■■■ 『ESSEonline』にコラム連載を開始
12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」公開■■■
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
今日は水曜日なので番外編で告知です。
昨日の夜、『ESSE-online(エッセオンライン)』でコラムの第2弾が公開されました。
前回の表紙は長澤まさみさんで、今回は上戸彩さん。
流石に早々たる顔ぶれです。
ようやく勝手が少し分かってきました。
こちらはSmartNewsの「暮らし」から。
Yahooニュースは「ライフ」というカテゴリーに上がっていました。
今回は4つの実例をあげて土間収納を解説したのですが、1つ目は「The Longing House」です。
昨年の春竣工した住宅です。
このエントランスまわりのプランは、クライアントと練りに練ったエリアです。
収納部分以外は沢山写真があるのですが、そういった場所はやはり少な目。
追加で撮影させて貰ったのです。
その中の1枚がこのカット。
普通の写真に見えるかもしれませんが、暮らしが始まってからこの質の写真はなかなかハードルが高いのです(笑)
全てはクライアントの協力あってこそです。
他の3軒も様々な工夫があるので、よければご覧ください。
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12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
新年あけましておめでとうございます。
今日は早朝から、北野天満宮へ初詣でに行ってきました。
「げんをかついで」は「験を担いで」となります。
これまでに良いことが起った行動をなぞることですが、受験シーズンの初詣ではまさに験を担いでいます。
1月3日の朝一番にご祈祷して貰った長男、長女は中学受験で第一希望に合格してくれました。
どのくらいご利益があったかと言うと、長男は合格点同点での合格だったのです。
北野天満宮は平安京から見て乾(北西)に位置します。
天のエネルギーが働く位置とされ、乾天神とも呼ばれるそう。
帰る頃には日も差してきて、人出もにぎやかになってきました。
梅の花が咲く頃、良い報告ができれば良いなと思いながら、大阪に戻ったのです。
年末のことですが、同窓会の世話役会を少人数で開催しました。例年なら、オリンピックイヤーの12月30日に開催していましたが、すでに2年の延期を決定しています。
その対策を考える集まりだったのですが、参加者の学歴は、京大、阪大、阪大、阪大、市大、神戸大⇒ハーバードで教えていたというメンバー。
学歴だけが人生を決める訳ではないと、全力で働いてきたつもりですが、勿論良いにこしたことはありません。流石に優秀な母校だったのだと改めて感じたのです。
長男もいよいよ大学受験です。やはり社会人一歩手前の大学は、人生になにかしらの影響を与えるのは間違いありません。
北野天満宮のWebサイトにこうありました。
道真公の精神は「和魂漢才」の四文字に集約されるように、自国の歴史と文化にしっかりとした誇りを持ち、他国の文化も受けいれる寛容さが特徴です。
時代は変わります。しかし、大切なことの本質が、簡単に変わることはない気がします。特に1000年以上前の時代に「他国の文化を受け入れる寛容さ」というところに目が奪われるのです。
また、「験を担ぐ」ということは、良い行いを繰り返すということでもあります。
高倉健さんはこう語っていました。
俳優という仕事には、生き方がやっぱりでているよね。テクニックではないんでしょうね。
柔軟体操なら、いいトレーナーにつけば体を壊さずに柔らかくなる。いい本を読めば知識はつく。
しかし、最もでるのは普段の生き方。偉そうなことを言うようですけど。
2022年のテーマは「善に見る」です。
善きことを思い、善き日常を実現したいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
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第1弾は「キッチン・パントリー」■■■
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
今年も残すところ1日となりました。
毎年そう思うのでしょうが、この2年は特に時間が加速した感じがします。
勝手ながら、私の1年を振り返ってみます。
今年の年始は、静岡に寄ってから東京へ向かいました。
長男が東京の大学を目指すと言うので、それなら見るべきだと出掛けたのです。
静岡は敷地調査に寄ったのですが、家康が愛した街です。評論家、谷沢永一は家康をこう評しています。
可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。
2月 忠誠のひまわり‐1768‐
2017年、1987年から30年乗ったLOWEの14フィートを廃船にしました。
今年は、2004年から17年連れ添ったSAVAGE(サベージ)の12フィートを、八尾のサイトウ自動車サービスに引き取ってもらいました。
後日談があります。
結構すぐに買ってくれた人がいたのですが、それを伝えるのをすっかり忘れていたそうです。聞いたのが11月の車検の際でした。
使って貰っているだけで嬉しいのです。
時々メーカーの方から、商品開発だったり、カタログへのアドバイスを求められることがあります。
6月には大阪発の建材メーカー、サンワカンパニーから相談がありました。
洗面ボールのシガラキは、当社の作品写真が採用されているので、思い入れのあるメーカーです。
7月 楽しむ境地の深さには及ばない‐1815‐
YouTubeをはじめとするメディアの登場で、動画の配信が容易になりました。
この夏、 『建築家・守谷昌紀TV』 をスタートしました。
1本目は、竣工間際の「3つの庭を持つコートハウス」。画質のコントロールがしっかりできておらずでやや粗く……
いまだ暗中模索ですが、新しいことを始める楽しさも感じています。
9月 演出・守谷の想像以上‐1834‐
YouTubeをはじめた理由は先に書きました。
私の仕事はクライアントからオファーがあって、はじめて成り立つ仕事です。
そのクライアントと、どういった関係の中で建物が出来上がっていくか。それも是非伝えてみたいと思っていました。
「おいでよ House」 へは、写真、動画と合せて5回も撮影に協力頂きましたが、お子さんも大活躍してくれました。
で、出来上がった動画がこちらです。
オフィスデザイン&多目的スペースデザインにトレジャーキッズたかどの保育園が掲載されました。
自分で言うのも変ですが、とても園児に優しい保育園だと思います。
また、保育園を設計する機会があれば良いなと思っているのです。
11月 1111、いい日オレンジ‐1851‐
私が大好きな色でコーポレートカラーの濃いオレンジを全面的に採用しました。
なにより11月11日という日程が、1の4並びで、絶対いい日のはず。
12月 ESSE online(エッセオンライン)でコラムの連載をはじめました‐1858‐
初回はキッチンとパントリーの関係について書きました。
年始に第2弾が公開予定なので、またここでお知らせします。
その後、「あちこちでお茶できる家」にも久し振りに伺いました。自分の作品や設計手法をここまで振り返ったことが無かったので、沢山の気づきがありました。
まとめる、比較することはとても大切だと再認識したのです。
コロナ下の社会になりおよそ2年が経ちました。ここ最近は、世界でも類を見ないくらい感染者数が激減していました。
一方、オミクロン株の感染も報告され始めました。
一喜一憂するなという方が無理ですが、それでも前を向いて生きるしかないのが人間です。
大谷翔平選手、松山英樹選手はスポーツの世界においても、活躍は国籍や人種を問わないことを証明してくれました。ひたむきに生きる若者に、沢山の夢と勇気を貰ったのです。
今年1年、このゲツモク日記、ゲンバ日記にお付き合い頂きありがとうございました。 また、『建築家・守谷昌紀TV』 を観て下さった方にも感謝申し上げます。
常に明るく前向きに。2022年も素晴らしい1年となることを確信しています。
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
Webサイトのリニューアルを機に、コラムを書き始めました。
【1】どこに住もうか? 【2】「建てるため」の土地探し に続いての第3弾です。
【3】「建てるため」の土地調査
土地探しがはじまると、実際に候補地が上がってきます。「建てるための」と書いた通り、売買するための調査とは異なる部分が多くあるのです。
どのような規制があるのか?どのような費用が掛かってくるのか?これらを初期段階で把握できるかは、計画の成否を大きく左右します。
それでは、「建てるため」の土地調査について解説してみます。
1. そもそも建てられる?
まずは、都市計画法によって定められた「用途地域」の調査から始めます。建築が可能な土地であるか、どのような用途の建物なら建築可能かを調べます。
建築が可能と分かれば、ある規模以上の建築をするには、工事前に建築基準関係規定に適合するかを確認する必要があります。
建築士等が委任を受け代理業が行えるのですが、反対の言い方をすれば、建築士等による調査でなければ、見落としがでてしまう可能性が高いのです。
建築基準法だけを守ればよい訳ではありませんが、はじめにクリアすべきハードルであるのは間違いありません。まずは、建築基準法上、建築出来ない場合を説明してみます。
2. 接道の義務
建築基準法では、巾4m以上の道路に最低2m接していなければ建築ができません。
ただ、前に道路があれば接道の義務を満たしていることにはなりません。その道が「建築基準法上の」道路であるかがポイントです。
道路はいくつかに分類されていますが、2つ例をあげてみます。
■建築基準法(以下、法)42条1項1号道路
道路法による道路(高速自動車道を除く)で、幅員4メートル以上のもの。
一般的には国道、府道、市道等が該当します。
■法42条2項道路
法施行時または都市計画区域編入時に既に道として使用され、それに沿って建築物が建ち並んでいる幅員4メートル未満の道で特定行政庁が指定したもの。
これらの種別は、都道府県庁であったり、市役所等で調べれば分かりますが、最近ではWebサイトで公開しているケースも増えました。
道路幅4m以上必要ですが、1.8m以上あれば中心から2mまでセットバックすれば建築することは可能です。
これらの種別は、特定行政庁と言われる都道府県であったり、市役所で調べれば分かりますが、最近ではWebサイトで公開している 特定行政庁 がかなり増えました。
建築基準法では、巾4m以上の道路に最低2mと接していなければ建築ができませんが、道路巾が1.8m以上あれば中心から2mまでセットバックすれば建築することは可能です。
実際に、「光庭の家」道路幅が1.8mなく、新築不可でリノベーションとなりました。
3. 「道路境界明示」の要不要
左の写真のように道路境界が明確になっている場合はよいのですが、明確になっていない場合は、「道路境界明示」を求められる場合があります。
測量図面と申請業務、官民ともに立ち合いがもとめられるので、費用が少なくとも40万円程は掛かります。 「道路境界明示」の要不要も、特定行政庁や指定確認検査機関に確認しておく必要があります。
「8.8坪の家」は、道路境界明示をした上で完成しました。
敷地の右下。交差点では隅切りといわれる部分に建築することはできません。隅切りの要不要も各自治体が定めているルールがある場合があるので、先に調査しておくべき内容です。
4. 「水道の引き込み」と「最終汚水桝」は要注意
暮らす上で重要なインフラ設備ですが、水道と最終汚水桝も事前調査が必要です。
「イタウバハウス」のクライアントは、住みたい地域が決まっていたので、3年程かけて候補地をみつけました。
工場が更地になり、2つの敷地として売り出されることが分かりました。ただ当該敷地には水道の引込が無かったので、新たに敷設する必要があり、この費用が60万円程かかりました。
また、水道の引込管の太さによって設置可能な水栓の数が決まってきます。
古い設備は直径13mmのことがあり、これでは住宅レベルの水栓をまかなうことができません。水道本管からの引込管を最低でも直径20mm以上にする必要があります。
また、下水道に汚水を流すために、敷地内になる最後の桝を「最終汚水桝」と呼びます。この桝の設置工事費は、大阪市なら行政が負担してくれますが、建築主負担としている行政もあります。
5. 地盤改良の要不要は事前に分かる?
これまでの調査と共に、土地が強固であるか軟弱であるかも分かっているに越したことはありません。
これまでにも書きましたが、建築基準法では「建物の安全」と「敷地の安全」が求められるからです。土地が軟弱な場合は、地盤改良が必要になってきます。
「柱状改良」と呼ばれる地盤改良方法が比較的安価ですが、それでも30万円を下ることはありません。場合によっては200万円程掛かることもあります。
しかし反対に、地盤が強硬であれば「改良不要」の場合もあるのです。
「Shabby House」は、地盤が非常に良好で、「改良不要」と分かりました。
また、地名に水を連想させる文字が入っているのは、以前そういった土地だった名残の場合があります。地名や古地図が、その敷地を知る手がかりになることも多々あるのです。
まとめ
「建てるため」の土地調査は、「何とか夢を実現したい」というクライアントと、私たちの葛藤の歴史でもあります。
不要な出費を限界まで抑え、どうしても必要なものは事前に把握しておきたい。不明確な部分があればあるほど、前に進むのが怖くなってくるからです。
これを私は「遊園地の肝試しの法則」と呼んでいます。何だか分からないから怖いのであって、良く見れば人のいいアルバイト君なのですから。
これは半分冗談ですが、課題が明確になればあとは解決する方法を模索するだけ。怖い、避けたいと思うことこそ、正面から向かいあうしか突破する方法はないと思います。
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第1弾は「キッチン・パントリー」■■■
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
昨日は、朝から堺市美原区のスギタ農園へ。
造園屋さんが庭木買い付けにくる、一般的には「卸(おろし)」と言われる業態です。しかしアポイントが取れれば一般の人も可とのことでした。
今回で訪れるのは2回目。
前回は2014年、「黒壁の家」の庭木選定の時だったので7年振りです。
今回は「あの森のOhana」の石井さんとやってきました。
庭木と書きましたが、小さな森をつくるイメージです。
現Ohanaのシンボルツリーだったオリーブが、2019年の台風で倒れてしましました。
今回は「森」ですから3本選定しますが、やはりオリーブは外せません。
最後はアオダモ。
以前は野球のバットの材料だっただけに、幹は細くとも粘りがあります。
2006年に完成した「下町のコンクリートCUBE」のアプローチで初めて選びました。
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
大阪も少し郊外にでると、がらっと雰囲気が変わります。
敷地の調査に行っていたのですが、そんな時は少し足を延ばしてあちこちと歩き回ります。
住宅街を抜けると、一気に視界が開けました。
田畑の間を流れる水路も、かなりの水量です。
のぞいてみると、30cmくらいの魚が泳いでいました。
コイに見えますが、少し体高が低いような気も。
フランスを旅した時、電車がパリを離れると見渡す限りの畑でした。
パリは芸術の都ですが、フランスが農業国と言われるゆえんです。
そう考えると大阪産の野菜も色々あるよな、などと思っていました。
集落の間を電車が走り、古い町であることが伺えます。
神社やお寺もその地域を知る重要な手がかりになります。
周辺建物によって、日の当たり方は変わります。風の抜ける方向もまたしかり。
車はどちらから入ってきてどう駐車するのか、庭や外部はどういった使い方を望んでおられるか……
一日くらいはそこに立って感じたいのです。
しかし、大きなカメラを提げてウロウロしていると、やや疑いの目で見られるもの。若い頃は、そんな目に負けて退散してきたこともありました。
しかし、そこはもう51歳です。
にこやかに、何となく会釈をしながらやり過ごし、納得いくまでしぶとく居続けるのです。
コンビ結成15年以内、漫才の若手ナンバーワンを決めるのがM-1グランプリ。今年は「錦鯉」の優勝で幕を閉じました。
ボケの長谷川雅紀さんは50歳ですが、コンビ結成9年目なので若手です。
私としては、1本目が抜群に面白かった「オズワルド」推しでしたが、とても良いものを見せて貰ました。誰よりも大きな声で、50歳は弾けきっていました。
恥を知り、恥を捨てたおじさんより強いものはそうないはず。
諦めず、どんな時も粘り強くと思うのです。
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
この日記のすぐ上に、ヘッダー画像を貼りつけたのは一昨年の4月でした。
なかなか旅行に行けないので、お気に入りの写真を10枚、ランダムに表示されるよう設定しました。
一番新しいものでも、右端にある2019年10月の香港行き。このまま収束に向かってくれたなら、これ程嬉しいことはないのですが……
今回、その下にYouTubeチャンネルの動画を1本貼ってみました。
初めは3本貼りつけました。デスクトップはそれでよかったのですが、スマホなら1本分、タブレットなら2本分しか横に並ぶスペースがないことが分かりました。
多様性=diversityという言葉をよく聞くようになりました。どんなこともひとつの基準では判断しにくい時代に入ったと実感します。
『ESSEonline』 にコラムを書き始め、これまでの作品を見直す機会が増えました。
基本的には女性総合誌なので、やはり女性が知りたいことを書かなければなりません。
久し振りに、大阪郊外に建つ 「あちこちでお茶できる家」を訪ねてきました。
ある部分の写真を撮りたくて、クライアントに無理をお願いしたのです。
撮りたかった場所はここ。
急だったこともあり、撮るのは「その部分だけ」という約束です。
暮らしが始まって9年。その辺りは十分心得ております。
広い玄関土間はカフェのような空間ですが、まわりにある収納がともて充実しているのです。
久し振りにお会いした奥さんも「このプランが本当にいいんです」と言ってもらいました。
コロナ下の生活になり、スタディコーナーも更に活躍しているとのこと。
撮れていなかった写真がこれです。
壁面一杯の靴箱。
その奥には、クロークも備えています。
竣工時は、なかなかこのカットまで手が回らないのが正直なところでした。
最後はフルオープンのサービスカットです。
クライアントの幸せを実現するのが私の仕事です。その判断をして貰える写真や図面を、本当に公開してきたのだろうか……とこれまでの半生を反省します。
創り手である以上、機能を満足し、美しいものを生み出して行きたいと思います。写真も美しいものだけを公開したいのが本音です。
しかしそこに、本気と誠意はあるのか、ということだと思います。
奥さんとこの玄関土間でお子さんの成長を聞かせて貰いました。あのお子さんが受験を突破して……と感慨深いものがあります。
そんな場面を沢山持てるよう、考え、描き、実現していくだけです。
今年も残すところ半月。29日まで全力で行きます。
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日曜日の午前中なら家族全員が揃うとわかり、急遽リサーチしました。
年賀状用の写真を撮りに、生駒市の宝山寺へ。
生駒山の中腹にありますが、初めて訪れました。
なかなか、風情あるお寺です。
生駒盆地を見下ろす景色で、その位置が伝わるでしょうか。
子供が小さい頃、何度ものった生駒山上遊園地行きのケーブルカーが横を通っていました。
訪れたのは初めてでも、横は何度も通っていたようです。
乗ったことが有る人なら、その急こう配を想像して貰えると思います。
ちなみにこのケーブルカーは日本初だそう。
生駒山は古来より修験道場でもあり、空海も修行したそうです。
本堂の上を見上げると圧巻の風景が広がっていました。
般若窟といわれる大岩壁は、大きくえぐりとられています。
鳥取県の投入堂を思い出させる威容です。
宝山寺は「生駒の聖天さま」とも呼ばれ、商売繁盛の現世利益を祈願する庶民信仰の寺として知られます。
現世のあらゆる願いを叶えてくれるとも。
だからかは分かりませんが、昨日も参拝者がひっきりなしでした。
石段は全部で1000段以上。高低差がこういった景色を楽しませてくれます。
斜面に沿って沢山の社が建っていました。
流石に紅葉もほぼ終わりですが、大阪近郊にもかかわらず、山寺の風情を楽しませてもらいました。
加えて、このドラマティックな景色が、非日常感を盛り上げてくれます。
現世であらゆる願いを叶えて欲しいとは言いません。せめて平穏な日常を取り戻すことができれば十分です。
しかし、宝の山で宝山寺とは、何とも縁起のよいお寺です。
これから折々に参ろうかなと思っている次第です。
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