初めてドローンで撮影してもらったのは昨年の8月。
「H型プランの平屋」でした。
広い敷地を活かし、全ての部屋に光と風を届けるのがH型プランです。
それを視覚的に理解してもらうには空撮が一番。
それから、自分でもドローンを購入し、空撮を撮り始めました。
これが案外楽しいのです。
カメラ付きリモコンヘリですから、面白いにきまっています。気が付けばバッテリーが無くなっている感じ。
面白い反面、動画の撮影はとても難しい。
はじめて「3つの庭を持つコートハウス」で挑戦したのですが、どうしても操作が急になってしまいます。
先日の「あの森のOhana」でもトライしました。
フワッと上昇する位なら特に問題ありません。
しかしそれで撮れる画はこの程度。
もっとダイナミックな画が撮れないかと模索します。
上空から下りてくる動画を撮ってみました。
これはやはり難しい。
撮影日は、ただでさえ時間がないのですが、色々な可能性も感じるので、トライを続けていこうと思います。
今まで、この視点からは見たことがなかったので、感じたことがありました。
「屋根って美しいな」です。
坂村真民の詩に、次のような一節があります。
尊いのは頭でなく 手でなく 足の裏である
一生人に知られず 一生きたない処と接し 黙々として その努めを果たしてゆく
屋根もまた同じです。
普段は誰からも見られることなく、褒められることもありませんが、小雨の時も豪雨の時も人を守っています。
夏の酷暑は厳しさがます一方。その紫外線をまともに受け、防いでいるのも屋根です。
なのにもし雨が漏れたら、もう言われ放題で……
勿論漏れては駄目なのですが。
一生人に知られず 一生厳しい自然と接し 黙々として その努めを果たしてゆくのです。
もの言わぬ物づくりが私の人生です。愚痴も言わず、自分の役割を黙々と果たす建築に、無償の愛情を注いでやらなければと思うのです。
■■5月13日『住まいの設計6月号』に「おいでよ House」掲載
■ 『建築家・守谷昌紀TV』 開設
■ 『ESSE-online』にコラム連載
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」
■■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載