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建築家・守谷昌紀TV コンクリート打ち放し「H型プランの平屋」【ルームツアー】

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

■ 『ESSE-online』にコラム連載

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

建築家・守谷昌紀TV 「3つの庭を持つコートハウス」ついに竣工【ゲンバ日記チャンネル】Episode3

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

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黙々としてその努めを果たしてゆく、足の裏と屋根‐1906‐

初めてドローンで撮影してもらったのは昨年の8月。

「H型プランの平屋」でした。

広い敷地を活かし、全ての部屋に光と風を届けるのがH型プランです。

それを視覚的に理解してもらうには空撮が一番。

それから、自分でもドローンを購入し、空撮を撮り始めました。

これが案外楽しいのです。

カメラ付きリモコンヘリですから、面白いにきまっています。気が付けばバッテリーが無くなっている感じ。

面白い反面、動画の撮影はとても難しい。

https://youtube.com/watch?v=sN_rfT4eLMo%3Frel%3D0

はじめて「3つの庭を持つコートハウス」で挑戦したのですが、どうしても操作が急になってしまいます。

先日の「あの森のOhana」でもトライしました。

https://youtube.com/watch?v=pgNizpWiaeQ%3Frel%3D0

フワッと上昇する位なら特に問題ありません。

しかしそれで撮れる画はこの程度。

もっとダイナミックな画が撮れないかと模索します。

上空から下りてくる動画を撮ってみました。

https://youtube.com/watch?v=maxgrnFVqqo%3Frel%3D0

これはやはり難しい。

撮影日は、ただでさえ時間がないのですが、色々な可能性も感じるので、トライを続けていこうと思います。


今まで、この視点からは見たことがなかったので、感じたことがありました。


「屋根って美しいな」です。

坂村真民の詩に、次のような一節があります。

尊いのは頭でなく 手でなく 足の裏である

一生人に知られず 一生きたない処と接し 黙々として その努めを果たしてゆく

屋根もまた同じです。

普段は誰からも見られることなく、褒められることもありませんが、小雨の時も豪雨の時も人を守っています。

夏の酷暑は厳しさがます一方。その紫外線をまともに受け、防いでいるのも屋根です。

なのにもし雨が漏れたら、もう言われ放題で……

勿論漏れては駄目なのですが。

一生人に知られず 一生厳しい自然と接し 黙々として その努めを果たしてゆくのです。

もの言わぬ物づくりが私の人生です。愚痴も言わず、自分の役割を黙々と果たす建築に、無償の愛情を注いでやらなければと思うのです。


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からりと晴れろよ‐1905‐


今日は朝から「あの森のOhana」の撮影でした。

カメラマンの石井さんが、前もって「何時頃はこんな感じです」と写真を送ってくれました。

これは5月2日、9:00の写真。

こちらは5月17日、19:03。

これらを見るとやはりテンションがあがります。

しかし今日の天気が微妙……

晴れてくれただけありがたいのですが、空が薄曇りなのです。

樹々は青々として最高です。

内部はこのくらいが丁度いい感じ。

新しい家具類もはいり、レセプションはさらに雰囲気がでてきました。

あの超有名ワンちゃんも登場していました。

1階、2階と撮り進めていきます。

石井さんも写真のプロなら、撮って貰う冨田さんもプロ。

冨田さんは若干撮り難いかなと思っていたら、カメラトークで盛り上がっていたのでひと安心です(笑)

4月に撮影した「3つの庭を持つコートハウス」の写真も冨田さんから上がってきています。

晴れを求めて一度延期していたので、とても嬉しいカットです。

夕景も藍色の空になりました。

晴れの日の夕景は、建物のフォルムが際立ちます。

内観もあわせて20カット。

早くWebサイトも仕上げて、コートハウスの魅力を存分にお伝えしたいところです。

夕景はいい感じでした。

森感も、こちらの方がでているでしょうか。

今週は土曜日も撮影の予定でした。

かなり微妙な天候で、先程のクライアントに延期をお願いする連絡をしました。

皆さんお忙しいので、とても心苦しいのですが……

からりと晴れろよ ホライゾン

曲:ピエロ 作詞:来生えつこ

こんな歌があったなと探してみたら、田原俊彦「ピエロ」でした。作詞は「セーラー服と機関銃」の来生えつこ。

そんなに好きでもなかったのに(失礼!)、なんだか心に残っているのが逆に凄いと感じます。

メロディ、歌詞、歌声の3つが、ピタリとはまっているのでしょう。

あのトシちゃんもすでに61歳だそう。そういう私も51歳ですが。

建築、天気、人。

何でもそうですが、3つくらいの要素がピタリとはまったとき、プラスアルファの価値がでるのだと思います。

からりと晴れるまで待って再撮影か!

と悩ましいところなのです。

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『住まいの設計』掲載。必要で必然な、「チョイ掛け」「チョイ置き」をご覧ください‐1904‐

4月初めに『住まいの設計』の取材があった「おいでよ House」

先週金曜日、5月13日に掲載号『住まいの設計6月号』が発売されました。

「子育て世代の家づくり」のテーマにそって、5軒のこだわり住宅が紹介されています。

ロフトとキッチン、ダイニングの関係性がよくわかる写真です。

カメラマンによってアングルは様々。

私も撮ってみました。

キッチンもここまで片付けて貰い、ご家族の協力のお陰で取材は成立します。

笑いの絶えない撮影でしたが、その雰囲気がよく伝わってくる楽しい誌面になりました。

書店で手に取ってもらえると嬉しいですが、Kindle版なら1051円。時代も感じます。

https://youtube.com/watch?v=ZGtsqQOG0Ac%3Frel%3D0

Youtubeチャンネルの【ルームツアー】。

https://youtube.com/watch?v=U7IctbOkHRM%3Frel%3D0

【Owner’s Voice】 にも協力頂きました。

丁度竣工して1年経ったので、「1年後の感想」が届きました。

いくつかピックアップしてみます。

・軒を大きくしてもらったことで、雨の日も玄関で濡れずにすむ
・玄関外構の塀を当初より玄関扉前を隠れるまで伸ばした事で道からの視線が気にならず扉を開けっ放しにもできる
・駐車場から入ることができるドアと土間を作ったことで荷物の出し入れや砂がつくもののチョイ置きが出来て便利


このあたりが、外部関係でしょうか。

特に駐車場奥の勝手口が「チョイ置き」に便利だと言ってもらいました。

・独立したスタディルームを作ったことで、勉強と遊びの区別がはっきりした

一番の特徴といってよい「小さな」スタディルームです。

・ロフトを設けることでリビング天井が高くなり、驚くほどの解放感
・来客時に大人はリビング、子供はロフトと子供の行動を感じながら離れることができる
・リビング高窓から見える空の雲の動きや月を眺めるのはとても気持ちが良い

・リビングが2階だから冬も床暖だけで温かい

やはりリビング関係が多いですが、この洗面脱衣室もなかなかの高評価です。

・2階中央に水回りをコンパクトにまとめたお陰で家事がとてもやりやすくなった
・乾太くん、浴室乾燥で室内干しのストレスなし
・水回りのタオル掛けやチョイ掛け金具を多めにしたことで洗濯物を干す際の一時置き場に困らない


写真中央のこの小さな金物が「チョイ掛け」フックです。

洗面脱衣室はタオル、バスタオルを掛けられる壁が少ないので、この方法で解決しているケースがかなりあるのです。

取材の日も大活躍だった奥さんが書いて下さったと思いますが、「チョイ置き」「チョイ掛け」とワードのセンスも抜群なのです。

最後の総括でもこう書いて下さいました。

土地探しに難航しましたが、待ったからこそ、守谷さんに出会うことができましたし我が家にとっての家づくりに最適な時期だったんだなと思います。
家族のことを一人一人よく見て聞いてアドバイスいただきとても感謝しています。
本当にありがとうございました!


ここまで協力頂いて、お礼を言わないといけないのは私の方です。

この世に起こることは全て必然で必要、そしてベストのタイミングで起こる。

松下幸之助の言葉を、実際に体現して頂いたことになります。

必然で必要なものづくりを、ずっと続けて行きたいと思うのです。

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建築家・守谷昌紀TV 敷地の高低差を生かした「高窓と中庭の家」

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ツバメが幸せを運んでくる「3つの庭をもつコートハウス」‐1897‐

土曜日は「3つの庭をもつコートハウス」の撮影でした。

一度延期していたので、最高の青空で気分も最高です。

何と言ってもこの駐車場。

3台ゆったり入りますが、撮影時は2台にしました。

白い建物は何と言っても青空が似合います。

普通、春の空はここまで青くなりませんが、台風が通過したからでしょうか。夏のような青でした。

撮影の日は、基本サポートなので写真家の後ろをついてまわります。

出来上がりは3、4週間先とのことで、まずは私の撮った写真でこの日記は構成しているのですが。

2月の点検に伺った時は火の入っていた薪ストーブ

4月のはじめくらいまでは使っていたそうです。

中庭は普段から使っているとのこと。

BBQコンロもとても格好いいのです。

郊外型の住宅は、環境がよいだけにプライバシーが保たれた外部空間を確保するのが課題になるのです。

2月には居なかった家族にバグちゃんが増えていました。

「ウー、ブー」とうなっているので、怒っているのかなと思っていたら、とても喜んでくれているそう。

立ち姿だけで癒されるのです。

穏やかな天気の中、午前の部が終了。

ドローンを初めての建物撮影に投入しました。

動画も撮ったのですが、まずは静止画のみUPしてみます。

前庭、中庭、後庭と、3つの庭がよく分かるでしょうか。

夕景の空も申し分なし。

1日ご家族には不自由をさせてしまいましたが、ここまでくればほっと一息。

全ての撮影が終了しました。

実はこの駐車場の一番奥に、「ツバメが巣をつくるつもりなのかも……」と聞いていました。


夜になって帰ってきたようです。

ツバメは幸福を運んでくると言われます。

野生の本能で安全な家、また環境の良い家にしか巣を作らないので、縁起が良いとされるのです。

冬は遠く東南アジアで過ごすというツバメが、よくぞここを見つけてくれたと思います。

ご家族は、巣の下の糞は気になるけど、やっぱり縁起のよいことなので、と言っておられました。

今年は何だか、良い1年になりそうです。


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ガウディ建築に見るステンドグラスの魅力‐1896‐

先日、中之島にちらと寄ってきました。

中央公会堂に続く道の脇に植わっているのはベニカナメモチでしょうか。

真っ赤なラインで導いているようです。

難波橋を南に渡ると北浜です。

大阪証券取引所に入ってみます。

クライアントが「あのステンドグラスを見て、取り入れてみたいと思ったの」と。

何度か来たことがありますが、まじまじと見たことが無かったので立ち寄ってきたのです。


また、「サグラダ・ファミリアのステンドグラスがとても良かった」という話にもなりました。

ミラノから電車でバルセロナに入ったのは2012年の8月でした。

2週間弱で、イタリアを縦断し最後の目的地がバルセロナという強行軍でした。

アントニ・ガウディの建築群をみるのを、とても楽しみにしていたのです。

サグラダ・ファミリアの内部に入ると、バルセロナの強い日差しが一転します。

ステンドグラスを通して、穏やかになった光が有機的な建築に透過してくるのです。

高さを求めた教会建築は、更に高い位置の開口部も求めました。

抑えの効いた色鮮やかな光が、人々を非日常の世界へと誘ったのです。

世界中から観光客を惹きつけるガウディの建築ですが、バルセロナ郊外に隠れた傑作といわれる教会がもうひとつあります。


コロニア・グエル教会です。

タイルのトカゲで知られるグエル公園にも名が冠されているように、ガウディのパトロンだった、エウセビオ・グエルの命によって出来上がったものです。

最終的には、サグラダ・ファミリアのような塔もそなえる予定でしたが、1階部分だけで計画は中止となりました。

それでも傑作といわれるのは、ダイナミックで、プリミティブともいえるこの空間がもつ圧倒的な迫力です。

ステンドグラスも、サグラダ・ファミリアが都会的なセンスを感じさせるものとすれば、原始信仰に近いようなおどろおどろしさ、わかりやすさを感じます。

全く異なる、しかし同じ息吹を感じさせる作品を、多く残したことは、ガウディが天才たるゆえんだと思います。

ステンドグラスの魅力を再確認したのです。

そのクライアントは、「グニャグニャしたお家も、はじめは興味なかったけど、実際にみると凄くいいの」とも。

カサ・ミラのことだと思いますが、世界遺産は伊達ではなかったようです。

ステンドグラスのことを書こうと、イタリア・スペインの写真をピックアップしていたのですが、、何と言うか、もう居ても立っても居られない気持ちになりました。

海も湖も雪山も大好きですが、一番好きなのは旅なのだと思います。

知らない街に降り立った時のあのワクワク感。それを上回るものは私にはないようです。

少しづつですが、その時は近づいてきたでしょうか。

今すぐにでも飛行機に乗ってどこかへ飛んで行きたい衝動に駆られるのです。

最後に。

『ESSE-online』 のコラムですが、第6弾 「リビング学習」 が月曜日に公開されていました。

かなりの力作なので、良ければ読んでみて下さい。勉強が好きになる間取りが5例載っていますので。

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『住まいの設計』の撮影は、セッションも爆笑も動画もあり‐1895‐


昨日は、老舗の住宅雑誌『住まいの設計』の撮影がありました。

「おいでよ House」に撮影に伺うのはこれで6回目くらいのはず。

ご家族にはお世話になりっぱなしで……

カメラマンは大阪の方。ライターさんは神奈川からの来阪です。

予定の10時から早速撮影が始まりました。

撮影時は写り込まないよう、身を低くして貰わないといけない場面があります。

この日は、オープンデスク生を2人連れていったのでこんな感じ。

密と言えば密ですが、マスク、換気は徹底していたのでご容赦ください。

「おいでよ House」 といえばこのカットです。

長男くんが、朝日を浴びる指定席についてくれました。

カメラマンの方がホスピタリティ抜群で、どんどん盛り上げてくれます。

ちょっとシャイな次男くんも乗ってきました。

今まで一度もまともに撮れていない、ガス衣類乾燥機の「乾太くん」

リンナイの大ヒット商品ですが、ようやくそのカットもおさえることができたのです。

長男くんが、お手製のマスクを披露してくれました。

ウルトラマンもあり、相当なクオリティです。

ウルトラマンの変身アイテムもお手製ですが、マーブルチョコの容器を芯にして、粘土で作ったそうです。

これだけ物創りへの熱意があれば、今すぐにでもスカウトしたいところなのです。


初めは「イヤ~」と言っていた次男くんも、その特技を披露してくれました。

バイオリンです。

弓に使われているのは馬のしっぽの毛だと教えてくれたのです。

彼はピアノも弾くのですが、この日はお母さんとセッション。

動画の撮影もあったので、その腕前を披露してくれました。

心温まる構図で、一方的叔父としてはただただ嬉しい限り。

色々な動画の撮りもあったのですが、採用になればと楽しみにしています。

インタビュー動画の撮影は、ライターさんと爆笑の図です。

あっという間に4時間が経ち、14時に撮影は終了したのです。

これまで 『住まいの設計』 では、「光庭の家」「サロンのある家」「イタウバハウス」「滋賀の家」「阿倍野の長屋」「回遊できる家」を取り上げてもらいました。


今回で7作品目ですが、動画の公開になれば初めてのことです。

これは、こちらのご家庭でしか見たことのない、特大タバスコ。

その秘密が明かされるかもしれません。

オープンデスク生の1人が「クライアントの声を目の前で聞き、実際に見るという事に凄い感動しました」とメールを送ってくれました。

私の目的は1つだけ。クライアントを幸せにすることです。そんな空気感が伝わるとよいのですが……

『住まいの設計』 の発売、『住まいの設計チャンネル』で公開が決まれば、またここでお知らせします。

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鉄骨ラーメン?‐1894‐

先日、「鉄骨造って安全ですか?」という質問がありました。

「構造計算通りの強度を出せる、とても丈夫な構造体ですよ」と答えました。

ただ、言葉だけではもうひとつ説得力がないなと。鉄骨ラーメン構造の躯体が出来上がるまでをまとめてみました。

ちなみに「ラーメン」は柱と梁といったフレームだけで成立する構造体を指します。

ドイツ語で額縁を意味する”Rahmen”と書きますが、日本の国民食、ラーメン(拉麺)とは全く関係ありません。

鉄骨は、こういった国土交通大臣によって認定された認定工場で製作されます。

どのくらいの規模の工事まで請け負えるかは、認定グレードによって5段階に区分されています。

大型サイズの角形鋼管を「コラム」と呼びますが、丸型鋼管を使うこともあります。

鋼管という工業製品は安定しているので、重要なのは接合部です。強度の強い「溶け込み溶接」が採用されます。

十分な溶け込みを確保するため、コラムの端部が開先加工されているのが分かるでしょうか。

柱と基礎を緊結する部分に、「ベースプレート」が溶接されました。

こちらは柱の頭部や中間部の梁が取りつく部材です。

通称「サイコロ」と呼ばれています。

運搬上、柱に全ての梁を取り付けるのは無理なので、「継手」まで70cmほどの短い梁をサイコロに溶接します。

梁組みが複雑な例です。

こういった部分の確認が非常に重要なのです。

溶接部の検査については後述します。

完成した状態で寸法のチェックをしています。

継手の位置なども重要ですがやはり溶接部です。

溶接部を超音波探傷検査で確認しています。

チョークで梁に描いてあるスケッチのように、溶接部は盛り上がっているので、斜角探傷法で調査します。

探触子から斜めに入射した超音波は、傷などがあれば反射します。


その時間によって、どの深さに欠陥があるのかが分かるのです。

鉄骨は基礎に固定されて建物の躯体となります。

コンクリートを打設すると鉄筋は見えなくなるので、打設前に配筋検査を行います。

鉄筋のサイズ、定着、コンクリートの被り厚が確保されているか等を確認しているところです。

柱が取りつく、「基礎柱型」は特に重要です。

施工精度による強度のばらつきを避けるため、ISベースやベースパックと言われる、ユニットを使用することも多い箇所です。

コンクリートの打設の前には、「受け入れ検査」を行います。

生コンクリートのスランプ値(やわらかさ)、空気量、塩化物含有量などの試験を合格したものを打設するのです。

また、テストピースを製作し、7日後、28日後に強度試験を実施します。

検査に合格した生コンクリートを打設。

養生期間を置き、コンクリート強度が確認できたら今度は建て方です。

重機によって柱、梁が建てこまれていきます。

先述した 基礎柱型部で、鉄骨の柱と基礎が緊結されるのです。

継手部分で梁を固定。

まずは仮止め。

そして、指定のボルトを規定のトルクで締め付けて完成です。

鉄骨は「 構造計算通りの強度を出しやすい構造体」 と書きました。

木造より金額的には高くなりますが、しっかりとした設計、監理をすればとても頑丈で安全な構造体ができあがります。

何より、鉄骨ラーメン構造でなければこういった大空間をつくることは難しいのです。

構造体としてのコストは「木造<鉄骨造<鉄筋コンクリート造」という並びになります。

コスト、目的と合せて選択することになりますが、建築を計画する際、いきなり大きな分岐点がやってくる訳です。

鉄骨造の躯体としての魅力をまとめてみました。

かなり専門的な話になりましたが、参考にして貰えればと思います。


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