という感じと、値段が絶妙です。

仕事や勉強は、ごく普通の人間を特別な人に変えてくれる可能性があります。

VIP は Very Important Person の略。

カタカナの「ビップ」とは少し違った印象を受けます。

子供たちには、特別重要な人になれるよう頑張って欲しいし、自分もそうなれるよう頑張ります。

フラペチーノを夫婦でシェアしているビップはいないと思いますが、 VIPならいるかもしれませんし 。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

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4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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ガウディ建築に見るステンドグラスの魅力‐1896‐

先日、中之島にちらと寄ってきました。

中央公会堂に続く道の脇に植わっているのはベニカナメモチでしょうか。

真っ赤なラインで導いているようです。

難波橋を南に渡ると北浜です。

大阪証券取引所に入ってみます。

クライアントが「あのステンドグラスを見て、取り入れてみたいと思ったの」と。

何度か来たことがありますが、まじまじと見たことが無かったので立ち寄ってきたのです。


また、「サグラダ・ファミリアのステンドグラスがとても良かった」という話にもなりました。

ミラノから電車でバルセロナに入ったのは2012年の8月でした。

2週間弱で、イタリアを縦断し最後の目的地がバルセロナという強行軍でした。

アントニ・ガウディの建築群をみるのを、とても楽しみにしていたのです。

サグラダ・ファミリアの内部に入ると、バルセロナの強い日差しが一転します。

ステンドグラスを通して、穏やかになった光が有機的な建築に透過してくるのです。

高さを求めた教会建築は、更に高い位置の開口部も求めました。

抑えの効いた色鮮やかな光が、人々を非日常の世界へと誘ったのです。

世界中から観光客を惹きつけるガウディの建築ですが、バルセロナ郊外に隠れた傑作といわれる教会がもうひとつあります。


コロニア・グエル教会です。

タイルのトカゲで知られるグエル公園にも名が冠されているように、ガウディのパトロンだった、エウセビオ・グエルの命によって出来上がったものです。

最終的には、サグラダ・ファミリアのような塔もそなえる予定でしたが、1階部分だけで計画は中止となりました。

それでも傑作といわれるのは、ダイナミックで、プリミティブともいえるこの空間がもつ圧倒的な迫力です。

ステンドグラスも、サグラダ・ファミリアが都会的なセンスを感じさせるものとすれば、原始信仰に近いようなおどろおどろしさ、わかりやすさを感じます。

全く異なる、しかし同じ息吹を感じさせる作品を、多く残したことは、ガウディが天才たるゆえんだと思います。

ステンドグラスの魅力を再確認したのです。

そのクライアントは、「グニャグニャしたお家も、はじめは興味なかったけど、実際にみると凄くいいの」とも。

カサ・ミラのことだと思いますが、世界遺産は伊達ではなかったようです。

ステンドグラスのことを書こうと、イタリア・スペインの写真をピックアップしていたのですが、、何と言うか、もう居ても立っても居られない気持ちになりました。

海も湖も雪山も大好きですが、一番好きなのは旅なのだと思います。

知らない街に降り立った時のあのワクワク感。それを上回るものは私にはないようです。

少しづつですが、その時は近づいてきたでしょうか。

今すぐにでも飛行機に乗ってどこかへ飛んで行きたい衝動に駆られるのです。

最後に。

『ESSE-online』 のコラムですが、第6弾 「リビング学習」 が月曜日に公開されていました。

かなりの力作なので、良ければ読んでみて下さい。勉強が好きになる間取りが5例載っていますので。

■■■ 『ESSE-online』にコラム連載■■■

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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