タグ別アーカイブ: 守谷昌紀

【ゲンバ日記チャンネル】はじめました‐1825‐

■■■「3つの庭を持つコートハウス」オープンハウス開催■■■
8月21日(土) 11:00~15:00
詳細は当社webサイトをご覧ください。

この日記は『ゲツモク日記』としています。

今日は火曜日なので番外編です。

お盆明けのタイミングで【ゲンバ日記チャンネル】をスタートしました。

第1回目は、竣工間際の「3つの庭を持つコートハウス」

僅か4分の動画をつくるのに、撮影に赴くこと5回。

周辺の風景も撮ってみたりと、初めてのことなので全てが手探りです。

110坪ほどの敷地に、前庭、中庭、裏庭を配置しています。

地域柄、エントランスホールは広いお家が多いと思い、この部分は余裕をもったスケールにしています。

特徴は何と言っても、ゆったり3台駐車できる駐車場。

撮影は7月下旬から8月上旬に行ったので、ほぼ汗だくでした。

しかし汗はそこまで映らないことも分かってきたので、構わず撮影続行です。

折角の動画なので、その良さをどこまで活かせるかも考え、改善して行きたいと思います。

月に2回くらいのペースで配信できれば良いなと考えていますが、温かい目で見守って貰えたら嬉しいです。

冒頭にあるとおり、オープンハウスも実施しますので良ければ参加下さい。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

写真も動画も奥が深い‐1823‐

■■■「3つの庭を持つコートハウス」オープンハウス開催■■■
8月21日(土) 11:00~15:00
詳細は当社webサイトをご覧ください。

今日から15日(日)までを夏季休暇としていたのですが、現場が動いているとそうもいきません。

今日もスタッフは出勤してくれたのですが、電話は2本だけ。

世間的には、半分くらいが夏季休暇モードといった感じでしょうか。

そんな時の方が動きやすいので、昨日は「3つの庭を持つコートハウス」で動画撮影のあと、「The Longing House」に伺いました。

恥ずかしながら工事終盤のバタバタで、外構の完成形を見たのは今回が初めてです。

写真を送って貰っていた、サロン前の外構もようやく完成形です。

じつはこちら、プライベートサロンなのです。

オーナーである奥さんに案内してもらいました。

インスタグラムには

日常の喧騒を離れ
癒やしの楽園バリのホテルスパを感じる贅沢な空間に身も心も包まれて

とあります。

段々予約も増えてきたそうです。よければ是非体験下さい。

続いて住居部分です。

エントランスは、床置きの照明で演出されていました。

ヘリンボーン張りのフローリングが映えるLDKは非常に明るいと喜んでもらいました。

ダイニングテーブルが新調されていました。

ナチュラルな色あいで、キッチン背面のキャビネットとも合っています。

タイル壁に取り付いたテレビに映る映像は、ヒーリング系といった感じでしょうか。

リクシルのエコカラットに良く映えています。

ひとりになった時、こんな感じでくつろぐのだそうです。

遊びに出掛けていたお子さんが帰ってくると、その大画面テレビで「あつ森」が始まりました。

それはそれで、贅沢な感じです。

絵画だったり、生花だったり、端々に空間への愛着を感じます。

トイレのペンダント照明。

階段のブラケット照明も、奥さんのセンスが遺憾なく発揮されているのです。

下草や苔類はDIYだそうです。

計画のスタート時点では、色々なところに案を出して貰ったそうですが、中庭プランもあったそうです。

私も中庭は大好きなのですが、このT字の敷地を活かすのはこの配置がベストだと思っていました。

外部が大きすぎず、小さすぎずでとても良いと言って貰ったのです。

「井戸のようなもの」まであるこのお家。

工事中は本当に課題満載でしたが、その分見どころも十分です。

「また撮影も楽しみにしていますね」とお伝えし、失礼したのです。

奥さんが「ここからの景色が一番好き」と言っておられたアングルです。

広いエントランスホールにオープンな階段を、3本引きの透明ガラスが引き立てています。

掛けた時間や情熱は、嘘をつかないものです。

今月はオープンハウスに加えて、竣工写真の撮影も2件あります。

また、動画を配信するために、ビデオカメラでの撮影も進めています。

建築写真はプロとは言わないまでも、それなりに数を撮ってきました。

しかしビデオとなると、子供の運動会くらいまで遡ることになるのでまさに悪戦苦闘中。

一番の違いは、音が大切だというところかなと思っています。

「3つの庭を持つコートハウス」の1回目に使おうと思っている動画素材を少し上げてみます。


始めてみると本当に奥が深いことを思い知ります。

高校や大学の知り合いで、映像のプロが何人か居るのですが、こんなことなら教えをこうておけば良かったと、歯噛みしています。

それでも決めたからには何とか配信します。もうしばらくお待ちください。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

まちがいナシ!‐1821‐

今日、大阪の最高気温は38.9度まで上がりました。

京都の現場へ向かいますが、目に涼しいとはこのことです。

エアコンが効いた車内からの景色だからかもしれませんが。

どちらにしても、ひまわりは全く関係なしのようですが。

日差しは厳しいものの、太陽高度は幾分下がってきました。

朝夕の影が長くなってきたことで、季節が移ろうことを僅かに感じます。

この蝉の抜け殻は、庭木のモミジの最先端に。

「何とかこの夏中に!」と慌てていたのか。

葉をギュッと掴んだ姿が微笑ましいのです。

今年も「千葉の家」のご夫妻から、しろいの梨が届きました。

嬉しい気持ちが6割。

8年も経つのにと、申し訳ない気持ちが4割。

チラシのコピーが秀逸でした。

「しろいの梨ならまちがいナシ!」

まちがいなく美味しい梨を頂き、この夏を完全に制圧します。

と、この日記を書いていたら、家から写真が届きました。

すでに子供達は、夏を制圧済みのよう。

人の口は本当に正直なのです。

6月にKenKen!というサイトにつけて貰ったクチコミを紹介しました。

この記事を書いた後、「千葉の家」のご主人も投稿してくれたのです。

「夢を叶えましょう」

マイホームを建てようと考えたのが9年前。
まずはいくつかのハウスメーカーに相談しました。
予算は限られており、どのハウスメーカーからも

「その予算ですと取捨選択が必要です」
というのが大前提のコメント。

正直「思い描いた家は建てられないのかな…」と意気消沈。
そんな時あることがきっかけで守谷さんを知りました。

ダメ元で守谷さんに連絡をとり
「予算はこれくらいでこのような家を建てたい」
と大まかな希望を伝えました。

すると
「わかりました。ご希望に添えるようにお手伝いをしましょう」
と言っていただきました。

そんなやりとりから設計、施工と進んでいく過程。
予算が無いというなかでうちの嫁が
「ああしたい、こうしたい、こんなふうにしたい」
と次から次へとリクエストの嵐。


それに加えて我が家を建てるのは千葉、守谷さんがいらっしゃるのは大阪。
この距離を埋めていただくように何度も千葉に来ていただき現場を見ながらチェックをしていただきました。
そしてその度に守谷さんから資金が無い中で自分達の住みたい理想の思いをくみとって形にしてくれる提案をしていただきました。
ハウスメーカーではできない守谷さんならではのベネフィットだと思います。

理想を追い求めながら壁にぶち当たるたびに的確な提案で答えをだしていただけました。
結果その度に迷いを消すことができたのです


そしてついに完成した我が家。
涙が出るほど感動しました。
守谷さんにお願いして本当に良かったと思います。


イングランド・プレミアムリーグの名門、リヴァプールのホームスタジアムをモチーフにしたこの住宅。

現場の終盤も、8年前の暑い時期でした。

竣工写真は私が撮ったのですが、泊り掛けで千葉へ伺いました。

撮影後、素晴らしく豪華なディナーを用意して頂き、遅くまでビールを飲みながら盛り上がっていたのです。

しかも宿泊まで。

最高に美味しく、最高に楽しい夜だったのですが、翌朝の中華粥がとても印象に残っています。

お味もそうですが、その心遣いが体に染み入っていくようでした。

ヒリヒリとするような真剣勝負をしていたいのは、アスリートでも仕事人でも全く同じです。

ローコストの方が嬉しいということはありませんが、本気で求めて貰えるほど幸せなことはありません。

これだけ真っすぐな方と仕事をできたなら、上手くいかないはずがありません。

朝食の中華粥と、真っすぐな人に、まちがいナシ!なのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

犯人は君だ‐1818‐

このオリンピック休暇ですが、前半は池原ダム、後半は敷地の下見でした。

新御堂筋を北端まで走ると、箕面の山々が迫ってきます。

その先に続くのが箕面有料道路。

2007年の開通ということで、この辺りにやってきたのは学生時代以来なのでしょう。

全てトンネルだとは全く知りませんでした。大阪も変わっていくものです。

休暇前半の話しに戻ります。

23日(金)の早朝、Y親子をバンガローに残し、一足先に桟橋へ向かいます。

5時頃には2人もやってきました。

この日も快晴の夏空。

小1君は初日に4本、最大35cmを手にしているので、のんびりお楽しみモードです。

なぜか常に大爆笑。

本当に仲の良い親子です。

と思っていたら、ポイントへの移動中に寝てしまいました。

ボートもバカンス仕様に変更し、お父さんには帰る準備をして貰います。

2日目も、親子とも5本ほど追加し、ミッションはコンプリート。

小1君の最大は、結局はじめに釣った35cmでした。

しかし、実際に一番大きな魚を掛けたのは、この場面。

お父さんが30cmくらいあるルアーを投げ、それにワラワラと追いてきた良型の魚を、小1君がワームで掛けました。

45cm以上は間違いなくあったと思いますが、バラしてしまいました。あのサイズを上げるにはもう少し経験が必要かもしれません。

この話から、お父さんもかなりの釣り好きと分かると思います。

実は、私に池原ダムの魅力を教えてくれたのは彼なのです。

中学生の頃から、竿とテントを持ってあちこちへ出掛けていましたが、大学生になると車と船の免許を取得して、行動範囲が広がります。

ある夏、紀伊半島をキャンプしながら回ることにしました。

その時、彼も一緒だったのですが、「池原ダムっていう、ブラックバスの聖地があるんですよ。ちょっと寄ってみませんか?」と。

1993年か、94年だったと思います。

寄った場所は、現在桟橋のあるトボトスロープあたりで、当時はこれほど立派な建物はありませんでした。

彼はスライダーという当時の定番ワームを2、3投し、すぐにバスを釣り上げたのです。

水面を割って、ジャンプする光景を今でもはっきりと覚えています。

その時、私は1匹も釣れずで、そこから小学生以来のバスフィッシング熱にとりつかれてしまいました。

あれから30年。

この道に引きずり込んだ(失礼!)彼の子供に、何とかバスを釣って貰おうというのですから、人生とは不思議なものです。

彼は大学時代のスキー部の後輩で2学年下。私が3回の時の1回です。

北海道で2、3カ月合宿して練習するのですが、本当にマイペースな後輩でした。真面目な努力家で、着実に上手くなって行きます。

数年前まで、国体への出場も続けており、私の知る中で、最もアルペンスキーで結果を出したひとりだと思います。

更に大学をでると、司法書士、行政書士、土地家屋調査士の資格を順に取得。マイペースで努力家のところは当時と全く変わりません。

今でも時々会うのは彼くらいでしょうか。

帰り際、挨拶かたがた「なぜモリヤさんは、今でもバス釣りが好きなんですか?羨ましいですね」と。

(学生時代の友人は、あだ名で「モリヤ」と呼びます。本当は「モリタニ」)

2人が帰ったら、すぐにボートを揚げようと思っていたのですが、少しだけ湖上に出ました。

数本釣ってから帰り支度を始めたのです。

なぜ?

子供にも、「なぜお父さんはそんなに釣りが好きなん?」と聞かれたこともあります。

好きに理由はないのでよく分かりません。

ただ、ここまで池原を好きにさせた犯人が「彼」であることは間違いないのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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アトリエmの現場日記

夏の思い出、になれば‐1817‐

今日からオリンピック休暇が始まりました。

土曜日が休みなら4連休

連休中は、良い天気に恵まれそうです。

オリンピックの開会を明日に控えますが、微妙な雰囲気であることは否めません。

ただ折角の休暇。十分にケアした上で楽しみたいところです。

一路、169号線熊野街道を南下します。

先々週に続き、下北山村の池原ダムにやって来ました。

目的は知人親子のガイドです。

知人と書きましたが、大学時代の後輩でもあるY親子。

到着したのは9時頃でした。

小学1年生のお子さんはかなりの釣り好きと聞いていました。

出船の準備をする間も釣りをしたいと。

で、道具を渡すと1投目で早速釣り上げました。

35cmと、なかなかのサイズ。

1匹釣ってからの出船です。

暑いので、池原ダム最大の滝を攻めてみます。

お父さんとは、若い頃は何度もバスフィッシングに来たことがあります。

しかし池原ダムに来たのは10年振りくらいでしょうか。

お父さんの面目躍如。

39cmでした。

小1君へ私の勝手な目標は以下の通りでした。

「5本捕獲、うち1本35cm以上」

初日でほぼクリアするくらい、釣りが上手でした。

もうひとつのハードルは晩御飯。

ご飯は若干硬め。

それでも何とか甘口カレーを喜んで食べてくれました。

ハングリー・イズ・ベストソース

です。

もう一日あるので、小1君の目標を45cm以上に引き上げてみます。

今までに釣ったことがないのかなと思っていたら、1匹だけ釣ったことがあるそうです。

人生1匹目と2匹目は随分違いますが、それでも夏の思い出になればと。

もう一日ガイドします。

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アトリエmの現場日記

昆虫の王、オニヤンマも釣れるルアー‐1814‐

1ヵ月振りに池原ダムです。

朝の景色は、一日への期待感そのもの。

朝靄のたつ景色を見るだけで気持ちが高揚してきます。

完全にパブロフの犬状態なのです。

先週はかなり雨が降っていたので、まずは備後筋のバックウォーターを調査。

しかし先行艇がありました。

台風後などもそうですが、フレッシュな水が大量に流れ込むと、そこに魚が集まってきます。

水温が30℃ですから、魚もちょっとでも涼しく新鮮な水を求める訳です。

連日の雨で、水位は満水-6.5mまで上昇。

坂本筋の最奥にあるのが坂本ダムは水位が高くなければ来れない場所。

縁起ものなので坂本ダム詣でも済ませておきました。

日が上がると、もう完全に夏の雰囲気です。

オリンピック休暇中に、友人の子供を案内することになっています。

釣り大好きの小1君は、まだブラックバスを釣ったことがないそうで、友人からこんなメールが来ました。

息子に「ブラックバス釣らしてくれるらしいで」って言ったら、「僕は信じない」って言ってました(笑)

そこは信じて貰いたい。

今回は、その本気プラクティスでした。

このくらいの魚なら、5匹は釣って貰いたいと思っています。

できれば35cm以上も見せてあげたい。

気合を入れてポイントを回りますが、意外に厳しいのです。

状況としてはスポーニングシーズン(産卵期)は最終版。

産卵を終えて活発に捕食する魚と、強い日差しに影響を受けている夏の魚も混在しています。

数だけで言えば1年で最も釣りやすい時期ですが、サイズで言えば中難度といった感じ。

更にどっちつかずになると大外しもありそう。

どうしても釣らせてたい時はライトリグです。

と準備していたら、オニヤンマが釣れました。

凄い勢いで、何とか持って帰ろうと飛び回るのです。

それが無理と分かると、本気で食べ始めたよう。


これはレインズスワンプという定番ワームですが、オニヤンマが本気で食べるくらいミミズに似ているということです。

なら魚が釣れない訳がありません。

前日、ある方がトラロープをくれました。

オニヤンマは肉食性で強い顎をもちます。スズメバチ、アブ、ヤブ蚊などを捕食するのですが、昆虫の中の食物連鎖で言えば頂点に立つ、昆虫の王なのです。

そのオニヤンマを模した虫除けグッズが売れているそうですが、模様が似ているトラロープでも十分効果があるとのこと。

強力なアゴで、ワームを食いちぎる姿を見ると、他の虫が恐れることも納得できます。

最後は、トボトスロープ近くのポイントに寄って終わりにすることにしました。

水通しの良さそうな岬回りで、かつ水深があるところをピックアップしました。

先のスワンプレインズに、立て続で2匹きました。


最後の魚が今回の最大。

ライトリグを使う時はラインが細いので、沖へ引きずり出してじっくりやり取りしました。

最近のラインにしてもリールにしてもとても性能が良いので、無理をしなければそう切られることはありません。

50cmには届きませんでしたが、2kgちかくある良い魚でした。

このくらいの魚を釣らせて上げられると良いのですが。

10日後にもう一度釣れてくれ……とリリースしました。

オスプレー(みさご)が魚と間違ってルアーをくわえているロゴを使っているルアーメーカーがありました。

ルアーは疑似餌ですが、そこにどれだけ愛情を注げるかで、結果も変わってきます。

物創りに一生を捧げた身としては、そこだけは誰にも負けないつもりです。

「人生初バスを」というお題は、これまでに一度貰いました。

何とかかんとか達成しましたが、その彼は小学6年生でした。

小1君のキャスティング技術がどのくらいか見せて貰って、最終のプランを立てようと思います。

バンガローに一泊できるとのことで、好き嫌いはすでにリサーチしました。

メニューの概ね決めました。あとはご飯が上手く炊けるか……

野外遊びに、人生の楽しみが概ね詰まっているのです。

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全力で、真剣に、人を好きになる。志村けん‐1813‐

昨日、新型コロナのワクチンの1回目を接種しました。

無料だという事。どのワクチンを接種するかの選択権はない事。

この2つは、接種を終えて自分事として理解できました。

接種券が届くと、すぐに近所の内科に連絡しました。

「キャンセルがでたら、15分前でも電話下さい。すぐに駆けつけますので」と妻に伝えて貰ったら、早々に繰り上げの電話があったのです。 

私の場合は、副反応らしきものは全くありませんでした。

コロナ下への社会の入口で、最もセンセーショナルだったのは、この人の死だったと思います。

志村けんさん。

享年70歳。生涯、コメディアン。

春先に放送があったのですが、一昨日ようやく観ることができました。

私は小学校の高学年で「ひょうきん族」へ移った派ですが、それまでは、もちろん「8時だヨ!全員集合」を楽しみにしていました。

「志村~!うしろ~!」に始まり、印象に残る場面が沢山あります。

髭ダンスもそのひとつ。

今観ると、これ程無国籍なショーはありません。まさに唯一無二。

志村さんは「これ名作みたいなのを常につくりたいんですよね」と語っていましたが、心に残った話が2つありました。

らしく見せるコツは何か。

僕の場合は、その人物を徹底的に好きになることだ。

好きになればこのおばあさん、例えばこういうことはしないとか。

ひとみばあさんは、実在の飲み屋のおばあさんだそうです。

もうひとつは、芸人としての後半生を一緒に過ごしたダチョウ倶楽部の3人が語った話です。

テレビでも共演する機会が多かった彼らは、舞台でのオープニングトークを任されていました。

彼らの良く知られた持ちネタで「どうぞどうぞ」があります。

ちょっと嫌なことを押し付け合うという設定で、3人がもめだします。すると、リーダーの肥後さんがまず手を上げ「いいよ俺が行くよ!」と。

負けじと寺門ジモンさんが「俺が行くよ!」と。

最後に上島さんが「じゃあ俺がやるよ!!」というと、2人が「どうぞどうぞ」と早々に譲るあのネタです。

舞台裏でオープニングトークを聞いていた志村さんは、「今日、どうぞどうぞのギャグやった?」と尋ねたそうです。

肥後さんが「最近ウケないからやらないんですよ」と答えると、「自分が飽きちゃだめなんだよ」と。

「世の中が飽きる前に自分が飽きちゃってるんだよ。真剣にやったら絶対ウケるから。あれ面白いから」と怒られたそうです。

それから3人は真剣に取り組むのですが、するとやっぱりウケるのだと語っていました。

 「人を好きになる」

 「全力で、真剣に」

友人にも知人にもコメディアンはいないので、やはり特別な才能が必要なのだと思います。それでも大切なことは、この2つだと、髭ダンスで、変なおじさんで、バカ殿は言うのです。

何と奥の深い話しかと、おもわずため息がでてしまいました。

人の命は等しく尊いものですが、亡くなった時、どれだけ惜しまれるかは、同じではありません。

それは志村さんの生き様が示す通りです。

良い人が先に亡くなるという話はあながち嘘ではないのかもしれません。

志村さんが「俺がマスクしてたら、場が盛り上がらない」と思ってとしたら。「マスクをしていたら、ホステスさんを笑わしきれない」と思ったとしたら。

ただの想像ですし、「良い人」の行動と言えないかもしれませんが、全く無い話ではない気もするのです。

ワクチンが効くのか効かないのかも私には分かりません。

コロナ下の社会で自分ができることがあるならしよう。それだけです。

もしかすると副作用で死んでしまうかもしれませんが、どうせ人は1度しか死にません。

自分のことばかり言っている人にはなりたくないなと思うのです。

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戦うに値する、この美しい世界‐1812‐

 土曜日の朝、八尾ICから近畿道に乗りました。

 現場へ向かうためですが、すぐに「東大阪JCTから事故渋滞」の表示が目に入りました。

 遅れるかなと思いながら八尾料金所を通過すると、すぐに出口が。

 そのまま流出して、阪神高速に乗りなおし。第二阪奈で雨上がりの奈良へ入りました。

 近畿道1km250円。高いのか、安いのか分かりませんが、間に合ったので良しとしましょう。

 「3つの庭を持つコートハウス」の打合せが終わり、次の現場へ移動します。

 こちらの現場は、完成後に現場日記を公開予定です。

 かなりダイナミックなリノベーション計画なので、楽しみにしていてください。

 どんどん天気が回復してきて、真夏のような日差しになりました。

 雨と日差し。

 植物にとって、最も好ましい季節が梅雨です。

 近所の家庭菜園でもグングン成長するのが、見ていて楽しいくらい。

 青いミニトマトも愛らしく。

 すでに熟しているものもありました。

 そう言えばOhanaの裏庭で、カメラマンの石井さんがナスビを育てていました。

 菜園をしている人にとっては当たり前なのでしょうが、茎から葉脈まで紫でびっくりしましたのです。

 よくみるとアブのような虫が。アブもミツを吸うのでしょうか。

 紫の花も極めて美しいのです。

 「この世界は美しいところであり、そのために戦うに値するものであり、そしておれは、この世界を去ることを心からいやだと思う」

 『誰がために鐘は鳴る』でアーネスト・ヘミングウェイは語りました。

 少し目をこらして見ると、世の中は美しいもので溢れています。

 そして自ら去らなくとも、命はいつか尽きます。

 日々飛び込んでくる朗報、訃報を見ながら、そんなことを考えていました。
 
 やはり、戦うに値するのが、この美しい世界。

 それは、ヘミングウェイだけでなく、誰にも等しいはずなのです。

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女性はキラキラが好き?‐1811‐

 7月に入りましたが、傘マークがずっと連続する天気予報です。

 梅雨らしいと言えば梅雨らしいのですが、妻は洗濯が困るとも。

 男性陣にとっても、多少小休止があると嬉しいのは嬉しいのですが。

  6月末に「ときめく紺色の家」の1年点検に行ってきました。

 昨年の4月、初めての緊急事態宣言が出た頃、こちら現場は工事の最終盤に入っていました。


 大きな荷物を引っ張りながら、不安な気持ちで現場へ通っていたことを思い出します。

 ただ、頬に感じるそよ風や、緑の絨毯となっていく水田を見て、コロナ下の社会になっても、何ら変わらない自然にホッとしたものです。

 少し早めに到着して、まずは外観を1枚。

 もう定点観測のようなものですが、植栽の成長が建築をさらに良くしてくれるのです。

 チャイムを押すと、すぐにご主人が出てきてくれました。

 先日「サンワカンパニー産‐1809‐」でも紹介した玄関タイルです。
 

 2階へ上がると、奥さんが「早起きして、ここから朝日が昇るのをみると、もう感激するんです」と、私達にプレゼンテーションしてくれました。

 朝日の位置を、私がコントロールしている訳ではありませんが、南東角を2面開口にしたのはできるだけ長く朝日を見て貰えるようにです。

 元は寝室だったのですが「ここからの景色が大好きなんです」という言葉は、設計者として絶対に聞き逃してはならない言葉でした。

 LDKに飾られた花。

 サイドボードの写真立て。

 キッチン前のカウンター。

 この空間を十分に楽しんでいるのが伝わってくるのです。

 ご主人は竣工を機に独立されたのですが、初年度の決算が思ったより良かったそうで「思い切って、ダイニングテーブルを新調したんですと」教えてくれました。

 昼からの事務仕事は、工場から戻ってからこのテーブルでするそうです。

 「ここに帰ってくると、毎日テンションが上がるんです」とまで言ってくれました。

 朝日を楽しみ、テンションが上がり、会社の成績が良くなったなら、私から何もいう事はありません。更に良い報告がありました。

 娘さんの結婚が決まったとのこと。
 

 寝室のディスプレイスペースには2着がコーディネートされていました。


 「実は明日、初めて先方のご両親とお会いするんです。で、左にしようか、右にしようか迷ってたんです」と。

 最終的には右にしようかなと仰っていたのですが、そんなビッグイベントにもこの空間が活かされていることを、嬉しく、誇らしく思ったのです。 

 こちらの奥さんも、キラキラが好きな方でした。

 5月に紹介した「Shabby House」にもシャンデリアがありました。

 女性にキラキラ好きが多いのは何故か。

 多分、いつまでもキラキラしていたいからだと思います。

 断定しているのでも、確信がある訳でもありません。

 そうあって欲しいと、私が勝手に思っているだけだなのかもしれません。

 ル・コルビュジエ は「住宅は住むための機械である」と言いました。

 私は「住宅は人生を楽しむ最大の道具」としてみたいと思うのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

サンワカンパニー産‐1809‐

 6月の中頃、サンワカンパニー大阪ショールームの方からメールが届きました。

弊社は来期のカタログで大幅改定を予定しております。
そこで普段から弊社商品をよくご採用頂いているプロの方にカタログに対しての率直なご意見を賜りたく、該当のアトリエm様にご連絡をさせて頂きました。

 クライアントとショールームに行く際は、やはり知識があって感じの良い人を指名します。

 いつもお世話になっている方だったのと、初めに声を掛けてくれたとのことで、引き受けることにしました。

 実際に話しをするのはカタログ製作チームで、そちらに担当が引き継がれたのです。

 一昨日がzoomでの会議でしたが、参加は私を含めて5名。

 リーダーは私と同年代の男性、その他3名は女性でした。

 うち1人がスケジュール調整をしてくれたのですが、以前もやりとりしたことがある方かなと思っていました。

 洗面ボールのシガラキは、当社の作品写真が採用されています。

 やはり、その時にやり取りした方でした。

 「あちこちでお茶できる家」は2012年の完成。 

 シンクが正面にあるキッチンに特徴があります。

 8畳近くある土間は、かなり思い切ったプランとしました。

 奥さんが、いつもオープンにしているというトイレ。

 その横にある洗面ボールがシガラキです。

 「ときめく紺色の家」の奥さんは、カタログを見てレノスに一目ぼれ。

 かつ、付箋の3色を重点的に使いたいというリクエストでした。

 2020年竣工のフルリノベーションですが、レノスをかなり多めに購入して1枚1枚を厳選セレクト

  全ての配置を完全に決めて施工したのです。

 北摂にある「高台の家」は2015年の竣工。

 大阪平野を見下ろす2階バルコニーは、プライバシーが保たれた屋外です。

 1階のキッチンは、ある程度金額を抑えたエレバートEXを採用しました。

 先月竣工した、「コンクリート打放し H型プランの平屋」でもキッチンを採用しました。

 GRAD45は、オールステンレスのキッチンです。

 カタログ上端にある付箋は、プロジェクトカラーで分けられています。

 こうしてみると、かなり採用しているんだなと、改めて認識したのです。

 サンワカンパニーは大阪で創業して41年とのこと。


 2013年のグランフロント開業のタイミングで、大阪ショールームが移転してきました。

 それまでは北浜にショールームがあったのです。

 メーカーからの相談は、何度か経験があるので、参考になるかなと思う資料は準備しておきました。

 少しは役に立てたのかなと思っていた会議終盤、「ところで、はじめはどうやってサンワカンパニーを知って貰ったのですか?」という質問がありました。

 想定していなかった質問で、思い返してみます……

 2011年に相談に見えたクライアントが、サンワカンパニー大好きご夫妻だったのです。

 「8.8坪の家」は、大阪市内の密集した住宅街にあります。

 建物巾は広いところで2.7m、狭い所は2.6m。

 延べ面積19坪たらずの小さな住宅に、豊かな1室空間を実現するのに腐心しました。

 1階はRC壁式構造、何とかインナーガレージ、2、3階は木造の混構造。

 外壁は折半、スキップフロアと、思いつく限りのローコスト案、また苦肉の策を詰め込んだ狭小住宅です。

 ローコスト化の為に内部扉はトイレも含めて4つだけ。

 その全てが、サンワカンパニーのCFPでした。

 道路斜線で切り取られたロフトのような寝室が3階に。

 腰壁タイルも床タイルもサンワカンパニー製だったはずです。

 先述の女性は「あ、○○ですね」と答えてくれました。「はず」と言ったのは、私が設計したのではないのです。

 少しでもコストを抑えるため、タイル自体はクライアントが直接購入。竣工後、知合いと一緒にご主人が自ら施工しました。

 とにかく良くショールームに行ったと聞いていたので、古い資料を引っ張り出してきたら、今もショールームで案内をお願いする方と思しき名前がありました。

 「8.8坪の家」の家は、2012年の12月竣工ですから、北浜時代の一番最後の頃、足しげくショールームに通っていたことになります。

 先日新聞の記事に、プロダクトデザイナー柳宗理さんのアトリエでの会話が載っていました。

 スタッフのひとりが「自転車が欲しい」というと、「作ったら」と答えたそうです。

 私も創り手なので、できれば全て設計、デザインしたいのが本音ですが、それはなかなか叶いません。

 その時、いわゆる既製品をセレクトしていくことになります。

 使い手に響く要素とは何なのか。サンワカンパニーにおいては、ミニマリズムだったり、金額だったり、露出だったりするでしょう。

 もしかすると、大阪本社もあるかもしれません。

 建築家という仕事は、料理人に似ていると良く書くのですが、素材の産地だけにフォーカスしたことは無かったので、今回の件は自分としても面白かったです。

 サンワカンパニーを産地とするなら、水が合うといった感じなのでしょうか。大阪発だけに。

 来春のカタログに、私の意見が何か反映されているのか、いないのか。2022-2023カタログを楽しみにしています。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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