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建築家・守谷昌紀TV どこか懐かしい、ワクワクする写真スタジオ「あの森のOhana」【ルームツアー】

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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何とか4人の年賀状を‐1964‐

日曜日は、雨予報から曇りへと、転々と天気予報が変わりました。

昼頃は何とか雲が切れそうだと分かり、その時刻を狙って奈良までやってきました。

登美ヶ丘にある、松伯(しょうはく)美術館です。

向かいには近鉄グループ中興の祖と言われる、佐伯勇の旧邸が建っています。

いずれも、巨匠・村野藤吾の設計です。

もう12月中旬ですが、年賀状用の家族写真が撮れておらず……

慌ててやってきたのです。

松伯美術館の外壁は、村野らしいレンガの使い方ですが、エントランスがなぜか宇宙的。

ちょっと奇抜すぎる感じがします。

空間構成はコンパクトにまとめられています。

ポストカード置きがかなり勿体ないですが、中庭を中心として、立体的に展示室が配置されたプランでした。

中庭は広すぎず、明るすぎず。

そこに面して、ミュージアムショップがあります。

天井は全面ガラスですが、建物に囲まれているので、直射日光が抑え込まれていました。

夏も見てみたいところですが、名人芸と言って良いと思います。

中庭にも出られ、池の中には金魚も泳いでいます。

できればゆっくり見てみたい建物でした。

子ども達もスケジュールが詰まっており、急いで家族写真を撮って美術館を後にしたのです。

今度は急いでレストラン探し。

幹線道路沿いにイタリアンを見つけました。

チェーン店のようですが、駐車場が広いのが有り難いところです。

娘は窯焼きのピザ、長男はパスタランチを食べて、それぞれを駅に送ったのが13時半頃。

帰りの車で、子供と車で出掛けたのはいつ以来だろうと妻と話していました。

長男が大学受験なので仕方ないのですが、関東の大学へ行ったら、4人揃った年賀状は最後になるかもしれません。

何とかしつこく撮ってきたのですが。

今年のボツカットです。

顔に枝の影がかかっていることを、私が分かっていませんでした。

裏面の兄妹カットは、いつも2人でポーズを考えてくれます。

ちょっと長男が怖いということでこちらもボツ。

それでも仲が良いのは何よりです。

子どもが生まれて18年。兄妹となって15年。本当に一瞬のことのようです。

楽しみにしてくれている人がいるかは分かりませんが、何とか4人の年賀状をお届けできそうです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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あらゆる願いを叶えてくれる、生駒の聖天さま‐1860‐

日曜日の午前中なら家族全員が揃うとわかり、急遽リサーチしました。

年賀状用の写真を撮りに、生駒市の宝山寺へ。

生駒山の中腹にありますが、初めて訪れました。

なかなか、風情あるお寺です。

生駒盆地を見下ろす景色で、その位置が伝わるでしょうか。

子供が小さい頃、何度ものった生駒山上遊園地行きのケーブルカーが横を通っていました。

訪れたのは初めてでも、横は何度も通っていたようです。

乗ったことが有る人なら、その急こう配を想像して貰えると思います。

ちなみにこのケーブルカーは日本初だそう。

生駒山は古来より修験道場でもあり、空海も修行したそうです。

本堂の上を見上げると圧巻の風景が広がっていました。

般若窟といわれる大岩壁は、大きくえぐりとられています。

鳥取県の投入堂を思い出させる威容です。

宝山寺は「生駒の聖天さま」とも呼ばれ、商売繁盛の現世利益を祈願する庶民信仰の寺として知られます。

現世のあらゆる願いを叶えてくれるとも。

だからかは分かりませんが、昨日も参拝者がひっきりなしでした。

石段は全部で1000段以上。高低差がこういった景色を楽しませてくれます。

斜面に沿って沢山の社が建っていました。

流石に紅葉もほぼ終わりですが、大阪近郊にもかかわらず、山寺の風情を楽しませてもらいました。

お願いすれば何でも叶う訳ではありませんが、ふうふう言いながら参拝したほうがご利益がありそうなもの。

加えて、このドラマティックな景色が、非日常感を盛り上げてくれます。

現世であらゆる願いを叶えて欲しいとは言いません。せめて平穏な日常を取り戻すことができれば十分です。

しかし、宝の山で宝山寺とは、何とも縁起のよいお寺です。

これから折々に参ろうかなと思っている次第です。

■■■ 12月6日『ESSEonline』にコラム連載を開始
第1弾は「キッチン・パントリー」■■■

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■

■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

命のないところに煙は立たず‐1857‐

2021年も残すところ1ヵ月になりました。

前回、東熊野街道の美しさについて書きました。

時間帯によって、全く違う景色になるのです。

奈良盆地の東側から見る、二上山の美しさにも触れました。

そういえば2年前の11月、家族で二上山に登りました。

年賀状に使える写真がなく、慌て皆のスケジュールを調整したのです。

この時も、モミジが紅葉していました。

ひときわ赤い訳です。

二上山から奈良盆地を見下ろせば、大和三山を一目で見ることができます。

左端から耳成山。

中央あたり、少し見難いのが天の香久山。

その右が畝傍山です。

この時期は、あちこちから野焼きの煙が上がっています。

畝傍山の麓でも幾筋もの煙が上がっていました。

東熊野街道沿いの民家では、薪で風呂を沸かしている家が残っています。

林業の町なので、薪に困ることはないでしょう。

父の実家は材木商だったこともあり、40年前くらいまで、材木の端材で風呂を沸かしていました。いわゆる五右衛門風呂です。

今から1600年前、聖帝と言われた仁徳天皇は、民家のかまどから煙が登らないのを見て、貧困を感じとります。そして3年間、徴税を禁じた話はよく知られています。

ゼロカーボンを目指す現在ですが、人類史の大半において煙は生きる証しでした。

寒い時期になり、かまどの煙はなくともつい家路を急ぎたくなります。

煙、湯気、水蒸気……いずれも火や熱によって上昇していくもの。そこに人の営みがあるサインと言えます。

命のないところに煙は立たずと言えそうです。


■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

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