大阪も少し郊外にでると、がらっと雰囲気が変わります。
敷地の調査に行っていたのですが、そんな時は少し足を延ばしてあちこちと歩き回ります。
住宅街を抜けると、一気に視界が開けました。
田畑の間を流れる水路も、かなりの水量です。
のぞいてみると、30cmくらいの魚が泳いでいました。
コイに見えますが、少し体高が低いような気も。
フランスを旅した時、電車がパリを離れると見渡す限りの畑でした。
パリは芸術の都ですが、フランスが農業国と言われるゆえんです。
そう考えると大阪産の野菜も色々あるよな、などと思っていました。
集落の間を電車が走り、古い町であることが伺えます。
神社やお寺もその地域を知る重要な手がかりになります。
周辺建物によって、日の当たり方は変わります。風の抜ける方向もまたしかり。
車はどちらから入ってきてどう駐車するのか、庭や外部はどういった使い方を望んでおられるか……
一日くらいはそこに立って感じたいのです。
しかし、大きなカメラを提げてウロウロしていると、やや疑いの目で見られるもの。若い頃は、そんな目に負けて退散してきたこともありました。
しかし、そこはもう51歳です。
にこやかに、何となく会釈をしながらやり過ごし、納得いくまでしぶとく居続けるのです。
コンビ結成15年以内、漫才の若手ナンバーワンを決めるのがM-1グランプリ。今年は「錦鯉」の優勝で幕を閉じました。
ボケの長谷川雅紀さんは50歳ですが、コンビ結成9年目なので若手です。
私としては、1本目が抜群に面白かった「オズワルド」推しでしたが、とても良いものを見せて貰ました。誰よりも大きな声で、50歳は弾けきっていました。
恥を知り、恥を捨てたおじさんより強いものはそうないはず。
諦めず、どんな時も粘り強くと思うのです。
■■■ 12月6日『ESSEonline』にコラム連載を開始
第1弾は「キッチン・パントリー」■■■
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞